未来に残そう!阿蘇世界文化遺産登録応援プロジェクト

カテゴリー:観光・PR 

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寄付金額 3,002,000

30%

目標金額:10,000,000

達成率
30%
支援人数
103
終了まで
29
/ 92

熊本県(くまもとけん)

寄付募集期間:2024年10月1日~2024年12月31日(92日間)

熊本県

プロジェクトオーナー

阿蘇のカルデラを中心とする壮大な景観は、日本の伝統的な土地利用である「草地ー森林ー居住地ー農地」がカルデラ全域に広がることにより形成されています。とくに草地については、野焼きー放牧ー採草という一連の草地管理を1000年以上にわたって守り続けてきました。
熊本県ではこうした人々の営みが作り上げた素晴らしい景観を未来に残すために世界文化遺産登録を目指して活動しています。登録に向けて、阿蘇の世界的価値を整理するための学術調査や法的な保護活動のほかに、住民の方々はもちろん、国内外の人々に阿蘇の価値を発信していくことが重要となります。そうした活動を継続して実施していくために皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

世界文化遺産登録を目指す「阿蘇」とは

阿蘇の文化的景観-カルデラ火山に展開した農業パノラマ

阿蘇は世界最大級の規模と明瞭な円形陥没地形を備える迫力ある景観の火山カルデラのもとで、その地形条件を有効に利用しながら、草地に特徴のある伝統的農業を維持し高い生産性をあげてきた人々の努力が作り上げた文化的景観にあると考えています。

阿蘇の価値が示すもの
阿蘇の特徴と概念図

2022年10月の阿蘇世界文化遺産登録推進国際シンポジウムにおいて、国内外の有識者から、「世界遺産は持続可能な未来を考える大事な教科書」との教示がありました。「阿蘇」は、人々が長年にわたり広大なカルデラ地形を利用しながら日本の伝統的な農業を営むことにより、外輪山上、カルデラ壁、カルデラ床、中央火口丘といった地形を独特の文化的景観へと変化させていきました。これはまさしく人と自然の相互作用により、持続的な生活構造を構築してきたことの証であり、持続可能な社会の在り方を示すものとして、「阿蘇」の世界文化遺産登録は、世界に向けて、そして未来に向けて発する重要なメッセージとなり得るものです。こうした貴重な阿蘇の文化的景観を未来の世代を残すために、世界文化遺産登録を目指して活動しています。

阿蘇の草原が危ない!?

明治時代には国土の約3割以上を占めていた草原は、現在ではその全国土の1%以下にまで減少しています。それほど減少し続けている草原ですが、約半分の約22,000haが阿蘇地域に広がっています。
温暖湿潤な日本の気候では、草原を放置しておくと、草が伸びヤブになり、やがて森林になってしまいます。そのため、阿蘇地域では、野焼き・放牧・採草を行い、自然と人の営みの中で草原を維持してきました。
しかし、阿蘇地域においても、人口減少や野焼き従事者の高齢化などにより、このままでは草原を維持することは難しく、草原面積が減少する可能性があり、現在阿蘇の草原が危機に瀕しています。
熊本県では、こうした問題を解決するために、野焼き後継者の育成やボランティアの受け入れ態勢の整備などを行っています。また問題を解決する方法の一つとして、阿蘇地域を文化的景観として法的保護を進め、世界文化遺産登録を目指しています。

阿蘇の世界文化遺産登録への取り組み

熊本県では、世界文化遺産登録のために、まずは早期の暫定一覧表(ユネスコへ推薦予定の候補リスト)入りを目指し、
①阿蘇の価値を整理するための学術的検討
②資産候補地の法的保護
③阿蘇地域の景観保全
④地域住民の方をはじめ国内外の人々に阿蘇を知っていただくための普及・啓発活動
等々に取り組んでいます。

寄付の使い道について

・阿蘇地域における資産候補の学術的調査、景観保全のための分析調査費用
・阿蘇をテーマとした研究への支援
・世界文化遺産登録に向けた資産候補の保全
・普及・啓発グッズの作成
・中高生へ阿蘇の世界的価値や魅力を啓発するための学習活動に対する支援

※目標金額に達しなかった場合も、本プロジェクトに活用させていただきます。
※目標金額以上の寄附をいただいた場合、更なる阿蘇の資産保全に使用させていただきます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

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