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ふるさとの歴史・文化を今に伝える 江府町歴史民俗資料館の再生

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 2,708,000

71.2%

目標金額:3,800,000

達成率
71.2%
支援人数
71
終了まで
受付終了

鳥取県江府町(とっとりけん こうふちょう)

寄付募集期間:2015年11月20日~2016年1月3日(45日間)

鳥取県江府町

プロジェクトオーナー

 鳥取県江府町江尾は、江美城の城下町として栄えました。かつて江美城のあった高台に建つ江府町歴史民俗資料館は、江府町の歴史・文化を今に伝えるとともに、城の形を模した外観から町のシンボルとして人々に親しまれてきました。
 その資料館も建築から年月がたち、老朽化により現在は閉館となっています。この資料館を改修するために皆様のご支援をお願いいたします。皆様から頂いたご寄附はふるさと納税の対象として扱わせていただき、お礼の品といたしまして江府町の特産品等をお届けいたします。
 ※目標金額に到達しなかった場合でも、本プロジェクトへの寄附金は、改修費用の一部として活用させていただきます。

 江府町歴史民俗資料館

500年の歴史を守りたい

 鳥取県江府町の中心地「江尾」。その町中から見上げる高台に建つのが江府町歴史民俗資料館です。この資料館には、町内から出土した文化財やたたら資料をはじめ、民具や生活用具等も多数収集・保管され、江府町の歴史・文化を今に伝える施設となっています。
 また、特に目を引くのがその形です。戦国時代に江尾の町は江美城の城下町として栄えました。当時の江美城の城主と町民との間には身分を超えた深い絆があり、それは地元のお祭り「江尾十七夜」(後述)として500年を経て今なお受け継がれています。そのような地元の人々の強い思いから、資料館は当時の江美城の姿を偲び、模擬天守の形として建てられています。その背景には、江美城の存在が人々にとって大きなシンボルであったという事が伺えます。
 また、江府町歴史資料館には1997年に出土した「金箔瓦」と呼ばれる、県下唯一である金箔を押された瓦に関連する資料も存在し、鳥取県の重要な資料館でもあります。

資料館

 しかしながら、資料館建設から長い年月が経ち、模擬天守の老朽化が進んでまいりました。
この度のクラウドファンディングでは、歴史的に重要な郷土文化財を守る江府町歴史資料館の修繕の為に、修繕費用380万円を目標に設定されたものです。500年間大切に受け継がれた歴史を後世に残すべく、ふるさと納税を通して沢山の応援を必要としています。

 江尾十七夜物語

500年間受け継がれる『江尾十七夜』と『こだいぢ踊り』

尾十七夜とは、戦国時代から500年以上も続く、江美城とその歴史にまつわるお祭りです。

 江美城は、文明16年(1484年)蜂塚安房守(はちづかあわのかみ)の草創と伝えられ、以降四代右衛門尉(うえもんのじょう)まで続く蜂塚氏一門の居城でした。 そんな中、初代城主蜂塚安房守は、城下の民とのつながりをとても大切にしており、毎年孟蘭盆17日の夜には城内を解放し、城下の百姓、町人を集め、踊りと相撲の会で夜を明かすのを常としていました。普段気軽に接する事の出来ない城下の人々と武士達は、この日を大きな楽しみとしておりました。
 しかしその後、城は毛利軍に侵略される事となります。当時、毛利は強大で、蜂塚氏の属していた尼子方の諸将は次々と毛利の勢力下へなびいていきました。時の江美城主峰塚右衛門尉も、家臣や民の身を案じ、一度は毛利方に下ります。しかし、毛利軍が味方の城主を誅殺したことに憤り、「尼子の滅亡が近いといって、弱きを捨て強きにつくは、人の身でありながらもそれを忘れた禽獣のごときふるまいである。」として、再び尼子方へと帰します。その際に家臣には毛利に下るよう指示しましたが、城主の思いに皆心服し、毛利方につくものは誰もいなかったといいます。
 永禄8年(1565年)、ついに江美城は落城します。右衛門尉は自刃して果て、家臣達もまた運命を共にしました。絆の深かった城下の人々は、悲しい運命に果てた城主を思い、来る年も来る年もお盆の17日の夜を供養の踊りで踊り明かしました。それは500年の時を経てなお、『江尾十七夜』と『こだいぢ踊り』として受けつがれています。

