いきものの集まる源流域を守りたい!地域住民参加型の生物多様性回復プロジェクト
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 113,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 5.6%
- 支援人数
- 6人
- 終了まで
-
47日
/ 91日
長野県白馬村(ながのけん はくばむら)
寄付募集期間:2025年2月12日~2025年5月13日(91日間)
長野県白馬村 × YAMAP

長野県北西部、北アルプスの麓に位置する白馬村には、姫川水系の源流である「姫川源流」と、隣接する湿地帯「親海(およみ)湿原」があり、水辺には多様な動植物が生息していますが、気候変動などの影響で植生の変化や湿地の陸地化が進み、豊かな生態系の存続が脅かされています。
そこで、白馬村では地域住民参加型の生物多様性回復プロジェクトを開始しました。
多様な”いきもの”たちが共に繁栄できる未来のために、本プロジェクトの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
【注意事項】
・このプロジェクトへの寄付はクレジットカード、ペイディー、アマゾンペイのみ利用可能です。
・チョイスPayのお礼の品を選んだ方は、ふるさとチョイスの会員登録が必須となります。
高まる生物多様性の危機と回復に向けて

近年、生物多様性の損失が世界的な問題として浮き彫りになっています。
2022年に開催された国際的な生物多様性会議「生物多様性COP15」 において、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年までに生物多様性を回復する目標が設定されました。
特に「ネイチャーポジティブ」という考え方が注目されており、これは自然環境の損失を食い止め、回復に向けたアクションを進めることを意味します。日本の美しい自然環境を未来に残すためにも、地域単位での生物多様性の保全と回復が欠かせません。
長野県白馬村は、豊かな自然と多様な生態系が残る地域であり、湿原や源流域には貴重な動植物が生息しています。しかし、地球温暖化や土地利用の変化により、これらの生態系は脅かされつつあります。
この大切な自然を守り、未来に残すため、白馬村では地域住民が主体となる生物多様性回復プロジェクト「はくばいきものラボ」を立ち上げました。
このプロジェクトの運営に向けて、皆様からの応援をお願いしたく、ガバメントクラウドファンディングを実施いたします。
生物多様性における水辺の重要性

世界のあらゆる地域で、生物多様性の保全・回復・再生の活動が広がっていますが、水辺は生物多様性を考える上でも重要なエリアの一つです。
水は全ての生き物にとって必要な物質であり、その周辺の水辺には最も多くの生物が集まるため、水辺の環境を保てなくなることは生物の豊かさを失うことに直結する問題になります。
また、生物は、河川や湖でつながり合う流域や水系という範囲で、生きていくために必要な栄養分や物質を共有しあうため、流域単位での取組の重要性も見直されはじめています。
白馬村には、姫川水系の起点であり、日本名水百選にも選ばれる「姫川源流」と、希少な高山植物などが群生する「親海(およみ)湿原」が隣接する形で存在します。
姫川源流自然探勝園と呼ばれるこのエリアは、昭和55年に長野県の自然環境保全地域及び白馬村の天然記念物に指定され、地域住民が大切に守ってきたエリアです。
生物多様性の回復という視点において、重要性が非常に高いエリアであると同時に、白馬村民の想いの詰まった原風景でもあります。
「姫川源流」と「親海湿原」の変化
毎年、四季折々の姿を見せ、いきものにとって必要不可欠な「水」という恵みを与えてくれる「姫川源流」と「親海湿原」は、村民にとっても、観光客にとっても、古くは糸魚川と塩尻を結ぶ塩の道千国街道を歩く商人や旅人にとっても、そして人間以外の生物にとっても憩いの場でした。
しかし、気候変動や少雪化などの影響を受け、植生の変化が起こっています。
「姫川源流」においては、毎年春頃に源流部に咲いていたバイカモが減少していたり、源流より少し下流部で外来水草が勢力を強めていたり。
「親海湿原」においては、陸地化が進み、多様な生物の生息環境である水辺としての機能が減少しつつあります。
人も一つのいきものとして生態系に手を入れる、地域住民参加型の生物多様性回復プロジェクト「はくばいきものラボ」

「姫川源流」と「親海湿原」を始めとする村内の自然環境の変化を受けて、白馬村では生物多様性の回復に向けたプロジェクトとして「はくばいきものラボ」を立ち上げました。
「はくばいきものラボ」は、白馬村民、村外住民、専門家、民間企業、行政など多様な人たちが集まり、みんなで学び、現場に手を入れ、変化を観察し、そこからまた学び、、、と、いきものに関わりながら生物多様性の回復を目指すプロジェクトです。

本プロジェクトでは、本当にいきものや生物多様性のことを考える時、その土地の気候風土や自然環境毎に取るべきアクションは変わるという前提に立ちます。
世界共通の一般論だけではなく、その土地で起こっている現状に応じてやるべきことを、あらゆる想いやバックグラウンドを持つ人々が立場を越えて学び、実践していきます。

