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すべての子どもたちに、テクノロジーに触れ自己肯定感を感じられる場所を提供したい!

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 10,135,000

101.3%

目標金額:10,000,000

達成率
101.3%
支援人数
129
終了まで
受付終了

石川県加賀市(いしかわけん かがし)

寄付募集期間:2018年12月12日~2019年3月11日(90日間)

石川県加賀市

プロジェクトオーナー

子どもたちは、自分の興味の赴くままに、楽しんでテクノロジーを触れることによって、大人から見ても「これはすごい」という作品をしばしば作りあげます。その時、子どもたちは技術的なスキルの向上だけでなく、自己肯定感の高まりも感じているのだと思います。
このプロジェクトでは、学校や家庭でのいづらさを感じている子どもたちも含めた、すべての子どもたちが、そういった嬉しい気持ちを身近なところで、いつでも経験できるような場所としての「コンピュータクラブハウス(ComputerClubhouse)」を国内で初めてつくることを目指しています。
このプロジェクトは、いろいろな状況や条件の中で生活しているすべての子どもたちが、テクノロジーを通じて自信を持てるきっかけや場所づくりの実証として、石川県加賀市とプログラミング教育に関する連携協定を締結しているNPO法人みんなのコードが取り組んでいきます。

加賀市とみんなのコードが、このプロジェクトで実現したいこと

加賀市とみんなのコードが、このプロジェクトで実現したいのは、「すべての子どもたちに、テクノロジーに触れ自己肯定感を感じられる場所を提供したい」ということです。

子どもたちは、どの子も無限の可能性を秘めています。ただ、本人も周りの大人たちもまだまだこれに気づかないことのほうが多いでしょう。自分の中でしっかり考えることはできても、その表現が得意ではない為に、その子の良さが中々周囲に理解してもらえない子どももいます。

私たちは、子どもたちがコンピュータをはじめとしたテクノロジーに触れることによって、単に技術を身に着けるだけではなく、自分の考えを表現することの楽しさや、その活動を通じて自己肯定感を感じる経験を提供することで、一人ひとりの無限の可能性が目に見えて現れてくるきっかけを作りたいと思っています。

コンピュータクラブハウスというグローバルな取り組みでは、子どもたちがこれを機会に学校外でも積極的にテクノロジーに向き合えることにより、将来活躍する芽を育んできています。

私たちはそのようなことを思いながら、すべての子どもたちに向けて「コンピュータクラブハウスにおいで」と呼びかけつつこの取り組みを始めます。

今回のプロジェクトを成功させるために、次の3つを実施します。

(1)子どもたちが学校外でテクノロジーにいつでも・安全に触れられる機会を提供します。
(2)子どもたちが自分たちの興味に沿って作ったものが、周りの大人や子ども同士の仲間から「スゴい!」と認められることによる自己肯定感を育みます。
(3)未来の人材育成をする全国の先駆けとなる成功事例を作ります。

 

プロジェクトをやろうと思った理由

これまで加賀市では、平成27年度から教育プログラム「ロボレーブ」を通じた課外活動、平成29年度からは日本初となる小学校4年生から中学校3年生で「総合的な学習の時間」に年間5時間以上の学習を導入など、様々な取り組みを実施してきました。

そのような中、市内のある先生からプログラミングの授業の現場でこんなことがあったとお聞きしました。

普段の授業では熱心に考えはするものの発言等での表現は少し苦手な子どもがいました。

そんな彼がプログラミングの授業では、他の子どもたち全員が感心するプログラムを作り上げ、その時間のクラスのヒーローとなりました。

先生は私に言いました。

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「プログラミングを取り入れた授業では、クラスの中では普段おとなしい子がリードしてて大変嬉しかったです。その子がみんなから「すごい!」と声をかけられて、誇らしげな表情でにこにこしている姿には感動しました。このようなプログラミングの機会をもっと提供したいのですが、小学校という場ではどうしてもこれだけに時間をさけないのが事実です。彼のような子がプログラミングをもっと体験できる場所があるとさらに伸びるし自己肯定感に繋がると思うんですよね。そうすると彼は周りのみんなからより一層認められるのではないかと感じてます。」

