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人と猫が幸せに暮らせるまちをめざして~猫によるトラブルを減らし、不幸な猫をなくす地域猫活動を広めたい~

カテゴリー:動物 

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寄付金額 1,330,108

88.6%

目標金額:1,500,000

達成率
88.6%
支援人数
87
終了まで
受付終了

福岡県古賀市(ふくおかけん こがし)

寄付募集期間:2023年5月22日~2023年8月19日(90日間)

福岡県古賀市

プロジェクトオーナー

古賀市には犬や猫などの愛護動物に関する苦情・相談が多く寄せられていますが、特に猫に関する苦情・相談は犬に比べて2倍近くになっています。猫に関する相談の多くは、野良猫に関するものです。

猫は、1回の出産で4~8匹の⼦を産み、1年に2~4回出産することが可能である猫は、不妊去勢手術をしないと、どんどん増えてしまいます。屋外で生活する飼い主のいない猫が増えていくと、糞尿被害や猫の鳴き声など、猫に困る人も増え、地域でのトラブルに発展することも珍しくありません。また、飼い主のいない猫は、病気、ケンカや縄張り争いによるケガや感染症、交通事故など、厳しい環境の中で生活しており、特に子猫は産まれてすぐに死んでしまったり、殺処分されたりと、不幸な命も少なくない状況にあります。

古賀市では、殺死処分を目的とした猫の捕獲・引き取りをせずに、猫によるトラブルや不幸な命を減らしていくために古賀市では「地域猫活動」を推進し、住みよい地域をめざしてきました。

「地域猫活動」では、住民・ボランティア・行政が協力し、不妊去勢手術・一定のルールに基づいたエサやり・トイレの管理などを行うことにより、飼い主のいない猫による生活環境被害を減らすとともに、猫に一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫の数を減らしていきます。
「地域猫活動」の推進のため、「地域猫活動」を行う団体へ地域猫の不妊去勢手術の一部を助成していますが、猫の譲渡にかかる検査費用等の助成を新たに追加することで助成制度の充実を図り、古賀市内の多くの地域で、飼い主のいない猫の問題を地域の課題として捉えて「地域猫活動」が広がっていくよう、令和3年度にクラウドファンディングを実施しました。

令和3年度に行ったクラウドファンディングでは目標金額であった1,500,000円を大きく上回る1,964,428円ものご寄付をいただきました。改めて御礼申し上げます。いただいたご寄付は令和4・5年度の「古賀市地域猫活動団体補助制度」の不妊去勢手術、譲渡に係るワクチン接種・ウイルス検査費用の一部助成に充てさせていただいております。

そして今回、人と猫が幸せに暮らせるまちをめざして、令和3年度に続いてクラウドファンディングを実施します。

また古賀市では本年3月に「古賀市ワンヘルス推進宣言」を表明しました。「ワンヘルス」とは人と動物の健康、環境の健全性は一つとして考えて、みんなで一緒に活動していこうという活動です。地域猫の活動はワンヘルスの基本方針の一つである「人と動物の共生社会づくり」にも繋がる大事な活動と考えております。

取り組みに賛同いただける皆様の温かいご支援をお願いいたします。

飼主のいない猫の暮らし

野良猫の実態

■犬よりも多い猫の苦情

市役所(環境課)には犬や猫などの愛護動物に関する苦情・相談が多く寄せられていますが、特に猫に関する苦情・相談は犬に比べて2倍近くになっています。猫に関する相談の多くは、野良猫に関するものです。

動物愛護の観点から、基本的に野良猫への餌付けを禁止することはできません。また、狂犬病予防法に基づき抑留ができる犬とは異なり、糞尿被害の原因となっているからといって、駆除や捕獲をすることはできず、猫がその場所からいなくなる手立てはないのです。