【主な取組内容】
具体的に取り組んでいく主な内容は下記の三つの取組になります。
①講演形式で知識として「学ぶ」
生物多様性や生態系、特定の生物や、生体系に影響を与える人の暮らしなど、様々な領域の専門家を講師にお招きし”いきもの”について学びます。
②地域住民参加型ワークショップを通じて「手を入れる」
専門家の指導のもと、土中環境改善や水質改善のワークショップを実施します。
(白馬村民以外のご参加も大歓迎です。)
③生物多様性を「調査する」
ワークショップを通じての変化や現状の調査を行います。
はくばいきものラボでは、これらの取組を通じて、参加者自身も一つの”いきもの”として生態系に関わり身体で学びながら、生物多様性の回復を推進していきます。
寄附金の使い道
主に下記の内容を中心に、生物多様性の回復に向けた活動に係る費用に充てさせていただきます。
【環境改善ワークショップ及び講演実施費用】
源流域の整備やワークショップに必要な備品の購入、講師への講演費用等、ワークショップや講演の実施に係る費用に活用します。
【生物多様性の調査費用】
生物多様性の調査に係る費用に活用します。
【特設サイト制作費】
本活動の講演で学んだ内容や、ワークショップで実践した具体的な手入れの方法を、今後の世代や他地域の実践の参考にできるようアーカイブする場として制作する、特設サイトの制作費として活用します。
※目標金額を上回った場合や、達しなかった場合でもいただいたご寄付は全額上記の費用として活用させていただき、継続的な運営を目指します。
白馬村からのメッセージ

白馬村は村民憲章で、白馬岳や姫川に象徴される豊かな村の自然風土を「白馬村民のいのち」と表現しています。
生物多様性の危機が叫ばれる時代を乗り越えて、先人たちが大切に守り続けてきたこの白馬村の自然環境を次世代にも残し続けるための活動として継続していければと思っております。
皆様からの応援・ご支援を心よりお待ちしております。
GCF限定商品も!お礼の品をご紹介
※返礼品を選ばない寄附プランも選択いただけます。
【注意事項】
・このプロジェクトへの寄付はクレジットカード、ペイディー、アマゾンペイのみ利用可能です。
・チョイスPayのお礼の品を選んだ方は、ふるさとチョイスの会員登録が必須となります。
『白馬そだち』長野県白馬村産 お米 こしひかり10kg(精米)

日本の名水百選にも選ばれる「姫川源流」から湧き出る清流と、北アルプスの麓の冷涼な空気で育った「こしひかり」です。
言わずと知れたお米の王様「こしひかり」
こしひかりの魅力は何といっても甘みともっちりとした粘り。炊きあがりのつやと香りが良く、うま味も強いので、そのままでもおいしくいただけます。
料理では、あっさりとした和食との相性は抜群。お米自体のおいしさを味わうなら、お漬物などご飯のお供がおすすめです。
「姫川源流域の環境改善ワークショップ」無償参加チケット

生物多様性の専門家坂田昌子さんによる、姫川源流域での生物多様性回復ワークショップに一回無償で参加できるチケットをお送りします。
生物多様性の回復において、一級河川姫川の源流である、姫川源流自然探勝園及び親海湿原エリアで実際に土や水に手を入れ水辺環境の改善を行いながら、人が自然と向き合う態度や、人と自然の付き合い方、具体的な手入れの方法を学ぶワークショップを実施予定です。
全国各地を飛び回りながら、生物多様性の回復や環境改善の実績を残す坂田昌子さんのガイドのもと、多様ないきものが集まるフィールドで、身体を使って学びながら地域の生物多様性を回復させる活動にぜひご参加ください。
姫川源流ネイチャーツアー参加チケット

雪が解けると、春の訪れを待ちわびた花々が一斉に咲きだす「姫川源流」及び「親海湿原」をガイドと散策できるネイチャーウォークの参加チケットをお届けします。
福寿草から始まり、初夏を彩るカキツバタやトキソウなど、この地域は標高750mながら高層湿原が広がり学術的にも貴重な動植物が多く見られる場所で、姫川源流の涌き水は昭和60年に環境庁から日本の名水百選にも指定された美しい水源です。
コースはほとんど平地で、どなたにも安全に楽しめます。
植物や動物、昆虫など多様な生き物の憩いの場であるこの地は、古くは文化の道である「塩の道」を通る旅人が喉を潤す清水でもありました。
そんな多彩な魅力を持つ姫川源流・親海湿原を舞台に、白馬村の歴史や文化、そして豊かな自然をじっくり堪能してみませんか。
宿泊・食事・レジャーに使える!白馬村電子感謝券

白馬村内のチョイスPay加盟店舗にて1ポイント=1円で利用できる電子ポイントです。
白馬村観光局加盟の宿泊施設で使える!宿泊補助券

白馬村には民宿・旅館・ペンション・ホテル・コンドミニアム等、約300軒の多種多様な宿泊施設があります。
冬はウィンタースポーツ、春は花めぐり、夏は登山やアウトドアアクティビティ、秋は紅葉と温泉、一年中楽しむことができます。
皆様に合った滞在先を見つけて白馬村を満喫してください。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
長野県白馬村
長野県北西部、北アルプスの麓に位置する白馬村。白馬三山の“ふもと”に位置し、村の総面積のうち山林の面積は約8割を占め、日本有数の山岳リゾートです。1998年には長野冬季五輪の開催地として、世界に"Hakuba"の名前が知られました。
ここ数年は新型コロナウイルスの影響で観光客は減少していましたが、徐々にコロナ禍前に戻りつつあり、この冬は国内外から大勢の観光客の皆様が訪れることを期待しています。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。