進学を諦めない!地域内資源循環モデル 「学生服バンク」プロジェクト2024

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 141,000

14.1%

目標金額:1,000,000

達成率
14.1%
支援人数
9
終了まで
46
/ 90

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2024年11月1日~2025年1月29日(90日間)

佐賀県NPO支援×佐賀未来創造基金×キラキラヒカル×ソーシャルコミュニティラボ

プロジェクトオーナー

令和5年度 佐賀県子どもの生活実態調査報告書によると、小学2年生から高校2年生の子どもがいる世帯のうち、ひとり親家庭の42.8%が世帯年収141.7万円未満の低所得者世帯で、過去1年間、衣類が買えなかった経験について「まれにあった、ときどきあった、よくあった」の合計が59.5%となっています。
上記のような低所得世帯においては、「制服が買えない」「カバンが買えない」から、と進学を諦めざるを得ない状況が存在することも想定されます。
本事業では、県内の貧困家庭やひとり親家庭の子どもたちへ学生服等のリユースを通じて、子どもたちを地域で育てる社会の仕組みづくりに取り組みます。

どんな境遇の子どもたちも進学を諦めなくてよい地域内資源循環モデルの実現を

~活動して見えてきた課題~

2022年度、当財団が実施している「入学応援給付金プロジェクト」で耳にした「制服やカバンが買えない。入学のためにあと5万円足りない・・」といった悲痛な声から、少しでも低所得世帯・ひとり親世帯の子どもたちが進学の夢をかなえることができるよう、この学生服バンクプロジェクトを立ち上げました。

地域で子どもの居場所(子どもの居場所「じゃんぷ」)を運営する(一社)キラキラヒカルとの協働で、学生服バンク「こねくとnet」をスタートさせ、昨年度は学生服等寄贈受付47件、子どもたちへの提供11件(ともに複数点数であっても1件とカウント)のマッチングを叶えることができました。

また、もっと広く、多くの必要な方へ届けるための取り組みとして、これまで寄贈を受けた学生服・子ども服等の一斉おゆずり会を実施し、たくさんの方々にご来場いただき、私たちの活動を知っていただく機会とすることができました。

一方で、上記の活動の中で見えてきた課題があります。
それは、本当に困っている方ほど、「自分よりもたいへんな人がいるから…」や、「困っている」が言えず受贈を控える方々がいるということ。

今年度は、これまでの継続運営と並行して、前述 心理的ハードルを持つ方々にも必要な支援を届けられるような仕組みのバージョンアップに取り組んでいきます。

どんな境遇の子どもたちも見捨てず、安心して学校に通える社会を実現するために、もっとアクセスしやすい学生服バンクのバージョンアップが必要です。
一人でも多くの「学校に行きたい」を叶えるために、皆様のご支援をよろしくお願いします。

学生服バンクがより地域に根差すために

~学生服の地域循環をより効果的に~

現在、佐賀県唐津市の県内随一のマンモス小学校の目の前の空家を借用し、学生服バンクの常設展示コーナーを併設した子どもの居場所を開設する取組を進めています。(9月現在、引っ越し、開設準備中:10月オープン予定)
マンモス校ゆえに、たくさんの子どもや保護者との接点が容易になることとで、寄贈とマッチング向上、クチコミによる認知度の拡大が可能となります。
また、常設展示コーナーを設けることで、利用者や来訪者がお問合せをしなくても自分が必要な学生服等を確認することができるようになり、かつ、スマートロック化等に取り組むことで、前述 受益者の心理的ハードルの課題に対応していきます。

また、子どもたちへの学生服バンク活動の周知、啓発活動として、地域の子どもたちを対象とした学生服等リユースに関するアンケートやコンクールなどを実施していきます。

学生服バンクの活動を通して実感したことの一つとして、学生服バンクの仕組みを「地域一体で推し進めることの大切さ」があります。

地域コミュニティが希薄になった昨今、経済的困難を抱える家庭や子どもたちは、そのSOSを誰にも相談できずに抱え込んでいるケースもありますので、他のこども食堂等との連携も強固にして、支援の必要な家庭・子どもたちとの関係性の構築に取り組み、そこからの支援へとつなぎます。

