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「不変」を貫き、常に「変化」に挑む!100年続く夕張メロン産地への挑戦

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

main_img 達成

寄付金額 7,196,300

143.9%

目標金額:5,000,000

達成率
143.9%
支援人数
170
終了まで
受付終了

北海道夕張市(ほっかいどう ゆうばりし)

寄付募集期間:2018年12月3日~2019年1月8日(37日間)

北海道夕張市

プロジェクトオーナー

夕張市は少子高齢化、人口減少を言い訳にしない新たな人材確保を夕張メロンと共に挑戦します。夕張メロンの生産に欠かすことのできない熟練の労働力も年々減少し、細かな手作業が多い夕張メロンの生産量を維持することが年々、難しくなっています。しかし、「仕方がない」とは絶対に言わない。夕張メロン生産は、常に試練と向き合ってきた半世紀であり、100年続く産地を目指し、農業者、農協、行政が連携して新しい人材の確保に挑戦します。

夕張メロンでソトからヒトを受け入れる挑戦

不利的条件を言い訳にはしない!

photo by 鈴木優作(夕張高校)

夕張市は、昭和35年の人口(11万7千人)をピークに急減し、現在は8千2百人まで人口が減少しました。日本全体が人口減少していく中で、夕張が人口増に転換することは、イメージできません。

手厚い支援で人を増やすという単純な発想ではなく、夕張市民の取組に共感し、関わりを継続してくれる「関わり人口」との交流こそ重要であるという考えています。関わってくださる方と、このマチを良くしたいと自ら活動する市民=「活動人口」との交流から、新しい可能性を生み出していくことをまちづくりの基本方針としています。

その交流の場の一つが農業(仕事)であり、滞在空間(公営住宅)は地域の住民で整備し、困り事があれば「集落住民」がしっかりとお手伝いするという考え方で、新しい交流を創っていきます。この考え方は、炭鉱時代の生活文化(一山一家)が今なお残っているからで、炭鉱で働く者とその家族全員で一家であるという支え合いの文化です。

夕張メロン農家も皆で技術を磨き、皆で産地を守り続けるという正に一山一家の農業です。こんな夕張に関心をもっていただける方を受け入れるための環境整備にご協力をお願いいたします。

 

この地にあるモノの見方を変えて・・・

公営住宅、元校長住宅だって・・・

人口減少によって多くの空き住戸を抱える公営住宅、小中学校の統廃合で使われなくなった元校長住宅。もったいない・・・。見方を変えれば、人を受け入れるゲストハウスにだってできる。地域の課題を集めて、議論すれば資源に変わる。こんな取り組みを増やしたい。こんな思いから、公営住宅の目的外使用を緩和するための地域再生計画を内閣府に提出し、平成30年11月9日に計画の認定を受けました。

これにより、夕張の農業という仕事に関心のある方、夕張を拠点に活動したい方、夕張のまちづくりに関心のある大学生の活動拠点としての活用が可能になりました。夕張市民とならなくても、夕張に関わりを継続的にもっていただける方、短期間でも夕張の産業の力になっていただける方が気軽に来れるように、滞在・居住空間を5室程度整備します。

カバン一つで来ていただける空間づくりを目指し、市民ボランティアの力も借りて、来春までにオープンを目指します。

※現在、来春から夕張の農業サポーターになっていただける方を募集中です。ご関心のある方は是非下記リンクをご覧ください。(日本仕事百貨:12月14日~1月6日まで)

▶農業サポーターの詳細についてはこちらから

 

幸福を考えられるまちへ

「課題」×「交流」×「知恵」×「学び」×「らしさ」の連鎖へ

photo by 鈴木優作(夕張高校)

日本全体の人口減少が加速する中で、夕張市があらゆる知恵を駆使しても人口減少を止める特効薬は持ち合わせていない。

平成24年(2012年)3月に策定をした「夕張市まちづくりマスタープラン」では、人口減少を受け止め、それに対応しうる持続可能なまちづくりを目指すとされ、これまで可能な取り組みを行ってきた。その一方で、人口が減少することに慣れ過ぎたせいか、「仕方がない」感が充満し、更に縦割り的な発想や前例に執着して、適切な改革が遅れるなど、市民意識に停滞感が蔓延してきた。

こうしたことから、まずは人口が増える要素に主眼を置くよりも、減らないための課題をしっかりと自分事化し、夕張に関心を持ってくれる方との交流から、課題解決に向けての知恵を習得し、好循環への芽を育てていく。

