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湿原に残る希少種をみんなで守ろう!豊かな自然環境を未来へつなぎたい!

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 12,000

1.2%

目標金額:1,000,000

達成率
1.2%
支援人数
2
終了まで
受付終了

兵庫県三田市(ひょうごけん さんだし)

寄付募集期間:2024年1月15日~2024年3月31日(77日間)

兵庫県三田市

プロジェクトオーナー

皿池湿原は、日本古来の里山文化と結びついた豊かな生物多様性を育んできました。
しかし、人の生活様式の変化に伴い、里山としての皿池湿原は放置され、生物多様性は失われつつあります。
そこで、三田市は平成28年から、ボランティア、企業、専門家と協働しながら皿池湿原の保全を進めています。また、皿池湿原の貴重さと保全の大切さを伝える啓発活動にも力を入れています。
多くのみなさんにこの貴重な生態系である皿池湿原を知っていただき、保全活動への賛同の意をいただきたいという思いから、当プロジェクトを実施します。

皿池湿原について

希少種の宝庫 ― 兵庫県天然記念物

・サギソウ
・トキソウ
・ハッチョウトンボ
・ヒメタイコウチ

兵庫県レッドデータブックに記載されている希少種たち(※はランク)

広さ17ヘクタールの皿池湿原区域には、大小10の湧水
(ゆうすい)湿原に加え、湿生林、草原、ため池などの多様な生態系が凝縮しています。
64種の希少種が確認されており、兵庫県レッドデータブックのAランク(絶滅の危機に瀕している種)が4種、
Bランク(絶滅の危機が増大している種)が13種、Cランク(存続の基盤がぜい弱な種)が23種と、希少種の宝庫です。
平成31年3月には兵庫県の天然記念物に指定されました。

人との繋がりと皿池湿原喪失の危機

貴重な生態系が残る皿池湿原ですが、平安時代の陶器が発掘されるほど人との関係は旧く、人の土地利用と密接に結びつき、時には翻弄されてきた歴史を持ちます。
燃料革命以前の皿池湿原では、地域住民が炭・薪・柴や牛の飼料(刈草)を採取する場として利用していました。
そして、人が適度に利用することで森林にならず、地面まで光が届く明るい環境と、栄養分の少ない水環境(貧栄養)が維持されていたのです。
このような環境は、背丈の低い植物や、貧栄養環境で生きることができる動植物の大切な生息場所となってきました。
しかし、人の生活様式の変化に伴い、里山としての皿池湿原は放置され、樹林化が進みました。
さらに1990年代には開発計画が浮上し、湿原喪失の危機を迎えました。

保全活動について

湿原の保全へ

その後、貴重性を鑑み、保全する土地利用計画の見直しが行われ、三田市と企業が協働して皿池湿原を保全する方針に転換されました。
皿池湿原を公園化し、貴重植物の移植やモニタリング調査を行い、また樹林になってしまったところを整備し湿原環境の復元を試みました。
樹林の撤去後には、湿原生植物の種数が11種から25種へと大幅に増えました。

専門家による保全講義を受ける守り人
木を伐り、下草を刈ることで背丈の低い植物も生息できる

ボランティア団体『皿池湿原の守り人』の誕生

しかし、湿原環境の維持には単発的な保全事業だけではなく、不断の手入れが欠かせません。半年放置すればササ類やヌマガヤが生息地を広げ、サギソウやトキソウなどの小さな植物は姿を消していきます。このような課題を背景にして結成されたのが、『皿池湿原の守り人』です。兵庫県立人と自然の博物館と、ひょうご環境創造協会の専門的な指導の下、ササ類や木本の伐採、セトウチサンショウウオの産卵場所保護や、園路整備を行っています。また、定期開催している一般見学会では、案内役となり里山保全の大切さを伝えています。
皿池湿原や守り人の活動について詳しく知りたい方は、下記のホームページを御覧ください。

