2022/05/02 (月) 17:07

明治~平成を生き抜いてきた町のよろずやさん

JR中富良野駅から徒歩2分、バス停「中富良野」から徒歩10秒のところにある、昔ながらの町民御用達の店「四方商店」
明治35年に雑貨屋さんとして創業以来、明治・大正・昭和・平成・令和と、家族で支え合いながらお店を守り続けてきて、いつのまにか120年を迎えました。

 今回は、ふるさと納税の返礼品に中富良野町の地酒「法螺吹」(ほらふき)を提供してくださっているこの町の老舗「四方商店」さんをご紹介します。

 お店横のちょっとしたスペースは、家族で協力し合い癒やしのコーナーに・・・
町の花壇コンクールで奨励賞を受賞したこともあります。(写真上)
小さな子どもからお年寄りまで町のお客様をイメージしたウェルカムボードも素敵です。

 シマエナガが好き過ぎて、冬にはこんな風になることもあります。

 いつも笑顔のご夫婦と、「5代目を継ぐ!」と宣言した息子さんと、「私も手伝う!」と手をあげた娘さんの仲良し4人家族で経営されています。町内にはコンビニもできたので現在は朝8:00頃からの営業になりましたが、以前は、農家の皆さんは朝が早いからと7:00にはお店が開いていました。おかみさんによると、先代からの教えを受け継ぎつつも、時代についていったり、いかなかったりしながら、ここまでやってきたのだそうです。
 大型スーパーやコンビニなどのチェーン店で買い物をする方が増えてきた昨今、長きに渡って町民に愛され続けているのは、やはりお客様を大切に考えていらっしゃるからなのですね!

<四方商店>
住  所 : 中富良野町南町5-45
電  話 : 0167-44-2413
営業時間 : 8:00くらい~20:00くらい(変更になる場合もあります)
定 休 日  : 不定休

 お店は国道237号線沿いにあり、昔ながらのこじんまりとしたお店、いわゆる「よろずやさん」(なんでもやさん)です。おかみさんによると、ちょっと便利でほっと一息つけるような小さな店 “まちみせ” として親しまれたいのだそうです。

 そんな “まちみせ” としての気配りが感じられるエピソードを一つ・・・
お店のすぐそばにある美瑛・旭川方面行きのバス停にはベンチが置かれているのですが、心優しい店主は自分の店の軒下にも、バスを待つ方々のためにベンチを購入して置いてくださっています。シャイなご家族なので、いつのまにかさりげなく置かれていました。雨の日や雪の日、日差しが強い日など、ここで座ってバスを待つことができるのは大変ありがたいことです。(ちなみに、富良野や帯広方面行きのバス停は国道を渡って向かい側にあります。)

 私が子どもの頃、この国道の両側は小さいながらも商店街として賑わっていました。この町にまだコンビニや量販店がなかった時代の話です。ほとんどが家族経営の個人商店で、けっこう朝早くから夜遅くまで開いていましたから、学校に行く前に寄って文房具を買ってから登校したり、母が夕飯の支度の最中に買い忘れたものを思い出して、慌てておつかいを頼まれ走ったこともあったっけ・・・
 
 当時は、文房具屋さん、本屋さん、味噌・醤油屋さん、米屋さん、とうふ屋さん、お肉屋さん、花屋さん、お菓子屋さん、電気屋さん、畳屋さん、スキーも売る靴屋さん、時計屋さん、家具屋さん、布団屋さん、食堂、薬局などが並んでいました。お店の数は半分以下になってしまいましたが、あの頃からあったお店で今も頑張っていらっしゃるのは酒屋さん、呉服店、写真館、駄菓子屋さん、食料品店、喫茶店、板金店、理・美容院、ガソリンスタンド・・・ その中の一軒が四方商店です。なんだか時の流れを感じます。。。

 お店に入るとまず目に飛び込んでくるのは、今年の4月15日から限定500本で販売されている白ワイン「中富良野町オリジナルブラン」です。この度、なかふらの酒造振興会・ドメーヌレゾン・中富良野町が協力して、この町の大自然で育ったブドウからオリジナルブレンドを仕上げました。
 このワインは町内での店頭販売のみですが、四方商店の他、ドメーヌレゾン・前野商店・北川商店でも販売していますので、もしも中富良野町を訪れた際にはちょっと立ち寄ってみてくださいね。ただし、数に限りがありますので、売り切れてしまったらごめんなさい・・・

