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酒田港 応援の風を受けて、いか釣り船団出航!

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

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寄付金額 190,000

4.7%

目標金額:4,000,000

達成率
4.7%
支援人数
13
終了まで
受付終了

山形県酒田市(やまがたけん さかたし)

寄付募集期間:2018年5月1日~2018年7月31日(92日間)

タグ:

山形県酒田市

プロジェクトオーナー

毎年6月上旬、山形県船友漁撈長会に所属する13隻の中型いか釣り船が船団を組みスルメイカ漁に出航します。酒田市と山形県漁業協同組合では、海の男達を応援するため、家族や大勢の市民とともに「いか釣り船団出航式」を賑やかに開催し、半年以上の長期にわたる操業の安全と大漁を祈願します。全国的なスルメイカの不漁、昨今の諸外国との様々な問題により、日本海沿岸の漁場の緊張感が増し、イカ釣り船団は多くの不安や困窮を抱えています。それでも今期の漁に向かう男達を応援するため、今年も出航式をはじめとして、船上での食事や寄港時の生活環境などについて支援します。
酒田港の水揚量の9割を占めるスルメイカの水揚げを増やし、「いかのまち酒田」を旗印として地域水産業の活性化が図られることを期待するものです。

見送り歓迎!いか釣り船団出航式

■今年のいか釣り船団出航式は6月6日(水)開催!

毎年6月、酒田港袖岡ふ頭で行われる「いか釣り船団出航式」。色鮮やかな大漁旗をはためかせたいか釣り船が汽笛を鳴らし、五色のテープを持った家族や市民が声援を送ります。
そして勇壮な和太鼓の演奏に見送られながら、船団が次々と出航していきます。今年の出航式は6日に開催され、酒田市では着々とその準備を進めています。

中型いか釣り船は出航すると1か月から40日にわたって沖合いで操業します。この時期は港に帰ることなく船上での生活。北上するスルメイカを追いながら、酒田港から西へ約600kmの大和堆から北海道沖、ロシア海域まで展開し、翌年の2月頃まで漁は続きます。こうした過酷な操業に耐えながら、私たちに美味しいスルメイカを届けてくれるのです。

山形船団の獲ったスルメイカは、船上で急速冷凍されます、「船凍(せんとう)いか」と呼ばれるこのいかは、刺身にしても最高の味を誇ります。

酒田市では、いか釣り漁業への応援の気持ちを込めて、県漁協と協力して毎年6月に出航式を盛大に開催しています。以前は全国各地にあった出航式も時代の流れとともに行われなくなり、現在、酒田市でのみ開催されています。

写真

■船団長の力強い決意表明に声援

家族とのしばしの別れの時・・・

式典では、主催者や来賓から贈られるの感謝と激励の挨拶に対し、船団を代表して船団長の力強い決意表明が行われると、多くの声援と拍手が送られます。
式典が終わり出航までの間、乗組員は家族や親戚、関係者との一時の別れを惜しみながら、酒を酌み交わします。
来年2月までの長く過酷な漁に耐え、何よりも無事で帰ってくることを誓い合います。

家族とのしばしの別れの時・・・

 

来たれ若人。漁業の灯をたやすな。

漁業後継者の確保が喫緊の課題

山形船団13隻の漁労長のうち11人が飛島の出身者。飛島は山形県唯一の離島であり、古くから漁業が盛んであったため腕の良い漁師が多い土地柄。
船籍は地元だけでなく北海道や石川県などにまたがっていることは、飛島出身の漁労長に対する全国の船主からの信頼も厚いことの証でもあります。

しかし近年は、漁業者の高齢化が進み後継者不足という大きな問題も出てきています。
第38正徳丸の佐藤長悦郎船団長(68才)は、「このままでは我々の漁業は続けることができなくなる。経験が無くても若い人に船に乗って欲しい。半年間頑張れば残りの半年は自由な時間がとれる。半年で1年分稼げる仕事は他にない。体力勝負の仕事だが面白いことも沢山あるやりがいのある仕事。若い人のチャレンジに期待している」と話します。

いか釣り漁業が地域水産業を引っぱる!