写真

皿池湿原や守り人の活動

多様な主体との協働

三田市は多様な主体が協働するまちづくりを推進しています。
皿池湿原においても、行政、ボランティア、専門家、地域住民と協働しながら保全活動を行っています。
ガバメントクラウドファンディングを通じて、多くのみなさんに皿池湿原を知っていただき、保全活動への賛同の意をいただくことで、三田市を超えて日本中の方々と協働する保全活動につながっていくと期待しています。

寄付金の使い方

伐採木を運ぶ運搬車の購入

いただいた寄付金は、皿池湿原公園内で伐採した木を運ぶための運搬車の購入費などに活用させていただきます。

目標金額に到達しなかった場合も、すべて皿池湿原の保全活動に使わせていただきます。

伐採木を運ぶ様子
積み上った伐採物
破砕機で木材チップを作成
湿原の草を刈る様子

守り人では、整備で伐採した木の有効利用を活動方針の1つとしてかかげています。伐採木の利用の1つとして、見学者が踏み荒らしたり、泥に足を取られたりしないよう、木橋の作成をしています。細い木や枝については、林内に残置してきましたが、整備の進捗に伴って積み上がり、景観が悪化しつつあります。また、伐採物を残置すると、地球温暖化を促進するメタンガスが発生することにもつながります。そこで、今年度導入した破砕機で木材チップにして園路に撒くことにより、歩きやすくするとともに、外来の雑草を抑制することを計画しています。しかし、重い木や大量の枝葉を目的の場所まで人力で運ぶことは大変な労力となるため、なかなか作業が進んでいないのが現状です。そこで、運搬車を導入することで、保全活動の能率を上げたいと考えています。

お礼について

本プロジェクトへのご寄付には、お礼の品はございません。寄付金は上記の事業に充てることをもって、寄付いただいたみなさまへのお気持ちに応えることとし、お礼に代えさせていただきます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2024年04月01日 12:44

    【プロジェクトの受付期間終了】ご支援いただき、ありがとうございました。

    3月31日をもってプロジェクトの寄付受付を終了しました。
    目標額には届きませんでしたが、応援いただきありがとうございました。

    いただいた寄付金は皿池湿原の保全活動に、大切に活用させていただきます。

    この度は、誠にありがとうございました。

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  • 2024年03月18日 16:08

    「プロジェクト終了まであと14日!!」

    現在、3名の方々からご寄付をいただいております。
    応援してくださったみなさま、誠にありがとうございました。


    まだまだ寄付を受け付けております。
    残りの募集期間も頑張ってまいりますので、ぜひお知り合いやご友人に本プロジェクトをご紹介いただけますと幸いです。
    引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。

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  • 2024年01月18日 14:50

    「湿原に残る希少種をみんなで守ろう」プロジェクトの募集を開始しました!

    こんにちは。三田市役所の里山のまちづくり課です。
    1月15日より「湿原に残る希少種をみんなで守ろう!豊かな自然環境を未来へつなぎたい!」プロジェクトの募集を開始しました。
    皿池湿原は、県下有数の湿原で、モウセンゴケ、サギソウ、ハッチョウトンボなど541種の植物や昆虫などがみられます。
    湿原が育む可憐で魅力的な草花や昆虫は私たちを惹きつけ心にやすらぎを与えてくれます。
    この素晴らしい魅力を持つ皿池湿原を守り育て将来世代に引き継ぐ取り組みとして実施していきますので、当プロジェクトの挑戦を知って頂ければ幸いです。
    目標達成できるよう、情報発信や声かけも頑張っていきますので、
    皆様応援のほどよろしくお願いいたします。

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兵庫県三田市

花と緑と水、豊かな自然に恵まれた、兵庫県三田市。

南部には、成熟期を迎えるニュータウンの美しい都市空間、北部は昔ながらの里山の暮らしもあり、日本の原風景が広がっています。
また、市街地に垣間見る情緒ある街並みは、かつての城下町の歴史を語ります。
長い年月を経て紡ぎ出された、そんなさまざまな土地の色合いが混ざりあって三田のまちの豊かさを育んでいます。