この学生服バンク活動が、地域並びに卒業生たちに「学生服は大切に使い、次の世代のためにリユースするもの」という文化が醸成され、「地域の子どもを地域で育てる」地域資源循環の仕組みができあがることも期待しています。

寄付金の使い道

【内訳】
・返礼品:35万円
・佐賀県手数料:15万円
・印刷製本費:3万円(チラシやリーフレット印刷代)
・消耗品費:18万円(学生服バンクにかかる消耗品、コンクール景品等)
・広報費:5万円(チラシデザイン費等)
・地代家賃:8万円/年間(学生服バンク展示コーナー分)
・旅費交通費:5万円
・会場費:1万円(お譲り会イベント等)
・事務経費:10万円

【目標金額に達しなかった場合】
子どもに係る社会課題に関心のある県内企業等から寄付を募り補填または、事業費を削減して実施します。
【目標金額以上の寄付が集まった場合】
お譲り会イベントの回数を増やしたり、各種イベントへ出展し、マッチング機会の拡大と広報活動に活用します。

進学を志す子どもを地域で支える社会の実現を目指して

学生服等リユース100%へのステップ

学生服は、人生に一度しかない学校生活を共にする大切な思い出のパートナーです。
保護者さんにとっても、決して安くないその学生服が、お子さんの成長の思い出として「捨てがたい」ものでもあると思います。

私たちは、この学生服バンクという取り組みを、進学を志す子どもを「地域で支える」仕組みとして成長させたいと考えています。
それにより、現在学業に励む子どもたちの意識の中にも「この制服を大切に使い、思い出とともに、必要とする次の世代のためにリユースする」という暖かい心を持ってもらい、最終的には卒業生の学生服が100%リユースされる地域文化として定着することも目指しています。
また、現在進めている子どもの居場所との併設化により、居場所を利用する小学生も日頃から学生服バンクの活動を目の当たりにし、「いずれ自分が高校(中学)を卒業する時はリユースするんだ!」という思いとともに成長してもらえることも期待できます。

地域の卒業生の学生服等が100%リユースされる基盤が整ったとき、支援を受けた子ども達は、地域から支えられている想いを胸に学業に励み、寄贈した子どもたちは、自分が地域に貢献しているという誇りをもって成長していくと考えます。
ぜひこの取り組みに皆様も応援をよろしくお願いいたします。

事業実施のスケジュール

「学生服はリユースされるもの」が定着するために

「進学」それは子どもたちにとって、毎年その一瞬がラストチャンスです。
進学したいと願う子どもたちと進学をさせてあげたいと思う保護者の「今」に寄り添い、支援させていただきます。

・~ 学生服バンクの継続運営
・6月 学生服バンク等 お譲り会イベントの開催
・10月 学生服バンクコンクール・アンケート等の実施

佐賀県健康福祉部男女参画・こども局 こども家庭課
家庭支援担当係長 橋本 曉美

こどもたちの笑顔をつなぐ、地域の仕組み

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新たな学校生活に胸を弾ませ、校門をくぐる、こどもたち。
その一方で、制服や学用品の準備ができずに進学をあきらめてしまうご家庭もおられるかもしれません。
そんなこどもたちの新たな門出を支えるのは、夢や希望を叶えたいという親子の想い、そしてその想いを応援する多くの温かいご支援だと思います。

「学生服バンク」の活動は、使わなくなった学生服を中心に、学用品、こども服等をこどもたちに活用してもらうことで、こどもたちの笑顔を守り、未来を応援する仕組みです。
多くのご支援によって守られた、こどもたちの笑顔は制服とともに次世代につながれていくことと思います。

