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【譲渡が難しい子も救うために・・・】殺処分ゼロ、収容ゼロ、不適切飼育環境ゼロの3つのゼロを目指しています!

カテゴリー:動物 

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寄付金額 16,056,844

53.5%

目標金額:30,000,000

達成率
53.5%
支援人数
402
終了まで
受付終了

群馬県前橋市(ぐんまけん まえばしし)

寄付募集期間:2023年10月10日~2024年1月8日(91日間)

群馬県前橋市×犬猫生活福祉財団

プロジェクトオーナー

犬猫生活福祉財団は、殺処分ゼロをはじめすべての犬猫が幸せに一生を送れる社会を目指し活動をスタートしました。現在は助成金やボランティアサイトの運営の他、前橋市でわんちゃんねこちゃんのシェルターや不妊去勢手術専門病院を運営しています。

また、2023年4月には2号目のシェルターとして、ジョイホンパーク吉岡内に常設の保護猫譲渡施設「犬猫タウン吉岡にゃんこシェルター」を開設いたしました。
犬猫の問題解決にはまだ時間もかかり、また地域社会との関わりが大切だと考えています。私たちはまず前橋市で持続可能な官民連携の問題解決モデルを作り、それを全国へ展開していくことで、日本全体の動物福祉向上を目指しています。

まだ日本ではたくさんの犬猫が過酷な生活を送っています。そんな子たちに「生まれてきてよかったね」と言える社会を目指し、皆様の暖かいご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

犬猫の福祉環境に関する3つの大きな課題

01.収容の問題

殺処分問題を考えるにあたり、まず考えなくてはいけないのは収容に関する問題です。下図の通り、収容の元を改善しない限り、受け皿である愛護センターや保護団体への負担がいつまでも減らない状況となります。

02.殺処分の問題

環境省の発表では、2022年の殺処分数は犬2,739頭、猫11,718頭の計14,457頭。年々改善傾向にあるものの、いまだ1日あたり39頭と多くの⽝・猫の殺処分が⾏われています。

今後は収容数を減らすことで、長期的に根本から解決をしていくことが期待されますが、それまでの間、そして改善後も一程度は出てしまう収容犬猫に対して、殺処分を回避するためのセイフティーネットが必要となります。

03.不適切な飼育環境の問題

収容数や殺処分数がゼロになった場合にも、その上でそれぞれの犬猫が適正な福祉状態になければ動物たちが幸せになったとはいえず、全ての犬猫が適切な福祉状態にあることが最終的なゴールとなります。

家庭での飼育環境

虐待やネグレクトなどの問題や、近年、社会的な孤立化が進む中で多頭飼育崩壊の問題も増えています。こうした問題は、飼育者自身に社会的な支援が必要な場合もあるため、飼育者以外も含めて認知を広げ、早期発見や通報と支援/対応体制を作る必要があります。

万一に備えての対応

東日本大震災を経て、防災への意識は高まっていますが、一方で犬猫に対しての避難方法や災害に対しての必要な備えなどは、まだまだ知っている人が少ない状況です。今後必ず訪れるであろう震災に対して、まずは一人一人が知識を得て必要な準備をすることで、ベースとなる自助と共助が出来るようになる必要があります。

ブリーダーやペットショップなど業者での福祉環境

新たに数値規制など法的な整備も進んでいますが、問題の根本には消費者の幼齢/可愛さへの要求やブリーディングや飼育環境への知識不足からくる無関心があると考え、消費者の意識を変えることこそが業者の適正化を促す近道と考えます。

不幸な命を増やさないために、目指すのは3つのゼロ

みんなで協力し、みんなで支えることで、これらを実現します

動物福祉に対する意識の向上や活動の広がりによって、この10年で大きく収容数や殺処分数は減ってきました。
しかし地方ではまだ野良犬猫の繁殖や、保護施設の受け皿数の不足、そして都市部でもシニアや特定の病気やハンデを持った子の譲渡が中々進まないなど、一筋縄ではいかない難しい問題が残っています。

