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自給自足できる家「アースシップ」を誰もが体験できるゲストハウスとしてオープンし、新しい暮らしの在り方を考える場をつくる。

カテゴリー:新産業・地域創生 

main_img 達成

寄付金額 1,590,000

106%

目標金額:1,500,000

達成率
106%
支援人数
53
終了まで
受付終了

徳島県(とくしまけん)

寄付募集期間:2018年8月7日~2018年10月31日(86日間)

徳島県 × 倉科 智子

プロジェクトオーナー

私は今回のゲストハウス建設の場ともなる徳島県美馬市へ2015年に移住するまで、神奈川県で生まれ育ちました。
その中で2011年の東日本大震災に遭遇したことがこのプロジェクトを始める大きなきっかけとなっています。

それまで当たり前だと思っていたことが実はそうではないかもしれないということや、都市部の脆弱さも痛感しました。
中でもその大元がどんな供給源かということに100%納得するしないに関わらず毎日何気なく使っていた電力について自分自身の在り方を深く考えるようになりました。

そして現在、縁あって地域おこし協力隊として徳島県美馬市の山間部に移住し3年が経ちます。
この地域でアースシップという自然エネルギーハウスをゲストハウスとして建設し、誰もが気軽にオフグリッド(公共のエネルギーを必要としない)体験のできる一つの拠点として整備します。

※頂きました個人情報は、徳島県より寄附先の起業家へ提供させていただきます。
※本プロジェクトにおけるお礼の品 送付は、県外の方が対象で、県内の方は対象外となります。【GCF限定】が付いているお礼の品のみ、県内の方も送付の対象となります。ご承知おきのほど、よろしくお願いいたします。

次世代へと引き継ぐ持続可能な暮らしを

自然エネルギーゲストハウス「アースシップ」建設予定地は標高720mの三頭山という山合いの集落内になります。

この地域はいわゆる中山間部と言われる場所で、5自治区からなる集落で形成され現在の世帯数は99世帯。

このうち独居老人の方が20世帯(2017年各自治会調べ)です。 1985年には139世帯(国勢調査調べ)でしたので、約30年で40世帯が減少していることになります。

65歳以上の方が70パーセント以上を占め、みなさん農業を生業としている方が大半ですが、他の中山間地域同様、高齢化が進み、担い手不足のため徐々に地域を支える人も少なくなっています。

ただその一方で、豊かな自然や山の暮らしの知恵が現在でも残っている地域でもあります。

干し芋や干し野菜などの保存食作りや地域で協力し栽培するソバ、昔ながらの羽釜を使って作るお団子など、そこに住む人たちにとって当たり前のことが、かけがえのない地域資源になり得ると考えました。

そして、この地域に元々ある山で暮らす知恵や技術、人々のつながりなどを地域資源と捉え、それらに自然エネルギーやヒト、モノ、新しい技術を加えることで、次世代へと引き継ぐことのできる持続可能なライフスタイルの一つの在り方を創造していけるのではないかと考えています。

 

日本初となる「アースシップ」を皆でつくる

人、モノ、情報が行き交うゲストハウスに!

このプロジェクトは徳島県美馬市の中山間部、三頭山地域の風土や気候を活かした自然エネルギーのエコハウス「アースシップ」をゲストハウスとして同地に建設・運営し、宿泊のみならず体験、学びのできる場としていく計画です。

体験は地域住民の方々の日常を体験メニュー化し宿泊者に提供していきます。建設予定地は集落内の見晴らしの良い土地を地域の方に譲っていただきました。事業主体は私、倉科智子です。

具体的なタイムスケジュールは、2018年10月着工、年内完成、2019年1月オープンの予定です。今回のご支援はアースシップ建設費用の一部に充てさせていただきます。

エコハウス「アースシップ」

ここで今回建設予定のアースシップというエコハウスについて少しご説明させていただきます。

アースシップはアメリカ人建築家マイケルレイノルズ氏によって1960年代から40年以上にわたり研究、建て続けられている公共のエネルギーを使わない自然エネルギーハウスの名称で、天然素材やゴミと言われる再生資源を活用し自動的に発電、集水(水を集め)貯水、下水処理を行い、食料までも生産してくれる建物です。

つまり使用するエネルギーは地球に負荷のかからない自然エネルギーでありながら、これまでの様に快適な暮らしを送ることができる仕組みになっています。

アースシップの機能についてあえて一例をあげるなら、地熱や古タイヤに土を詰めた壁により蓄熱され、大雪の積もるカナダのアースシップも、ニューメキシコの砂漠のど真ん中に建つそれも、冷暖房器具を使わずとも年間通し室内の温度は21度前後に保たれます。現在、世界中で建設されていますが日本にはまだ一棟もありません。