行政機関ではなかなか手の届きにくい部分での制服等の支援を実施していただいていることを本当にありがたく思います。

次世代を担うこどもたちの笑顔が未来へとつながっていくよう、皆様のご支援をよろしくお願いします。

唐津市 保健福祉部長 田中さん

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思い出の詰まった学生服を寄贈していただき、その学生服を新たに必要としているご家庭へ届ける「学生服バンク」の取り組みは、入学や進学といったこどもたちの夢や希望を実現する後押しとなります。

昨年度は多くの寄贈が寄せられたとお聞きし、こどもたちを地域で育てる地域支援体制の広がりを実感するとともに、皆さんの活動をありがたく思います。

今後もこの取り組みによって、こどもたちが家庭環境に左右されることなく、笑顔で生活できる環境づくりが進んでいくことを期待しています。

キラキラヒカル 代表理事 田中 雅美

「お譲りがあたりまえ」の地域資源循環をめざして

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2023年度から本格的に始動し始めた「学生服バンクこねくとnet」も2年目となり、少しずつ活動を知っていただけるようになりました。今年度は、市内3拠点で運営していた
「子どもの居場所」を唐津市のマンモス小学校である鏡山小学校の真向かいに賃貸物件を借り、1か所に集約し、「学生服バンクこねくとnet」も併設します。
今まで、受益者様との受渡しに、場所や日程調整が困難でしたが、スタッフが常駐している「子どもの居場所」と併設することで、受取りがスムーズになります。また、専用の場所で在庫管理もし易く、受益者様も気兼ねなく「こねくとnet」を利用できるのではないかと期待しているところです。
地域資源は豊富にあるものの、まだまだ循環とまではいきません。
学校指定の物、ネーム刺繍、学年別の色分け、制服のデザイン変更など、様々な課題にぶつかります。地域の皆さんと共に、子どもたちが唐津の地で幸せな子ども時代を生き生きと過ごせるように活動していきたいと思います。どんな境遇の子どもでも学びを諦めることがないよう、地域資源の循環に尽力していきますので、ご支援の程、よろしくお願いいたします。

ハッピーキッズこども宅食 龍惠子

制服バンクは、子どもの学生生活に貢献する素晴らしい取り組みだと思います。
制服が必要な人たちにとっては、経済的な負担を軽減し、誰もが平等に学校生活を楽しむことができる環境を提供しているのは本当に意義のある活動だと思います。
また、リサイクルを通じて持続可能な社会にも貢献しています。
こうした活動が広がることで、多くの人々の助けになるだけでなく、環境にも良い影響を与えると思います。心から応援しています!

寄附者の皆さまへ

本プロジェクトは、令和4年度のガバメントクラウドファンディングからスタートし、早くも3年目を迎えます。
令和4年度において、皆様からいただいたご寄付では、学生服バンク活動の始動と仕組みづくりを行い、ホームページの整備や、広報用リーフレット等を作成。初年度からたくさんの学生服等のご寄贈をいただき、必要な方々へとお繋ぎすることができました。

また、2年目は、本格的に運営を開始し、円滑かつ効果的に活動を進められるよう、内容の精査改善を行うとともに、実施マニュアルを整備。
活動の認知が拡大するとともに、地域の企業等からも寄贈品が多く届くようになりました。
地域の公民館で開催した「お譲り会」では、オープン前から待ちができるほどたくさんの方々にご来場いただき、あらためてこの活動のことを知っていただくことができました。

学生服バンク活動を実施している佐賀県唐津市には、中高で29もの学校があり、その中でもサイズや季節ごとに種類分けされていることがから、必要な子どもたちに必要な制服等を届けるには、まだまだ十分な循環基盤が整っているとは言えません。

これからも継続的して地域内資源循環モデル「学生服バンク」を地域に必要なインフラとして定着させていきますので、暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。

お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。