また、現在は一部の活動家へ負担が集中しており、無理なく確実に活動を継続していくためには、より多くの人が関心を持ち、負担の分担を行っていくべきです。

私たちは、そうした問題に対し積極的にアプローチを行うと共に、より多くの人が動物福祉に対しての興味関心を持ち、活動に参加する流れをつくることで、継続的に3つのゼロ達成を目指します。

すべての犬猫が幸せに暮らす未来へ向け本気の取り組み

これらの大きな社会課題にどのようにして挑み、達成に向けて活動するのか、取り組みとその結果を段階ごとに表した「ロジックモデル」を作成しています。

3つのゼロへ向けて短期、中期、長期成果を求めます。現段階は初期成果で実績を積み重ね、しっかりとした活動の軸を作っていきます。ふるさと納税でご寄付いただいた財源を活用し、3つのゼロそれぞれで前橋市にてモデルケースを作るべく取り組んでいます。

収容ゼロを達成するためのロジックモデル

不妊去勢専門病院「犬猫タウン前橋病院」の運営

野良猫の不妊去勢を担う病院が少ない地域にてスペイクリニック※の設立と運営を実施していくため、前橋にて設立〜運営を軌道に載せるまでのモデル事例を作ります。

地域ボランティアと協力してTNRと地域猫の活動を行っていき、地域へ情報を発信していくことで活動の認知向上をめざします。

前橋での事例をもとに、今後はスペイクリニックの開業に対しての助成金を提供するなど、全国での開業数を増やしていくことが目標です。

※スペイクリニックとは犬猫の去勢・不妊手術に特化した動物病院のこと
※TNRとは飼い主のいない猫に対し、(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢⼿術を⾏い、Return/元の場所に戻す)を実施することで繁殖を防ぎ、地域の猫として1代限りの命を全うさせ、野良猫に関わる苦情や殺処分の減少を⽬指す活動です。

●2022年3月〜2023年9月までの手術実績

不妊手術 513頭

去勢手術 347頭

合計 860頭

・2022年3月の開院から、運営体制を整えつつ徐々に1日あたりの手術頭数を増やしていきました。今年度は1,000頭以上の手術頭数を目指します。

殺処分ゼロを達成するためのロジックモデル

1号目シェルター「犬猫タウン前橋」の運営

保護団体数の足りない地方にて、フォスター利用を中心としたシェルターの成功モデルを作り、全国に展開することが目標です。
また、フォスターの育成や管理体制構築のためのノウハウをマニュアル化し、他団体へも広くノウハウやツールを解放していくことを目指しています。
そのため、前橋市のシェルターでは動物看護師などプロフェッショナルな人材を含む組織として持続可能な運営体制を検証しながら活動を行なっています。

シニアやキャリア持ちの子も積極的に迎えて彼らの情報発信をしたり、ドッグトレーナーの指導のもと、人慣れしていない犬など、扱いが難しい子の対応も可能にするべく活動しています。

当シェルターで活動するミルクボランティアさまのインタビューをこちらでお読みいただけます

2号目シェルター「犬猫タウン吉岡 にゃんこシェルター」の運営

「犬猫タウン吉岡 にゃんこシェルター」は2023年4月26日に群馬県北群馬郡吉岡町にございます、ジョイホンパーク吉岡(ジョイホン吉岡店内)に、常設されている「保護猫譲渡施設」として開所いたしました。

ホームセンター内における「常設の保護猫譲渡施設」の開所は動物福祉の観点において、非常に大きな取組と考えております。

当シェルターを通じて、譲渡活動の促進と動物福祉の認知度の向上を引き続き目指し、多くの商業施設が現状の生体販売に代わって常設の保護犬猫施設を開設いただけるようにモデルケースを形成してまいります。

