TNR活動を促進｜飼い主のいない猫と、人が共に暮らせるまちへ

飼い主のいない猫と共に暮らせる環境へ

五條市では、「近隣に捨て猫が捨てられている」、「のら猫に糞をされる」など、飼い主のいない猫にまつわる相談や苦情が数多く寄せられています。飼い主から見放された猫、無責任な餌やりによって増えた猫たちは厄介者扱いされています。猫は繁殖力が強く、1年間に多い時で4回の発情期があり、1度の出産で4から8匹の子猫を生みます。また、生まれた子猫も生後6か月前後で子供を産むことが出来るようになりますが、自分たちで繁殖をコントロールすることが出来ません。猫と人がともに幸せに暮らせるためには、飼い主のいない猫の数を増やさないことがとても重要です。
不幸な命を増やさないために猫の避妊・去勢手術を行うことが、猫による被害の軽減と、無秩序な繁殖を抑制に効果的であると考え、五條市では公益財団法人どうぶつ基金や地元ボランティア団体との協働で、2021年より公益財団法人どうぶつ基金の行政枠チケットを活用したTNR活動やＴＮＲ活動の理解を広げる啓発活動を行っています。
人と猫が住みやすい環境を整えていく為に、継続してTNR活動を行っていきたいと考えておりますので、ぜひみなさまのご支援をお願いいたします。

五條市の目指すところ

TNR活動によって、その猫からは新しい命は生まれません。年月はかかりますが、その場所から着実に猫の頭数は減ります。不妊手術を行うことで、無秩序な繁殖を防ぐことができ、発情期の喧嘩の減少、糞尿の臭いや鳴き声の軽減、ホルモン系の病気の予防につながるといわれています。
飼い主のいない猫たちの寿命は、交通事故や猫同士の喧嘩によるケガや病気、飢えや厳しい天候といった過酷な外の環境などで約５年といわれます。身勝手な理由によって捨てられた猫たちが繁殖して増えていくことで、地域の方々に迷惑がられ嫌われてしまう現状は、猫にとっても人にとっても好ましい状況ではありません。
のら猫には他に行き場所はありません。今住んでいる場所から排除するのではなく、一代限りの一生を見守り、管理していく。これを行うことによって、猫が好きな人、苦手な人、困っている人も、お互いの気持ちを理解し、人と猫が共に暮らせるやさしい街づくりを目指します。

寄付の使い道

本クラウドファンディングで皆様からいただいたご寄附は、協働するボランティア団体への支援やTNR活動を行うにあたり必要な経費に活用させていただきます。

※目標金額に達しなかった場合、市の予算で実施します。

ご支援いただく皆さまへ

五條市では、2023年度からクラウドファンディングを実施し飼い主のいない猫のための活動財源とさせていただきます。
市内には飼い主のいない猫がたくさんいます。TNR活動をさらに推し進めることで不幸な猫を減らし、人も猫も幸せに暮らせるまちを目指すため、今後も継続して地元ボランティア団体と協働し活動していきたいと考えておりますので、一人でも多くの皆さまのご支援をお願いいたします。

ボランティア団体からのメッセージ

猫が原因の環境被害をなくしたい、殺処分される命が生まれないために。
殺処分のない社会を子供たちに残したいと願い、毎月TNR活動を行っています。この活動を通じ地域の方々と外で生きる猫が共存していける優しい街づくりを目指しています。また、TNR活動だけでなくこの活動を一人でも多くの方々に知ってもらいたい気持ちで市主催のイベント等で広報活動も行っています。
私たちの活動を継続していくためにも皆さまの温かいご寄付をお待ちしております。