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世界最大規模の海鳥繁殖地 北海道天売島で100万羽の海鳥を守る!

カテゴリー:動物 

main_img 達成

寄付金額 3,555,000

177.7%

目標金額:2,000,000

達成率
177.7%
支援人数
224
終了まで
受付終了

北海道羽幌町(ほっかいどう はぼろちょう)

寄付募集期間:2019年11月1日~2020年1月31日(92日間)

北海道羽幌町

プロジェクトオーナー

羽幌町には、天売島という100万羽の海鳥が子育てをする世界最大規模の海鳥繁殖地があります。この人と海鳥が共生する世界的にも珍しい島には、離島ならではの自然景観やグルメを求めて毎年多くの観光客が訪れています。
しかし、近年、町のシンボルでもあるウミガラス(オロロン鳥)やケイマフリなど一部の生息数が減少しています。
羽幌町では、海鳥を取り巻く自然環境を後世に残すため様々な取組みを行っていますが、更に取組みを持続可能なものとするため、環境保全と地域産業の振興を両立させる新たな制度「シーバードフレンドリー認証制度」を広めたいと考えています。

世界に誇る天売島の自然環境を守りたい!

天売島の自然環境を後世に

世界有数の海鳥繁殖地として知られる天売島は、100万羽の海鳥と人が共生する世界的にも珍しい自然環境に恵まれた島です。

しかし近年、繁殖する海鳥のうち、ウミガラス(通称:オロロン鳥)など、一部の海鳥の生息数が減少しています。

羽幌町のシンボル的存在であるウミガラスは、かつては1960年代には約8,000羽が生息し、繁殖期になると繁殖地である岩棚にぎゅうぎゅう詰めに立つ姿が見られていましたが、外来生物や天敵によるヒナや卵の捕食、漁網による混獲等により激減し、絶滅危惧種となってしまいました。

一時は10羽程度まで減少しましたが、現在は保護活動により回復しつつあります。しかしながら海洋環境の変化など海鳥を取り巻く環境は決して良くはありません。

生息数の推移

1960年代 8000羽
1970年代 500~1000羽
1980年代 130~600羽
1990年代 20~80羽

ここ数年は30羽程度であったが、2019年は62羽を確認
(環境省 北海道地方環境事務所及び海鳥センターHPより参照)

世界に誇れる自然環境を後世に残すため、どうぞご協力をお願いします。

海鳥をとりまく自然環境の保全活動

人も鳥も猫もみんなが幸せに

■海鳥の保護活動

羽幌町では環境省と協力し、様々な施策を行っています。

(ウミガラスの保護活動)

繁殖地にデコイ(鳥の模型)を設置したり、ウミガラスの鳴き声を流すことで繁殖個体を誘因するほか、天敵のカラスやオオセグロカモメの捕獲により巣立ちに成功する個体数は増加傾向にあります。

(野良猫対策)

町では平成24年に天売島猫飼養条例を制定し、飼い猫の適正飼養に努めています。

また、海鳥繁殖地に侵入しヒナを襲ってしまう恐れのある野良猫は、殺処分することなく、捕獲をして島外に搬出し、ボランティア等によって飼い慣らしをしています。

人に馴れた猫は「天売猫」と呼び、新しい飼い主を探しています。

この取組みは、北海道獣医師会、北海道、環境省、動物愛護団体などと共に「人と海鳥と猫が共生する天売島連絡協議会」を設立し、各地で天売猫の譲渡会や馴化・活動紹介としてパネル展示等を行い、これまでに100匹以上を譲渡してきました。

その他、全国的に有名な旭山動物園や酪農学園大学とも連携し、取組みの啓発や飼い慣らしの研究なども行い、取組みを進めています。

天売猫の飼い主様から定期的に連絡をとりあいながら、猫と海鳥と人が幸せになれるような活動を今後も精力的に行っていきます。

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■海鳥保護活動の普及啓発・学習機会の創出

環境省と羽幌町が共同で運営する日本唯一の海鳥専門施設「北海道海鳥センター」では、ウミガラスの保護活動や、天売島で繁殖する海鳥類の調査・研究を行っています。

また、海鳥に関する様々な展示や、自然観察会、海鳥フェスティバルをはじめとする体験イベントなど、普及啓発活動も行っています。

その他、羽幌高校と連携し総合学習の時間を活用した森づくりのための植樹や生物調査や海岸清掃など、環境問題に関心を持ってもらえるよう活動を行っています。

活動を通して、地域全体の環境保全に対する意識向上を図っています。

■シーバードフレンドリー認証制度

自然環境を後世に残すために「海鳥をとりまく自然環境の保全」と「地域産業の振興」の両立を目指した仕組みとして「羽幌シーバードフレンドリー認証制度」が平成30年度からスタートしました。

シーバードフレンドリー認証制度とは、海鳥を取り巻く自然環境に配慮した地域産業や地域の事業者を「海鳥にやさしい取組を行う事業者」として認証することにより付加価値を付け、消費者の環境に対する理解を深めると共に、自然環境の保全と地域の産業振興の両立に寄与し「海鳥にやさしいことをすることが、経済的にも評価される仕組み」を目指す制度です。

