人と猫の共生を目指して!野良猫を適切に管理し、不幸な命をなくしたい!
カテゴリー:動物
寄付金額 4,287,777円
目標金額:3,000,000円
- 達成率
- 142.9%
- 支援人数
- 245人
- 終了まで
- 受付終了
長野県上田市(ながのけん うえだし)
寄付募集期間:2021年10月1日~2021年12月31日(92日間)
長野県上田市
野良猫による地域トラブルは、猫が好きな住民、猫が苦手な住民の間で、住民トラブルに発展するケースも多々あります。もともと野良猫は人の手で生みだしてしまったもの。その命をこれから人の手で救っていきます。
負の連鎖を止めるため、環境被害で困っているという思い、動物愛護の心、すべての思いのために、地域猫活動はあります。
猫の繁殖力は強く、すぐに増えてしまいます。不幸な野良猫が生まれない仕組み作りをさらに進めるために、このプロジェクトを応援していただきますようお願いします。
不幸な猫を増やさない!
「命との共生」地域猫活動の推進
野良猫により、糞尿被害や、畑・家屋を荒らされる被害など、様々な問題が発生してしまいます。しかし、現在の日本には犬と違って、猫を捕獲するための法的根拠がなく、野良猫が増えるままになり、被害の拡大が懸念されます。
このような問題に対し、上田市では動物愛護と野良猫の環境被害軽減のために、平成30年度からバースコントロール(野良猫の繁殖制限事業)を開始し、地域猫活動を推進してきました。
地域猫活動とは、地域における野良猫トラブルを解決するための仕組みづくりのことで、その地域にあった方法で、地域のルールに基づいて猫を適切に飼育管理し、不妊・去勢手術を徹底することで、猫をこれ以上増やさず、一代限りの生を全うさせることを目指す活動です。
猫は繁殖能力が高く、増えてしまうと、環境被害、猫の餌やりをめぐる住民トラブル、ごみあさり問題、発情期の鳴き声による騒音、病気、交通事故など、様々な問題が起こります。
野良猫がかわいそうだ、適切な管理をして猫による環境被害を減らしたい、そんな願いから、これからも地域猫活動を推進してまいります。
野良猫による被害をなくすために
令和2年度~ここまで取り組みました~
■バースコントロール(野良猫の繁殖制限)事業
野良猫の問題を地域で共有し、適切な管理を行い解決する地域猫活動を推進するために、野良猫による環境被害がある自治会の会議に出向き説明を行いました。
野良猫を地域猫としてTNR活動※を行い飼養及び管理を目指す自治会について、不妊・去勢の費用を補助しました。
※TNR活動は、地域猫活動の基本となる考え方で、飼い主のいない猫の繁殖を抑え、自然淘汰で数を減らしていくことを目的に、捕獲(Trap)し、不妊去勢手術(Neuter)を施して元のテリトリーに戻す(Return)活動のことです。
■事業実績
■講演会~地域猫活動の取り組みを皆さんに知っていただくために~
平成31年2月23日に、上田市の姉妹都市の練馬区から、地域猫アドバイザーの石森信雄氏と、NPO法人ねりまねこ理事長の亀山知弘氏、副理事長の亀山嘉代氏をお呼びして、環境フォーラム「野良猫の環境被害解決に向けて」を開催しました。
また、同日、長野県動物愛護センターの松木信賢獣医師より、猫の飼い方教室「猫の正しい飼い方と地域猫」を行いました。
会場に多くの方にお越しいただき、猫の問題を一緒に考えて取り組んでいこうというメッセージを伝えることが出来ました。
令和2年2月11日には、長野県飯田市において開催された、長野県主催の「動物愛護管理技術研修会 兼 動物愛護推進員研修会」において、上田市の地域猫活動の取り組みについて講演しました。
野良猫による住民トラブルの縮減と、動物愛護の双方の観点から、地域猫活動の有用性や課題について、同じ悩みを抱えている自治体などと情報共有ができたと実感しています。
寄附金の使い道
・地域猫の不妊・去勢費用
・その他地域猫活動に必要な費用(ex:令和2年度捕獲機購入費用)
※目標金額に達しなかった場合でも地域猫活動を推進するための費用として活用させていただきます。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、予算執行状況により基金積立を行い、翌年度以降に活用させていただきます。(令和2年度は、前年度の寄附金を基金積み立てし、上記費用に活用させていただきました。)
地域猫活動がもたらすこと
人と猫の共生へ
野良猫は飼い主が飼い猫を不妊化手術をせずに野放しにしたことから始まります。
人と暮らしてきた仲間が、野良猫として生きて行かざるを得なくなったもともとの始まりは人が原因であり、人の手で生みだしてしまったこうした命を、これから人の手で救っていきます。
負の連鎖を止めるため、動物愛護の心、環境被害で困っているという思い、すべての思いのために地域猫活動はあります。
今そこにいる小さな命との共生のための取り組み。過酷な運命の小さな命をこれ以上産まれさせない取り組みを、市民レベルで広げてまいります。
人にも猫にも優しいまちを目指して
よりいっそう地域猫活動に邁進します!
