給食を活用した食育充実プロジェクト
- 高知県安芸郡北川村
- 移住・定住促進


事業概要
【事業概要】
北川村では食育活動を通じて「食」への愛着と、子どもの自立心や自己管理力を育む取り組みをしています。特に、子どもたちに対する食育は食の自己管理能力や食への感謝の気持ちを育むものであり、学校を卒業した後に何十年と続く人生を健康で豊かに過ごすための基礎となるものです。この考えのもと、「北川村まち、ひと、しごと創生推進計画」においても(魅力的かつ特色ある)教育活動の一環として食育を位置づけ、みそづくりなどの食育活動を保・小・中で一体となり進めているところです。
【事業を通じて成し遂げたいこと、解決したい社会課題・困りごと】
学校給食は、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、重要な役割を果たしています。しかし近年の食材等における終わりがみえない物価高騰に加え、仕入れ業者が高知市中心部に集中しており、県東部に位置している北川村は他地域と比べ輸送費がかかることを鑑みると、現行の学校給食費では1食あたりの必要摂取カロリーを賄うことが困難な状況となることが予想されます。
また、地元食材を給食に十分活用できておらず、背景には安定した取り引きの仕組みが構築されていないという課題もあります。このような課題を解決し、給食を生きた教材として活用しながら子どもたちの食の自己管理能力を育むために、校庭で栽培している野菜を調理実習や学校給食で活用することや、地域ぐるみで食育推進に取り組む環境づくりを実現するとともに、高知県産食材の活用を強化し、より安全で充実した学校給食を提供したいと考えております。
【事業実現に向けてご支援ご協力を頂きたい企業】
教育や食育・健康に関心がある企業様
【企業様へ向けたメッセージ】
みなさんにとって給食の時間は、1日の学校生活の中でも楽しみの1つであったと思います。みなさんの思い出の中にある、美味しくて、楽しくて、心がホットするそんな給食を北川村の子どもたちに提供するために、皆さんのご協力をお願いいたします。
KPI(成果目標)
令和11年度までに学校給食における地場産品を使用する割合(金額ベース)60%以上
お問い合わせ先
部署名:北川村教育委員会
電話番号:0887-32-1223
メールアドレス:kyouiku@vill.kitagawa .lg.jp
高知県北川村

北川村は高知市内から車で1時間30分ほど離れた高知県東部に位置している人口1200人ほどの小さな村です。平均標高412mの山間地にあり、幕末に活躍した中岡慎太郎の出身地でもあります。年間を通じて温暖多雨で、昼夜の気温差が大きく、さらに中岡慎太郎がゆずを植えることを奨励したことから、ゆず栽培が盛んになりました。村民の多くがゆず栽培に関わっており、毎年11月になると村中がゆずの香りに満たされます。村内には印象派の画家クロード・モネの庭を再現した、北川村「モネの庭」マルモッタンや四国有数の泉質を誇る「北川村温泉」などの観光施設もあります。