■水産業を持続可能な産業に

山形県の漁業者はこの10年で半分に減りました。
庄内浜は130種類もの魚介類が水揚げされる豊かな海。四季をとおして多品種少量が特徴とされ、春はサクラマス、ヒラメ、夏はスルメイカ、クチボソガレイ、秋は庄内おばこサワラやマダイ、ブリ、冬はマダラ、トラフグなどが水揚げされますが、漁業者の減少により水産業の衰退が深刻な問題となっています。
酒田市では、酒田港の重要品目であるスルメイカに注目し、いか釣り漁業を活性化させ「いかのまち酒田」を強くアピールすることにより、水産業全体の活性化につながることを期待しています。

■出航式と差し入れで海の男を応援します!

いか釣り船団の漁師さんへの支援内容について

酒田市ではいか釣り船団の漁師さんたちのくらしを守っていくため、また「いかのまち」酒田を盛り上げていくため、引き続きみなさまからの支援をお願いしております。

■いか釣り船団のみなさんに上陸時ゆっくりしてもらいたいと、酒田港に入港の際の入浴やレンタカーの支援

■船上生活の癒しにしてもらおうと酒田産のお米「つや姫」贈呈

■少しでも乗組員の手当てが上がるようにいかの流通をさらに盛り上げていきたいと、酒田から出荷される船凍いかの商標登録によるブランド化

いか釣り船団の漁師さんへの支援内容について

 

応援ありがとう!全国からのあたたかい支援。

水産業に興味を持ってもらえることはありがたい

昨年のいか釣り船団への支援には、予定の674万円をはるかに超える1336万5千円という大きな支援をいただきました。
また、あわせて、あたたかいメッセージをいただいたところです。

「昨年、全国から多くの支援をいただいたことに本当に感謝の気持ちで一杯です。」と話すのは佐藤長悦郎船団長。
水揚げ作業で使用するベルトコンベアは老朽化のため故障が頻発して度々作業を中断していましたが、支援のおかげで直ぐに修理することができ、効率を落とすことなく作業することができました。
また、荷揚げのために帰港した際にいただいた新米のつや姫は大変美味しく、船の上で酒田や家族のことを思い浮かべながらいただいた。レンタカーや風呂設備は乗組員にとって心の洗濯とも言える時間を過ごせるもの。本当にありがたかった。

驚いたのは、我々の仕事に興味を持っている人が多いこと。陸にいる人から海の仕事(水産業)への理解が深まってもらえるとうれしい。もし、若い人で漁業に関心がある人がいたら、ぜひチャレンジしてほしい。陸での生活が合わない人もいると思う。経験は問わないので、体力とやる気のある若者がいれば、この世界に飛び込んで欲しい。

漁業後継者問題は、今、待ったなしの状況。遠洋漁業が消滅したように、我々の漁業も危機的状況にあると感じています。漁そのものは自分たちの努力で昨年を上回ることを目標に、船団で力を合わせて頑張っています。

■陸にいるみんなが応援しています

昨今の諸外国との様々な問題により、日本海沿岸の漁場の緊張感が増し、イカ釣り船団は多くの不安や困窮を抱えています。
このような状況の中、また酒田港からいか釣り船団はスルメイカを追って出航していきます。その勇気に心が震えます。がんばってください。そして私たちに美味しい船凍いかを届けてください。

 

寄附者の方へ

鮮度抜群の「酒田船凍いか」をみなさんに届けたい

山形船団が漁獲するスルメイカは、釣り上げてすぐに一尾ずつ急速冷凍されるので鮮度抜群です。お刺身や塩辛などに加工されるほか、スーパーなどで一般消費者へ販売され、様々な料理に利用されています。
酒田市では、「酒田船凍(せんとう)いか」の商標登録を出願してブランド化を推進しています。確かな品質の「酒田船凍いか」を皆さんの食卓へお届けします。ぜひご賞味ください。

※目標金額に到達しなかった場合も、別途資金を用意し、事業を実施いたします。

現在進捗情報はありません。

山形県酒田市

酒田市は、山形県の北西部に位置し、日本3大急流の最上川と日本海が出会う港町です。 北に鳥海山を望み、海沿いには庄内砂丘、その背後に広がる雄大な庄内平野。肥沃な大地と澄んだ水で育った庄内米は全国的に高い評価を得ています。 また、イチゴやメロン、梨、柿など果物の栽培も盛んです。 江戸時代、北前船交易より上方の文化が伝わり、活気あふれる商人の町として栄え、街中には今なお多くの歴史文化が残っています。