よみがえる藍作!「藍のまち」から藍の魅力を発信!

徳島県藍住町 徳島県藍住町

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寄附募集期間:2019年1月8日~2019年3月31日(83日間)

寄附金額
67,000
支援人数
3
達成率
6.7%
目標金額
1,000,000円
終了まで
73日 / 83日

徳島県藍住町

プロジェクトオーナー

徳島県の旧国名、阿波で生み出される藍の染料「すくも(蒅)」は、明治時代後期まで貴重な染料として全国に流通していました。藍住町でも、かつては藍の栽培、そして藍染めの染料となる「すくも(蒅)」が生産されていましたが、藍染料の衰退により、現在は町内で藍畑とすくもづくりの風景は途絶えています。

しかし、藍色が「ジャパンブルー」として国内外の注目を集めている今、藍住町では我がまちのアイデンティティとして再び「藍」に注目し、藍染め普及事業の取り組みを進めています。

すでに様々な手段で藍染め製品の魅力発信を行っており、その2ndステージとして町内では半世紀ぶりとなる染料のすくもづくりにチャレンジします。すくもづくり復活の拠点として「藍工房」建設プロジェクトを準備しており、建設費用のために今回クラウドファンディングを行います。

藍作とすくもづくりの挑戦により、「阿波藍の里」の景観を復活させたい。国内外の藍に関する関心の高まりに呼応し、町名のとおり「藍のまち」から藍の魅力を発信したい。そして、400年の伝統を未来に継承していきたいと考えています。

徳島県藍住町

徳島県藍住町は、県の東部に位置し、徳島市のベッドタウンとして発展してきました。
子育てのしやすい環境から若い世代が多く、人口も、平成29年に3万5000人を超え、増加を続けています。
藍住町は、吉野川沿いの肥沃な土壌を生かした甘い春ニンジンが有名で、全国有数のニンジンの産地となっています。藍住の春ニンジンは、秋に種を蒔き、高さ1メートル50センチほどの農業用ハウスの中で寒さから守り大切に育てられますので、甘くて柔らかさが特長の全国に誇れるニンジンが収穫できます。春にんじんのお勧めの食べ方は生搾りジュース。藍住町が誇る自慢の春にんじんを味わいに来てください。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

「藍」をまちのアイデンティティに

400年以上、このまちに続く藍の歴史を受け継ぐ

藍は古くから日本の貴重な染料で、阿波の藍は山岳地方で阿波忌部氏が織った荒妙を染めるため、平安時代から栽培が始まったといわれています。戦国時代には「勝色」として鎧の下を藍で染める風習があり、江戸時代には木綿の普及とともに藍の栽培に適した気候・風土に恵まれた阿波において藍の染料「すくも」が大量生産され、全国に広がって徳島藩の経済に大いに貢献しました。しかし、明治時代に海外から大量に輸入されるようになった化学染料に押され、急速に藍産業は廃れてしまいました。

藍住町一帯も、かつては藍の産地で見渡す限り藍畑が広がり藍商人が活躍していましたが、現在では藍の栽培と染料「すくも」の生産は行われていません。

現代の藍住町は、県都徳島市に隣接する住宅地として人口が流入し、50年前に1万人足らずであった町の人口は、現在3万5000人を超え県内で最も人口の多い町となっています。急速な人口増加とインフラの整備は、町内の利便性向上をもたらしましたが、一方で地域のつながりの希薄化と、地域固有の伝統文化の継承が課題になっています。

藍住町内の藍の栽培、染料「すくも」の生産は途絶えていますが、天然藍による藍染め技術を受け継ぐ藍染め職人(染師)は今もなお健在です。かつての伝統を再び見つめなおし、町名の由来ともなった「藍」をまちのアイデンティティとして、藍染め普及の取り組みを進めています。

 

まちづくりの軸「藍染め普及事業」

1stステージ「藍の魅力発信!」

伝統工芸品として捉えられがちな藍染めを人々のくらしに身近なものとするため、ふるさと納税を活用して「藍」の魅力発信に取り組んでいます。

藍染めファッションを身にまといランウェイを闊歩する藍染めファッションショー【インディゴコレクション】、ハンドメイド作家の指導で藍染め素材をアクセサリーに加工する【藍染めワークショップ】、藍染めを身につけて町内の飲食店に出かける【藍deグルメ】、藍商人をモチーフとしたマスコットキャラクター【あいのすけ】など、藍染めに触れる機会を増やし、魅力発信しています。