■広くこの取り組みを市民に伝えるために!
「野良猫による環境被害対策~地域猫活動のすすめ~」を令和元年7月3日に上田保健福祉事務所ホームページに掲載しました。
■皆でこの取り組みを行うために~個人的にTNR活動をしている人を応援したい!後ろ盾になりたい!~
野良猫の多い状況を憂え、個人で自費を投じてTNR活動を行い、猫を管理しようとしている人もたくさんいます。ただその活動が地域住民へ認知されず孤立している場合も多く認められます。
市民レベルでボランティアとして活動できる人材を集めるために、長野県動物愛護会 上小支部では令和元年7月7日に、登録ボランティア制度を導入しました。
また、令和元年10月27日には、NPO法人ねりまねこ理事長の亀山知弘氏、副理事長の亀山嘉代氏を講師に招き、地域猫活動に興味のある方を対象に登録ボランティア制度説明会を開催しました。
先進的な活動の紹介や実体験に基づくアドバイスを通じ、ボランティアの拡充と活動への理解の醸成を図ることができました。
登録ボランティアに対しては、令和3年3月12日に地域猫推進ボランティア連絡会議を開催し、地域間の課題の共有と情報交換を通じ、ボランティアの知識の醸成やスキルの向上を図ることができました。
■多頭飼育崩壊を防止するために!
多頭飼育崩壊とは、飼っていたペットが増えすぎて飼い主が対応できなくなった状態を言います。
最近、多頭飼育崩壊により地域へ猫が流出し、地域の猫が増えてしまうことが問題となっています。多頭飼育崩壊の原因は様々であり、多面的な取り組みが必要になります。
ただいえることは、多頭飼育崩壊を発生させる一番の原因は、最初の一匹の不妊化手術を行わなかったことにあります。多頭飼育崩壊現場に行くと、元は数匹の猫から始まったが、いつの間にか50匹を超えてしまいどうしようもなくなってしまったなどの声を聞きます。
増えてしまったあとでは、個人の力ではどうしようもないかもしれません。多頭飼育崩壊の予防には、不妊・去勢手術の実施が重要となります。
真に動物との生活を楽しむために、多頭飼育崩壊現場の救済を通した知識の普及、予防の取り組みを市民に発信していきます。
プロジェクトにご賛同いただける皆様へ
上田市長 土屋 陽一
上田市では、動物の愛護及び管理に関する法律の趣旨に基づき、人と猫の共生社会を目指し、野良猫による被害とその解決に向けて、自治会や団体等と話し合い、地域で野良猫を見守る地域猫事業を実施しています。
野良猫問題の解決には、野良猫を増やさないことが重要であり、不妊去勢手術を行い、周辺住民の理解を得たうえで、地域で適切に管理し、トラブルの発生を予防しながら共存していくことが大切です。
殺処分される不幸な猫を増やさないためにも、上田市は「人と自然にやさしい誰もが住みやすい環境のまちづくり」の実現を目指し、市民とともに「地域猫活動」を推進してまいります。
このプロジェクトは、野良猫のバースコントロール(不妊去勢手術)事業に必要な費用についてご寄附をお願いするものです。
皆様におかれましては、この事業の趣旨にご賛同いただきまして、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
NPO法人 一匹でも犬ねこを救う会
■より一層の地域のみなさんのご理解を・・・
会としては、登録ボランティアの育成や現場でのコーディネイト
また、地域住民と行政との橋渡しの役割をしています。
地域猫活動がスタートし、対策をしている自治会が増えてきました。
手術が終わった地域では
『猫のうるさい鳴き声がなくなり、静かになった。』
『子猫がうまれなくて、ほっとした』
『ご飯をもらえているから、ゴミステーションも荒らされなくなった』
『糞尿被害も軽減された』
嬉しいお言葉が聞こえてくるようになりました。
猫のためだけではなく困っている方の為の活動であること。
また、活動の主人公は、その地域の皆さんであること。
一人でも多くの方の協力と地域の皆さんのご理解が必要なのです。
何年後か先のビジョンを思い描いてください・・・
活動が進み、飼い主のいない猫が減少する。
困った猫ではなく、そこにいてもいいよ。
そう思える猫たちに変わっていくはずです。
人はみな、優しさを持っている。
人も猫も、共生できる街。