■猫の繁殖力

1回の出産で4~8匹の⼦を生み、1年に2~4回出産することが可能である猫は、不妊去勢手術をしないと、どんどん増えてしまいます。

その数は1頭のメス猫から1年後には20頭以上、2年後には80頭以上、3年後には2,000頭以上にもなる可能性があるとされています。

飼い主のいない猫が増えていくと、糞尿被害や猫の鳴き声など、猫に困る人も増えていきます。

■飼い主のいない猫の厳しい現状

屋内飼いの猫の平均寿命が15歳に対して、飼い主のいない猫の寿命は3~4歳程度と非常に短命です。

屋外で生活する飼い主のいない猫は、猫同士のけんかによるケガや病気、交通事故の危険など、厳しい環境の中で生活しており、特に子猫は生まれてすぐに死んでしまったり、殺処分されたりと、不幸な命も少なくありません。

不幸な命を増やさないために

猫によるトラブルを減らしながら、猫の命も救う「地域猫活動」

古賀市では、殺死処分を目的とした猫の捕獲・引き取りをせずに、猫によるトラブルや不幸な命を減らしていくための「地域猫活動」の推進に力を入れています。

「地域猫」とは、特定の飼い主がなく、地域に住み着き、その地域の住民の合意とルールのもとで適正に管理されている猫をいいます。
飼い主のいない猫を「地域猫」として、捕獲(T:トラップ)し、不妊去勢手術(N:ニューター)を行い、元の場所に戻す(R:リターン)、そしてその後、エサやりとトイレなどの管理(M:マネジメント)を行う活動が「地域猫活動」で、TNR+Mとも呼ばれています。

平成29年度に開始した古賀市地域猫活動団体補助制度では、猫によるトラブルを「地域の環境問題」と捉え、「地域猫活動」を行う2人以上のグループ(地域猫活動団体)に対し、不妊去勢手術費用の一部を助成しています。令和3年度からは、地域猫の譲渡に係るワクチン接種・ウイルス検査費用の一部助成も開始しました。

【古賀市地域猫活動団体への補助額】

不妊手術:1匹につき15,000円
去勢手術:1匹につき10,000円
譲渡に係るワクチン接種・ウイルス検査費用:1匹につき6,000円

これまでの実績

平成29年度に古賀市地域猫活動団体補助制度を開始して以来、市内の様々な地域で活動する方たちが増えています。

【古賀市地域猫活動団体補助制度 実績】

平成29年度 新規団体登録数3団体        手術実施頭数21頭
平成30年度 新規団体登録数11団体(累計14団体) 手術実施頭数39頭
平成31年度 新規団体登録数19団体(累計33団体) 手術実施頭数64頭
令和 2年度 新規団体登録数12団体(累計45団体) 手術実施頭数67頭
令和 3年度 新規団体登録数18団体(累計56団体) 手術実施頭数82頭 ワクチン接種26頭
令和 4年度 新規団体登録数19団体(累計71団体) 手術実施頭数69頭 ワクチン接種21頭

皆様からいただきました貴重な寄附金は、「古賀市地域猫活動団体補助制度」の不妊去勢手術、譲渡に係るワクチン接種・ウイルス検査費用の一部助成(令和6・7年度分)に充てさせていただきます。

※目標金額に達成しなかった場合でも、上記補助に活用させていただきます。なお、寄附金の執行状況により、令和6年度以降の補助に活用させていただく場合もございます。

人と猫が幸せに暮らすまちへ

行政、地域、ボランティアが連携して取り組みます

ボランティア団体と市役所が連携をしてTNR活動や地域猫活動の取組を開始したのは、平成26年。それまでは、ボランティア団体が独自でTNRや保護活動を古賀市内で着々と行っていました。

行政として、地域の課題のひとつとなっている、飼い主のいない猫の課題の解決に向けて、もっと何かできることがあるのではないかと始めた「古賀市地域猫活動団体補助制度」は、地域・ボランティア・行政の連携をさらに深めました。

「地域猫活動」を行うきっかけは様々です。もともと猫が好き、野良猫を放っておけないという人、また、逆に野良猫の糞尿被害に困っていた人。いろんな立場の方たちが、協力し合って「地域猫活動」に取り組んでいます。

