「辺高(なべこう)から未来へ」川辺高校SDGsプロジェクト
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 1,013,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 101.2%
- 支援人数
- 95人
- 終了まで
- 受付終了
鹿児島県南九州市(かごしまけん みなみきゅうしゅうし)
寄付募集期間:2023年8月1日~2023年10月30日(91日間)
鹿児島県南九州市
鹿児島県立川辺高校は、現在、132人の生徒が在籍し、少子化で生徒の減少が進む中、地域や卒業生と一緒に川辺高等学校活性化対策協議会を設立し、高校の活性化に取り組んできました。
南九州市は、「ゼロカーボンシティ」宣言を行い、環境に配慮したまちづくりを推進しており、この度,川辺高校の生徒が主体的に断熱ワークショップで教室の改修を行い、断熱から地球環境やカーボンニュートラル,そしてSDGsについても広く学習していきます。
このプロジェクトを通じ,生徒が将来の地域や社会で活躍する人材となることを目指します。
川辺高校SDGsプロジェクト
過酷な学習環境
近年、南九州市では気温30度を超える猛暑日が増加し、生徒は非常に過酷な環境の中で学習しています。
エアコンは設置されているものの、教室が断熱されていないため、夏は非常に暑く、冬も寒いといった状態です。
南国鹿児島とはいえ、冬には霜や氷が張ったり、雪が降る日もあります。
生徒が主体的に取り組む断熱改修
暑くて寒い教室を断熱改修したい!
そこで、断熱ワークショップで教室の改修を行い、快適な学習環境を作り、生徒たちに夢に向かって頑張ってもらいたいと考えています。
断熱ワークショップは、川辺高等学校の生徒約30名が参加し、生徒が主体的に企画・準備に取組むとともに、断熱から地球環境やカーボンニュートラル、そしてSDGsについても広く学習していきます。
今回の断熱改修ワークショップを皮切りに「鹿児島県立川辺高等学校SDGsプロジェクト」を立ち上げ、学校でのSDGsをテーマとした学習の実施や、高校の魅力発信、地域や企業との連携し、これからの地域・社会に役立つ人材育成を目指します。
プロジェクトの意義
子供たちの環境教育 - 九州初の取組み -
この断熱ワークショップは、2019年に岡山県で始まったのを皮切りに、長野県、埼玉県、神奈川県、島根県などで開催されていますが、九州では初の取組みとなります。
このような取組みに、いち早く踏み出すことで、物価高騰の中での省エネ化の有効性及び学校のリノベーションの意義をみんなで考えるきっかけとし、子ども達の環境教育にも貢献していきたいと思っています。
さらには、リノベーション等の経験を通し、生徒自らの住む住宅にも目を向ける活動になればと考えています。
「ゼロカーボンシティ」を目指した取組み
南九州市は、2022年2月の議会にて、2050年までに温室効果ガスの総排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
将来像として掲げる「人と自然が共有する 活気あふれる 住みよいまち 南九州市」の実現に向け、循環型社会の形成への取組みを加速させ、本市の恵まれた自然環境を次の世代につないでいくため、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」へチャレンジしていきます。
断熱改修の他地域への波及
今回の断熱ワークショップの作業や取組内容は、市内外に発信していきたいと考えております。
地域での断熱の重要性を多くの方に知っていただき、今後の公共施設や住宅の断熱改修を進めるきっかけになることを目指します。
地元の高校の存続と活性化のために
川辺高等学校活性化協議会による活動
川辺高校では少子化の進展により、年々、生徒の減少が進んでいます。
2012年には、全校生徒数は450名でしたが、現在は132名となっています。このままでは廃校の危機。地域から高校がなくなるということは、地域がますます衰退するため、存続させることが大切になります。
そこで川辺高校では、地域の高校を守り、地域や社会で活躍する人材を育成していくために、地域や卒業生と一緒に川辺高等学校活性化対策協議会を設立し、高校の活性化、生徒の進学支援などに取り組んできました。
川辺高校
教室の様子(天井)
教室の様子(南側壁面)
教室の様子(北側壁面)
川辺高等学校活性化協議会(会議の模様)
寄附金の使い道
■3年1組の教室、面積67平方メートルの断熱改修
天井:天井裏にグラスウール200ミリ厚を敷き詰める
壁面:南側(外側)壁に断熱材50ミリを貼り付け、内窓を設置する
壁面:北側(廊下側)窓ガラスをツインポリカに入れ替える(または貼り付ける)
※目標金額を超えるご支援をいただいた場合は、川辺高校の活性化に向けた事業に活用させていただきます。
※目標金額に達成しなかった場合でも、事業費を一部見直して事業を実施いたします。
ご寄附をいただいた皆様へのお礼
本プロジェクトは、南九州市民からの寄附も受け付けます。
御寄附いただいた皆様には、川辺高等学校活性化協議会から御礼状と事業報告をお送りします。
※返礼品はございません
事業に携わる方の思い
生徒の皆さんより
自分たちの力で、学びやすい快適な教室を作ります。