そんな街づくりのお手伝いをこれからも継続していきます。
上田保健福祉事務所 食品・生活衛生課
■市民の声に応えるべき対策を、猫トラブルゼロの街づくりのために~市民協働の実現に向けて~
野良猫による環境被害等に対して、ボランティアの皆さんと取り組んできましたが、野良猫対策で重要なことは蛇口対策です。
地域で猫がこれ以上増えないような仕組みを作ることです。そのための取組があることを示すこと。導くこと。市民に広めること。
これからも地域猫活動に取組んでいきます。
ご寄附をいただいたすべてのみなさまへ
~いただきましたすべての思いを胸に、ご寄附を猫たちの未来のために~
上田市では、令和元年度に本プロジェクトを実施いたしました。
その際には、全国の皆さまから多くのご支援をいただき、目標金額を大きく上回るご寄附と、たくさんの応援メッセージをいただきました。
改めまして、温かい気持ちのこもったご支援、本当に感謝いたします。
これまでのご支援を、そして皆さまからの思いを、猫たちの未来へ引き継いでいくためにも、改めて本プロジェクトへの皆さまからのご支援が必要です。
これ以上、不幸な宿命を背負った命を生み出さないためにも、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
なお、本プロジェクトへのご寄附には、お礼の品はございません。
寄附金は野良猫の不妊・去勢手術費用等に充てることをもって、寄附いただいた皆さまへのお気持ちに応えることとし、お礼に代えさせていただきます。
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2022年01月12日 19:23
御寄附をいただいた皆様への御礼と事業の経過報告について
この度は、上田市が取り組む本プロジェクトに対し、多くの皆様から御支援をいただき、上田市をはじめ、関係者一同より心から御礼申し上げます。
全国の皆さまから多くの御支援をいただき、目標金額を大きく上回る御寄附と、たくさんの応援メッセージをいただきました。
応援メッセージからは、小さな命を思いやる温かい気持ち、そして、地域猫活動を通じて、人と猫とが共生し、誰もが安心して暮らすことのできるまちづくりへの御期待を頂戴いたしました。
改めまして、皆様からの温かい気持ち、御期待に応えるべく、地域猫活動に専心してまいります。
あわせて、令和3年度の地域猫活動に係る不妊化手術の件数について次のとおり御報告いたします。
オス 121頭 メス 129頭 合計 250頭
(令和3年11月末時点)
地域猫活動につきましては、11月18日に長野県上田保健福祉事務所、NPO法人一匹でも犬ねこを救う会と市によるミーティングを開催し、実施状況等に関する情報共有と、課題の洗い出しを踏まえた対応策について検討を行いました。
また、上記のミーティングを踏まえ、エサやりボランティアの方々を対象に令和4年1月22日に講習会を実施し、リリース後の地域猫の支援体制についてレベルアップを図ってまいります。
地域猫活動が目指す課題の解決に向けては、長期的な視点での取り組みが必要であり、また、リリース後の地域猫の支援活動が大変重要となってまいります。
今後もNPO法人をはじめ自治会、エサやりボランティアの方々等との情報交換を継続的に行い、より良い形で地域課題が解消されるように取り組んでまいります。
この度は誠にありがとうございます。もっと見るまだコメントはありません
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長野県上田市
上田市は、北はラグビー合宿の聖地として有名な菅平高原、南は雄大な美ヶ原高原など2000メートル級の山々に囲まれ、真ん中に「千曲川」が悠然と流れる、上田城の城下町を中心とした長野県東部の中核都市です。
全国でも有数の晴天率を誇り、四季折々の自然と肥沃な大地で育まれる農産物に恵まれ、また、古くからの歴史や文化を色濃く残す名所・旧跡、温泉などの地域資源が多く、北陸新幹線や上信越自動車道により首都圏、北陸方面からのアクセスも良い、大変住みやすいまちです。
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