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地元や観光客から愛されていた繭最中を復活させたい!

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

main_img 達成

寄付金額 1,030,000

103%

目標金額:1,000,000

達成率
103%
支援人数
39
終了まで
受付終了

静岡県松崎町(しずおかけん まつざきちょう)

寄付募集期間:2018年11月9日~2018年12月31日(53日間)

タグ:

静岡県松崎町

プロジェクトオーナー

松崎町は全国シェア7割を誇る『桜葉』を活用した商品は複数あるが、桜葉関連以外の商品がありません。

静岡県の有形文化財に指定されている「旧依田邸(旧大沢温泉ホテル)」では、昔「まゆの里」という名で繭最中を提供しており、当時、多くの人から愛される商品でした。

現在は廃業となり、町が買い取り、観光施設として整備を進めています。整備に併せ、歴史・ストーリーを持つ繭最中を復活させ、町の代表的なお土産の一つにすると共に、繭最中を通して松崎の歴史を知ってもらうことを目的とし、今回クラウドファンディングに挑戦します。

幻の最中を復活させたい!

繭最中を復活させ新たな商品を

「繭最中(まゆもなか)」とは蚕の繭玉を象った皮でぎっしりと餡を包んだ和菓子です。

このプロジェクトは、かつて静岡県松崎町に存在し、地元からはもちろん観光客からも愛される商品だった【幻の最中】を復活させるプロジェクトです。

かつての「繭最中」を新たな「まゆもなか」として復活させます

松崎町は古くから早場繭の産地として知られ、この地方における養蚕の起源は、少なくとも二百余年も前から行われていたとあります。特に幕末から明治の始めにかけては、横浜の生糸商人が大量買い付けに訪れ、その初繭取引で決められる“伊豆松崎相場”は、欧米にまで知られるほどでした。

国の登録有形文化財や静岡県の有形文化財に指定されている「旧依田邸」が、江戸時代からの庄屋屋敷の自宅を改装して開業した「大沢温泉ホテル」時代に、「まゆの里」という名で繭最中を提供しており、当時、地元からはもちろん観光客からも愛される商品でした。

「旧依田邸(旧大沢温泉ホテル)」は廃業となり、現在は町が買い取り、観光施設として整備を進めています。整備に併せ、歴史・ストーリーを持つ繭最中を復活させ、松崎町の代表的なお土産の一つにすると共に、繭最中を通して松崎町の歴史を知ってもらうためにも皆様からのご支援が必要です。どうぞご協力ください。

 

繭最中を復活させます!

全国の思いが松崎町の新たな商品となります。

松崎町は全国シェア7割を誇る『桜葉』を活用した商品は複数あるが、桜葉関連以外の商品があまりありません。
桜葉で有名な町だけに、桜葉以外の商品を定番商品として定着させることが困難を極めています。

このプロジェクトの目標は「繭最中を復活させる」という単純な内容ですが、県内で最も人口が少ない町である松崎町では、新たな試み・リスクの高い事業へなかなか挑戦できません。

GCFを活用し、松崎町の現状を理解していただき、町として新たな試みとなるプロジェクトに共感していただける皆様からの寄付金を使って、町の歴史・ストーリーを持つ繭最中を復活させ、松崎町の代表的なお土産の一つにすると共に、繭最中を通して松崎町の歴史を多くの方々に知っていただきたいです。

■復活を目指して

試食会も開催し、皆様の意見が商品となります

■プロジェクトの目標
・繭最中を復活し新たな定番商品となる
・商品を通して町の歴史を多くの方に知ってもらう。
・町に関心を持ってもらうことで観光客が増加し、町全体に活気づく

■繭最中復活のスケジュールは以下のとおりです。
・平成31年1~3月・・・商品開発(最中型の製作、最中の皮・あんこの製作)
・平成31年3月・・・商品完成

 

新たな「まゆもなか」とは

蚕の繭玉を象った皮でぎっしりと餡を包んだ和菓子

復活させる「まゆもなか」には、松崎町石部地区にある棚田で収穫される黒米を使用した皮に、松崎町の姉妹都市である北海道帯広十勝産のあずき、白いんげん豆、松崎町特産の桜葉、桑、蓬等を使用した季節の餡を包み、四季を感じられる最中にしたいと思います。