事業プランについて

ゲストハウス建設の際は、アースシップの工法を学びたい人を国内外から募集し、1ヶ月間建設地近くの廃校活用宿泊施設『山人の里』に滞在してもらいながらワークショップ形式で建設します。講師としてアメリカからアースシップ建築家マイケル レイノルズ氏とインストラクター数名にも来日してもらいます。

建設に先立ち、地域内や近隣の方々にもアースシップについてのご理解や知識を共有するため昨年11月に先に記した廃校活用の宿泊施設に隣接する体育館にて、アースシップ建築家のマイケル レイノルズ氏をアメリカからお呼びし講演会とワークショップを実施したところ、地域の方はもとより、全国各地から100名以上のご参加があり、アースシップや自然エネルギーハウスへの関心度の高さを改めて実感した次第です。
 
建設予定の自然エネルギーゲストハウス「アースシップ」の客室は2部屋で最大6名まで宿泊可能です。
そして2部屋の前のサンルームのようなスペースには共同で使用していただくキッチンとダイニングテーブル、お風呂トイレが設置されます。

運営体制は、当面はアルバイト1名ないし2名を雇用し運営していく方向です。

すでに昨年、建設資金のためのクラウドファンディングにチャレンジし、目標金額200万円を達成しましたが、当初のプランから変更箇所等があり、再度みなさまのお力をお借りしたく、今回チャレンジさせていただきました。

 

自然エネルギーという新しい風

山での暮らしに新たな価値を見出す

この地域に残る山で暮らす知恵や共同体としての仕組みが引き継がれ、また訪れる人が増えることで地域の経済に新しい流れが起きるのではないかと考えます。

人の往来の増加とともに、自然エネルギーゲストハウスをきっかけとした新しい仕事の創出・雇用が生まれることで、新たな担い手が現れたり、あるいは元々この土地で生まれ育ち今は他の場所に暮らす若い世代の方が戻ってくることも考えられます。

そしてこのようなことに関心のある人々が訪れることで、自然エネルギー住宅工法や新しいエネルギー開発の学びの場ともなり得るかもしれません。

オフグリッドをキーワードに人、モノ、情報の行き来が盛んになるとともに、美馬市、ひいては徳島が再生エネルギーや、自然エネルギー、オフグリッドの先進地として広く認知され、自然エネルギーを基盤とした新しい形のコミュニティモデルの雛形が形成されて行くようになる可能性をも秘めていると考えます。

まずはゲストハウスオープン初年度(2019年)宿泊者や視察の方を含めアースシップ利用者数が3000名を超えることを目標とします。

■山の芽吹きとともにゲストハウスのオープンを目指して

地域の間伐材を活用したゲストハウス作りを心がけます。

事業実施のスケジュールです。遅くとも2019年の春のオープンを予定しています。
2018年10月アースシップ建設工事着工
2018年11月アースシップ建設1ヶ月滞在型ワークショップ開催
2019年1〜2月内装設備工事
2019年3〜4月にかけて「アースシップ」ゲストハウスオープン   

地域の間伐材を活用したゲストハウス作りを心がけます。

 

事業に携わる方の思い

美馬市 市民環境部 部長 中川 貴志

■新たな「自然との調和」に向けて

今回実施していただいております事業は、単に自然エネルギーの利活用のみならず、産業廃棄物の積極的利用や最新テクノロジーを駆使して自然エネルギーを有効利用する等、まさに新たな形態の「自然との調和」をめざす事業であります。

美馬市は、というより、人類は古来自然の恵みを享受しつつ生存して参りました。文明の発達と共に暮らしの様相も変化し、地球環境にとって「優しくない社会」を作ってしまいました。

その一方、行政としていわゆる「公害対策・環境保護」に関する諸施策を行って参りました。
しかし、その効果には、限界があることも事実です。このことに関し最も重要なことは、市民レベルでの意識改革です。

一人ひとりが、エネルギー問題に関心を持ち、生活スタイルを見直すことができれば、行政のみで進める施策より遙かに大きな成果につながります。
そのため、本事業による意識の高揚を、本市としても大いに期待しているところです。

本事業が日本で初めて行われることの意義は大きく、ここ美馬の地より、地球に優しい住環境の創造を発信できればすばらしいと考えております。

豊かな自然を子ども達にしっかりと残すことは、私たちの責務です。主旨にご賛同いただき、ご協力を賜れますよう、よろしくお願いいたします。

地域で農業を営む 久保田 正和さん(「山人の里」代表)

■建設ワークショップ開催時の滞在先は廃校活用宿泊施設「山人の里」で

まだまだ自分たちは元気だと思っているけれど、少しづつ年も感じあまり無理ができなくなっている。

それに地域内の若い人の数が本当に少ない。このゲストハウスができることで、この地域にやって来る人が増えれば賑わいにもなるし、いろんな人との繋がりができればと思います。

このプロジェクトによって活性化が図られ、孫の孫、その先の代まで、何かを伝えることができる様な地域になるよう精一杯応援しています!

