基山ダブルジビエ活用プロジェクト
- 佐賀県三養基郡基山町
- 地域産業振興
事業概要
基山町では、耕作放棄地対策として2014年からエミューの飼育を始めました。2017年には100羽を超え、交配から孵化まで町内で行える経験と技術を蓄積してきました。栄養価が高い肉を町内の飲食店で提供するほか、人の皮脂成分に近いとされるエミューオイルなど、エミューの活用法に注目が高まっています。
また、当町山間部はイノシシによる作物被害に苦しめられており、猟友会によって駆除されたイノシシについても、有効活用を模索してきました。
エミュー活用の維持・発展及び有害鳥獣として駆除されたイノシシの有効活用を図るため、2018年に2種類の解体ラインを備えたジビエ解体処理施設を開設しました。耕作放棄地課題を解決するエミューと、駆除されたイノシシ、この2つを「ダブルジビエ」として活用し、町の活性化につなげようと発足したのが「ダブルジビエ活用プロジェクト」です。
KPI(成果目標)
基山町への新しい「しごと」の流れをつくること。
(新規就業者数:150人(令和4年度末))
お問い合わせ先
部署名:企画政策課 総合計画推進係
担当者名:原
電話番号:0942-92-2188
メールアドレス:sogokeikaku-1@town.kiyama.lg.jp
佐賀県基山町
基山町は、福岡県に隣接する佐賀県の東の玄関口で、春にはつつじ、秋には紅葉でにぎわう大興善寺をはじめ、豊かな歴史と自然が育んだ美しい風景が随所にあり、学校や保育園、図書館などの公共施設がJR基山駅を中心とした徒歩15分圏内にそろっており、福岡都市圏と生活空間をともにしながら、質の高い暮らしを実現している町です。
高齢化、後継者不足及び雇用などの日本全体で身近な問題を解決するため、新たな価値を生むブランド化や地産地消、六次産業化を積極的にすすめています。基山町内には約500羽のエミューがおり、エミューを使った新しい基山町の魅力づくりに取り組んでいます。