【第3弾】人と猫が幸せに暮らせるまちへ
カテゴリー:動物
寄付金額 38,222円
目標金額:1,600,000円
- 達成率
- 2.3%
- 支援人数
- 3人
- 終了まで
-
88日
/ 92日
鳥取県鳥取市(とっとりけん とっとりし)
寄付募集期間:2025年10月1日~2025年12月31日(92日間)
鳥取県鳥取市

鳥取市では、飼い主のいない猫によるごみ漁りや糞尿による苦情が多く寄せられています。一方、けがや病気などで命を落とす猫もいます。
人と動物の調和のとれた共生社会の実現に向け、何より不幸な命を減らすため、鳥取市では飼い主のいない猫に不妊去勢手術を実施する取り組みを支援しています。
令和5年度よりこのプロジェクトを立ち上げ、全国の皆様から温かいメッセージとともに多くのご寄付をいただいております。このご寄付は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費の補助金と地域猫活動等支援事業に全額活用させていただきました。
しかし、依然として過酷な環境に産まれてくる猫たちがいます。今年度も「人と猫が共に幸せに暮らせるまち」となるよう、さらにこの取り組みを進めていきたいと考えていますので、この事業にご賛同いただける皆様のご支援をお願いします。
誰もが安心して幸せに暮らせるまちにするために
人も猫も幸せに暮らせるまちにしたい
あなたがこのページを開いてくれたのは、なぜですか?
「猫たちが1匹でも多く幸せになったらいいな」という、優しい願い?
「糞や鳴き声に困っていて、なんとかしたい」という、切なる願い?
鳥取市保健所には、日々、その両方の声が届きます。
猫が好きな人、猫が嫌いな人、猫を助けたい人、猫の被害に困っている人・・・
色々な考え方や立場があって当然です。
だけど、どんな立場の人であっても、「安心して幸せに暮らせるまちであってほしい」という願いは
共通しているのではないでしょうか。
誰もが安心して幸せに暮らせるまちにするために、
鳥取市では、飼い主のいない猫の数を増やさない活動を支援することで、地域トラブルを解決し、
人にとっても猫にとっても安心して幸せに暮らせるまちにしたいと考えています。
鳥取市保健所は「終わる場所から”つなぐ”場所」へ。
平成24年に「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正され、保健所に収容された犬や猫については、これまでの殺処分ではなく、返還や譲渡を推進するよう方針が転換されました。ただ、かつての状況から、皆さんには「保健所=殺処分」というイメージが未だに強いかもしれません。
しかし、⿃取市保健所は「終わる場所から“つなぐ”場所」へと変化しているのです。今、保健所では、病気やケガなどで生きることの方が苦痛である場合を除いて、犬猫の殺処分は行っていません。収容した動物は、できる限りの治療を行い、職員が愛情をもって世話をした後、新たな家族に譲渡する取り組みを進めています。

保健所で保護する「飼い主のいない猫」とは
保健所では、元気で自活できる飼い主のいない猫は保護していません。
以下のような保護が必要な場合に限って保護を行っています。
・病気やケガなどで衰弱している猫
・親猫から見放された離乳していない子猫
・人為的に捨てられた子猫
保護し、新たな家族のもとへ
保護した猫たちを未来の家族につなぐため、保健所では、子猫には3時間おきにミルクを与え、ブラッシングをして名前で呼ぶなど、職員が一丸となり、毎日のふれあいを交えてお世話しています。最初は人間に怯えていた動物も、少しずつ心を開き、収容された時に比べると見違えるほどの希望に溢れた目で、新しい家族に引き取られて行きます。

4月から38頭の猫たちの、新しい家族が決まりました!
鳥取市保健所は毎月、譲渡会を開催しています。
令和7年度はこれまで5回開催し、保健所に収容した猫や譲渡ボランティアが保護されている猫など、合計38頭の猫たちが、新しいご家族を見つけることができました。

