【那珂川町馬頭広重美術館】屋根ルーバーなどの建築設備を改修し、オープン当時の輝きを取り戻すプロジェクト

隈 研吾氏のメッセージ

隈 研吾氏訪問時の様子

町長からご挨拶

福島　泰夫

那珂川町馬頭広重美術館は、町に寄贈された「青木コレクション」の公開と地域文化活動の活性化を目的として平成12年（2000年）11月に開館しました。
浮世絵師・歌川広重の肉筆画をはじめ､幕末・明治期の浮世絵版画、日本洋画草創期の川村清雄の油彩画、徳富蘇峰の書など4,200点に及ぶ「青木コレクション」を所蔵しております。
このコレクションを中心とする展覧会を開催しながら、訪れる度に新しい発見のある美術館を目指すとともに、日本が世界に誇る浮世絵を次世代に引き継ぎ、広く皆様に愛される美術館であり続けたいと願っております。

当館の特色は、歌川広重の肉筆画を多数含む質の高い「青木コレクション」を所蔵・公開していることと隈研吾氏設計の美術館建築そのものにあります。この二つの特色を那珂川町のレガシーと位置づけ、大切にしながら美術館活動を行い、これまで那珂川町をはじめ広く県内外から数多くのお客様をお迎えしてまいりました。

しかしながら築23年が経過し、年々ルーバーの老朽化が進んでおります。

そのような状況のなか、令和７年度が町村合併20周年及び当館開館25周年の記念年にあたることから、これを機に那珂川町では当館の外装改修工事を計画しております。
皆様と共に、町の財産である美術館を後世に残すため、このたび、ふるさと納税クラウドファンディングの実施により資金の確保に努めることにいたしました。

皆様方の篤志によるふるさと納税を活用させていただき、工事が完了した後は引き続き二つのレガシーを大切にした活動を進め、当館を訪れる方々に、充実した美術館活動はもとより周囲の景観をも採り入れた上質な美術館空間を楽しんでいただけますよう、さらには、地域の様々な主体との連携・協力を進めながら、那珂川町とこの地域が芸術文化的に豊かでより良く暮らせる地域となりますよう、創造経済・観光経済の発展にも貢献してまいります。

どうか本件趣旨ご賢察の上、那珂川町のクラウドファンディングに是非ご参加くださいますよう衷心よりお願いを申し上げます。

寄附金の使い道

皆様がお寄せくださった寄附金は、目標金額を達成した（超えた）場合も、達成しなかった場合も、那珂川町の美術館改修に活用させていただきます。
なお、今回の改修事業費を超えた寄附金は、基金に積み立てるなど計画的に執行していきます。