資料館

江府町HP(江尾十七夜)http://www.town-kofu.jp/p/kanko/15/3/

 小説「十七夜物語 天の蛍」の舞台

『江尾十七夜』にまつわる物語が小説に。

2015年6月には、江尾十七夜にまつわる物語を題材に、米子市在住の作家 松本薫さんが書き下ろした小説「天の蛍」が発売されました。
主人公は、尼子氏と毛利氏が覇権を争う戦乱の時代を強く美しく生きた少女「波留」。波留の目線を通じて、当時の江府町を生きた人々の力強さや、尼子への信義を命を賭して貫き通した蜂塚氏の潔さ、そして民と城主の深い絆の物語が丁寧に紡がれています。

「十七夜物語 天の蛍」

鳥取県江府町を舞台に、戦乱の世を駆け抜けた一人の娘の物語。

――あらすじ――
時は戦国。山陰では尼子と毛利が覇を競っていた。
両親を失った少女・波留(はる)は妹と別れ、旅芸人一座で踊り子となる。
数年後、妹を迎えに月山へ帰郷すると彼女は何者かに連れ去られていた。
妹を探す中、足軽の要(かなめ)との出会い。そして、偶然迷い込んだ「江尾の十七夜」での江尾城主・蜂塚右衛門尉との出会いから城主の娘・寿々姫の世話役となり、波留の運命は変わっていく。
城主の毛利方への転身、姫の死という混乱に揺れる中、
波留は悲しみに暮れる城主たちを慰め、この世とあの世をつなぐため、再び踊り始める……。
著者:松本 薫

5分間でわかる「天の蛍」
小説「天の蛍」の内容を主人公「波留」のイメージガール"安里さん"が紹介します!

 

小説をきっかけに江府町が元気に!

小説「天の蛍」の発売をきっかけに、江府町内で様々な新しい取り組み・事業が行われています。

その① 「天の蛍」をイメージしたオリジナル商品の発売!

大吟醸「天の蛍」画像

○大吟醸「天の蛍」

内唯一の酒造「大岩酒造本店」が、小説をイメージした日本酒を造りました。
奥大山の名水と地元産の酒米を使い、小説の主人公「波留」の強さ、美しさを思い起こさせる、フルーティですっきりとした辛口のお酒に仕上がっています。

天の蛍酒器画像

○天の蛍酒器

鳥取県出身の陶芸家 谷野陽彩 氏に依頼をし、天の蛍をイメージした酒器を制作していただきました。「たくさんの魂が救われて光り輝きながら昇天する」という、作中の一場面が作品化されています。輝きを得るため特殊な結晶性釉薬を用い、一つ一つがそれぞれ個性を得た、唯一の出来上がりとなっています。

その② 小説の主人公「波留」のモデルオーディションを開催!

オーディション風景

小説「天の蛍」の主人公「波留」のモデルを全国に公募し、オーディションを行いました。踊りや小説の朗読などによる選考により参加者18名の中から選ばれたのは、米子市在住のタレント安里(あんり)さん。目尻の力強さや踊りの上手な点が波留のイメージにぴったりでした。安里さんは江尾十七夜でのトークショーや朗読劇、小説の紹介映像でのリポーターなど、町の“PR大使”として活躍いただいています。

その③ 「天の蛍」が歌に!

小説「天の蛍」をイメージした歌が出来ました。作詞を天の蛍著者の松本薫さん、歌を江府町内在住のまるやまかよこさんが歌っておられます。

 その他にも、小説発刊を記念しての企画展示やゆかりの地散策ツアーの実施など、江府町で様々な動きが広がっています。
 「天の蛍」という、江府町の人達にとって昔から受け継がれ親しまれてきた物語が、今、地域の人達の心を少しずつ動かし始めています。
 このたびの江府町歴史民俗資料館の再生も、小説の舞台であり、また地域の宝でもあるこの施設を、再び甦らせたいという思いから企画されました。皆様の応援をよろしくお願いいたします。

 お礼の品をお送りいたします

今回のプロジェクトにご参加いただいた方に、江府町と「天の蛍」にまつわる品を各種ご用意致しました。

○10,000円以上のお礼の品

選べる奥大山の名水(3種類から1つを選択)

江府町は広大なブナの林が育む豊かな水のあふれる町で、町内には3つの水の工場があります。今回は各工場の3種類の水をご用意。用途・お好みに合わせてお選びください。

以下の3種よりお選び頂けます。
・①奥大山の水
 (2L×12本)
・②サントリー奥大山の天然水
 (550ml×24本×2箱)
・③奥大山のおいしい水
 (バックインボックス10L×2箱)
 ※お一人様何口でもお申込み可能です。

