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医療的ケア児・重度重複障害児が普通小学校で学ぶ!就学相談、就学後の学校生活をスムーズにするためのアドバイスブック作成プロジェクト

カテゴリー:健康・福祉 

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寄付金額 1,406,000

93.7%

目標金額:1,500,000

達成率
93.7%
支援人数
63
終了まで
受付終了

岐阜県岐阜市(ぎふけん ぎふし)

寄付募集期間:2023年10月3日~2023年12月31日(90日間)

岐阜県岐阜市 & 特定非営利活動法人らいふくらうど

プロジェクトオーナー

私が医療的ケアの必要な子の就園に関わらせていただいたのは5年前になります。その時に、その子は就園先が決まるまでの3か月間を家で過ごすことになりました。また、保護者の方は行政関係に相談すると色々な課や機関に回されるということがありました。そこで医療的ケア児に理解のある市議会議員の方に相談しました。市議会議員の方が行政機関に相談してくださると関係機関が全て集まり、就園をすることが可能になりました。その子は、現在小学校3年生になり地域の学校へ元気に通っています。2021年6月に「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が成立し、同年9月18日に施行されました。しかし、まだまだ保育、教育、福祉の現場では医療的ケア児に対する理解が進んでいないのが現状です。是非、このプロジェクトを通して医療的ケア児とその家族の現状を知っていただき、岐阜市をこどもまんなかの自治体のモデルにしたいと思っています。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

医療的ケア児・重度重複障害児が普通小学校で学ぶために

就学相談、就学後の学校生活をスムーズにしていく!

日本は国連より「分離教育」ではなく「インクルーシブ教育」を推進していくように勧告を受けています。

現在の岐阜市在住の医療的ケア児・重度重複障害児の大半は特別支援学校に就学しています。
そのなかでも普通小学校への就学を目指している子、就学中の子とご家族の状況を聞き取り、就学相談、就学後の学校生活をスムーズにするためのアドバイスブックを作ることで、今後の岐阜市のインクルーシブ教育の推進のための課題の解決策の提言をしていきたいと考えています。

医療的ケア児・重度重複障害児の未来を変えたい!

地域の学校で共に学ぶ会(仮称) 代表 森康行

私の娘はレット症候群という難病を抱えており、話したり歩いたりすることが出来ません。

そんな中、年中の秋ごろから漠然と地域の小学校への進学について考え始めました。

初めは何の情報も知識もなかったため、教育委員会や学校を訪問してゼロから情報を集める日々でした。
しかし、現状を知る度に募るのは不安の想い。
重度の重複障害を持つ子供は特別支援学校に進学を推奨されます。

地域の学校に進学が可能と断言されることは無く、最終確定は市の予算が決定する3月になるとの返答でした。
加配はいつ決まるの?学校のスロープは?トイレは?座位保持椅子が必要と言われたら間に合わないけど?など、様々な疑問が浮かび上がりました。

年長になった4月以降、さまざまな関係各所のお力添えも頂きながら、保護者会を立ち上げて市に要望書を出したり、娘を連れて学校に出向いたりしています。
今回、このアドバイスブック発行の話を伺った時には、是非とも協力させてくださいと二つ返事をさせて頂きました。

今私達が感じている課題や不安を、次の世代の方には少しでも残したくないと思っているからです。

1年前にこのアドバイスブックがあったら良かったなと思えるような素敵な1冊になることを心より楽しみにしています。
また、このアドバイスブックをきっかけに、地域の小学校に進む選択肢を当たり前に持てるような環境を実現したいと考えています。


朝日新聞デジタル記事  2023年4月22日

療育も仕事も、親が両立できる社会に 難病の娘を持つ男性が施設をつくる

医療的ケア児・重度重複障害児が普通小学校で学ぶ!

就学相談、就学後の学校生活をスムーズにするためのアドバイスブックの作成

【活動計画】

令和6年2月~3月
・医療的ケア児・重度重複障害児が卒業後にどんな仕事をしているのかを返礼品を通してお伝えする。

令和6年4月~6月
・令和6年4月入学にむけて普通小学校への就学活動を行ってこられた岐阜市在住の医療的ケア児・重度重複障害児本人、ご家族への聞き取り。
・現在、普通小学校に就学中の岐阜市在住の医療的ケア児・重度重複障害児本人、ご家族への聞き取り。
・岐阜市在住の医療的ケア児・重度重複障害児の就学支援に関わってくださった方々への聞き取り。
・全国の医療的ケア児・重度重複障害児の普通学校入学のための就学相談、就学状況、仕組みを調査し内容をまとめて対象ご家族との読み合わせ、校正してアドバイスブックを作成する。

令和6年7月~8月
・岐阜市の保育所(園)、小学校、各種相談機関等にアドバイスブックを配布(発送)する。

ご支援くださる皆様へ

社会福祉法人いぶき福祉会 法人本部 北川雄史

学校に行きたいという願いがかなうようになって44年

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今から44年前、障害のある子と家族にとって大きな節目となるできごとがありました。

養護学校(いまの特別支援学校)が義務教育化。1979年4月1日のことです。

これによって、学校に行きたい(就学したい)という意思があっても「就学を猶予または免除」が適用され、学ぶ機会を得ることができなかった障害のある子どもたちの多くが、学校教育を受けることができるようになりました。