皮は、カリッとした食感を楽しんでいただけるよう薄皮にし、繭玉の実物大に近づけ一口で食べられる大きさにしたいと考えています。

■新たな「まゆもなか」に使用する材料

姉妹都市北海道帯広市「十勝産あずき」

十勝は小豆の生産量が全国1位。
十勝の小豆は色が淡いので、全国のお菓子屋さんに重宝されています。
小豆は昼間太陽の光を浴びて成長しながら養分をつくりだし、夜にその養分を糖分に換えて蓄積します。十勝地方は、昼夜の寒暖の差が大きく最も栽培に適した気候であると言われています。
また、冷涼な気候のもとで育つとタンニン(渋み)の含量が少なくなり、風味がよくなると言われています。

姉妹都市北海道帯広市「十勝産あずき」

姉妹都市北海道帯広市「十勝産白いんげん豆」

白いんげん豆は白餡の原料として扱われます。
でんぷん質が多く、すっきりとした味わいは、様々な食材との相性もよく、料理の引き立て役として優秀な豆です。
いんげん豆は「美食家の予防薬」と呼ばれ、エネルギー源となる炭水化物以外に、食物繊維やミネラル、タンパク質も豊富に含みます。しかも強く味の主張をすることがないため、砂糖や水あめを加える白餡の材料にもってこいの栄養豊富なおいしい豆です。

姉妹都市北海道帯広市「十勝産白いんげん豆」

松崎町石部地区にある棚田で収穫される黒米を使用した皮

石部(いしぶ)棚田は、標高120~250mに広がる約370枚、4.2haの田んぼで、東日本では珍しい石積みの棚田。眼下に駿河湾を一望でき、晴れた日には、富士山・南アルプスを望むことができる絶景の棚田です。
駿河湾の潮風を受けながら育った黒米にはタンパク質・ビタミンB群・ナイアシン・リジン・トリプトファンが豊富で、鉄分・亜鉛・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分も含んでいます。また、老化の原因となる活性酸素をとりのぞく働きのあるアントシアニン(ポリフェノールの一種)も含まれており、アンチエイジングに効果的。美しい髪を守り、眼精疲労、視覚機能の健康維持にも役立ちます。

松崎町石部地区にある棚田で収穫される黒米を使用した皮

松崎町特産の桜葉、桑、蓬等を使用した季節の餡

桜葉・・・桜葉の塩漬けにはソメイヨシノ等の観賞用の桜とは異なり、特有の芳香成分「クマリン」の含有量の多いオオシマザクラという葉を収穫するための品種を使用しています。「クマリン」には、芳香、抗菌作用に加え、血圧低下作用、アルツハイマーの防止や回復、ガンの抑制作用といった効果があると言われています。

桑・・・桑の5大成分として①デオキシノジリマイシン・・・この成分は桑の葉からしか得られない貴重な成分で、糖質の吸収をブロックして体外へ出す効果が高く、ダイエットや糖尿病への効果が期待されております。②ルチン・・・血管を強化すると同時に血管を掃除する成分で、特に、脳の毛細血管を強化する働きがあると言われている。③ギャバ・・・血圧を抑える成分④食物繊維・・・便秘を改善し、ダイエットにもよい成分。⑤ミネラル・・・体に良いと言われるカルシウム、カリウム、鉄分などが豊富。が含まれています。更にカフェインが含まれていないので、お子様から高齢者まで安心して口にしていただけます。

蓬(よもぎ)・・・蓬は全国各地の野原や河川の土手など自生しています。食用としては新芽の出てくる3月~5月に収穫され、香りが高く、主に草餅やヨモギ餅の材料として知られています。万能薬草ともいわれ栄養価が高く健康食としても注目されています。

松崎町特産の桜葉、桑、蓬等を使用した季節の餡

 

事業に携わる方の思い

「伊豆・松崎・であい村 蔵ら」 青森 千枝美さん

■歴史が繋ぐ物語

写真

松崎町は桜葉のイメージが強く、新たなイメージを定着させるの難しいですが、私は常に新しいことに挑戦したいと考えます。今回の繭最中を復活させるというのも、松崎町の大切な歴史、文化を未来の子供達にも繋げ、過去・現在・未来が一本の糸で繋ぐような物語を実現したい考えます。