そして、夕張市は一人ひとりが役割を考え、自ら学び、活動する地域の人材「活動人口」と、必ずしも移住に結びつくことに捉われなくても、夕張市のまちづくりに多様な関わりをもってくれる人材「関わり人口」を増やすことで、住民基本台帳上の人口を補完し、こうした関わりにより、地域を豊かにするための人材が確保されるという考え方を重視し、地域づくりを進めていく。

こうした取り組みから、住民自らが地域への愛着や生活文化への誇りを再認識し、幸福のカタチを見つけていく。

■春には皆さんを受け入れられる環境整備を

市民力で皆さんを心から歓迎いたします

2018年 受け入れ住宅のリフォーム 5件
2019年 農業研修生受け入れ    1件
2020年 オリンピック東京大会で夕張メロンを提供

 

事業に携わる方の思い

メロン農家 永沼 哲明さん

■難しいけど、作りたいと思わせるメロンと共に

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夕張メロンは他にはない芳醇な香り、口の中で溶けるような果肉の柔らかさという特徴がある一方で、球形になりにくい、ネットがかかりにくいという生産者泣かせのメロンであり、「これは」と思えるメロンに出会えることは多くはありません。

一つのの作業を誤ると一週間の遅れが生じたり、収穫を1日間違えただけで、そのメロンを皆さんに届けることを出来なくしたことが何度もありました。

このように栽培することが難しいメロンであるからこそ、満足いくものを作りたい、見てみたいと思わせるメロンなのです。世界で一つしかない味にこだわることをこれからも止めることはありません。

このように、手のかかるメロンを作るためには、人の手を確保するしかありません。今、行政、農協、農業者が強く連携し、地域の資源を最大限生かし、人を受け入れる挑戦をスタートさせます。

写真

 

住民の声

沼ノ沢ふれあいサロン 小川 昭雄さん

■私たちも同じ気持ちで・・・

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ここ沼ノ沢地区は農業地帯であり、農家さんで成り立っている集落です。夕張の関わり人口になっていただける方々の生活、余暇のサポート(遊び、飲み会も含む)はお任せください。私たち地域住民も、しっかりと「活動人口」になります!

 

寄附者の皆様へ

夕張市からメッセージ

夕張市は、人口減少が進む中で、「課題」と向き合う人材づくりから産業を創ることを目指しています。これまで、出来ない理由を主語にしてきたことを反省し、地域の文化や資源を再確認して、夕張らしい交流のカタチづくりを進めていきます。

このプロジェクトに共感いただき、ご支援いただきました皆様方に心から感謝申し上げます。

 

お礼の品をご紹介

このプロジェクトに応援いただける方のお礼の品として、夕張メロンにゆかりのある商品からお選びいただけます。

夕張メロン

photo by 鈴木優作(夕張高校)

一つの品種と共に歩んで57年、無二のメロンづくりにこだわり続けたことから、「夕張メロン」はとにかく栽培の難しい品種です。

1品種50年続くことは奇跡と評されますが、先人から一貫して貫いてきたポリシーは至ってシンプルで、食べていただく方への「信頼」を守り続けるということです。この信頼を変えないために、我々夕張メロン農家は、常に変化し続けることを止めません。そして、世界に一つの味を守るために日本一厳しいと評される品質検査方法も変えません。

でも、夕張メロンをお客様に安定的に届けるには、我々と一緒に畑で汗をかいてくれる方が必要です。限られた期間でも、一緒にメロンづくりに協力してくれる方を受け入れるため、公営住宅や元校長住宅のリフォームを始めます。地域にある資源を大切に使い、炭鉱時代からソトのヒトを受け入れてきた生活文化(一山一家)を継承し、仲間を大切にして、新しい可能性を見出します。

また、夕張メロンの伝統やこだわりに共感し一緒にメロンづくりに挑戦する若者を受け入れる環境を整え続けます。是非、この挑戦にご協力ください。

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

北海道夕張市

夕張市は札幌市内から60㎞、新千歳空港から50㎞の位置にあり、立地に恵まれた歴史・文化・スポーツ交流都市です。北海道は平坦で広大な土地が多いですが、夕張市は中山間地で、石炭の生産、輸送を第一に考えて街の機能が形成されたことから、まちの中には不思議な光景がたくさん残っています。また、こうした地形は、気温の寒暖差を生み、世界に誇る夕張メロンが誕生した要因でもあります。是非、夕張にお越しいただき、楽しい体験をしてください。