具体的な取組みとしては、海鳥を混獲しないような漁網の開発に協力する取組や、農薬、化学肥料の使用量を通常より大幅に減らしたお米の栽培を実践している事業者を認証しており、認証した商品や取組及び事業者のほか、シーバードフレンドリー認証制度の紹介など羽幌高校とも連携しながら首都圏などで環境保全の啓発活動を行っています。

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寄附金の使い道

・シーバードフレンドリー認証事業経費:100万円
・日本唯一の海鳥普及啓発施設「海鳥センター」活動経費:50万円
・町内外への普及啓発経費:50万円

海鳥をとりまく環境保護の活動を広めたい

海鳥を守る新制度がスタート

平成30年度からシーバードフレンドリー認証制度をスタートし、環境保護に取り組む企業・団体が「海鳥にやさしいシーバードフレンドリーの事業者」として認証されています。

■2事業者をシーバードフレンドリー認証

北るもい漁業協同組合「海鳥に配慮した漁業の推進」

海鳥の混獲を防止するため、国際的な自然保護団体や日本野鳥の会と連携した混獲防止漁網の導入実験への協力や地元環境団体や高校と連携した植樹、環境配慮型漁業の理解と協力を得るため、組合員に対する啓蒙などを行っています。

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上築有機米生産組合「減農薬による水田営農」

良質な農産物の供給と環境負荷の少ない農業を目指し、農薬、化学肥料を大幅に減らした特別栽培による水田営農の実践や大学生や高校生の研究・環境学習を積極的に受け入れています。

また、首都圏でコーズマーケット(特別栽培米の売り上げの一部を海鳥の保全活動に寄付)への供給を行っています。

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今後は、認証した2つの事業者の取組みについての啓発を行うと共に、運用を開始したシーバードフレンドリー認証制度の普及啓発により認証事業者の拡大を目指していきます。

また、本年度中を目途に「シーバードフレンドリーサポーター制度(仮称)」を創設し、地域外の事業者や個人からも協力者を募り取組みを拡げていきます!

SBF認証制度を全国に

町内外で普及啓発

事業実施のスケジュール

■2018年度
・羽幌シーバードフレンドリー推進協議会発足
・シーバードフレンドリー認証制度をスタート
・町内の2事業者を認証
■2019年度
・シーバードフレンドリー認証制度及び認証事業者の取組みの周知
・新たな事業者の認証
・地元高校との連携により総合学習の時間に授業を展開
・シーバードフレンドリーサポーター制度(仮称)の創設
■2020年度以降
引き続き認証団体・サポーターの増加に向けた普及啓発活動や、地元高校との連携により環境保全の啓発を続けていきます。
※その他、海鳥保護や天売猫対策事業を毎年実施

関係者からメッセージ

羽幌町長 駒井 久晃

■環境保全の取組みを地域産業の活性化に繋げる

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“オロロン鳥”をシンボルとして掲げる本町では、地域の貴重な自然環境を守り、後世に残すべく「羽幌町の環境を守る基本計画」を策定しています。

この計画は、町の各施策に環境との調和を持たせるとともに、計画推進に向けた取り組みを町民、事業者、町などの相互連携の中で進めることで、地域の環境課題の解決を図るものです。

特に、地域の環境と密接な関係にある地域産業を、環境保全と調和させていく「シーバードフレンドリープロジェクト」を重点取り組みの一つとして掲げています。

この全国にも類をみないプロジェクトを通して「海鳥をとりまく自然環境の保全」と「地域産業の振興」、両者がより一層推進されることを期待しています。

皆様のご支援をお願いいたします。

羽幌地域生物多様性保全協議会 会長 濱野 孝さん

■生きものと人がやさしく向き合える世界を目指して

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地域産業の振興と環境保全は相反するものと思われがちですが、双方がともに助けあい共存出来ないかと考えています。

「海鳥をとりまく自然環境の保全」と「羽幌地域の産業振興」の持続的な両立を目指し、羽幌の自然環境にやさしい取り組みを認証・啓発する「シーバードフレンドリー認証制度」を進めていきます。

生きものと人がやさしく向き合えば良いと考えています。 

天売猫飼育馴化ボランティア 梅原 清美さん

■海鳥と猫の幸せのために

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天売島の海鳥を守るために、島で増えすぎた野良猫の保護活動に協力しています。

天売島の冬はとても寒くて厳しく、野良猫にとっても決して暮らしやすい場所ではありません。

島で捕獲された野良猫を、海鳥センターの飼育室で人が飼えるように馴れるまでお世話をしています。

この取組みは、海鳥だけではなく猫の幸せも守る取組みだと思います。全ての猫に新しい家族が見つかり幸せに暮らせるよう、願っています。

住民の声

天売島民 齊藤 暢さん

■海鳥と共に生きる

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私は天売島で生まれ育ち幼いころから身近に海鳥がいました。