令和4年3月時点で、「地域猫活動」に取り組む団体は70団体を超え、活動を行う人たちどうしのつながりも生んでいます。

元々は、それぞれの地域で「地域猫活動」を行っていた方たちが、新しく活動を始める人たちのサポートをする取組も開始しました。

このような取組を着実に積み重ねていき、古賀市以外の地域にも、人と猫が幸せに暮らしていくための取組が広がっていってほしいと願っています。

着実な「地域猫活動」の推進

活動の環を広げていくために

現在、「地域猫活動」の認知度が少しずつあがり、市内でも取組が広がりつつあります。ただ、財源の確保ができず、活動を行う団体へ助成ができない場合もあります。
今後、ますます「地域猫活動」が市内に広がっていくよう、「古賀市地域猫活動団体補助制度」を充実させていきます。

2021年
クラウドファンディングによる寄附募集、古賀市地域猫活動団体補助制度による不妊去勢手術・譲渡に係るワクチン接種・ウイルス検査費用の一部助成

2022年~
古賀市地域猫活動団体補助制度による不妊去勢手術・譲渡に係るワクチン接種・ウイルス検査費用の一部助成の拡充

プロジェクト関係者の思い

古賀市長からのメッセージ

福岡県古賀市長 田辺 一城

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古賀市は、私たち人間と動物が共に生き、幸せに暮らせるまちをめざしています。

令和3年度には、古賀市が福岡県内で先駆的に取り組んできた地域猫活動をさらに充実させるためにクラウドファンディングを行い、目標金額を超える額のご寄付をいただきました。いただいたご寄付で、令和4・5年度の「古賀市地域猫活動団体補助制度」の不妊去勢手術費用や譲渡にかかるワクチン接種・ウイルス検査費用に充てさせていただいております。

今回は令和3年度のクラウドファンディングに続いて、制度で必要となる費用について、全国の皆さまにご寄付をお願いするものです。
このプロジェクトを通じて、殺処分や交通事故などで命を落とす不幸な猫をさらに減らしていきたい、一匹でも多くの猫を助けていきたいと考えています。

また古賀市は令和5年3月、環境保全や人と動物の共生社会づくり、自然や動物とのふれあいを通じた健康づくり、自然と調和した産業の振興などに向けた活動に、ワンヘルスの理念のもと取り組んでいく「古賀市ワンヘルス推進宣言」を表明したところです。ワンヘルスとは人と動物の健康、環境の健全性は一つとして考えて、一体的にみんなで守っていこうと考え、行動していくものです。

地域猫活動は、ワンヘルスの基本方針の一つでもある「人と動物の共生社会づくり」にあたるもので、多くの皆さまに古賀市の基本理念とプロジェクトの趣旨にご賛同いただき、ご支援いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

わんにゃんサポーター 児島よし子さん

『ボランティアのきっかけは』
猫ボランティアを始めて15年になりました。
現在は古賀市わんにゃんサポーターとして、地域猫活動のサポートをしています。
15年前、親子猫を保護したのが、ボランティアを始めるきっかけでした。
ネットで調べると殺処分の記事にたどり着き、当時福岡は、殺処分ワースト上位の常連で、本当に驚きと悲しさで胸がいっぱいになった事を覚えています。
なんとかしなきゃ!それが始まりです。
私の近所でもお年寄りが餌やりをしていた猫が増えて、ご近所トラブルに発展していました。急いで猫の手術や里親探しをしながら手製のチラシを配り、説明をして回りながら1人で地域猫活動を始めました。捨てられたり、流れて来た猫は漏らさず手術し、慣れてる子はどんどん譲渡していき、2年後には生まれる子猫もいなくなり、20数匹いた猫たちは3年後5匹になっていました。現在、私の家の周りは耳カットの猫1匹だけでトラブルもありません。

当時は補助金もなく、手術代は全部自己負担でした。ボランティアだけでは限界があり、資金面でも区や住民への周知の面でも行政の果たす役割は大きいです。
猫の問題で悩んでいても、どうしたらいいか解らない人がほとんどです。そんな時こそ、行政、ボランティアと共に三者協働で地域猫活動に取組んで欲しいと思います。

