• TOP
  • 過去実績
  • 【第3弾】みんなの力で守れる猫の命がある~人と動物が共生できる社会を目指して~

【第3弾】みんなの力で守れる猫の命がある~人と動物が共生できる社会を目指して~

カテゴリー:動物 

main_img 達成

寄付金額 1,880,000

104.4%

目標金額:1,800,000

達成率
104.4%
支援人数
106
終了まで
受付終了

長野県佐久市(ながのけん さくし)

寄付募集期間:2020年7月22日~2020年10月19日(90日間)

長野県佐久市

プロジェクトオーナー

佐久市では、飼い主のいない猫の繁殖を防ぐため、不妊去勢手術費用の一部を補助する事業を実施しています。

飼養放棄や無責任なエサやりなどにより飼い主のいない猫は増え、交通事故に遭ったり殺処分されたりなど不幸な命も少なくありませんでしたが、補助事業の実施、啓発活動の取組により、一定の効果が見られています。

しかし、不幸な命が増えている地域もあり、より一層の事業推進を図る必要があります。

そこで、無秩序な繁殖による不幸な命をこれ以上増やさないよう、TNR活動を促進していくとともに、啓発活動に取り組み、引き続き地域の課題として解決していくためクラウドファンディングを実施します。

このプロジェクトを通じて少しでも猫の命を守り、また一人でも多くの人が猫の命を守ろうと思っていただけるよう、人と動物が共生できる社会を目指して取り組んでまいります。

ぜひこのプロジェクトを応援いただきますようお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

全国の自治体への広がり

人と動物の共生するまちの実現に向けて

昨年の本プロジェクト実施において全国の皆様から、

「不幸な猫が少しでも減るように頑張ってほしい」
「この取組が全国の自治体へ広がってほしい」
「素晴らしい取組に賛同します」

などの応援メッセージを多くいただいております。

同様の課題を抱えた自治体からもクラウドファンディングに関する相談が増えており、本プロジェクトと同様な取組を始めた自治体も増えてきています。

広がりを見せ始めたこの取組をさらに広く知っていただくためにも、引き続きプロジェクトを実施させいただきます。

多くの皆様にご支援いただくことでこの取組がさらに全国へと広がり、同様の課題を抱えた自治体の課題解決の足掛かりとなれば幸いに思います。

地域猫活動の促進

TNR活動への支援

「地域猫活動」とは、住民主体により地域住民の合意と協力の下で飼い主のいない猫を適正に飼養・管理し、頭数を増やさず、地域の問題として解決を目指す活動のことです。

佐久市では、飼い主のいない猫を不要なものとして排除するのではなく、地域の課題として解決していくため、地域猫活動の一つであるTNR活動への支援を行っております。

TNR活動とは

【Trap(トラップ)】
捕獲器を設置して猫を捕獲します。捕獲するときは、近隣住民に活動の説明をし、飼い主がいない猫であることを確認してから行います。

【Neuter(ニューター)】
不妊去勢手術を受けさせます。このとき手術を受けていない猫と区別するため、耳先をV字にカットします。このカットした耳が桜の花びらに似ていることから「さくらねこ」と呼ばれています。

【Return(リターン)】
元の場所へ戻します。その後は、住民やボランティアの方がエサをあげたり、エサ場や排せつ物などの掃除を行います。

TNR活動とは

TNR活動を行うことで、飼い主のいない猫の繁殖を防ぐことができます。

現在、殺処分されている猫の多くは子猫であり、この活動を行うことで殺処分頭数の減少へとつなげることができます。

不幸な命を増やさないために

不妊去勢手術費用に対する補助

佐久市では、動物の愛護及び管理に関する法律の趣旨である「人と動物が共生できる社会」の実現を図るため、平成24年度から飼い猫を対象として不妊去勢手術費に対する補助を開始しました。

また、平成27年度からは「地域猫活動」を促進するため、補助対象を飼い主のいない猫へ広げ、年間約400頭の猫に対して不妊去勢手術費用の一部を補助し、飼い主のいない猫の増加防止を図ってまいりました。

更に、令和2年度から飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用に対する補助金額を増額し、一層事業の推進を図っています。