小学生のころから本格的に野鳥観察をするようになり、夏場は近所の密漁監視員の叔父さんに船に乗せてもらいオロロン鳥を見に行くのがとても楽しみでその頃は屏風岩やカブト岩にも多く繁殖していました。

そのオロロン鳥も一時は10羽程度まで減ってしまいましたが、沢山の人たちの保護活動のおかげで今は50羽程度まで繁殖数が増えました。オロロン鳥が増えた要因は単純な事ではないと思います。

海鳥が安心して暮らすためにはまず豊かな海が必要です。

森が水を蓄え海に栄養を送り、魚が集まり島に暮らす人々や海鳥を育む、その命の循環が大切なのではないでしょうか。

海鳥を保護することは実は島に暮らす私たち自身の暮らしを守る事だと考えます。いつまでも海鳥と人とが共に暮らす島でありたいと思います。

応援メッセージ

北海道日本ハムファイターズ 投手コーチ 武田 勝さん

■天売猫の幸せを願って

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2016年に羽幌町応援大使を務めた際に、天売島に猫が多くいることを知りました。私にとって猫はかけがえの無いパートナーのような存在です。天売猫も新しい飼い主が見つかれば、幸せな生活を送ることができます。
天売島の猫と海鳥が幸せになれるよう、皆様のご支援をお願いいたします。

寄附者の皆さまへ

羽幌町からのメッセージ

天売島に生きる海鳥・猫・全ての自然環境が地域の一員であり、人と共生する住みよい「まちづくり」を羽幌町は目指しています。

全国の皆さま応援をよろしくお願いします。

そして、100万羽の海鳥が飛来する天売島へぜひお越しください。

お礼の品を紹介

シーバードフレンドリー認証制度の認証団体の製品や天売島に訪れるための、交通商品を返礼品とさせていただきます。

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

北海道羽幌町

羽幌町は、北海道北部の日本海側、留萌管内のほぼ中央に位置し、沖合いには天売島と焼尻島のふたつの島を有する町です。天売島は世界でも珍しい人と海鳥が共生する島、焼尻島は緑と原生花の島で、共に「署寒別天売焼尻国定公園」に指定されています。日本有数の漁獲量を誇る甘えびをはじめ、ホタテ、タコ、ウニといった海産物、グリーンアスパラやねばりながいもなどの農産物、ストレスのない環境の中、潮風を受け豊富なミネラルを含んだ牧草を食べて育った焼尻めん羊など、資源に恵まれた自然豊かな町です。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 昔バードウォッチングに行きました。海鳥保護、頑張ってください。

    2020年1月3日 12:29

  • お世話になります。
    いつか家族で羽幌町に行ってみたいです。たくさんの鳥や動物達が幸せに暮らせることを願っています。

    2019年12月31日 21:35

  • 自然にも猫にも優しい環境が広がりますように見守らせて下さい。

    2019年12月31日 20:53

  • 一度天売島に行ったことがあります。猫にも鳥にも人にも良い取組になればと思い寄付しました

    2019年12月31日 18:42

  • 自然保護に共感し、寄付させていただきました。がんばって下さい。

    2019年12月31日 18:31

  • 頑張ってください!

    2019年12月31日 17:47

  • 自然豊かな羽幌町がいつまでも守られますように。

    2019年12月31日 14:47

  • 鳥を守りながら猫を殺処分しないという自治体の姿勢に感激しました。

    2019年12月31日 13:52

  • 天売の海鳥たちと天売の猫を飼っている方々が、海鳥の島で楽しく暮らせるように頑張ってください。

    2019年12月30日 17:24

  • 昨年より応援しております。鳥にも猫にも自然にも優しい取り組みを応援しております。

    2019年12月30日 14:40

  • 海鳥を守る活動にお役立てください。

    2019年12月27日 20:28

  • 天売島、焼尻島に行ったことがあります。とても素敵でした。

    2019年12月23日 12:31

  • 海鳥と猫の両方が不幸になることがありませんように。

    2019年12月19日 13:38

  • 動物たちを守ってください。

    2019年12月18日 23:18

  • 今年、天売島を訪れて海鳥と人が共に生きていけるように努力していることに感動しました。この関係がさらに強くなるように応援したいです。

    2019年12月17日 22:34

  • 自然豊かな島と海鳥と猫をお守りください。

    2019年12月17日 1:49

  • 失ったら二度と戻らない種を守ることには、想像以上の困難があると思います。感謝を込めて、些少ですがお役に立てばうれしいです。

    2019年12月16日 23:41

  • 猫ちゃんと鳥さんが共存できる環境を助けてあげてください。

    2019年12月16日 20:46

  • 鳥を保護しながら猫の命も守る、、趣旨に大賛成です。生きとし生けるものの生命を大切にする町がこれから発展されますように

    2019年12月16日 1:23

  • 海鳥を護る、猫を保護する。そのことにとても惹かれました。
    継続し続けること。その一助になれれば幸いです。

    2019年12月15日 23:10

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