『地域猫活動が普及すれば』
地域猫活動が普及すれば、飼い主のいない猫は減っていき、無責任に餌やりする人もいなくなります。結果ご近所トラブルも発生しなくなります。子猫が生まれないから、拾って帰る人もいません。多頭飼育になる事も有りません。町内の全ての猫の手術が出来れば、飼い主のいない猫に起因する苦情、トラブルは解決します。地域猫活動を根付かせていくには、行政、住民、ボランティアの三者協働が欠かせません。簡単に全ての猫を手術できる訳でもなく、なかなか捕まらない猫が、また子猫を産んでしまう事もあります。それでも諦めずに捕獲と手術を継続していく必要があります。行政もボランティアも継続した支援を続けなければいけません。

『目指す町は』
誰もが地域猫活動の意義を知り、小さな命を大切にする事が当たり前の町になると嬉しいです。大人も子どもも、人にも動物にも優しくできる古賀市になる事を期待します。

古賀市からのメッセージ

人と猫が共に幸せに暮らしていくまちをめざして

古賀市では「古賀市地域猫活動団体補助制度」を充実させ、「地域猫活動」を推進していきます。この取組により、不幸な命を減らし、地域でのトラブルへと発展しうる飼い主のいない猫が排除されることなく、人と猫が共に幸せに暮らしていくまちをめざしていきます。

このプロジェクトをきっかけに、猫を取り巻く現状や課題を一人でも多くの方知っていただき、人と猫が共に幸せに暮らしていくための活動の環が広がっていけばと思います。

ご賛同いただける皆様のあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

人と猫が共に幸せに暮らしていくまちをめざして

ご寄附していただく方へ

返礼品「保護猫カレンダー2024」及び「猫カフェチケット」のご紹介

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ご寄附を5千円以上していただいた方には、返礼品「保護猫カレンダー2024」または「猫カフェチケット」をお送りいたします。猫カフェチケットはご寄付の金額によりご利用時間が異なるチケットをお送りいたします。( 保護猫カレンダー2024の発送時期は2023年11月予定。猫カフェチケットはお申込みから1か月以内に発送予定。)

希望される方は、下記の返礼品選択よりお申し込みください。

※注意※ 古賀市に住所を有する方には、返礼品はお送りできません。

保護猫Café「 MOCA」の保護猫カレンダーと猫カフェチケット

福岡県古賀市の保護猫Café 「MOCA」は、「保護猫と里親さんの架け橋になりたい!」と思って、2010年5月5日に自宅を改装して1人で始めた小さなカフェです。たくさんの優しい里親様との出会いがあり、これまでに保護・譲渡した猫は400頭を超えます。

猫の保護・譲渡の他、地域猫活動ボランティア『Kogaねこ』としても活動しています。保護猫Café 「MOCA」には、現在は20数匹の猫がのんびり気ままに暮らし、新しい家族を待っています。

そんな猫たちの写真がいっぱいの、ハガキサイズのカレンダーには、毎年好評で、たくさんのファンがいます。猫カフェチケットは保護猫Café 「MOCA」にて、券面に記載のお時間、無料でご利用が可能です。

保護猫Café「 MOCA」の保護猫カレンダーと猫カフェチケット

現在進捗情報はありません。

福岡県古賀市

古賀市は、東側には緑豊かな山々、西側には白砂青松の美しい海岸線を有する海が広がり、市内の至るところを川が流れる自然に恵まれたまちです。市内にはそんな美しい自然に親しめる公園がたくさんあります。また、県内外のファンを持つ「薬王寺の湯」、不思議な形の巨木が出迎えてくれる「五所八幡宮」、文化財や史跡など心癒されるスポットが数多くあります。
さらに、古賀市は九州最大の都市「福岡市」に隣接し、鹿児島本線、国道3号、九州自動車道古賀インターなど交通や情報のアクセスに恵まれていることも魅力のひとつです。