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○30,000円以上のお礼の品

天の蛍セット

6月に発刊された江尾十七夜を題材にした小説「天の蛍」と、小説をイメージして造られた日本酒のセットです。まずは小説をお読みいただいた後に、その場面を思い起こしながらご賞味ください。

内容:小説「天の蛍」1冊、大吟醸「天の蛍」1本(720ml×1本)

※しぼりたての新酒をお届けしますので、発送はH28.4月以降となります。

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○50,000円以上のお礼の品

大吟醸「天の蛍」オン・ザ・ロックスタイルセット ※先着20セットとなります。

最近は日本酒をオン・ザ・ロックで飲むというスタイルがあるようです。
江府町の水で造られたお酒を、同じく江府町の水でつくられた氷を使ってロックで飲むのはいかがでしょうか。和らぎ水として、奥大山の水もセットでどうぞ。

内容:大吟醸「天の蛍」1本(720ml×1本)、岩泉純米吟醸1本(720ml×1本)、森の氷姫(袋氷1.1㎏×6袋)、クールスタイル(カップ氷260g×6個)、奥大山の水2L×12本

※しぼりたての新酒をお届けしますので、発送はH28.4月以降となります。

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○50,000円以上のお礼の品

「天の蛍」大吟醸・酒器セット ※先着15セットとなります。

小説「天の蛍」をイメージして造られた、日本酒と酒器のセットです。
主人公の強さ・美しさをイメージしたフルーティーですっきりとした辛口のお酒と、「多くの魂が救われ、輝きながら昇天する」という作中の場面を表現した酒器をお届けします。

内容:大吟醸「天の蛍」1本(720ml×1本)、天の蛍酒器1セット

※しぼりたての新酒をお届けしますので、発送はH28.4月以降となります。
※酒器は受注生産となるため、商品が出来上がり次第発送をさせていただきます。

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○100,000円以上のお礼の品

毎月お届け!「奥大山の水」12ヶ月セット

中国地方最高峰の大山で、長い年月をかけ地層で濾過されたお水です。
軟水で柔らかい優しいお水を1年間毎月お届けします。

内容:奥大山の水【2L×12本】×12ヶ月

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○その他、ご寄附を頂いた方へのお礼

ご寄附頂いた方全員に特別な御礼状を送付。

通常とは異なる特別な御礼状をお送りいたします。
資料館改修後、開館から3年間、資料館に無料で入館できる入館券付きです。

30,000円以上のご寄付を頂いた方(希望者)のお名前の札を資料館内に掲示。

寄附いただいた方のお名前を改修後の資料館内に表札風に掲示致します。(希望者のみ)
掲示開始から3年間。掲示期間終了後のお名前の札はご寄附いただいた方にお送り致します。

 ふるさと納税における
  年末年始の取り扱いについて

①お申込みについて

年末年始(12月30日(水)から1月4日(月)の期間)は江府町役場閉庁のため、その間におけるメール、電話等のお問い合わせにつきましては、対応することができません。年末のお問い合わせは、12月29日(火)の17時15分までにお願いいたします。

◆ご入金方法【現金書留】をご希望の方へ

平成27年12月28日(月)17時必着で、寄附申込書と寄附金をお送りください。

◆ご入金方法【納付書、郵便振替、口座振込】をご希望の方へ

平成27年12月22日(火)までにお申し込みを頂いた方につきましては、年内に納付書のお届け及び振込口座のお知らせをさせていただきます。平成27年12月23日(水)以降のお申込み分につきましては、納付書のお届け及び振込口座のお知らせが平成28年1月5日(火)以降となります。

また平成27年分の確定申告用の寄付金受領証明書を発行するには、郵便局及び各金融機関の平成27年最終営業日までにご入金を頂く必要があります。年末の営業時間は各店舗により異なりますので、ご注意ください。詳しくは直接郵便局及び金融機関にお問合せください。

◆ご入金方法【クレジットカード】をご希望の方へ

専用の申込フォームを利用したお申込みによるクレジットカード支払の場合、年末年始も手続きが可能です。お申し込みは下記からお願いいたします。

⇒【専用フォームでのクレジットカード支払いのお申し込みはこちら】
 (ふるさとチョイス内)