このような声は複数の先生から有り、加賀市としては、「プログラミングの機会は学校教育という枠組みの中だけではなく、学校外で子どもたちの好奇心、創造性を発揮する機会も必要だ」と強く思ったのです。ちょうどそのような課題感を感じている中で、「コンピュータクラブハウス」という取り組みを知り、是非加賀市で国内第一号を始められないかと検討をはじめました。

解決策

プロジェクトを通して実現したいことは、学校外でもっとやりたい子どもたちのためにコンピュータクラブハウスをつくる

コンピュータクラブハウスという子どもたちに「いつでも」「安全に」「テクノロジーを知れるコミュニティ」が世界中18カ国に約100箇所広がっています。この取り組みは、海外では広まっていますがまだ日本国内にはなく、最初の成功例にしたいと考えております。
学校外でも居場所があることで、子どもたちの得意分野や隠れた才能を発掘し伸ばすことができたらと考えております。

なぜ 加賀市 x みんなのコード なの?

加賀市は2016年からみんなのコードと協業し、プログラミング教育の必修化に先駆けて日本で初めて、小学生4年生から中学校3年生で「総合的な学習の時間」(中学の一部は技術家庭の時間)に年間5時間以上のプログラミングの学習を行っています。

その他にも総務省地域ICTクラブの取り組みや希望児童全員にRaspberryPiを配付しワークショップを開催する等のプログラミング教育に積極的に取り組んでいる自治体です。

ここまで、そういった取り組みを積み重ねてきた為、加賀市とみんなのコードはプログラミング教育に関する連携協定を2018年10月に締結し、次の段階としてこのプロジェクトを開始することとなりました。

2018年10月29日加賀市とみんなのコードで連携協定を締結

これまでは学校内を中心にプログラミング教育を実施してきましたが、2019年は学校外での発展的なことをするための支援をすることで、より包括的なプログラミングを楽しむ機会が増えることを見込んでいます。

具体的な活動内容

1.平日夕方や週末に週20時間以上子どもたちが自由に使える場を開放

2.子どもたちの興味に沿った活動のメンタリング

3.Scratchのようなソフトウェアだけでなく、テキスト言語を使ったプログラミングや、micro:bit や RaspberryPi等を使ったフィジカルコンピューティング、3Dプリンター等を使ったFab活動等を幅広く実施できるようサポート

4.講師からのワークショップの提供

これらを、コンピュータクラブハウスネットワークへの加盟により実現いたします。

具体的な活動内容

子どもたちが自分自身の興味・関心をより伸ばすためのメンタリングやサポートに加えて、安心して学べるコミュニティやファミリーという認識を持ってもらう必要があると考えています。コンピュータクラブハウスにくる年齢がバラバラの子どもたちが、年齢・性別・バックグラウンド・価値観などお互いのことを理解し、よりコラボレーション出来るようなコミュニティを作ります。

資金の使い道

ご寄附いただいたふるさと納税は下記の用途に使用します。
・「コンピュータクラブハウス ネットワーク」の加盟・登録費用
・講師が子どもたちにプログラミングやテクノロジーについて指導するための費用

また、一般的なふるさと納税とは異なり、返礼品のご用意はありませんが、寄附していただいたみなさまとは今後も一緒に子どもたちの未来をつくっていくために次のことを実施予定です。
・進捗報告
・2019年12月にプロジェクト報告会 (加賀市及び東京)

 

推薦コメント

株式会社メルカリ 取締役社長兼COO 小泉 文明

コンピュータクラブハウスの日本国内第一号が始まると聞いて応援しています。私は通っていた中学校が当時としては珍しくマックを自由に使えるパソコン室があり、そこで簡単なゲームやコンピュータグラフィックスを作っていました。その時の自分で作る体験はコンピュータ、インターネットを好きになる原点であり、今のメルカリでの仕事に繋がっていると感じています。今回の加賀市での取り組みが、コンピュータクラブハウスに通う子どもたちが次の時代に輝くきっかけとなればと思い応援しています。

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マサチューセッツ工科大学メディアラボ 博士研究員(MIT) 村井 裕実子