SDGsを学んで実践するプロジェクトです。皆様のご支援をよろしくお願いします。
川辺高等学校 前田校長
川辺高校は、新たにSDGs活動プロジェクトとして今回の「教室の断熱改修」に取り組みます。
普通科の川辺高校が地元と連携するPJでもあり、生徒の自主的な学習に取り組むよい機会と考えております。
皆様のご支援をお願いします。
川辺高等学校活性化協議会 高田政雄会長
歴史ある川辺高校の生徒たちが、新しい時代を見据えたプロジェクトに取り組んでいます。
これからを切り開こうとする生徒たちのために、川辺高等学校活性化協議会及び同窓会をあげて応援しています。
多くの皆様からの御支援を心よりお願い申し上げます。
南九州市長 塗木弘幸
ゼロカーボンシティの実現を目指して
南九州市は九州本土の最南端、薩摩半島に位置しており、豊かな自然と温暖な気候により、農業を基幹産業の一つとするまちです。
近年、地球温暖化による気候変動に伴う集中豪雨等により農作物への被害が発生するとともに、自然災害の頻発そして激甚化により、私たちの生命や財産にも危機が及ぶ状況にあります。
こうしたなか、南九州市では、令和4年2月に地球温暖化の防止を目的として「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
今回、皆様に寄附をお願いする内容は、市内にある県立川辺高等学校の生徒が主体になり、教室の一部を断熱化し、また、環境に関する講演等を行う事業に要する資材や講演会開催の経費を捻出しようとするものです。
この取組みは、生徒をはじめ地域の皆さんが、地球温暖化対策、SDGsに関し考えるきっかけづくりとなり、また、将来を支える人材育成にもつながるものと考えています。
私たちのより良い未来へ向けたこの取組みに対し、ぜひ応援をいただければ幸いです。
南九州市役所企画課 上村係長
南九州市は平成19年に頴娃町、知覧町及び川辺町が合併し誕生しました。
それぞれの町に県立の高等学校があり、これまで地域ともに長い歴史を歩み、多くの人材を育んできました。
今回そのうち最も歴史の深い川辺高校においてプロジェクトを実行することで、私たちの未来を担う子どもたちがSDGsを考えるきっかけになると確信しています。
皆様の御支援をぜひお願いします!
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2023年12月14日 08:55
目標金額達成のお礼
令和5年8月1日~10月30日に寄附を募らせていただきました「辺高(なべこう)から未来へ」川辺高校SDGsプロジェクトにつきましては,全国の多くの皆様のご支援により,目標金額を達成することができました。
令和5年8月19日に,生徒とともに行った断熱ワークショップでは,生徒の生き生きとした表情がとても印象的で,生徒にとって今回のプロジェクトは,母校に対する愛着や学校生活への励み,進路選択の糧にもなったと思います。
教室(3年1組)の改修は11月末に完了し,現在,生徒は快適な学習環境の中でそれぞれの夢に向かって頑張っています。
ご寄附いただきました皆様へは,後日,お礼状と事業報告をお送りさせていただきます。
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。もっと見るまだコメントはありません
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2023年08月23日 09:00
皆様のお陰で目標の30%を達成!目標達成までご支援をお願いします。
このプロジェクトは,脱炭素社会の実現やSDGsのためにできることを,生徒や地域で考えるきっかけとして取り組むものです。
川辺高校の生徒とOB,地域の方などで力を合わせ、川辺高校の教室を断熱改修し,その効果を1年かけて追跡検証します。
■「断熱ワークショップ」を開催しました!
日時:令和5年8月19日(土) 午前9時~午後3時
場所:川辺高校3年1組教室
午前9時に参加者の自己紹介からスタートし,説明や資材搬入の後,3班に分かれ,壁断熱材カット・はめ込み,天井断熱材入れ,廊下側窓ツインポリカカット・はめ込み作業を行いました。
また,昼食時を利用して,断熱に関するレクチャーや作業の振り返り等を行い,このプロジェクトの意義を再確認しました。
ぜひ,お知り合いやご友人に本プロジェクトを紹介いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。関連リンク
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鹿児島県南九州市
南九州市は、鹿児島県の薩摩半島南部に位置します。四季を通して温暖で豊かな自然に恵まれ、この環境下で栽培される「お茶」や「さつまいも」は、全国の市町村の中で生産量日本一を誇ります。
特に、市内全域で栽培される「知覧茶」は、全国茶品評会で農林水産大臣賞を数多く受賞するなど、その品質は高い評価を得ています。
本プロジェクトの舞台である鹿児島立川辺高等学校は、市内に3校ある高等学校の1校で、歴史と伝統ある普通科の高校です。
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