2ndステージ「よみがえれ!藍住産すくも」

藍染め普及事業の2ndステージでは、地域おこし協力隊の皆さんとともに、町内で途絶えて久しい藍の栽培と染料「すくも」づくり復活に挑戦します。

(1) 人材の確保
町外から地域おこし協力隊を募集し、藍染めに魅了され自らその担い手となる人材を育成します。2018年8月に1期生2名が着任し、藍の栽培とすくもづくりを行う「藍師」と藍染めを手がける「染師」の下で、技術研修に励んでいます。
さらに、2期生4名を追加募集中で、2019年に藍の栽培に踏み出せる体制づくりを進めています。

(2) 藍畑の整備
地域おこし協力隊が活動する藍の栽培場、藍畑を準備中です。約5千平方メートルの農場を確保し、2019年の種まき、苗の定植、管理、葉藍刈りに向けた準備を進めています。

(3) 「藍工房」建設プロジェクト
地域おこし協力隊の2ndステージ活動の場となる、すくもの生産から藍染めまでを一貫して行う施設として、「藍工房」を2019年に建設します。

藍工房は、
・藍畑で刈り取った葉藍を細かく刻んで乾燥させる「藍こなし場」
・乾燥した葉藍に水分を加えて発酵させ、すくもに仕上げる「寝床」
・藍建て、藍染めを行う藍甕を備えた「染め場」
を兼ね備え、藍住町勝瑞城跡公園の一角に建設を予定しています。

 

半世紀の時を経て、藍住産すくもによる藍染めへ挑戦したい

2019年、師走の時期にすくもができることを目指して

藍染め普及事業の2ndステージは、次のスケジュールで取り組みます。

2019年

■地域おこし協力隊
【春まで】:1期生技術習得・農場整備
【3月上旬】:種まき
【4月上旬】:2期生着任、苗の定植
【4~6月】:かん水、除草、追肥、土寄せ
【7月】:1番刈り、藍こなし(葉藍の刻み・乾燥)
【9月】:2番刈り、藍こなし
【9月下旬】:寝せ込み(発酵作業)開始
【10~12月】:水打ち、切り返し
【12月上旬】:天然染料「すくも」完成!

■「藍工房」建設プロジェクト
【6月】:藍こなし場の完成!
【7月】:藍染め工房の完成!
【8月】:寝床の完成!

2019年

2020年

生産したすくもから、藍建て・藍染め作業を実践!

2020年

ふるさと納税の使途に藍染め普及事業を選択していただくことができますが、今回のクラウドファンディングは、「藍工房」建設プロジェクトに使用させていただきます。
藍住産すくも復活のため、ぜひ皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

未来を担う子どもたちも参加

町内の小学校では「藍学習」として、葉藍染めをしたり、藍建てから藍染めをしたりするなど、子どものころから藍染めに親しむ機会を設けています。

藍学習の染料は、現在は町外で製造したすくもに頼っています。そんな現状を打破し、藍の町だからこそ、原料から全て町内産の藍染めを作りたい。

「藍工房」で生産したすくもを藍学習に提供し、藍住産のすくもで藍建てをし、藍染めに触れた子どもたちの中から、将来のすくもづくりの担い手、藍に携わる作家や事業者が現れるサイクルにつなげたいと願っています。

 

事業に携わる方の思い

藍住町 町長 髙橋 英夫

■「阿波藍の里」藍住町から藍の魅力を発信

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藍住町は、昭和30年の藍園村と住吉村との合併により誕生した町です。全国1,700あまりの自治体の中には、色の名がつく市町村は数あれど、「藍」の名を冠するのは藍住町だけです。