殺処分を減らした裏では・・・

かつて殺処分をしていた時には、多くの飼い主のいない猫を受け入れ、その多くを殺処分していました。
だから、まちには飼い主のいない猫が溢れることなく、一見平和を保っているように見えました。
しかし、それは殺処分が前提の世界があったからです。
殺処分を極力行わない方針とした今、受け入れることができない元気な飼い主のいない猫たちは、繁殖を繰り返し、どんどん増えていきます。
その増加スピードは、1組の雌雄がいれば、1年で20頭、2年で80頭、3年で2,000頭にもなります。

猫の繁殖は、
・生後4~12ヶ月で子猫を産める
・年に2~3回出産可能
・1回に1〜8頭の子猫を産む
という条件下のもと、皆さんの想像よりはるかに早く増えてしまうのです。
だから、増やさない。
「不妊去勢手術」という優しい選択。
極力、殺処分はしない。
しかし、保健所に受け入れる数を増やすことはできない。
ではどうしたらいいのか。
それは、飼い主のいない猫をこれ以上増やさないこと。
=「すべての飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行うこと」です。
手術というと怖いイメージもあるかもしれません。
でも、この不妊去勢手術は、猫にとっても、人にとっても優しい選択なのです。
猫にとっては・・・
飼い猫の寿命は約15年。一方、屋外で生活する飼い主のいない猫の寿命は約5年と言われています。
飼い猫に比べて、たった1/3しか生きられないのです。
それは、きれいな飲み水も、あったかい毛布もない過酷な状況下で生きているから。
交通事故にあったり、病気にかかるリスクが高いことも原因です。
不妊去勢⼿術をすることで、こういった過酷な状況下に⽣まれてくる猫を減らすことができます。
それは、過酷な状況下で妊娠・出産・子育てをするお母さん猫の体への負担を減らすことにもつながるのです。

人にとっては・・・
自分の敷地に野良猫が糞尿をして困る、発情期には鳴き声がうるさくて困る、ゴミを漁って困る、といった相談が保健所に寄せられます。
不妊去勢手術をすることで新たに生まれる猫がいなくなり、数年後にはその地域から飼い主のいない猫がいなくなるため、こういった困りごとがなくなります。
猫の不妊去勢手術にかかる費用
猫の不妊去勢手術の平均価格は2~3万円。
個人で行うには負担が大きく、さらに数頭不妊去勢手術を行うとなると、その負担はさらに大きくなります。
鳥取市保健所では、その負担を少しでも減らし、「行政」と「市民」が協力して飼い主のいない猫の不妊去勢手術を進めていくことを目指しています。
ご寄付の使い道
鳥取市では、平成28年度から「野良猫不妊・去勢手術補助金事業」を実施しており、皆さまからいただいたご寄付は全額、本補助金に活用させていただきます。
この補助金は、鳥取市在住の個人または団体の方が、自分の周りにいる飼い主のいない猫を、自分で捕獲し、病院に連れていき、不妊去勢手術を行った場合(=TNR)に、手術費用の一部を補助しています。
また、目標金額以上の寄付をいただいた場合は、地域猫事業や保健所で収容している動物の日々の飼養管理等の動物愛護事業に活用させていただきます。