 

寄附者の方へ

私は2011年の3,11以来、地球環境に負荷のかからないエネルギーを使いつつ、今まで享受してきた利便性はそのままに暮らせる家やその暮らし方についてずっと模索してきました。

その中でたどり着いたのが今回建設予定の「アースシップ」です。この自然エネルギーハウス「アースシップ」をゲストハウスとして徳島県の山間部集落内にオープンすることで、「自然エネルギーで快適に暮らせる家」というハード面と、「自然に寄り添いながら暮らす人々の知恵や技術」というソフト面の両方を、誰もが気軽に体験できる場所をご提供させていただけると考えています。

日本初の「アースシップ」、地球の船がここ徳島の山合いから出発し、いつか全国各地へと広がっていけるように皆様のお力をお貸しください。

そして、オープンの際にはぜひアースシップを体験しにいらしてください。よろしくお願いいたします。

お礼の品一覧

【注意事項】

※頂きました個人情報は、徳島県より寄附先の起業家へ提供させていただきます。
※本プロジェクトにおけるお礼の品 送付は、県外の方が対象で、県内の方は対象外となります。【GCF限定】が付いているお礼の品のみ、県内の方も送付の対象となります。ご承知おきのほど、よろしくお願いいたします。

  • 2018年10月25日 18:00

    ご寄付いただいた皆さまへ

    こんにちは
    今回このプロジェクトを進めている倉科智子です。

    本日(10月25日)、目標金額の150万円を達成できましたこと、ご支援いただいた皆さまに、心より深く感謝いたします。

    皆さまからのご支援は、すべて自然エネルギーハウス『アースシップ』の建設費の一部に充てさせていただきます。

    現在すでに11月からの建設のための準備を進めており、紹介文章中にもありますが、この建物の資材として様々な再生資源を活用するため空き缶や空き瓶、古タイヤなどを集めたり、地元の方たちの協力のもと、建設現場の準備も急ピッチで進めています。

    その中で、今回の起業家支援クラウドファンディング型ふるさと納税ではたくさんの方々からご支援という形でご賛同をいただき、また暖かいメッセージもいただいたことで、これまでに増して、大きく背中を押して頂いたように感じています。

    特にメッセージを添えてくださった方々、お一人お一人の言葉は私にとってとても力強く感じられました。

    文章中にも書いており重複しますが、アースシップという今回建てる自然エネルギーハウスは現在世界中で建設が進んでいますが日本では住居として初めての建設となります。
    そのため、すべてが初めてのことだらけです。
    手探りでトライアンドエラーを繰り返しながら進み、ここまで本当に色々な方々のサポートがあって、今があります。

    クラウドファンディング目標達成という一つの節目を迎えましたが、これからがアースシップ建設本番で、まだまだご寄付は引き続き募集しております。

    クラウドファンディング終了まであと数日、ご賛同いただく皆さまの暖かいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

    そして本当にありがとうございます。

    倉科 智子

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徳島県

徳島県は、「鳴門の渦潮」や霊峰「剣山」、四国三郎の異名を持つ「吉野川」など自然豊かな地域です。

本プロジェクトの舞台である、美馬市の中心部には「うだつの町並み」と呼ばれる、かつて藍商で栄えた本瓦に漆喰壁の当時の面影をそのまま残す街並みがあり、藍染や和傘工房など伝統工芸を体験できる場所として、年間通し多くの人が訪れる観光スポットの一つとなっています。

また、水質四国一を誇る清流穴吹川での、川遊びも人気ですので、是非お越しください。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 素敵な活動だと思います。微力ながら応援しております。

    2018年10月20日 9:53

  • 微力ながら、応援しています!頑張ってください!

    2018年10月10日 9:37

  • 倉科さん、応援しております!

    2018年10月3日 22:29

  • 自然と共生する素晴らしい取り組みだと思います。
    日本初@徳島、ぜひ成功させてください!!

    2018年10月2日 20:46

  • 応援しています!

    2018年9月28日 15:44

  • 日本初のアースシップを応援いたします。徳島の三頭で花開きますように。

    2018年9月10日 16:45

  • ぜひとも体験したいです。応援させて欲しいです。

    2018年10月28日 22:03

  • がんばれ、徳島!
    がんばれ、首都圏からの移住者の皆さん!

    2018年8月27日 23:37

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