令和3年8月に海底噴火した福徳岡ノ場から噴出した軽石が10月頃から伊平屋村でも確認されるようになりました。日に日に沿岸を埋め尽くす軽石は漁船が吸い込みエンジントラブル等の被害をはじめ、村民の足となる定期フェリーの運航にも重大な影響を及ぼしています。
海岸にも打ち寄せる大量の軽石により、白い砂浜は灰色に覆われ、豊かな島の海のサンゴや魚介類など生態系への影響も懸念されます。

緊急事態宣言が明け、ようやく戻りかけた観光客も不安定なフェリーの運航状況で来島を見合わせるなど観光業への影響も出ています。
伊平屋島特産もずくやアオサの養殖など漁業への影響、フェリーの欠航による産業・住民生活への影響など今後も不安が尽きません。

以前村民総出で回収作業を行いましたが、場所によっては30cm以上積みあがった軽石は白い砂浜を覆いつくしたままです。
海に囲まれた離島のため今後も随時、回収作業を行っていきますが、押し寄せる軽石をすべて回収し元の白い砂浜が戻ってくるまでは、まだまだ長い時間がかかるものと思われます。

伊平屋村出身者の方、伊平屋が好きな方はもちろん伊平屋島を知らない方もこの機会に伊平屋という小さな離島を知っていただき、皆さまの温かいご支援をどうかよろしくお願いいたします。