※年内の寄附をご希望の方は、平成27年12月31日(木)23:59:59までにカード決済をお願いいたします。カード利用日が領収日となります。

②寄附受領証明書と記念品の発送時期について

年末年始は寄附のお申し込みが集中するため、記念品や寄附受領証明書の発送に通常よりお時間をいただいております。

記念品や寄附金受領証明書の発送時期は、記念品や入金方法により異なりますが、平成27年の寄附金受領証明書は、平成28年2月10日までには発送をいたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

現在進捗情報はありません。

鳥取県江府町

江府町は、鳥取県西部にそびえる秀峰大山の南側の麓に位置し、西部経済圏の中心である米子市へは25kmの距離である。隣は日野町、伯耆町、大山町、琴浦町、倉吉市、岡山県真庭市に囲まれ、町の中心地を南北に国道181号、JR伯備線がとおり、中心部には東西に米子自動車道がとおっている。
また、国道181号と平行して流れる河川は、鳥取県三大河川の一つ日野川の清流であり、主な支流は俣野川、船谷川、小江尾川である。
町の名前の由来は、町内を流れる 日野川、俣野川、船谷川、小江尾川にちなみ「河川が合流し府(中心)となす」の意味で名付けられた。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 金箔瓦も出土した織豊期城郭・江美城跡に建つ歴史民俗資料館が閉館して久しい。出土品も見ることができないし、たたら関係資料もあるので、残念に思っていました。発掘調査の報告書が刊行され、評価が定まれば、史跡整備等を進めて地域の宝が再発見されることを期待します。小説「天の蛍」を切り口にした、地域のなりたちを知る歴史・文化遺産を大切にするまちづくりに共感します!

    2015年12月23日 15:17

  • 幼少の頃、祖父母の住む江府の、山中の集落で過ごしました。今では祖父は亡くなり、祖母一人で暮らしております。雪の多い町ですので、特にこの季節は買い物にも苦労をしているようです。移動販売車のひまわり号の存在に非常に助けてもらっているようです。

    歴史館の再生をきっかけに、江府町がさらに住みよい町となればいいと思い、寄付させていただきます。

    江府町の益々のご発展を祈念いたします。

    2015年12月22日 1:40

  • 貴重な資料等を公開できないのは非常にもったいないと思いますので、観光への活用も含めてぜひとも公開できるように頑張ってください。

    2015年12月21日 21:44

  • 子供の頃から、よく遊びに行ってました。歴史民俗資料館ができたときは、広場がなくなって悲しかったけど、日野川沿いから見上げたお城の姿は、風情があって、個人的には、できてよかったと思っていました。もう改修が必要なほど老朽化したんですかね?
    でも、伯備線に乗った人が、あれは何だ?と思ってもらえれば、江府町の知名度も少しは上がるのかな?そういうものは、必要だと思います。懐かしい場所にせっかくできたお城(もどき)を残してほしいと思います。

    2015年12月18日 23:57

  • 文化を未来に残していく素晴らしい取り組みだと思います。少ないですが、心ばかりのご支援をさせていただきます。

    2015年12月11日 0:39

  • 以前、江美城跡を訪れた時に、雰囲気がある良い所だなと感じました。
    本丸跡に遺構の部分と耕作地が入り混じっているのも、隔世の感があり良かったのですが、唯一の心残りが江府町歴史民俗資料館が閉められており、資料の数々を拝見することができなかったことです。
    そのことがずっと心のどこかに引っ掛かっていたのですが、このたびこのような取り組みをされることを知り、一助になればと思い寄付させていただきました。
    資料館再開の暁には、私も江美城跡を再訪し心残りを取り去りたいと思っておりますので、取り組みを頑張っていただければと思います。

    2015年12月10日 21:44

  • 江府町様の取り組みに対しご賛同致しますとともに、プロジェクトが無事に完了されますようお祈り申し上げます。

    2015年12月10日 16:19

  • 文化振興応援します。

    2015年12月6日 11:49

  • 米子出身なので江府町も地元のようなものです。
    このような形で応援できるのを嬉しく思っております。

    2015年12月5日 20:50

  • 寄付額が少なくて申し訳ないのですが、地元の皆さんが過去から大切に大切に守ってきた行事や風習や想いが後世に伝わるよう願っています。

    2015年12月1日 11:04

  • 江府町歴史資料館のリニューアルができるよう心より願っています。

    2015年11月28日 13:48

  • 歴史民俗資料館が一日も早くリニュールオープンし、多くの方が訪れる日を待っています。

    2015年11月23日 21:03

  • 500年続く文化財を継承していただきたいです。

    2015年11月23日 14:33

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