私が子供の頃、養蚕所へ遊びに行き、冬に暖かい部屋でモリモリと蚕が桑の葉を食べる様子を眺めるのが大好きでした。そのモリモリが3ヵ月位経過し、糸を口から出して「繭」になっていくのを不思議に感じていた思い出があります。「旧依田邸(旧大沢温泉ホテル)」のお土産として提供されていた「まゆの里」は観光客から人気がある商品でした。私は観光客ではありませんでしたが、お願いして何度かいただいたことがあります。「まゆの里」をいただいて、幼少期の記憶が蘇ったのを覚えています。今回の商品は「旧依田邸(旧大沢温泉ホテル)」をご利用してくださっていた方々にも、私にとっても、大変思い入れのある商品となります。

地域の町おこしでは「若者、バカ者、よそ者」論とよく聞くが、人生経験豊富な人の知識は必要であり「若者、バカ者、よそ者、知恵者」であっていいと思います。
今の若い世代には、私たち世代の知識・知恵を吸収してもらい、逆に私たち世代は、今の若い世代から刺激を受け、民・官、老・若で協働でより良い町づくりをしていきたいと思います。

 

寄附者の皆様へ

皆様の思いの詰まった繭最中をお届けします。

写真

多くの方々の思いによって復活した繭最中をお届けします。

松崎町の歴史を感じながら味わっていただけたら幸いです。

また、皆さまのご意見を商品開発の参考と考えており、試食会を開催する予定です。

  • 2019年04月23日 10:02

    「繭最中」完成!

     このたび、皆様からいただいた多くのご支援により、繭最中「伊豆松崎まゆこ」が完成しました。
     本プロジェクトは、松崎町で古くから知られている早場繭の歴史にちなみ、旧大沢温泉ホテルで提供されていた繭最中「まゆの里」を新たな繭最中として復活させ、町の代表的なお土産の一つとすると共に、繭最中を通して松崎町の歴史をPRすることを目的として実施しました。
     この繭最中は、蚕の繭玉を象った皮に、当町の特産品を使った餡を包んで食べる最中です。餡には、姉妹都市である帯広・十勝産の小豆と白いんげん豆、当町の特産である桜葉、桑葉等を使用し、小豆餡、桜葉餡、桑葉餡の3種類を作りました。秋には、黒米を使用した黒米餡と栗餡の2種類が追加される予定です。
     であい村・蔵らにて販売しているほか、店内では、お茶とセットで食べることもできます。
     また、ふるさと納税の返礼品としても新たに登録されました。当町を応援してくださる方々に松崎の歴史を感じてもらい、応援者となるファンを増加させることができればと考えています。
     たくさんのご支援をありがとうございました。今後とも、静岡県松崎町を応援していただけると幸いです。

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  • 2019年01月10日 12:45

    寄附募集期間終了と寄附の御礼

    多くのご支援により、2018年12月31日に本プロジェクトの目標金額を達成いたしました。
    誠にありがとうございました。

    皆様からの寄付金は「繭最中(まゆもなか)」の商品開発に活用させていただきます。
    2019年3月には商品が完成する予定です。

    今後とも静岡県松崎町を応援いただけると幸いです。

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静岡県松崎町

松崎町は伊豆半島の西海岸に位置し、古くから産業・交通の要所として栄え、海岸は美しい景観に富み、豊かな緑に育まれたせせらぎは、潤いある住環境を形成しています。また四季を通じて過ごしやすく、なまこ壁の家並みが残る町は情感あふれる景観に満ちています。

平成25年度から『日本で最も美しい村』連合に加盟し、なまこ壁、桜葉、棚田に代表される地域資源や美しい景観を大切にし、「一人ひとりが主役となり 活力とやすらぎのあるまち」町民との協働によるまちづくりに取り組んでいます。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 松崎町に行ったことはありませんが、かつての養蚕業や製糸業につながるお菓子を復活させたいというプロジェクトに興味を覚えました。時間はかかっても、ぜひ地元の名物に育ててください。

    2018年12月5日 22:34

  • 蔵らさんにはいつもお世話になっています。
    繭最中復活を楽しみにしています!

    2018年11月24日 13:54

  • まゆ最中の復活頑張ってください!
    青森さんをはじめとした蔵らのみなさん、応援してます!

    2018年11月23日 20:26

  • 松崎の歴史ある銘菓復活応援させていただきます❗

    2018年11月19日 22:18

  • 松崎の歴史文化の伝承のお役にたてればと思います。

    2018年11月10日 9:50

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