【南阿蘇村の現状】

1.地震の発生状況

	日時	震度
前震	2016年4月14日（木）21時26分	震度5弱
本震	2016年4月16日（土）1時25分	震度6強

2.避難勧告など発令状況

（2016年12月2日17時00分時点）

発令	対象地区（区域）	世帯数	人数
避難勧告	立野区、新所区、立野駅区、高野台地区	347	858
避難準備情報	中松一区、中松二区、中松三区、東下田区、下田区、川後田区、長野区、袴野区、乙ヶ瀬区、沢津野区、黒川区、赤瀬区、東急分譲地	1,293	3,090

3.被害状況

（1）人的被害

種別	人数
死亡者	31※関連死15名含む
重傷者	31
軽傷者	120

（2）家屋被害（罹災証明発行数より）

被害の程度	件数
全壊	699
大規模半壊	187
半壊	802
一部損壊	1,173
計	2,861

※無被害149件

（3）インフラ被害

水道の断水	世帯数	内訳
	354	立野・新所・立野地区　347世帯 乙ヶ瀬区　7世帯

道路の断絶	路線名
	・国道57号 ・県道325号（阿蘇大橋） ・県道149号　河陰阿蘇線 ・村道　栃木立野線（阿蘇長陽大橋）

【これまでの生活再建状況】

1.各種支援制度の申請状況

（2020年10月30日17時現在）

制度名	件数
生活再建支援金（基礎）	1,478
生活再建支援金（加算）	762
自宅再建諸経費補助金	106
リバースモーゲージ諸経費補助金	6
転居費用助成事業	817
自宅再建利子助成事業	80
リバースモーゲージ利子助成	8
民間賃貸住宅入居支援事業	360
災害公営住宅等入居費助成	72

2.応急仮設住宅への入居状況

（建設型2020年10月30日17時現在、借上型2020年9月30日17時現在）

種別	入居世帯数	最大時	備考
建設型	6世帯	397世帯	H29.9.1時点※
	22人	1,048人
借上型 （東海大学生を除く）	2世帯	386世帯	H29.10.18時点※
	10人	1,035人
借上型 （東海大学生）	0世帯	682世帯	-
	0人	686人
合計	8世帯	1,465世帯	-
	32人	2,769人

※仮設住宅最大入居時の日付。

3.義援金（南阿蘇村分）配分状況

（2020年10月30日17時現在）

罹災判定	配分基準額	世帯数	合計金額
全壊	210,000円	688	144,480,000円
半壊	105,000円	974	102,270,000円
半壊解体（追加）	105,000円	421	44,205,000円
一部損壊	60,000円	214	12,840,000円
計		2,297	303,795,000円

　　　
※半壊には大規模半壊を含む。
※配分時に現存する世帯が配分対象となっているため、配分基準額×世帯数＝合計金額とは限らない。

【これまでの主な道路など交通機関の復旧状況、予定】

期日	名称	状況
2016年12月24日	県道28号　熊本高森線（俵山トンネル）	仮復旧
2017年3月18日	南阿蘇鉄道トロッコ列車	運行再開
2017年8月27日	阿蘇長陽大橋	開通
2019年9月14日	県道28号　熊本高森線（俵山トンネル）	全面復旧
2020年8月8日	ＪＲ豊肥本線	全線開通
2020年10月3日	国道57号線現道部・北側復旧ルート	開通
2021年3月7日	国道325号「新阿蘇大橋」	開通
2023年夏頃	南阿蘇鉄道全線復旧	予定

　
＜南阿蘇村長より寄付者のみなさまへ＞
　

平成28年熊本地震にて、全国各地から救援に駆けつけてくださいました各種団体の皆さま、数多くのボランティアの皆さま、またふるさと納税を通し、温かいご支援をいただいた方々に対しまして、村を代表してお礼申し上げます。

早いもので、平成28年熊本地震より丸6年を迎えました。当時、最大1,465世帯が入居されていた仮設住宅は令和3年5月で0世帯となり、作年度で概ね自宅の再建が完了となっております。

また道路等主要インフラ復旧につきましては大部分が完了し、令和3年3月に「新阿蘇大橋」が完成。「南阿蘇鉄道」は令和5年夏ごろの復旧を目指しております。

仮設住宅での生活を経て、ほとんどの方が住まいの再建を果たされました。これからはより一層、南阿蘇らしい集落、村民の暮らし、また村の創造的復興を目指して進んでいきます。

今後とも南阿蘇村の復興・発展のために、引き続き皆様方の温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　南阿蘇村長　吉良　清一