食べることからすべてが始まる~佐賀県ひとり親家庭等の食品支援及び体験プログラム提供活動~
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事業概要
【事業概要】
令和7年度の学校の長期休暇の「グッドごはん」による食品配付と親子で参加できるイベントの実施
【これまでの取組と、企業から寄付を募る背景・理由】
首都圏と近畿圏を中心にひとり親家庭のフードバンク事業「グッドごはん」を運営してきたグッドネーバーズ・ジャパンは、2023年に佐賀県の鳥栖市に倉庫を開設し、生活に困窮する佐賀県および福岡県のひとり親家庭を対象に、毎月約1万円相当の食品を配付しています。平時から弱い立場に置かれているひとり親家庭は物価高騰でより大きな経済的ダメージを受け、毎月支援希望者は増え続けています。
本プログラムでは、毎月の食品配付に加え、夏休み期間中にお渡しする品目数の拡充を行います。長期休暇中は学校給食が無く、困窮する家庭では親子の食事の量や回数を減らさざるを得ないケースが見られますが、フードバンクが食品寄付量に影響されずに安定的に食品を配付するためには不足する食品を購入する必要があります。長期休暇中は低所得家庭の栄養格差が拡大することが分かっており、本事業では、生鮮食品の追加購入を行うことで提供食品の栄養バランスを高め、旬の食材も取り入れ食育の観点からも子どもの健やかな成長を後押ししたいと考えています。このような食支援の拡充に加え、子どもの年齢に合わせた親子イベントを開催します。学校や家庭では得られない「体験」「楽しい思い出」は時に、生きていくうえでの心の支えにもなると言われていますが、このような事業を実施するため、ご賛同いただける企業よりご寄付を募りたいと考えます。
【事業を通じて成し遂げたいこと、解決したい社会課題・困りごと】
「日本の子どもの9人に1人が貧困」「ひとり親家庭のおよそ半数が貧困」など、厚生労働省の調査でも子どもの貧困問題は明らかですが、九州では、ひとり親世帯率は※1.76%と、日本全体の1.30%を上回っており、支援を必要とする方が多いと推測されます。(※2020年国勢調査からグッドネーバーズ・ジャパンが算出)
また、家庭の経済状況の違いなどを背景に、子どもが触れる体験機会の量や質に差が出る「体験格差」という課題が近年注目されています。
2023年に『グッドごはん』事業を開始して間もない佐賀県・福岡県では未だグッドごはんの利用条件に当てはまる世帯への認知が不十分であること、企業が多く集まる首都圏から距離が遠い九州地方へは、食品の寄付も集まりにくいという課題があり、より多くの方へ認知を広げ支援にアクセスできる家庭を増やすこと、及び支援内容の量・質双方の拡充を目的に本事業が必要と考えています。 食品支援や体験プログラムの実施を通じて、日本の未来を背負う子どもたちの成長を支えていきたいと思います。
【事業実現に向けてご支援ご協力を頂きたい企業や、企業へ向けたメッセージ】
グッドネーバーズ・ジャパンは2017年から「グッドごはん」事業を開始し、これまでに約10万世帯の子どもたちを支援してまいりました。
子どもの貧困や食支援、体験格差に関心のある企業様、是非お力添えをよろしくお願いいたします。
KPI(成果目標)
九州拠点の配付世帯数/月
2024年(7月) 545世帯 → 2025年(7月) 1000世帯
親子イベント参加者世帯数
2023年 0世帯 → 2025年 40世帯
お問い合わせ先
【事業実施団体】
特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン
部署名:コミュニケーション部 渉外課
電話番号:03-6423-1768 / 080-7164-3856
メールアドレス:keiko.azuma@gnjp.org
【自治体】
部署名:県民協働課 協働社会推進担当
電話番号:0952-25-7374
メールアドレス:kigyou-npo@pref.saga.lg.jp
佐賀県

佐賀県は九州の北西部に位置し、東は福岡県、西は長崎県に接し、北は玄界灘、南は有明海に面しています。
本県では、県民、CSO、企業、行政などの多様な主体が公共サービスを担い、県民一人ひとりが暮らしの満足度を高めていく主体となり、自助・共助・公助のバランスがとれた協働社会を創っていくことを、目標の一つに掲げています。
こうした目標の達成に向けて、本県では、企業版ふるさと納税の新たな活用のかたちとして、令和3年度から本事業に取り組んでいます。
本事業で支援するCSOの事業の趣旨に賛同し、寄附をご検討いただける法人様、また、事業内容にご興味を持たれた法人様におかれましては、お気軽に、佐賀県の担当者までご連絡ください。また、直接CSOの担当者にお尋ねいただいても結構です。
ぜひ、多くの法人様からのご連絡をお待ちしております。