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2021/04/01 (木) 10:43

遠野の魅力を発信する事業者紹介① 遠野食工房 蔵

「物語の生まれた場所」遠野。
四方を山に囲まれた土地でありながら、岩手県の山間部と沿岸部を結ぶ交通の要所として栄えた街。山を越え集まる人々によってもたらされた文化と物語が集積された土地。

そんな遠野には、古より語り継がれるものと、新しくもたらされたものが混じり合い魅力ある特産品が生まれている。遠野ならではの魅力を発信し続ける事業者が出品する返礼品には、きっと皆さんにとって「どこか懐かしい、だけど新しい」が詰まっているはずだ。

自然にあるもの、昔からあるものにも良いものがある:遠野食工房 蔵

遠野市宮守町で養蜂や狩猟を中心に活動し商品出している遠野食工房蔵。養蜂からは蜂蜜やミツロウ、狩猟では熊油などを生産している。
代表の高橋蔵(たかはし おさむ)さんは、8年前に体調を崩されたお父様から、養蜂業を引き継ぎ、自分が楽しいと思うことと合わせて事業化することを決意。
ご自身の名前であり「自分の中にあるもの=蔵に貯蔵されているものを発信する」という意味を込めて【遠野食工房蔵】を立ち上げた。

冗談めかしく「自然を飯のタネにする」がコンセプトだと語ってくれた蔵さん。自然由来の品々を商品化している。知人の木工作家とともに、遠野で資材としては持て余されていた杉を加工して作ったウッドスマホスピーカーは、都市部の女性に人気の返礼品である。ミツロウのワックスを塗り込むことで、手に馴染みやすい仕上がりだ。

※写真クリックで返礼品のページに移動します

肌にスッと馴染み、スキンケアに好評な熊油。

また、自ら銃を持ち狩猟を行い、仲間達と仕留めた熊から採られた油を弱火でゆっくりと溶かして作られるのが熊油である。


※写真クリックで返礼品のページに移動します

 熊油は、世間的に浸透している馬油と同じくお肌のケアや切り傷や火傷の治癒に効果が期待できるスキンケアアイテム。馬に比べ熊の方が人間の対応に近いため、より肌に馴染みやすい。コロナ禍で、消毒の多様や手袋を常用する職業の方には、手荒れにも効くと評判が良い。

ポイントは手作業でゆっくり低温で溶かしていること。そのため、熊油の特有の獣の匂いが油に溶け出さず、匂いの気にならない熊油を作ることができる。

熊油は、狩猟で仕留めた熊から取ることができる。遠野の猟師は、平均年齢が70代と高齢化が進んでおり、その中では最若手として活躍する。
 
「あと10年で、猟師も減ってしまい現在の半分以下の20人くらいになってしまうかもしれない。冬の間にある程度熊を撃っておかないと、春に獣害に繋がってしまう。熊油は昔からある、今も変わらない良いものなので、狩猟の文化とともに消したくないという思いでやっている」

生活様式も変わり便利なものが増えていく中で、自然にあるもの、昔からあるものの良さを知って、体験して欲しいという。「アウトドアブームで自然の中で過ごす機会が増えているかもしれないが、普段から山で生活していた昔に比べ自然に対する尊敬や畏怖の思いが失われている気もする。楽しいだけでなく、また怖いだけでもなく、自然と向き合っていく生き方というものを伝えていきたい」とビジョンを話す。

次に商品化を進めているのが、友人の人参農家から規格外で出荷できなかった人参を仕入れ、それを乾燥し粉末状にした「人参パウダー」。子どもを持つ友人から「離乳食に野菜の粉末を混ぜて食べさせている」という話を聞き、自分だったら安全で安心な栄養価の高いものが作れると思い試作を重ねている。

蔵さんの思いの詰まった返礼品は遠野市ならではの魅力を感じられるラインナップばかりだ。

高橋 蔵さん /遠野食工房 蔵

遠野市宮守町で「遠野食工房 蔵」を営む。
自ら狩猟した熊の油を溶かして作る【熊油】や、養蜂の際に取れる【ミツロウ】を使用した工芸品を販売している。
遠野市内や近隣市町村のイベントで、熊油を溶かすワークショップを実施したり、「自然と向き合った生き方」を伝える活動を行っている。

応援ありがとうございます!

遠野市 ふるさと納税発信係 小田切

2020年11月より遠野に移住。遠野の魅力的な特産品や工芸品を知ってもらうために日々活動中。好きなものはビールと妖怪と伝統芸能。遠野はとっても楽しい街です!

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