 お酒の他にも色々な物を売ってます。食料品、日用品、雑貨、たばこ、ビニール傘、アロマオイル、自治体ゴミ袋、などなど・・・ 小学生用のノートは、近所の文房具屋さんが閉店する際に子ども達が困らないようにと販売を引き継いだのだそうです。ちょっと懐かしい雰囲気の店内はまるで昭和時代にタイムスリップしたよう・・・ レトロな看板も現役で使われているので、なんだかほっこりします。

 店主とそのご家族のお人柄も相まってか、今では1時間ほど離れた町からお目当てのお酒を買いにやってくる常連さんや、旅行の度に立ち寄る方もいらっしゃるそうです。中には、わざわざ結婚式の写真持参で報告に来てくださった方もいたのだとか・・・
町民以外にも愛されていますね~

 永ちゃん好きの店主のコレクションコーナー(ふらのワイン以外は非売品)
時には、矢沢永吉ファンのお客様と話が盛り上がったり、菰樽(こもだる)をバックに写真撮影をする外国人のお客様もいらっしゃるのだとか・・・

 お塩にこだわるおかみさんのお勧めコーナー
きっかけは、乾燥肌の家族のためにいろいろ試していくうちに、お塩はお肌にもよいと知り興味を持ったのだそうです。

 問屋さんから頼まれて、こんなレアな物を売っていることもあります。
お酒のつまみやお土産などにいかがですか?

 長いお付き合いの取引先やお得意さんもとても大事にしています。飲食店などにお酒や食料品を配達したり、高齢のため買い物に来ることが難しくなったお得意さんの家まで配達したり・・・
 中富良野を訪れた際には、こんなほのぼの家族が営んでいる「四方商店」をちょっとのぞいてみてくださいね!

 ふるさと納税の返礼品に提供していただいている「法螺吹」は、今から33年前の1989年(平成元年)、米の消費拡大を図り中富良野町を米の主産地にしようと、中富良野農協(現在はJAふらのに統合)・町役場・商工会が一丸となり推し進めたプロジェクトから誕生しました。「中富良野産米酒造振興会」(現在は「なかふらの町産米酒造振興会」)と人気ブランド「国士無双」シリーズで知られる旭川の高砂酒造㈱がタイアップして生産を開始。減農薬で契約栽培された中富良野産のお米「ゆきひかり」で仕込んだ、口当たりまろやかでスッキリとしたキレとお米の旨味が特徴の純米酒が作られたのでした。

 高砂酒造さんは、昔ながらの手作業を今でも大切にしている蔵元で、近年は国内だけでなく国際的なコンクールでも数々の賞を受賞されています。「法螺吹」は、創業百余年になるこの老舗の酒蔵で造られているのです。

 「法螺吹」(ほらふき)という名前は一般公募で決まりましたが、名付け親の主婦(町民)によると、「おいしい地酒を飲んで、一年間を明るい気分で法螺でも吹いて、夢や未来を語りながら暮らしては・・・?」という気持ちが込められているのだそうです。実は、おかみさん、「法螺吹」と一緒に開発されたもう一つの吟醸酒「紫の雫」の名付け親で、お披露目の式典にも同席されていたのだそうです。そして、新しい地酒の紹介をワクワクしながら聞いて、法螺吹の名の由来に「なるほど~」と感心したのを今でも覚えていらっしゃるそうです。

 美味しいお酒は美味しい酒米と美味しい水と優秀な杜氏の技があってのもの。ネーミングはユニークですが、法螺吹は地元のお米を使い、地元の期待を背負い、昔ながらの寒仕込みで作られた至って真面目な純米酒なのでした。

中富良野町の地酒「法螺吹」のお申込みはコチラ!

<地酒 純米酒「法螺吹」(ほらふき)720ml×2本>

ユニークなネーミングとスッキリとした味わいが好評の「法螺吹」(ほらふき) クリーン農業を推進している中富良野町で作られた「ゆきひかり」が原料の純米酒です。ぜひ一度お試しください。
この返礼品は、四方商店、または、前野商店から発送されますので、ご了承ください。

★中富良野町のすべてのお礼の品一覧はコチラ
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企画課 定住促進係

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