TNR活動とは
T:Trap(捕獲)、N:Neuter(不妊去勢手術をする)、R:Return(元の場所に放す)を行い、飼い主のいない猫をこれ以上増やすことなく一代限りの命を見守ることです。
鳥取市には「生活環境を守り、不幸な猫を減らしたい」といった思いを持つ方が、ボランティア活動の一環として飼い主のいない猫のTNR活動に取り組んでおられます。この方々と協働して共通の地域課題を解決し、「人と猫が共生できる社会」を目指します。
地域猫事業とは
飼い主のいない猫による糞尿やゴミ漁り、鳴き声を地域の課題としてとらえ、その地域にいる飼い主のない猫を一斉に不妊去勢手術をして繁殖制限をした後、地域住民が猫の給餌やトイレの管理を行います。これによりその地域にいる飼い主のいない猫は増えることがなくなり、数年後には一代限りの命を全うしてその地域から飼い主のいない猫がいなくなります。
鳥取市野良猫不妊・去勢手術補助金
・メス猫 15,000円/頭
・オス猫 10,000円/頭
令和6年度の実績は130頭で、平成28年度からの累計では1,106頭の猫が本補助金を活用して不妊去勢手術を受けています。
例えば、あなたの寄付金で1頭のメス猫を避妊手術できれば、3年後生まれるはずだった2,000頭は、産まれないことになります。
「私の寄付では、たった1頭の猫しか助けられないな」と思われているかもしれませんが、そんなことはありません。2,000匹の不幸な命を、未然に救っているんです。
ーたかが1頭、されど1頭なんです。
すべての猫に“名前”があるまちへ
だから、「飼い主のいない猫をもうこれ以上、増やさないようにする」
そしていつか未来には「飼い主のいない猫が存在しないまちにする」
それは、すべての猫に名前があって、家族のもとで幸せに暮らしているということ。
糞尿やゴミ漁りといった地域のトラブルがなくなり、誰もが安心して暮らせるということ。
それが、私たちが目指す人と猫が安心して幸せに暮らせるまちです。
鳥取市保健所の取り組み
・地域猫活動
・譲渡会を月1回開催
・公式インスタグラム(鳥取市保健所わんにゃん係)
・動物支援物資ご寄付制度
鳥取市譲渡ボランティアのことば
活動のきっかけは、10年前、数匹の飼い主のいない猫に餌をやったこと。しかし、繁殖により一気に数が増えて、どうしたらよいか分からずとても辛かった。そんな時、TNRという言葉を知りました。当時は全て自費でかなりの負担でしたが、現在は市の野良猫不妊・去勢手術費補助金や地域猫活動等支援事業を活用して、以前より負担は軽くなっています。活動の中で、 「あなたが餌をやるから野良猫が増える」と心無い言葉を言われることがあります。しかし、地域猫活動は地区住民の同意のうえで、決められた場所で餌を与え、来た猫に不妊去勢手術を行うものです。猫のためであり、同時に人の生活環境のためでもあると伝わってほしいです。
餌やりをしている人には、「一緒に地域猫活動をしませんか」と声をかけたいです。行政には金銭面のサポートや、活動の周知をしてもらえたら、私自身も活動を続けやすいし、周りに声もかけやすいですね。しかし最終的には、飼い主のいない猫が全てさくら猫*1になり、私のようなボランティアの必要がなくなるような社会になってほしいです。
*1:不妊去勢手術済みの飼い主のいない猫は、耳をV字にカットし識別できるようにします。形がさくらに似ていることから、「さくら猫」と呼ばれます。

鳥取市長からメッセージ

鳥取市では、飼い主のいない猫による糞尿被害などの相談・苦情を解決するため、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金事業と地域猫活動等支援事業の両輪により地域課題の解決に取り組んでいます。
しかし、依然として過酷な環境に生まれてくる猫達が後を絶ちません。この取り組みを進め、人と猫が幸せに暮らすことができる調和のとれた共生社会を実現させるため、皆様の温かいご支援をいただきますようお願いいたします。
令和7年10月1日
鳥取市長 深 澤 義 彦
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
鳥取県鳥取市
鳥取市(とっとりし)は、南北2.4㎞、東西16㎞に広がる日本最大級の「鳥取砂丘」を代表とする美しい景観と、その豊富な「砂」を素材にした彫刻作品である「砂像」に代表されるまちです。自然豊かな観光都市であり、市街地に温泉が湧くほどの湯どころです。また、松葉ガニや白イカ、岩ガキといった日本海の味覚に加え、特産品の二十世紀梨や砂丘らっきょうなどの魅力的な食の宝庫で、四季を通じて多くの観光客で賑わいます。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。