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加賀市とみんなのコードのコンピュータクラブハウスのオープンを応援しています。世界中のコンピュータクラブハウスでは、年齢性別、知識や経験に関わらず、すべての若者が好きなことを見つけ、安心してとことん取り組むことのできるよう、プログラミングに限らないさまざまな創作環境と、多様な経歴をもつメンターによるサポートを提供しています。

そこでは、一人ひとりの若者が、用意されたプログラムをただ受講するのではなく、自ら考え、他者と関係を築き、興味のあることを積極的に掘り下げていくアクターとなれるよう、支え合う文化があります。

この加賀市とみんなのコードの新しい取り組みにより、加賀市の若者が、自らの興味に向き合い、表現することを通して、自信と生きる力を身につけていくきっかけになればと期待しています。

 

加賀市について

石川県加賀市長 宮元 陸

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加賀市は平成27年度に始めたロボットプログラミングの競技大会である「ロボレーブ国際大会」や、平成28年度の総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」以来、これからの子どもたちに必要になるであろうと考えプログラミング教育に力を入れてきました。

プログラミング教育の現場を回ってみると、「普段はおとなしい子がプログラミングでとても輝いている」という声を多く聞きます。

こういったプログラミングで輝く子どもたちには大人の決めたプログラミング教育の枠に留まらずに、彼/彼女の好奇心・創造性を発揮し、未来を彼ら自身の手で作っていける人になって欲しいと願っています。

そのような課題を感じていたところ「コンピュータクラブハウス」という取り組みが海外であるのを知り、加賀市と連携協定を締結しているNPO法人みんなのコードさんの力を借りて「コンピュータクラブハウス」の国内第一号を始めたいと考えています。

「コンピュータクラブハウス」は、1993年、アメリカを発祥の地に、若者がコンピュータやテクノロジーに向き合う動機ときっかけを提供する場所として発足し、今では世界中にそのネットワークが広がり約100箇所で運営されています。子どもたちは興味と情熱をもってこれに参加し、知識やスキルを高めて、自分なりの成果を生みだしていくことで喜びを感じています。

また、「コンピュータクラブハウス」の大きな目的の一つに、様々な状況にある子どもたちにコンピュータの基礎を学ぶチャンスを提供することがあり、技術習得と小さな成功により得た自信は子どもたちのその後の人生によりよい影響を与えているようです。

現在、ICT機器を使う、プログラミングをする、ロボットを動かすなどは特別なことではなくなってきています。私は、こういったことがすべての子どもたちにとって身近で普通に思えるような環境の整備は、技術革新が激しく進む現代社会の中での「生きる力」を育み、ひいては地域の将来を担う人材の育成のために重要であると捉えています。

そして、このような環境は学校教育の場面のみならず、どの子どもにとっても、学校から帰った後の家庭環境などに影響されることなく同じでなければならないとも思っています。

「コンピュータクラブハウス」の取り組みは、これらの課題解決にきっとつながるものであり、そこで加賀市はみんなのコードと協力をして、この立ち上げと運営に取り組んでいくことといたしました。

子どもたちが目を輝かせながら、集まってきた仲間と一緒にコンピュータやテクノロジーに触れている、その中のある子は何かを達成したことで自分の中に自信が芽生えている、その経験が将来への成長につながっているそのような将来を目指し、今後、加賀市とみんなのコードとは、全国の他地域でのモデルともなれるよう力を合わせ取り組んでまいります。

皆さま方には、このチャレンジにご賛同を賜り、是非とも応援いただけますよう心よりお願い申し上げます。

 

みんなのコードについて

NPO法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太

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こんにちは。NPO法人みんなのコードの代表理事の利根川裕太です。

みんなのコードは「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」とのミッションの下、2015年に活動を開始したNPO法人です。具体的には小学校でのプログラミング教育領域で、33都道府県にて先生向けの研修会を実施したり、授業で使えるオンライン教材を提供したり、文部科学省や内閣官房のプログラミング教育関連の会議で政策提言したりと、ミッションの為に必要な活動を幅広く実施しています。また、プライベートでは6歳と3歳の子どもの父親でもあります。

