園芸を通じて生きづらさを抱えた人の居場所を作りたい

カテゴリー:健康・福祉 

main_img 達成

寄付金額 1,728,000

172.8%

目標金額:1,000,000

達成率
172.8%
支援人数
18
終了まで
32
/ 90

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2024年11月22日~2025年2月19日(90日間)

佐賀県NPO支援×NPO法人poco a bocco

プロジェクトオーナー

生きづらさを抱える人々が自分のペースで無理なく、そして安心して楽しく参加できる取り組みや、五感を刺激する自然体験の機会が不足していると感じます。
また、園芸、福祉、環境といった社会課題を総合的に捉えて取り組むことで、新しい価値を生み出したいです。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

人は自然から遠ざかるほど病気に近づく

五感が刺激され心も身体も元気になる場所ヘ出かけよう

メンタルや身体に不調を抱えている人々が、無理なく、行きたい時だけ足を運んで活動できる場所は多くはありません。その結果、自宅から一歩も出ない、家族以外の人と話さない、という日が増えていきます。

例えば、内閣府が行ったアンケート調査によると、「ひきこもり」の人は15歳から64歳までの年齢層の2%余りにあたる推計146万人に上ります。また、ひきこもり状態になってから7年以上経過した方が約5割を占め、長期に及んでいる傾向が認められること、専業主婦や家事手伝いのひきこもりも存在すること、ひきこもり状態になった年齢が全年齢層に大きな偏りなく分布していることも分かりました。

このような方々が、一歩前に踏み出すためには、農業大国佐賀県の強みを活かすことが出来、症状を選ばず多面的な効用が期待できる園芸療法が最適であると考え、このプロジェクトに取り組んでいます。

古代ギリシャで生まれた「医学の父」ヒポクラテスの言葉に
人は自然から遠ざかるほど病気に近づく
というものがあります。

身近に自然を感じて”生きづらさ”を少しずつ軽くしていける場所を作りたいです。

多様な植物、生き物が協生するガーデンを

”いのち”はめぐる、全ての”いのち”に価値がある

佐賀県庁から車で10分。

佐賀市嘉瀬町に生きづらさを抱えた人や、地域のシニア層等と一緒に多様な植物や生き物が協生するガーデンを作ります。そこは、園芸療法の専門家である西九州大学の小浦誠吾教授および同大学講師であり国内外で活躍するガーデンデザイナーの野田珠晃氏からの専門的助言を受けることで実現する、佐賀県で唯一の一般の方に開かれた園芸療法が実施可能なガーデンとなる予定です。

育てた野菜は自分達で味わうことはもちろん、販売も行います。また同じ敷地内に建設予定の株式会社Mitchyプロデュースが運営するカフェで就労体験も可能です。

寄付金の使い道

【内訳】
・ガーデン整備費:40万
・レイズドベッド制作費:30万円
・返礼品の送付:30万円

目標金額に達しない場合は優先度の高い箇所からガーデン整備を進めることとします。並行して寄付や助成金など別の財源の獲得に努めます。
目標金額以上に寄付をいただいた場合、果樹の購入などより豊かな実りを得られるガーデンの整備のために活用させていただきます。

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合、不足額は別財源から充当することで本プロジェクトを実施します。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、次年度の運営費へと繰り越し事業を継続していきます。

車椅子でも園芸を楽しむことが出来るレイズドベッドを広めたい

オリジナルモデルが完成

西九州大学の小浦誠吾教授やガーデンデザイナーの野田珠晃氏、エムデザインスタジオの宮﨑洋さん、宮﨑友紀子さんらの協力を得て、オリジナルモデルのレイズドベッドが完成しました。
レイズドベッドは車椅子でも園芸を楽しむことが出来るため、病院のリハビリなどで活躍します。また植物を囲んでお茶を飲んだり食事をしたりすることは癒しの効果も抜群!心身の健康を促進します。

このレイズドベッドを、大工さんの指導を受けながら、生きづらさを抱えた人や大工や土木など建築の仕事に関心がある若者と一緒に制作して県内各地に設置をしていきます。今、建築業界は深刻な職人不足であり、志を持つ若者を必要としています。

体験とやりがいを生む、レイズドベッドの制作と普及に取り組んでいきます。

続けていくことで居場所になる

いつでもおいで、と言える関係づくり

このプロジェクトはすでに始まっています。様々な団体の協力を得て、取り組みが見える化してきました。活動を途切れずに続けていくことで「いつでもおいで」と参加者に声をかけられる関係が生まれます。単発のイベントではなく、いつもそこにある場所、いつもそこにいる人、の存在が大切だと考えます。

NPO法人poco a bocco 理事長 寺野幸子

Well-Beingのための処方箋

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poco a boccoのスローガンは「”こころ”も”からだ”も軽やかに、しなやかに、美しく」です。
団体を設立してもうすぐ10年。本当の健康(Well-Being)を叶えるためには、どんな活動に取り組むべきだろうかと考え続けた10年でした。