●譲渡活動のご紹介① チョビくん

全盲、エイズキャリアという個性を受け入れてくださる里親さまと出会い、幸せに暮らしています。

●譲渡活動のご紹介② 野犬兄弟 大和くん 小鉄くん

野犬の子犬ちゃんとして保護された大和くんと小鉄くんは、シェルターのトレーナーが丁寧にトレーニングをしながら人慣れを促進。
臆病だった2頭は徐々に心を開いていきました。
大和くんには素敵な里親さまが見つかり、小鉄くんは健康にすくすくと成長しながらずっとのお家を探しております。

●2022年1月〜2023年9月までの保護実績

【累計引き出し数】
 猫 169頭 犬 14頭

【譲渡数】
 猫 102頭 犬 10頭

・当団体では「エイズキャリア」「ハイシニア」等の譲渡困難な子を積極的に保護しております。今後も継続して譲渡困難な子を保護し、ずっとの家へ繋げてまいります。

・今年度は「犬猫タウン吉岡」が開所され、シェルターが2拠点になりました。今年度は新たな体制で年間200頭以上の「わんちゃん・ねこちゃん」の譲渡を目指してまいります。

不適切飼育環境ゼロを達成するためのロジックモデル

まずは地域との関係作り、野良猫の一斉TNRから

多頭飼育崩壊を未然に防ぐため、まずは地域の皆さまと情報交換できるよう「前橋地域づくり連絡会」様と連携したセミナーの開催や、地域の活動家様とともに野良猫の一斉TNRに取り組んでいます。
今後は多頭飼育崩壊の不妊去勢手術や一次保護の受け皿になることで解決の一端を担えるようになることが目標です。

●手術設備を完備した移動式手術室

猫の過剰繫殖が問題になっている住宅地等、必要な場所へ出向いて一斉に不妊去勢手術を行う活動を行なっています。

今後は自治会や福祉関連の窓口とのコミュニケーションをしっかり取りながら、社会福祉と動物福祉の連携を進めていくことが目標です。

●SNS等での発信を通じた啓発活動

WEBを活用し、幅広い人々へ不適切飼育についての知識などを伝えていきます。またそのためには、今はまだ関心がない方へも情報が届くよう発信力を強化する必要があり、専門チームで検証を重ねながら発信を行なっています。

そうした中でブリーダーやペットショップなど業者での福祉環境問題についても発信することで、消費者の意識向上からの不適切飼育環境改善を目指します。

そうしたプロ人材が仕事として動物愛護活動に取り組める体制を作ることが必要不可欠と考えて、当財団の運営するシェルターでそのモデルケースを構築していきます。

寄付金の使い道

私たちの活動は、ボランティアや任意組織ではなく、継続性や拡大性を前提とした取り組みです。そのためには、プロフェッショナルな意識を持った組織をしっかり作っていく必要があり、今はそのモデルケースを作る初期段階として大事な時期となります。
組織として直接のご寄付を募る仕組み作りなどの自助努力を行っていますが、まだ設立段階として多くの資金が必要です。

ふるさと納税によるご寄付は、来年度のモデルケースを確立するための活動資金へ活用させていただきます。
みなさまのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

この度のふるさと納税のご寄附は以下の通り4割は前橋市の動物愛護事業資金として「(仮称)前橋市動物愛護管理センター」の設置に向けた関連費用を中心としたワクチン接種など保護動物に対する医療費等に充てられます。
そのため、目標金額のうち6割が当財団の活動に充てられます。

6割のご寄附は3つのゼロに向けた取り組みとして以下の通り活用させていただきます。

・シェルターの犬猫のごはん
・薬品などの購入費
・ミルク、預かりボランティアへの支援
・野良猫の避妊去勢手術や譲渡会の開催
・収容動物の避妊去勢手術
・譲渡犬猫の飼主への支援(ワクチン補助・避妊去勢手術)など

この度のふるさと納税で来年度の活動資金をまかなうことができれば、全国を対象に行っている助成金やボランティアサイト、啓発活動、さらに次なる拠点展開へ、その他の直接ご寄付等を活用させていただき活動を推進することができます。目標額以上に集まった場合も、本取組みにご賛同いただく皆さまの想いをしっかりと受け止め、活動の幅を前橋から日本全国に広げながら3つのゼロ達成に向けた取り組みのために有効に活用させていただきます。