私たちいぶき福祉会も、養護学校を卒業した後、働く場所、社会参加の場所のない障害のある人の働く場として小さな作業所として生まれました。1983年のことです。

1994年に社会福祉法人となって来年30周年を迎えますが、今では医療的ケアが必要な方もふくめて150人の方が活動をしています。

生きるってどういうこと?幸せってどういうこと?ポストコロナの社会で、そんなことを見つめ直している方がたくさんおられるのではないかと思います。

今、私たちが「幸せ」を素直に表現してみるとしたら「ささやかな願いを受け止めあえる人がいて、それが少しずつでもかなって、私だけじゃないみんなの幸せにつながっていくこと」かもしれません。

学校に行きたいという願いがかなうようになって44年。
どこでもいいんじゃなくて、暮らす地域の学校でみんなと一緒に学びたいという願いは、ささやかな当たり前のものだと思うのです。

願いは様々。
かなえ方は様々。
だからひとつひとつを丁寧に。

幸いなのは、方法さえわかれば一緒にかなえようとしてくれる人がたくさんいること。その営みがみんなの幸せにつながることを感じてくれる人がたくさんいること。

そこにアドバイスブックの本当の価値があるのだと思います。
ちいさな宝物をつくるささやかな一歩に、応援&ご参加いただければ幸いです。

NPO法人理事長 纐纈栄司

岐阜市をインクルーシブ教育先進自治体へ!こどもまんなかの岐阜市の実現を!

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岐阜市をインクルーシブ教育先進自治体へ!こどもまんなかの岐阜市の実現を!

2023年4月にこども家庭庁は、こどもまんなかの社会を実現するために、こどもの視点に立って意見を聴き、こどもにとっていちばんの利益を考え、こどもと家庭の福祉や健康の向上を支援し、こども権利を守るためのこども政策に協力なリーダーシップを持って取り組みますのスローガンの基に発足しました。

岐阜市においても柴橋正直市長が「こどもファースト」を政策の柱の1つに掲げられて、令和5年度の当初予算でも重点施策とされています。

また、「医療的ケア児者を応援する市区町村ネットワーク」の9名の発起人となられています。

この市長の思いを実現するために、岐阜市在住の医療的ケア児・重度重複障害児の就学状況の把握を行い、そのなかで普通小学校への就学を目指している子、就学中の子とご家族の状況を聞き取り、就学相談、就学後の学校生活をスムーズにするためのアドバイスブックを関係者の皆様と作成する過程を通して、今後の岐阜市のインクルーシブ教育の推進のための課題について考え、解決に向けた具体的な方策を一つでも提言していければと考えています。

寄附金の使い道

【目標金額】 1,500,000円

いただいた寄附にて以下の取り組みを行います。

岐阜市在住の医療的ケア児・重度重複障害児、ご家族の普通小学校への就学を支援するためのアドバイスブックを作成し、関係者へ配布します!
返礼品のいぶき福祉会の商品(オリジナル商品48)を通して、障害のある一人一人が思いを持って働く営み、さらに、物(物語)づくりを通して色々な社会(仕事パートナー数79)とのつながりを持ってもらうことで、どんな環境におかれている人も、かけがえのない存在として大切にされる、寛容な社会づくりへの取り組みを行っていることを知っていただきたいと思っています!

【内訳】
875,000円(外部委託費)
・医療的ケア児・重度重複障害児本人、ご家族への聞きとりのライター費用
・全国の医療的ケア児・重度重複障害児の普通学校の就学相談、就学状況、仕組みの調査費用
・アドバイスブックの作成と発送作業費用
400,000円(返礼品関係費)
・医療的ケア児・重度重複障害児が通う生活介護事業所で製造している返礼品費用
・返礼品発送費 
225,000円(その他経費)

【目標金額 過達成と未達成の場合の寄附金取り扱い】
・目標額を超えて達成した場合・・・アドバイスブックの印刷数/配布先を増やします。
・目標額未達成の場合・・・アドバイスブックの印刷数/配布先を減らします。

岐阜市のNPO支援

岐阜市 市民協働推進部 市民活動交流センター

岐阜市では、「協働のまちづくり」を推進しており、共に地域社会の課題解決を目指すNPO等の事業を応援しています。この事業を皆様にも応援していただくために、ふるさと納税を活用しています。
この事業によって、市民の皆様が誇りを持てる個性豊かな地域社会の実現を目指します。

お礼の品一覧

  • 2024年04月07日 12:48

    全国の63名の方から温かいご支援をいただきました。本当にありがとうございました!

    返礼品の発送を無事に終えることが出来ました。
    医療的ケア者・重度重複障害者の製造している商品を返礼品とすることで、働きがいと売り上げアップに貢献することが出来ました。返礼品のいぶき福祉会様の商品を通して学校卒業後の医療的ケア児・重度重複障害児がどのような日中活動(生活介護)を行っているのかを知っていただくことが出来ました。

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岐阜県岐阜市

ガタン、ゴトンと、名古屋から電車で約20分揺られた先に、岐阜市はあります。

岐阜県の県庁所在地である岐阜市には、魅力が満載。
玄関口であるJR岐阜駅周辺に並ぶ高層ビル。
昭和の面影を残しながら新たな活気がみなぎる柳ケ瀬商店街。
1,300年以上の歴史を持つ鵜飼が行われる清流長良川。
そして、岐阜城を冠する自然豊かな金華山があり、斎藤道三公・織田信長公・明智光秀公をはじめとする戦国武将ゆかりのまち。

そんな、まちと自然がバランスよく共存する岐阜市には、暮らしやすさと豊かさがあります