【幌尻岳の登山道修復プロジェクト】手つかずの大自然とアイヌの歴史を守りたい!

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成間近

寄付金額 1,723,000

86.1%

目標金額:2,000,000

達成率
86.1%
支援人数
97
終了まで
29
/ 85

北海道平取町(ほっかいどう びらとりちょう)

寄付募集期間:2024年10月8日~2024年12月31日(85日間)

北海道平取町×YAMAP

プロジェクトオーナー

北海道平取(びらとり)町に位置する標高2,052mの幌尻岳(ぽろしりだけ)は、北海道の背骨とも呼ばれる日高山脈の主峰で、日本百名山の一つです。アイヌ語で「大きい山」を意味する「ポロ・シㇼ」として古くより親しまれ、山頂からは幾重にも連なる日高山脈の壮大な山並みを一望できます。手つかずの大自然とアイヌの歴史が息づくこの山は、百名山の中でも最難関の山として、多くのアルピニストたちを魅了してきました。
しかし、気候変動や登山者の急増などの影響で、登山道の崩壊が急速に進んでおり、このままでは安全な登山環境を維持できなくなる恐れがあります。平取町では、崩壊が進む登山道を修復し、自然環境の保全と利用の両立を目指す取り組みを進めています。
皆様の温かいご支援が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。

原始の自然とアイヌ文化が織りなす、日本百名山「幌尻岳」の魅力

百名山の中でも最難関とされる標高2,052mの幌尻岳は、日高山脈襟裳十勝(ひだかさんみゃくえりもとかち)国立公園の最高峰です。
夏になると、山頂付近では色とりどりの高山植物が咲き誇り、訪れる人々を美しいお花畑が出迎えます。天然記念物のクマゲラやオオワシが飛来し、太古から生き続ける「生きた化石」と称されるナキウサギも生息しています。
山頂からは、幾重にも連なる日高山脈の壮大な山並みを一望でき、その圧倒的な自然美と景観は、多くの登山者を魅了し続けています。

七つ沼カール

幌尻岳は、「ポロシㇼは神々が降りて遊ぶ場所である」など、古くからアイヌ民族に崇拝されてきた霊山であり、国指定文化財「名勝ピリカノカ」にも選定されています。
氷河期に形成された「カール」と呼ばれる圏谷(けんこく)が点在していますが、その中でも「七つ沼カール」は絶景スポットとして有名で、アイヌの伝承が残る神秘的な場所でもあります。
※名勝ピリカノカ:「ピリカノカ」は、アイヌ語で「美しい形」を意味し、アイヌ民族に関連する名所や学術的に価値の高い場所を保護し、その文化と北海道の大自然への理解を深めることを目的としています。

気候変動やオーバーツーリズムの影響で、登山道の崩落が進行しています

昨今の登山ブームにより、幌尻岳を訪れる登山者が増加しています。しかし、登山者の増加と気候変動の影響により、登山道には大きな負担がかかり、損傷が進んでいます。そのため、早急に修復が必要な箇所が増えています。
本プロジェクトでは、傷んだ登山道を修復し、安全で快適な登山体験を提供するとともに、自然環境の保全活動に取り組むため、ふるさと納税によるご支援をお願いしています

寄付金の使い道

寄付金の使い道は以下の通りです。
 ・崩壊が進む登山道の修復作業
 ・定期的な巡回とメンテナンス
 ・自然環境の保全活動
これらを通じて、幌尻岳の美しい自然を守りつつ、登山者が安心して楽しめる環境を整備していきます。
※目標金額以上の寄附をいただいた場合は、本プロジェクトに関わる事業費として使用させていただきます。目標金額に達しなかった場合においても、本プロジェクトの事業費として活用させていただきます。

平取町山岳会が行う、鉄パイプの橋を設置する作業の様子
設置が完了した、額平川を渡る鉄パイプの橋
写真

一般社団法人 平取町山岳会
幌尻岳の登山道整備と環境保全を担っています
幌尻岳の美しい自然を誇りに思う地元の登山愛好者たちが集まり、1977年5月に結成されたのが、平取町山岳会です。2022年に法人化され、一般社団法人 平取町山岳会となりました。活動を始めたきっかけは、多くの登山者が安全かつ快適に幌尻岳を楽しめる環境を整えることでした。
これまで、幌尻山荘や額平川(ぬかびらがわ)ルートの維持管理に取り組み、登山道の修復や山荘の保守・運営、携帯トイレブースの設置などを通じて、安全で快適な登山環境の整備を進めてきました。
さらに、山岳パトロールを通じて、登山道の点検や災害発生時の安全確認を行っています。希少植物の巡視活動や動植物の調査、山岳事故の防止・救助活動も行い、幌尻岳とその周辺の生態系を守りながら、安全な登山環境を提供しています。
また、地元住民を対象としたイベントも開催しており、特に「平取町民登山」では、誰もが幌尻岳に挑戦できるよう、山岳会メンバーが手厚くサポートしてきました。

「幌尻岳」を未来に繋ぐために

平取町は、幌尻岳の保全と利活用のバランスに配慮しながら、その価値を未来に繋げるために本プロジェクトを立ち上げました。幌尻岳の自然環境は非常に繊細であり、根気強い保全活動と管理の継続が求められています。また、アイヌ文化と歴史を尊重し、その価値を次世代に伝えることも重要と考えています。
皆様のご支援とご協力をいただきながら、幌尻岳の魅力と価値を未来に繋げていきたいです。本プロジェクトへの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

北海道平取町

平取町(びらとりちょう)は北海道南西に位置する人口約4,500人ほどので、日本百名山で有名な「幌尻(ほろしり)岳」や日本一の清流にも選ばれた「沙流(さる)川」などの豊かな自然と共にアイス文化が色濃く残るまちです。

雄大な沙流川に育まれた自然環境では、出荷量全道一のを誇る「びらとりトマト」を使った「ニシパの恋人」シリーズのトマトジュースや北海道を代表する銘柄牛の「びらとり和牛」、ゆめぴりかコンテストで最高金賞を受賞した「ゆめぴりか」など全国に誇れる逸品が揃っています。

また、平取町には、先住民族アイヌの文化と伝統を学ぶことができる「二風谷(にぶたに)アイヌ文化博物館」や工芸家の作品を購入できる「二風谷工芸館」などの施設があり、アイヌ文化を学び、体感することができる空間「二風谷コタン」があります。2019年4月にはアイヌ工芸品を気軽に体験できる「平取町アイヌ工芸伝承館ウレㇱパ」がオープンしました。その他にも、野生の「すずらん」が日本一の広さで咲き誇るすずらん群生地、義経の御神像が安置され祭られている「義経神社」やアイヌ民族から判官カムイとして親しまれた義経にまつわる資料を展示している「義経資料館」、オートキャンプ場を併設した「二風谷ファミリーランドキャンプ場」、「ニセウエコランドキャンプ場」、北海道内でも数少ない炭酸泉を楽しめ館内にはレストランやお土産コーナーの他、宿泊施設やグランピングもある「平取温泉ゆから」など歴史・文化や大自然を満喫できるスッポトが満載です。

ふるさと納税を通じて、まちの再生・活性化、豊かな自然や文化の継承など、平取町が抱えている課題解決にお力添えいただいけますとともに、平取町ならではの特産品をご堪能いただけると幸いです。