今回、「 コンピュータクラブハウス」 という学校外で無料でテクノロジーに触れられる場所を日本で初めて立ち上げることで、学校外でも子どもたちがプログラミングを楽しむ居場所をつくりたいと考えております。

全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にするため、まずは加賀市での本プロジェクトへのご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
この活動を機に、学校外での支援を通して、すべての子どもたちに、テクノロジーに触れ自己肯定感を感じられる場所をつくるために、応援のほどどうぞ宜しくお願いいたします。

  • 2019年03月19日 10:17

    【御報告】目標金額を達成できました。御支援に心からの感謝を申し上げます。

    本プロジェクトは3月11日を持って、寄附募集期間を終了しました。
    たくさんのご寄附をいただき、誠にありがとうございました。
    皆様からの応援メッセージにつきましても重ねて感謝申し上げます。

    現在、2019年5月中のオープンを目指し、本プロジェクトを進めております。
    目標金額を上回りました寄附金は、本プロジェクトの2020年度分事業費として、活用させていただきます。

    皆様からいただいたご期待に応えられるよう、日本初のコンピュータクラブハウスをより良いものにしていきますので、今後とも加賀市を応援いただけますと幸いです!

    (写真)石川県加賀市 宮元陸市長とみんなのコード 利根川裕太代表理事

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石川県加賀市

日本を代表する、北陸最大の温泉地である加賀温泉郷を有する加賀市。山中温泉・山代温泉・片山津温泉の3温泉は、それぞれ異なった趣で訪れる方を楽しませ癒します。また、伝統工芸が盛んで、日本の陶磁史を彩る「九谷焼」や漆器産地として生産額日本一を誇る「山中漆器」などの匠の技を大切に守り継いできました。豊かな自然に育まれた山海の恵みとその新鮮な素材を活かした様々な絶品グルメも魅力です。歴史の息吹に触れ、美しい自然と美味しい食に出会える地、加賀市へぜひお越しください。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • ふるさと納税のあるべき使い道だと思います。
    未来の子供たちのためにこういった活動を応援します。

    2019年3月5日 14:05

  • 素晴らしい企画です。

    2019年2月19日 21:31

  • すてきな取り組みだと思います。得意なことを伸ばす環境となることを願います。

    2019年1月29日 23:13

  • 応援しています!

    2019年1月28日 10:35

  • 応援しています!

    2019年1月13日 23:35

  • 出来上がったらぜひ見にお邪魔したいです!

    2019年1月10日 4:14

  • 子供たちに良い未来を!

    2019年1月9日 23:44

  • 日本で初めての試みに期待しています。がんばってください。

    2019年1月9日 9:28

  • 東京都立川市の小学校で教員をしております。加賀市で起こった火種が、
    東京、そして日本中へと広がっていくことを期待して、
    心ばかりの金額ではございますが、
    お手伝いさせていただきます。

    2019年1月7日 21:42

  • 利根川さん、頑張ってください!

    2019年1月2日 22:29

  • プログラミング教育普及と人材育成がんばってください。

    2018年12月31日 23:29

  • ガンバレー

    2018年12月31日 22:11

  • 実現を楽しみにしております。頑張ってください。

    2018年12月31日 20:48

  • 素晴らしい取り組みだと思います。各地域に、子どもたちの興味を強みへ伸ばし、将来へ繋げてくれるような機関が必要だと思っています。日本中のモデルとなって頂ければと思います。

    2018年12月31日 20:41

  • 応援しています!いつか、授業を見に行かせてください!

    2018年12月31日 20:18

  • ぜひ取り組みの参考にさせていただきたいと思います。
    課題はたくさんあると思いますが、実現を期待しています。

    2018年12月31日 19:30

  • 現在95歳の大聖寺高校の同窓生です。これから将来を
    になう皆様に少しでもお役に立てば幸いです。

    2018年12月31日 17:22

  • 子ども達の将来のために使われるのであれば、進んで納税する気持ちになれます。こうした社会的に意義のある明確な目的税が増えることを願います。

    2018年12月31日 16:29

  • 利根川くん頑張って。応援してます

    2018年12月31日 16:29

  • 応援してます!

    2018年12月31日 15:15

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