飼い主のいない猫を増やさない!【たかまつ with にゃんこプロジェクト2023】

カテゴリー:動物 

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寄付金額 1,262,000

63.1%

目標金額:2,000,000

達成率
63.1%
支援人数
89
終了まで
8
/ 92

香川県高松市(かがわけん たかまつし)

寄付募集期間:2023年7月1日~2023年9月30日(92日間)

香川県高松市

プロジェクトオーナー

近年、野外で繁殖した飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)の糞尿や鳴き声等により、市民の生活環境が損なわれるという事態が、全国的に社会問題となっており、本市においても、市民から野良猫に関する苦情や相談が多く寄せられているところです。

また、保健所に収容される猫の多くが野良猫の仔猫であり、さぬき動物愛護センターにおいて譲渡に努めているものの、譲渡に向かない個体も多く、その半数が殺処分となっています。
このような地域課題を解決するため、本市では、野良猫の無秩序な繁殖を抑えることを目的として、2021年度から飼い主のいない猫への不妊去勢手術費用の一部を助成する事業を実施しています。

このプロジェクトを通じて、本市の野良猫や犬猫の殺処分の現状を多くの方に知っていただき、動物の命の大切さや、人と動物のより良い関係について、改めて考えていただく機会になれば、と考えております。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

野良猫の殺処分、少しでも減らしたい!

保健所に収容され、殺処分される猫のほとんどが野良猫です!

<高松市の野良猫を取り巻く現状>

猫は、ペットとして飼い主の生活に潤いや喜びを与えてくれる存在である一方、無責任な飼い主による飼育放棄や、無責任なエサやりによって、飼い主のいない猫(野良猫)が繁殖を繰り返すことにより、周辺環境の悪化、保健所への収容・殺処分数の増加など、さまざまな問題を引き起こしています。

市民の中には、猫が好きな人もいれば、嫌いな人もいて、多様な人たちが暮らす地域社会においては、野良猫による糞尿や鳴き声などの被害を引き金に、市民間でトラブルに発展するケースも多々あります。

また、本市の保健所に収容される猫のほとんどは野良猫であり、事故などにより負傷している、産まれて間がなく育たない、人に馴れていないなどの理由でやむを得ず殺処分になっています(グラフを参照)。

本市では、これまでも野良猫への無責任なエサやりを行う方への指導や、猫の飼い主に対する終生飼養(ペットを最期まで飼うこと)や完全室内飼育等、適正飼養について啓発を行ってまいりましたが、未だ問題の根本解決には至っていないのが現状です。

これらの問題を解決するため、そして、私たちが目標としている「人と動物との調和のとれた共生社会」を実現するためには、従来行ってきた取組みに加えて、野良猫がこれ以上増えないための施策に取り組むことが不可欠であると考えています。

猫の収容等の状況(2021年度)

市民の生活環境の保全と調和を図る!

野良猫に悩まされず、市民が安全に安心して生活できる環境を守りたい!

保健所には、市民から飼い猫や野良猫に関する苦情相談が日々寄せられており、一年間に寄せられた苦情は1,509件(2022年度)にも上ります。そのうち839件(55.6%)は、猫による被害や迷惑に関するものであり、その具体的なものとして、無責任なエサやりで増えた野良猫によって、敷地が糞尿で汚される、農作物が荒らされる、鳴き声で眠れないなどといったものが挙げられます。

周辺環境や生活の平穏を害された人々や、元々猫が苦手な人々にとっては、多数の野良猫の存在は大きなストレスであり、そのことによって、住民同士のみならず、罪のない野良猫に対しても怒りや憎しみなどの感情の矛先が向けられることも少なくありません。

野良猫に不妊去勢手術を受けさせることで期待される効果は、野外の過酷な環境(交通事故、感染症など)にさらされたり、保健所に収容・殺処分される不幸な猫を減らすことだけではありません。

私たちは、野良猫の過剰な繁殖を抑えることにより、人間の生活環境に及ぼす影響を少しでも緩和し、市民の生活環境を守ること、ひいては、地域で生活する人々みんなが、憎しみ合うことなく、無理なく動物や他人を許容し、共生していくことのできる社会が実現されることを何より期待しています。

保健所に寄せられた猫に関する苦情相談状況(2022年度)

野良猫に、不妊去勢手術を実施!

野良猫を増やさないためのTNR

高松市では、「協働のまちづくり」を推進しており、野良猫による糞尿被害等の地域社会における共通課題の解決を図るために、ボランティア活動の一環として、野良猫の不妊去勢手術に取り組んでいる方がおられます。

また、一般の市民の中にも、殺処分される動物を減らしたい、生活環境を守りたいといった理由で、野良猫に不妊去勢手術を受けさせたいという意欲を持った方が多くおられます。

その方たちが主体となり、市内の住宅地等に生息する野良猫を捕獲し、協力動物病院で不妊去勢手術と耳カット(手術済みの目印として耳先をカットする処置)を受けさせた後、猫を元の生息場所へ戻すという活動を行っています。

このような活動は一般に、TNR活動(T:Trap(捕獲する) N:Neuter(不妊去勢手術をする) R:Return または Release(元の場所に放す))として知られており、地域における野良猫の繁殖を抑制することで、糞尿被害等の問題を緩和し、さらに保健所の収容・殺処分数の減少にもつながるため、野良猫問題の有効な対策の一つと考えられています。

寄附金の使い道

集まった寄附金は、「飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業」に使わせていただきます!