不妊手術に対する補助 5,000円 から 8,000円へ増額

去勢手術に対する補助 3,000円 から 5,000円へ増額

この補助事業を続けることで、TNR活動を行っている方への支援となり、不幸な命を増やさないことへとつなげることができます。

また、住民の皆さんが猫の習性について理解を深めていただくことも大変重要であり、より多くの方が理解していただくことで無秩序な繁殖を防げることから、啓発活動にも取り組んでいます。

事業実績について

昨年は本プロジェクトを実施の際、全国の皆様からのご支援により目標額を大きく超えるご寄附をいただき、改めて御礼申し上げます。

皆様から頂いた寄附金により約50頭分の手術費に補助を行うことができました。

寄附金の使い道

地域猫活動を促進するための費用として活用

・猫繁殖制限手術費補助事業
・啓発活動にかかる経費
・地域猫活動の促進を図るために必要な経費等

※目標金額に達しなかった場合でも、地域猫活動を促進するための費用として活用させていただきます。また、寄附金の執行状況により佐久市地域猫活動支援基金へ積立を行い、翌年度以降に活用させていただきます。

寄附金の使い道

不幸な命を増やさないために

猫の習性を知ることが大切!

[出典:環境省パンフレット「もっと飼いたい?」より]

動物を飼養するときは「動物は命あるもの」であることを十分理解し、虐待することが無いようにするだけではなく、人と動物が共生できるよう配慮し、動物の習性をよく知ったうえで適正に飼養しなければなりません。

一般に飼養される動物の多くは、一度にたくさんの子を産みます。その中でも特に猫は繁殖力が強く、年に2~4回発情期があり、交尾を行うとほぼ100%の確率で妊娠し、1回に4~8頭の子を産みます。適正に飼養しなければ「ねずみ算式」に数が増えてしまいます。

増えすぎてしまった猫を全て飼うことも、新たに責任ある飼い主を探すことにも限界があり、産まれてきた猫たちが殺処分されることも少なくありません。

このようなことが起きないようにするためにも、猫の習性を知ることが大切です。

不妊去勢手術することが重要

猫を飼養するときは、飼い主として習性を十分知ったうえで愛情を持って終生飼養することはもちろんのことですが、飼養場所や世話をする人員、時間、経済面などを十分考慮することが必要です。

これらのことを十分理解せずに飼養すると、適正に飼養できる頭数以上に飼い猫が繁殖してしまい、全頭の健康管理まで手が回らず、エサや排せつ物も十分な管理が行えなくなり、飼育崩壊へとつながってしまいます。

飼い主のいない猫は、「かわいい」、「かわいそう」などの思いからエサだけを与えている人がいるため、猫がエサを食べることで出産する体力を付け、繁殖を繰り返し、知らないうちに数が増えている事案が多く見られます。

無秩序に増えてしまった猫は、財産を損傷したり、猫の排せつ物の臭いや発情期の鳴き声などで生活環境を悪化させ、近隣に迷惑をかけることにもなってしまいます。

また、自由に行動ができるため、縄張り争いのケンカによる怪我や感染症、交通事故などが原因で亡くなってしまうこともあります。

このように寿命を全うせずに亡くなってしまう不幸な猫を増やさないためにも、計画的な繁殖制限が必要です。

このプロジェクトを実施することにより、命ある猫の適正な飼養方法や不妊去勢手術の重要さを伝え、無秩序な繁殖を防ぎ、殺処分や虐待、遺棄につながる不幸な命を生み出さない取組が広がることとなります。

事業に携わる方の思い

佐久市長 栁田 清二

■プロジェクトにご賛同いただける皆様へ

写真

2度にわたるプロジェクト実施にあたり、多くの皆様からご支援を賜り、目標を大きく上回るご寄附や温かい応援メッセージを頂戴いたしましたこと、心より感謝申し上げます。

佐久市では、動物の愛護及び管理に関する法律の趣旨に基づき「人と動物が互いに共生し、調和する快適なまちづくり」の実現を目指し、本年度より飼い主のいない猫への手術費用に対する補助金額を増額して事業を実施しております。

この事業は、猫の適正飼養の啓発、無秩序な繁殖及び近隣被害を未然に防止するとともに、人の都合で殺処分される不幸な命を生み出さないことを目的としています。

皆様に不妊去勢手術で救える命・つながる命があることを知っていただき、佐久市は「互いに支えあえる心豊かな社会の実現」に向けて、官民協働で引き続きこのプロジェクトを推進して参ります。

皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

市内で活躍するボランティアの現場から

市内のとある地域で猫を残していなくなってしまった現場のお話です。

山の木々が色付き始め、朝晩の冷え込む日が多くなってくる季節を迎えたある日のこと、山の中にある一軒家を貸していた大家さんは、最近連絡が取れなくなった借主に会うためその貸家に行ってみると、住んでいるはずの借主の姿が見えず、多数の猫が家を自由に出入りしていました。

この光景に驚いた大家さんは、この猫たちをどうしたらよいか分からず、すぐに保健所へ相談しましたが、良い解決策が無く、処分されてしまう流れになってしまったのです。

しかし、擦り寄ってくるほど人懐こい猫たちを見ていると、保健所に引き渡すことがどうしてもできず、大家さんが悩んでいたところ、この話が回りまわってボランティア団体の元へ届きました。

状況を知ったボランティア団体はすぐに現地に行き、大家さんの協力を得て、これ以上繁殖しないよう全20頭に不妊去勢手術を実施しました。

それから、空き家となった貸家を雨風や寒さがしのげるよう最低限の整備をし、猫たちが暮らせる環境を確保し、その後は、大家さんが毎日猫たちに餌をあげていました。

この現場は周辺に民家が無いため、苦情が寄せられることはありませんでした。

そのため誰にも気付かれることなく20頭にも増えてしまったのでしょう。

あれから3年、大家さんもご高齢のため車の免許を返納することになり、猫への餌やりができなくなるとボランティア団体へ相談がありました。

同じようなケースは他にもあり、近所の協力により乗り越えてきましたが、今回ばかりは山の中の一軒家であるためお手上げです。

大家さんが今後も餌を用意していただけるとのことでしたが、多くの現場を抱えているボランティア団体にはこの現場を管理することができないため、大家さんの代わりに世話をするボランティアが必要です。

しかし・・・
「どうしても見つからない!」

そこで、ボランティア同士で知恵を出し合い、あるメンバーから「SNSを活用しボランティアを募集しよう!」との提案により、餌やりボランティアを募集したところ、なんと15名もの方が手を挙げてくれたのです。

15名の方の中には猫を飼ったことが無い方もいましたが、ボランティア同士でSNSを通じて猫に関する様々なことを話し合ったり、教え合ったりしながら活動することで、「地域猫活動」についてご理解いただくきっかけにもなりました。

今では、シフトを組んだ餌やりのほかに、他の地域での活動にも参加するようになり、捕獲・病院への搬送のお手伝いをしています。

ボランティアの協力により落ち着きを取り戻したこの現場には、今も12頭の猫が食べ物や雨風に困ることなくのんびり暮らしています。

市内に住む小学生の思い

市内に住む小学2年生のある女の子が、母親が知人と会話する中で佐久市における飼い主のいない猫に対する活動内容に大変興味を持ち、思いをつづってくれました。

「のらねこへの思い」

わたしはどうぶつが大すきです。もちろんのらねこも。

わたしは「のらねこのひろい方」という本を買って、のらねこのことをしらべています。

おじいちゃんからねこのことを聞くたびに、げんばに行ってねこをほごしようとしています。わたしは「のらねこをほごしたい!」という気もちが強すぎて、ちいきでねこをほごする人になりたいのです。

そしていつか、のらねこ、すてねこが一ぴきもいなくなってほしいです。ねこをむせきにんにすてる人もいなくなってほしいです。

わたしのしょうらいのゆめは、じゅういさんです。

犬、ねこだけでなく、魚、ヘビ、アヒル、カワウソ、オウムなど、このよのすべてのペットせんもんのじゅういさんにぜったいなります。

そしてねこのほごシェルターを作って、行きばをなくしたねこたちをしあわせにしたいです。

寄付者の皆様へ

佐久市からのメッセージ

この度は、本プロジェクトへの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

猫に関する課題は各地域により異なります。佐久市では猫に関する課題解決へ向けて引き続き地域住民、ボランティア、行政が一体となって地域に即した地域猫活動に取り組んでいきます。

また、この取組や活動が少しでも猫の命を守り、不幸な命を増やさない活動となることで、各地域の猫に関する課題解決への足掛かりとなれれば幸いに思います。

お礼の品をご紹介

今回、本プロジェクトにご寄附をいただきました皆様へ、お礼の品として猫に関する商品をご用意させていただきました。

【注意事項】

※本プロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の対象となります。そのため、佐久市にお住まいの方は、ご寄附をいただくことは可能ですが、お礼の品をお送りすることができません。何卒ご了承ください。

