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花粉症の原因となっている、スギやヒノキの間伐、広葉樹の植樹を通して、花粉症削減を目指す

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 1,745,000

58.1%

目標金額:3,000,000

達成率
58.1%
支援人数
42
終了まで
受付終了

広島県神石高原町(ひろしまけん じんせきこうげんちょう)

寄付募集期間:2018年11月9日~2019年4月30日(173日間)

広島県神石高原町

プロジェクトオーナー

日本では国民の4人に一人が花粉症患者とされています。その発生の要因となるのがスギやヒノキなどですが、戦後、植林されたスギやヒノキなどの針葉樹はその後、需要の低迷や林業従事者の後継者不足などから、山林で放置された状態となっています。さらに、針葉樹は広葉樹に比べて根が浅いため、近年相次ぐ豪雨や水害によって、倒木が押し寄せる土砂災害の原因を引き起こすなどの一因と指摘されています。
このプロジェクトは、花粉飛散や土砂災害の要因となるスギやヒノキを間伐して、日本の里山に合った広葉樹に植え替えます。

神石高原町から全国へ、花粉症をなくしたい!

森づくりを通して花粉症撲滅を目指す

国民のほぼ4人に1人。花粉症を患う日本人の割合です。患者数にすると、3000万人を超えるとされています(林野庁調べ)。

専門家によれば、日本で木材の需要が高まった戦後、天然林が伐採され、比較的成長が早く価値が高かったスギやヒノキが本来の植生ではない地域にも次々と植えられた、という経緯があります。
しかしこうしたスギやヒノキは近年、山間部の過疎化や高齢化、価値の低迷から放置されたままのケースが多く、花粉などの問題は手入れ不足が引き起こしていると言えます。

私たちPWJは、スギやヒノキを間伐して本来の植生を取り戻すことで、花粉の発生を減らしていきます。
また、近年相次ぐ土砂災害で倒木が報告されているのは、多くがスギやヒノキなどの針葉樹。これは、針葉樹が根が浅いという特性があるためです。

それに対して、広葉樹は根を深く張るので、地盤をがっちりとつかみ、少々の斜面崩壊では倒れることはありません。
このように、スギやヒノキを間伐して広葉樹を植えることで、災害に強い森づくりを目指してきます。

 

花粉の原因となる木を間伐し、広葉樹を植える

森づくりと花粉症対策を同時進行!

この秋に神石高原町内の針葉樹林(ヒノキ)を間伐します。間伐には、地元の森林業者さんにご協力頂きます。
約2反の針葉樹林の40%を間伐し、残った針葉樹の間に広葉樹を植樹します。植樹は、来年の春ごろを目指して準備しています。

また、来年度以降の間伐・植樹に向けて、どんぐり拾いを町内の保育園の子どもたちに手伝ってもらっています。
今回のご支援は、神石高原町内での間伐作業そして植樹にかかる費用に充てさせていただきます。

 

人々の生活に寄り添う森づくり事業をしたい

人を繋げる、土砂災害にも挑む

町内の8割を森林が占める神石高原町では、森林組合や地元の林業業者さんたちが森の保全・整備に精力的に励まれています。そんな森を大切にする神石高原町で、少しでも森づくりの活動に貢献したいと思っています。

「森づくり」と聞いても、ピンとくる方も少ないかもしれません。ここで私たちが推奨する森づくりとは、間伐や植樹など森の整備を通して我々の身近な森を元気にし将来にしっかりと残る森づくりに貢献することです。森づくりを通し、元気な森に戻してあげることで、花粉の減少や土砂災害防止にもつなげたいと考えます。

2018年度の活動目標は、まずは神石高原町内ですでに間伐の準備が進められている約2反の森林で間伐作業を行う事です。そして、来春には約1,200本の苗木を植樹する予定です。

■元気な森づくりを目指して

こつこつと私たちができることからスタート

事業実施のスケジュールです:
2018年秋 間伐・地盤整備、どんぐり拾い
2019年春 植樹祭

こつこつと私たちができることからスタート

 

寄付者のみなさまへ

ピースウィンズジャパンからのメッセージ

森づくりは、森に囲まれて生活している私たち一人一人が参加することが欠かせません。

少しずつではありますが、花粉症撲滅、元気な森づくりに向けて頑張りたいと思います。

皆さまの温かなご支援、心よりお礼を申し上げます。

現在進捗情報はありません。

広島県神石高原町

神石高原町は、東京都23区の6割強にあたる約390km2の面積ですが、中国地方第2位の規模を誇る標高~700mの高原をもっています。町の8割を森林が占め、美しい景観をなす一方、その内約1/3が花粉を発生する針葉樹(スギやヒノキ)などの人工林です。また、根が浅い針葉樹は豪雨等によって倒木しやすいとも言われています。このプロジェクトは様々なNPO、森林事業者、障がい者の作業所など様々な事業者の連携によって、針葉樹を伐採、広葉樹を植樹することにより、土砂災害の防止に役立てるともに、障がい者の就労支援にも貢献します。