◆目標金額を達成できなかった場合でも、皆さまから寄せられた貴重な寄附金は、飼い主のいない猫(野良猫)の不妊去勢手術支援事業として活用させていただきます。

◆また、目標金額以上の寄附をいただいた場合は、殺処分の減少を目指すため、高松市動物愛護管理基金に積み立て、今後の支援事業に活用させていただきます。

2022年度 飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業 実績

2022年度のクラウドファンディング(7/1~9/30実施)では皆様からの多大なるご支援により、2022年8月31日、目標額の100万円に達し、2022年度 飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業に活用することができました。改めまして心より御礼申し上げます。

なお、事業費を上回った寄附金については、高松市動物愛護管理基金に積み立て、今後の支援事業に活用いたします。(2023年度 予定頭数:200頭)

高松市では、飼い主のいない猫を取り巻く悩み事の解決につなげたいという思いから、申請者の方にTNR活動に至った経緯や、TNR活動中のお話などを詳しくお伺いしています。

「迷い込んできた猫にエサを与えていたら仔猫を産んでしまった」、「毎年春先になると、どこからか仔猫がでてきては、交通事故にあっているのを見かける」、「これ以上増えないようにしたい」とお声が多く、活動経験のあるボランティアの方からの申請よりも、TNR活動が初めてという個人やご近所同士、自治会長が申請されるケースが増えており、本事業が市民の方々の意識を変えるきっかけになっていると実感しています。

多くの声を大切にしながら、今年度も引き続きTNR活動のさらなる推進を目指してまいります。

不幸な命はもうストップ!

みんなの思い

保健所職員の思い

保健所には、年間を通して非常に多くの野良猫が収容されています。それらの猫の命をつなぐため、新しい飼い主の方への譲渡や離乳していない子猫を預かり、授乳等の世話を行うミルクボランティアなどの事業に積極的に取り組んでいますが、それでもなお、やむを得ず殺処分せざるを得ない猫が多数いることも事実です。 

交通事故に遭ってケガをした猫や病気で衰弱した猫を収容し、へその緒が付いて目も開いていないような産まれたての仔猫を引き取り、さらに、そうした猫たちの命を終わらせるとき、私たち職員は、いつも胸が張り裂ける思いで、決断を下しています。

しかし、そのような悲痛な思いや苦しみは、猫の命を思う人たちだけのものではありません。そこで生活し、野良猫によって生活環境や日々の平穏を脅かされている人たちもまた、同じように大変な思いをされています。保健所には、小さい子どもが猫アレルギーを抱えて不安な思いをされている親御さんや、野良猫に大切な車を傷つけられたり、大事に育てた花や野菜が被害にあった方など、さまざまな方からの悲痛な叫びが多数寄せられており、本事業の一層の推進の必要性を実感しています。

かわいそうな猫たちを少しでも減らし、苦しんでいる人たちが少しでも安心して生活できるよう、人と猫が調和のとれた共生社会を実現するための取組みを行っていくことは、私たち職員の責務だと考えています。

私たち職員は、そのための重要な施策である「飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業」に全力で取り組んでまいりますので、是非支援のほど、よろしくお願いします。

保健所職員の思い

協力動物病院の先生たちの思い

常に殺処分ワースト上位にある香川県において、譲渡に力を入れていますが、まだまだ多くの命が奪われていることに変りありません。野良猫に不妊去勢手術を行うことは、住民の生活環境の改善につながるだけでなく、保健所に収容され、殺処分される猫を減らすこともできるため、大変有意義なことだと考えており、この事業に賛同し協力させていただくこととなりました。

不幸な猫を少しでも減らすため、そして、そこに生活する人たちの生活環境を守るため、私たちの力が少しでもお役に立てれば幸いです。

協力動物病院の先生たちの思い

TNRを行った方たちの声

私が住んでいる地域でも野良猫が多く、以前から一人でTNR活動を行ってきました。高松市がやっとこの事業に取り組み始めたことで、負担は軽減しましたが、野良猫の繁殖力は非常に強く、次から次に新しい猫がやってきます。単なるエサやりだけでなく、TNRについて、地域での理解が必要だと思います。

高松市が取り組んでいる野良猫の不妊去勢手術の助成事業は、いま生きている野良猫たちの命はそのままに、次に産まれてくる不幸な猫たちをこれ以上増やさないという、とても重要な取組みだと思いますので、もっと多くの人たちがこの事業を活用してもらえたらと思います。