かつての藍住町の地域一帯は、吉野川と旧吉野川に囲まれた肥沃な土地と温暖な気候、さらに先人のたゆまぬ努力と知恵により「阿波藍」の産地として繁栄しました。奥村家住宅をはじめ、いまでも町内各所に残る藍屋敷から往時をしのぶことができます。しかしながら、化学染料の輸入により藍産業は衰退し、藍染めの技術は連綿と受け継がれているものの、現在、町内では藍の栽培は残念ながら行われておりません。

ジャパンブルーとして阿波藍が大いなる注目を集めている今、藍住町ではまちづくりの軸として藍染めの普及に取り組んでおり、藍染めに関する機運が町内に高まりつつあると感じています。

藍染め普及の次のステージでは、町の悲願ともいえる藍作、そしてすくもづくりの伝統復活に挑戦し、再び「阿波藍の里」藍住町から、藍の魅力を世界に発信したいと考えています。ぜひご協力をお願いいたします。

地域おこし協力隊 浅野 皓資さん、阪本 佳史さん

■藍住町に阿波藍を復活させたい

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私たちは、平成30年8月から地域おこし協力隊として藍住町で活動しています。着任前は藍住町に来たこともなく、不安はありましたが藍と伝統文化に魅せられて移住を決意しました。まだ藍染め製品ができるまでの全ての工程を学んでいませんが、職人さんの阿波藍にかける思いや情熱、また、すくもから生まれる藍色の魅力にどんどん引き込まれています。

夏の暑い季節に畑で農作業をし、雑草ひとつないよう手塩にかけて育み、刈り取った葉藍を、寝床という場所で温度や水分を管理しながら何度も切り返して発酵させて、やっとでき上がる染料のすくも。

江戸時代、阿波で製造されるすくもの品質が良かったことから、特別に阿波藍と呼ばれるようになったそうですが、阿波藍を伝統的な技法で作り続ける職人さんのもとで、現在研修に励んでいます。

「藍工房」で自分たちで育てた葉藍をすくもに加工し、藍染めをしてみたい。そして自分たちのすくもが、いつか「阿波藍」と呼ばれるようになりたい。

そんな思いを抱きながら、今日もすくもの製造や染料の作り方、藍染め技法を精一杯学んでいます。

本藍染矢野工場 矢野 藍秀さん

■「ものづくりはものにでる」

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近年、化学染料を使った藍染め風作品が増えてきていますが、本藍染矢野工場では天然藍にこだわり、藍師が生み出す阿波藍と「天然灰汁発酵建てによる本藍染め」という江戸時代から伝わる伝統技法を用い、化学薬品を一切使用せずに全ての製品を染めています。

きれいに染めるのは当たり前。ひとつひとつの作品を、丁重に心をこめて丹念に染め上げています。

町内ですくもが作られなくなっても、染師として藍の伝統と文化を受け継いできました。この度、すくもづくり復活に挑戦することを聞き、大変うれしく、そして将来の伝統を担う藍師の育成を頼もしく思っています。

藍住産のすくもを使って藍染めができる日が楽しみです。

 

住民の声

婦人会 西川 嘉子さん

■「藍住町ってどんなところ?」

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この質問、なかなか答えが難しい。人口の多い町、にぎやかな町・・・でもそれは町の個性といえるのかな。案外、わが町を紹介するキーワードが見当たらないような。

町民なら誰もが知っている「藍染め」。ハンカチの藍染め体験をした人は周囲にたくさんいます。しかし、実際に「すくも」を見、その発酵の熱気と匂いまで体感している人は少数なのが現状ではないでしょうか。

町内で目にすることがない藍作とすくもづくりの光景を、町民が気軽に見学、参加できるように復活できれば、町民の藍への関心が再び盛り上がると思います。そして、自分たちの「藍」住町の魅力に気づき、未来の子どもたちが胸を張って「藍が住むまち!」って答えられるようになってほしいと思います。

 

寄附者のみなさまへ

■藍住町からのメッセージ

藍染め文化は日本の宝です。本町の悲願である藍作とすくもづくりを復活させ、藍染めを未来に受け継いでいく本プロジェクトへのご支援に、心よりお礼申し上げます。

また、藍にご関心のある方は、ぜひ「阿波藍の里」藍住町においでください。心よりお待ちしております。

※目標金額に達しなかった場合でも藍工房建設プロジェクトに使われます。

お礼の品一覧