平成29年台風21号被害修復支援
最終更新日時:2018年4月9日
【滋賀県彦根市】台風21号被害に対する寄付受付フォームを開設いたしました。
平成29年10月22日に上陸した台風21号により、彦根城の天守とともに国宝に指定されている「多聞櫓(たもんやぐら)」(*)の白い外壁がはがれ落ちる被害を受けました。皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
*多聞櫓:天守北側を防御する役割を持つ天守に連なる建造物で、現在は天守内部への入り口として利用されています。
被災状況
平成29年10月22日から23日にかけて彦根市に影響を与えた台風21号の被害として、国宝彦根城天守、附櫓及び多聞櫓の多聞櫓部分の北面の外壁が剥離しました。これは平成の改修において塗り直しを行った範囲であり、江戸時代から残存している部分の被害はありませんでしたが、天守の美観に大きく影響を与えており、放置しておくと、被害が拡大し、より深刻な文化財のき損を招くことになります。このため修理の必要があります。
国宝彦根城天守、附櫓及び多聞櫓は、昭和26年9月22日に国宝に指定されており、また、昭和31年7月19日に指定されている特別史跡彦根城跡の重要な構成要素の一つとなっているもので、文化財として重要であることはもちろん、彦根市民にとっても愛着を持たれ、彦根市の象徴的存在ともなっている大切な歴史的資産です。
←彦根城の北側にある玄宮園(*)から今回被害を受けた多聞櫓の後ろに彦根城天守がそびえる姿が見えます。彦根城の中でも人気の撮影スポットとなっているほか、映画やドラマのロケ地としても使用されていますが、今回の被害で景観が損なわれてしまいました。
*国の名勝に指定されている旧大名庭園
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