一つの結論として、だれかに心から価値を感じてもらう活動は、日常を変えるものでなければならないということでした。たまに実施される楽しいイベントではなく、地味だけれど日々の暮らし方、生き方を変えるような寄りそい方をしなければ、Well-Beingを叶えるなんて言えないと実感しました。
わたしはこのプロジェクトを通じて、このサポートを必要とする人を静かに迎え入れ、そっと寄りそい、ともに土と緑を育てる喜びを分かち合いたいと考えています。
この場所があることで1人でも多くの人の人生が、より豊かで幸せなものになることを願って活動に取り組んでいきますので、ぜひあなたの応援をよろしくお願い致します。

西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科教授 小浦誠吾

人々の幸福を、園芸を通して追及したい

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わたしの専門分野は、「人間・植物関係学」、「認知症予防の園芸療法」、「発達障害の園芸療法」の可能性について研究を進めています。また、西九州大学リハビリテーション学部では、理学療法士、作業療法士の国家資格に加えて、園芸療法士の資格を在学中に取得することが可能で、関わる講義を担当しております。

我々は長年、認知症予防の能動的+受動的園芸療法技術を研究しており、多様な領域で支援を必要とする人たちの幸福を、園芸を通して追及する園芸療法の効用を、本プロジェクトに活用する予定です。

このプロジェクトでは、認知症予防に関する園芸療法の研究成果を、発達障害者支援技術や就労支援技術などに応用したいと考えており、園芸療法の視点から計画・評価を進め、参加者や関係者の支援メモなど収集した文章データをAI解析により傾向を示す予定です。
みんなを元気にする園芸療法の社会復帰に関する効用の傾向をつかむことで、佐賀から発信する技術として全国に普及することが期待されます。

株式会社Mitchyプロデュース代表 古川通子

緑と未来の共育 ― 土づくりは人づくり

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今、私たちは社会的な孤立やメンタルヘルスの課題に直面しています。このプロジェクトは、多くの人々の心身の健康をサポートし、共に成長できるコミュニティを築く重要な存在となるはずです。

Mitchyプロデュースはこのプロジェクトにおいカフェの運営全般を担当します。様々な課題に直面する方々が、園芸を通じて心も身体も元気になられたら、その次に社会への復帰に一歩踏み出す機会を提供していきます。
実現にはあなたのエールが必要です!温かいご支援をよろしくお願いいたします。

ガーデンデザイナー 野田珠晃

誇れる美しいガーデンは自分達で作れる

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近年の土木業界は深刻な人材不足に悩まされています。育成に時間がかかる職人を目指す若者が減っているのです。一方で、社会で十分活躍できていない引きこもりや、目指すべき将来が見つからない若者が多くいると聞いています。

わたしは、このプロジェクトを通じて、土木業に興味がある、手に職をつけたい、自分で飯が食える大人になりたいという若者と一緒に、誇りを持てるような美しいガーデンを作りたいと考えています。これまで私が培ってきた、ハウステンボス施行、2014,2017英国チェルシーフラワーショーでの受賞などの経験を活かして、人を喜ばせることを自分の喜びと感じられる職人を一人でも多く育成することに力を注いでまいります。どうぞ、本プロジェクトへのご支援をよろしくお願いします。

西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科准教授 押川 武志

「こころとからだ」に寄り添う活動

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私は作業療法士です。作業療法はこころとからだの両方にはたらきかけるリハビリテーションです。
いつも当たり前のように思っていた毎日の暮らしやまわりの人との関わりが、病気やケガでむずかしくなった時、生活の動作一つひとつの大切さに多くの人が気づき、リハビリテーションを通じて日常を取り戻される方もいらっしゃいます。しかし、時間的制限などにより、少なからず「こころとからだの健康≒本当の健康」を満たしきれない方がいらっしゃいます。ある意味この事態は既存の医療・福祉システムの限界なのかもしれません。
このような方々にとって病気やケガを完治することがすべてではありません。自分らしく生活できる環境と、その生活・環境を理解しサポートするまわりの人々(家族や仲間など)があって満たされることも多くあります。
「NPO法人poco a bocco」の活動は、園芸という身近な活動を通して対象者の日々の暮らしに寄り添うことで「本当の健康」から「社会復帰への一歩」を目指しています。既存の医療・福祉サービスではサポートの難しい分野をサポートする、佐賀県における唯一無二の団体「NPO法人poco a bocco」にご支援をよろしくお願いいたします。

このプロジェクトに共感してくださった皆様

ぜひ完成したガーデンへお越しください

2025年には佐賀市嘉瀬町にガーデンが完成予定です。完成しましたら当団体のホーム―ページやInstagramなどを通じてご案内致します。
ぜひ足を運んでいただき、一緒に野菜の収穫や園芸活動を楽しみましょう。
お待ちしています。

お礼の品のご紹介

【有田焼】【吉右衛門窯】MOTIFプレート(18cm)

織物のようなデザインは、ひとつひとつ手作業で、判を連ねることによって生まれています。 仕上げに筆をくわえたり、細部までこだわり抜かれた作品です。
染織の世界観を有田焼に織り込めるのは、テキスタイルを学ばれた作り手、原田さんにしかできない技。こちらは18cmのリムプレートで、サンドイッチやホットケーキなどのカフェご飯にもぴったりの使いやすいサイズ。食卓に馴染みながらも個性を楽しめる器です。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。
お返の品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。