【前橋市から】
今回、みなさまからいただいた寄附金は、令和8年度以降の稼働を目指している「(仮称)前橋市動物愛護管理センター」の設置に向けた関係費用として活用させていただきたいと考えております。また、市の動物愛護管理推進事業費として、保護している犬猫のエサ代や、ワクチン、医療費、そして猫の去勢不妊手術の補助金事業費の一部としても有効に利用させていただきます。

寄付者のみなさまへ

プロジェクト代表者
一般財団法人犬猫生活福祉財団 代表 佐藤 淳

最後までお読みくださりありがとうございます。

私が動物福祉について考えるようになったのは、1頭の野良猫を保護したことがきっかけでした。保護した4日後に子猫を出産、痩せほそった体で懸命に子育てをする姿を見て、「ここまで必死に生きていのちをつないできたこの子たちに、ほんとうに健康によいものを与えたい。そして、この子たちと同じように懸命に生きる、より多くのいのちを救いたい。」と強く思うようになりました。

そして2021年9月に財団を設立し、翌2022年に1号目となるシェルター及びスペイクリニックを前橋市に開設。更に今年に入り2号目のシェルターを群馬県吉岡町に開設しました。
日本では、まだまだ地方を中心にこうした動物たちのための施設が不足しています。我々は、ここ群馬県/前橋市で持続可能なモデルを作り、それを全国の不足する地域へと広げていこうと考えています。

また、3つのゼロを達成するためには、すでに素晴らしい活動をされている各地の団体との連携も大切です。そうした団体の支援のために、引き続き助成金の提供やボランティアマッチングサイトの運営にも力を入れていきます。

この前橋市での取り組みは、前橋にとどまらず、今後、全国へ活動を広げて行くための大切な第一歩目となります。日本の未来を変えるチャレンジのために、あたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

プロジェクト関係者の想い

前橋市衛生検査課から

こんにちは。前橋市保健所衛生検査課です。前橋市は平成21年に中核市になって以降、市保健所にて動物愛護管理業務を担ってきました。
動物愛護管理業務には、保護・収容した犬猫を、譲渡につなげていくという大切な役目がありますが、現施設は収容等された動物の一時保管を行うための施設として造られているため狭小で、譲渡のために必要な中長期的な犬猫の飼養管理やボランティアとの協働には不向きです。

そこで、①動物にやさしい設備、②ボランティア団体との協働、③教育・情報の発信をコンセプトとした、「(仮称)前橋市動物愛護管理センター」を設置し、さらなる譲渡推進を行っていきたいと考えております。
いただいた寄附金については、新しい施設の関連費用に使わせていただき、一部を保護している犬猫の飼養管理費として、また、エサ代やワクチンをはじめとする医療費などにも使わせていただきたいと考えています。
みなさまのお力添えをいただけると幸いです。

前橋市長から

前橋市では、令和3年度に初めて、犬の殺処分数ゼロを達成しました。これは市役所の力だけで達成できるものではありません。動物愛護に携わる皆様の熱意があってこそのものと思っています。
新しい動物愛護管理センターは、市役所や動物愛護団体、また様々な動物の課題に取り組む地域の人が協働しやすい環境づくりを目指し、動物の声に耳を傾けられる場所としていきます。
動物にやさしい愛護センター実現のため、皆様のお力添えをお願いいたします。

現在進捗情報はありません。

群馬県前橋市

前橋市は、群馬県の県庁所在地で、日本百名山である赤城山のすそ野に位置する自然に恵まれた豊かなまちです。
まちの中心から1時間圏内に風光明媚な赤城山と利根川があり、四季折々の異なる風景を楽しむことができます。
前橋市は、目指すまちの在り方として、「めぶく。~良いものが育つまち~」を掲げています。「めぶく。」まち、すなわち「挑戦する人を応援するまち」「多様な生き方を肯定し見守るまち」として、人や街を幸せにするチャレンジを応援しています。