未来につなげる生物多様性の動物園再生プロジェクト
- 三重県多気郡多気町
- 地域産業振興
事業概要
コロナ禍の中、このような集客施設の維持管理運営には将来的な見通しが立てづらく、町の施設としての存続に異を唱える意見もありました。しかしながら地域の子育て世代にとっては子どもの頃から慣れ親しんだ場所であり、自分が好きだった動物園を自分の子どもたちとも共有したいという声を町内外から数多くいただきました。
開園当時と現在では、社会情勢等、様々なことが異なってはいますが、当施設として伝えていきたいものや伝えていくべきものは、いつの時代でも不変だと考えています。多くの人々が集える場所であることはもちろんのこと、動物とのふれあいを通して命の大切さや人と動物たちとの共生を学べる場所へと再整備することになりました。また、様々な地域課題の解決にも、動物園ができること、動物園だからこそできることを考えながら、動物園なりのアプローチで挑戦していきます。
小さな農山村の小さな動物園の小さな挑戦ですが、ここから発信する持続可能な生物多様性の取り組みの夢は膨らむばかりです。ぜひ、この挑戦を知っていただき、様々カタチで応援をいただきたいという思いから、ご寄付を募らせていただきたいと思います。
お問い合わせ先
部署名：農林商工課
担当者名：青木 和之
電話番号：0598-38-1117
メールアドレス：furusato@town.mie-taki.lg.jp
三重県多気町
三重県多気町（たきちょう）は、三重県のほぼ中央に位置し、松阪商人の松阪市とお伊勢さんの伊勢市に囲まれた、緑豊かな農山村のまちです。
気が多いまちと書きますが、気はかつて氣と書き、氣は命の意味があることから、多くの命を育む場所、命を支えるのは食であることから、たくさんの食べ物が採れる場所という意味があります。
世界のブランド松阪牛の全体の20％を肥育する一大産地であり、さらに日本三大茶のひとつ伊勢茶の栽培も盛んで、春にはほのかなお茶のいい香りに包まれます。
他にも、多気町でしか栽培出来ない特産の伊勢いもや、多気町発祥の前川次郎柿など、町の名の由来のとおり、かねてから多くの産品が栽培されてきました。
多気町の自慢は、これらの豊富な食材だけではありません。前述の松阪牛肥育農家直営レストランや、伊勢いも料理専門店、ある全国紙で全国2位に輝いた農園レストラン、清流宮川の畔で絶景を観ながら味わえる茅葺き日本料理などなど、魅力的な飲食店が多数あります。
そして、何といっても全国的にも大変珍しい高校生が運営するレストラン、その名も「高校生レストラン まごの店」があり、営業日は多くのお客様で賑わっています。
私たちは、地域の産品を大切に、食の取り組みを進め、紡いできた農山村の原風景と営みを大切にしながら、次世代への引き継いでいきたいと考えています。
