奄美の動物たちを交通事故から守ろうプロジェクト
- 鹿児島県奄美市
- 観光振興
事業概要
奄美大島は、2021年7月26日に希少な生き物の宝庫として世界自然遺産に登録されました。
しかし、近年森の中での車両通行が多くなり、国の特別天然記念物アマミノクロウサギの交通事故(ロードキル)が増えており、2020年には過去最多の50件となり喫緊の課題となっております。
希少動物の安全を守りながら観光客を受け入れるため、10月29日よりアマミノクロウサギの観察スポットとして知られる市道三太郎線周辺において、「事前予約制での通行」「時速10km以下」などの夜間利用ルールの試行が開始されます。
奄美市では、その体制強化を目的とした下記の事業を実施し、奄美の自然環境の保全に関心の高い企業の皆様からの受け皿として企業版ふるさと納税の募集を行っております。
【使い道】
希少種の観察スポット「市道三太郎線周辺における夜間利用ルール」の体制強化を図ることにより在来生態系の保全や観光満足度の向上、交通トラブルの減少などに取り組みます。
◎市道三太郎線の東西の出入口 に監視カメラを設置し、予約車両の判別を行います 。
◎夜間動物観察の利用ルールで設定した走行速度を超過する車両を検知して、点灯する警告表示灯の設置を行います。
KPI(成果目標)
【目標値】(2024年度)天然記念物のロードキル発生件数 0件
お問い合わせ先
部署名:プロジェクト推進課
担当者名:ふるさと政策係
電話番号:0997-52-1111(内線5434、5431)
メールアドレス:pj@city.amami.lg.jp
鹿児島県奄美市
奄美大島は、鹿児島から南へ約380kmに位置し、奄美市は、島全体面積の約4割を占め、中核都市としての機能を持つ名瀬地区(旧名瀬市)、緑豊かな森林と清流を持つ住用地区(旧住用村)、広い農地と美しい海岸線を持つ笠利地区(旧笠利町)で構成されています。
日本で2番目に大きいマングローブ林、国の特別天然記念物アマミノクロウサギなど太古の生命が息づく金作原、夕陽の美しい大浜海浜公園など多くの自然と景勝地を有しています。
本市の豊かな自然と伝統文化を大切にし、「自然・ひと・文化が共につくるきょらの郷(しま)」を将来像として位置づけ、まちづくりに取り組んでおります。