TNRを行った方たちの声

寄附者のみなさまへ

飼い主のいない猫を増やさない!「たかまつwithにゃんこ」を目指して

高松市長 大西 秀人 からのメッセージ

写真

昨年度、実施した本プロジェクトに寄附を頂いた方々から、「野良猫として生まれ、殺処分される動物の命がゼロになるまで頑張ってください。」、「どうか殺処分をなくして欲しい、その一心です。動物に優しい施策、子どもたちへの教育もお願いしたいです。動物と共存できるまちづくりを願います。」など、数多くの心温まる応援メッセージを頂戴しております。

しかしながら、野良猫に悩まされている市民の方が大勢おいでになり、そして、いまだに多くの猫が保健所に収容されております。

このため、本市では、今年度におきましても、「飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の一部を助成する事業」を実施してまいります。

この事業が、動物の命の大切さを尊重し、理解し合える優しいまちの実現に向けた、第一歩になるものと存じております。

お礼

本プロジェクトのご支援に、心より御礼申し上げます。寄附をいただいた方で、氏名公表を可と選択された方につきましては、お名前を本市ホームページに掲載させていただきます。

不幸な動物を少しでも減らし、人と動物との調和のとれた共生社会が実現できるよう、飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業に誠心誠意取り組んでまいります。

  • 2023年09月15日 16:00

    かがわ経済レポートに掲載されました。

    9月15日号のかがわ経済レポートに掲載されました。

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  • 2023年08月24日 09:00

    高松ムービーチャンネル「とっておき!高松」放送中♪

    高松ムービーチャンネルで放送しています!ぜひ、ご覧ください。

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  • 2023年07月24日 16:00

    NHKで放送されました!

    7月19日(水)、NHKで放送されました。

    関連リンク

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香川県高松市

高松市は、北は多島美を誇る海の国立公園、瀬戸内海に面し、南は讃岐山脈を臨む、風光明媚で温暖な人口約42万人を擁する中核市であり、香川県の県庁所在都市です。

高松市では、高松の自然と都市機能を活かした、「創造性豊かな海園・田園・人口都市」の形成を目指し、コンパクトで持続可能なまちづくりに務めています。

今後も人口減少社会にあっても、人とまちが活気にあふれ、全ての人が心豊かに暮らすことができ、全ての市民が誇りを持てるまちづくりに取り組んでいきたいと思います。

皆さんには、「活力にあふれ、創造性豊かな瀬戸の都・高松」の魅力を、一つでも多く発見していただき、そして、高松市政へ関心を持っていただくとともに、ぜひ一度本市へお越しください。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 殺処分される野良猫が1匹もいなくなるようにお願いします!!!

    2023年9月21日 15:57

  • がんばってください!

    2023年9月19日 23:13

  • 猫たちにあたたかいお家のある高松市になってほしいです。

    2023年9月18日 23:52

  • 殺処分ゼロ、不幸な動物がいなくなりますように。
    また動物と人間との共生がうまくいきますように。

    2023年9月17日 22:33

  • このような活動が全国で行われることを願っています。

    2023年9月16日 10:47

  • 猫の殺処分0を目指して頑張って下さい!応援しています!

    2023年9月15日 8:00

  • 不幸な猫が1匹でも減りますように。おまかせするしかないのでよろしくお願いいたします。

    2023年9月7日 20:23

  • 1日も早く、不幸な猫がゼロになることを願っています。

    2023年9月5日 19:49

  • 活動、ありがとうございます。
    今も、これからも、応援しています。

    2023年9月3日 21:04

  • 小額ですが小さな生き物たちのために活用して下さい。

    2023年9月2日 12:36

  • 我が家では保護猫を2匹飼っています。かねてから香川県の犬猫の殺処分数の高さに心を痛めていました。少しですが保健所職員の皆様、保護活動をされている方々の応援になればと思います。頑張ってください。

    2023年8月30日 8:30

  • どうぶつの命を大切にする施策をお願いします

    2023年8月27日 11:29

  • TNRの支援をもっと増やしてください。動物愛護の徹底した取り組みをお願いします。

    2023年8月23日 4:10

  • 猫達のためにこれからも頑張ってください。

    2023年8月17日 12:37

  • 香川は保護猫TNRの意識が低いと聞きます。香川の皆様に少しでも保護猫活動の意義が伝わりますように。

    2023年8月13日 22:17

  • このプロジェクトへの応援は、今年で3回目になります。不幸な猫たちを、少しでも減らせるお手伝いができればと思いますので、今後もプロジェクトを続けていただきたいです!

    2023年8月12日 0:07

  • 殺処分される動物がいなくなることを願います。

    2023年7月26日 18:56

  • 全ての猫たちが幸せになりますように。

    2023年7月19日 17:04

  • 行政の取り組みで野良猫の数は減っていますが、まだまだ不幸な野良猫たちがいるので、このような活動を続けていってください。

    2023年7月15日 7:19

  • 不幸な子猫が1匹でも減るように願っています

    2023年7月14日 20:54

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