【5,000円】猫の絵の2021年版カレンダー(11月下旬頃発送予定)
【10,000円】肉球型石鹸(いつまでも触っていたいこの感触)
【30,000円】クラフトビール(水曜日のネコ9缶)と水曜日のネコオリジナルグラス(2個)

  • 2020年10月22日 10:00

    寄附募集期間終了と寄附の御礼

    この度は、本プロジェクトを応援いただきありがとうございます。
    全国の皆様のご支援により目標額を達成することができました。
    心より感謝申し上げます。
    皆様からいただきました御寄附は、地域猫活動の促進に大切に活用させていただきます。
    これからも、不幸な命をこれ以上増やさないよう猫に関する課題の解決へ向けて取り組んで参ります。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

長野県佐久市

私たちのまち佐久市は、長野県下4つの平(盆地)の一つ、佐久平の中央に位置し、市の中央を詩情豊かな千曲川が流れ、浅間山など雄大な山並みに抱かれた美しい高原都市です。新幹線駅と6つの高速道路のインターチェンジを有するほか、古くから地域の医療機関と住民がともに育んできた地域医療などにより「健康長寿のまち」として知られています。
恵まれた自然環境、広がる高速交通ネットワーク、全国有数の健康長寿都市として培ってきた保健・医療など本市の魅力や強みを生かすとともに、令和元年東日本台風による被災経験を糧に災害に強いまちを目指すなど、多くの方から選ばれるまちづくりを進めています。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 猫たちの命が救われることを祈っています。

    2020年10月17日 22:11

  • 犬や猫などが幸せに暮らせる社会が人間が幸せになれる社会だと思っています。 父の故郷、長野県の活動を応援しています!

    2020年10月17日 18:01

  • 少しですがお役立てください。

    2020年10月17日 9:39

  • 野良猫が幸せな町は、きっと人も幸せな住み良い町だと思います。そんな町のモデルケースになってください。そして、佐久市の取り組みが日本を変えてくれますように。

    2020年10月16日 14:01

  • このような活動を柳田市長が率先してやってくださっていることに感謝いたします。全ての猫が幸せな猫生を送れるように、微力ながら協力させていただきます。

    2020年10月9日 11:27

  • 猫の為の活動をありがとうございます。

    2020年10月8日 13:03

  • 一匹でも多く、猫ちゃんを幸せにしていただければ嬉しいです。

    2020年10月6日 0:22

  • 猫のTNR活動へのご理解、ありがとうございます。
    継続的なサポートをお願いします。

    2020年9月29日 11:11

  • 応援しています。

    2020年9月27日 12:57

  • 一匹でも幸せにすごせますように。
    自治体でTNRを推奨されてて羨ましいです。

    2020年9月16日 11:35

  • 殺処分される動物がいなくなることを祈ってます。
    難しい事かと思いますが、がんばってください。

    2020年9月9日 18:05

  • 保護猫を飼っています。TNR活動が全国の自治体で取り組まれるように応援しています。猫はとてもかわいい動物です。猫も犬も人間の友達になれます。

    2020年8月29日 18:12

  • 飼い猫のように安心して生活できる環境を与えてあげたい。それには、自治体、ボランティアの方々の協力が不可欠だと思います。少しばかりで申し訳ありませんが寄付させていただきます。

    2020年8月25日 13:05

  • 路上の不幸な状況にある猫たちの連鎖を止めたい。
    地域の人と猫たちが幸せに共生できる社会を実現したい。

    2020年8月23日 17:08


  • 応援者数が一人でも多いことが大事だと思います。
    微力ですが参加させて、いただきます。

    2020年8月22日 10:34

  • 微力ながら協力させていただきます

    2020年8月20日 21:29

  • 人の命も動物の命も等しく尊く等しいものです。微力ですがお手伝いをさせてください。

    2020年8月16日 15:26

  • 一匹でも多くの猫さんが幸せになりますように!

    2020年8月14日 23:26

  • 一匹でも多くの猫が幸せに過ごせるように。

    2020年8月10日 19:25

  • 小さな命を救ってください。微力ながら寄付いたします。

    2020年8月10日 14:05

はじめての方へ