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農福連携による地域活性化プロジェクト ~農と障がい者の絆で地域を元気に~

カテゴリー:健康・福祉 

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寄付金額 1,301,000

43.3%

目標金額:3,000,000

達成率
43.3%
支援人数
60
終了まで
受付終了

静岡県袋井市(しずおかけん ふくろいし)

寄付募集期間:2023年5月16日~2023年6月30日(46日間)

静岡県袋井市

プロジェクトオーナー

地域課題である障がい者の理解促進による共生社会の実現と地域資源の活用を進めるために、障がい者が、地域の農家、委託販売事業者の3者と連携をしたジェラート製造を行う。
障がい者がジェラート製造を通じて地域の一員として活動することで、地域の方々とのつながりをより強くするとともに、活動する姿をSNS等で発信することで、障がい者理解促進や地域資源のさらなる活用を目指していきます。

農福連携による地域活性化プロジェクト

~農と障がい者の絆で地域を元気に~

NPO法人「やくわり」では、「障がい者の理解促進が進まず、共生社会が実現していない現状」や「規格外農産物等の廃棄問題(フードロス)」などを地域課題として考え、それらの課題解決のため、障がい者が、地域の農家や委託販売事業者と連携し、地域の農産物を活用したジェラート製造を行う本事業を開始しました。

障がい者がジェラート製造を通じて、地域の一員として活動することで、地域の方々とのつながりをより強くするとともに、活動する姿をSNS等で広く発信することで、障がい者理解促進や地域資源のさらなる活用を目指していきます。

実施者の思い

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NPO法人やくわりでは、障がい者の福祉施設として、自己決定を尊重しながら就労の継続と生活能力の向上を図るため、就労支援では作業能力の向上を図ると共に、社会性や就労への意欲を高めること、生活介護では個別の生活課題の改善や創作活動の充実を図ることを目的に日々取り組んでいます。

NPO法人やくわり 理事長 平野弘和

私のおじさんは生まれ持っての重度知的障害で施設での生活をしており、小学校低学年頃の私は、どうしておじさんが兄弟である自身の父親やほかの兄弟と生活できないかわかりませんでした。成長するにつれて、おじさんのたまにでる症状や世間の目などがそうさせていることに気が付きましたが、それでも「血の繋がった家族なのに・・・」という気持ちは解消されませんでした。
こうした、幼少期の経験もあり、NPO法人やくわりでの施設運営を引き受け、理事長として経営改革など日々取り組んでいます。

今回の事業は、どんな障がいがあろうとも、この地域に生まれ同じくして生活し、この地域の食材で育った私たちが共に美味しいと感じる素材を厳選して、地域の生産者の方々と力を併せて何かを生産したいという思いから始まりました。
ジェラート製造を通じて、利用者の皆さんに域外から社会とのつながりを感じていただくとともに、本事業のPRを行うことで、課題である障がい者の理解促進につなげるよう取り組んでまいります。

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NPO法人やくわり 管理者 小久江 洋典

NPO法人やくわりは、障がい者の通所施設として就労支援や生活介護を目的としながら、地域に根差した施設づくりを進めてきました。
今回の事業では、ジェラートの製造を通じて、農家との連携によりフードロスを減らすことや障がい者の理解促進することを目的に進めています。

また、農作物の収穫作業、ジェラート製造、梱包、販売などいろいろな作業に携わり、就労の活動の場を広げるとともに、工程の中で利用者が成功体験を経て自信を高めることができればと考えています。
関わる方々とのつながりを大切にし、みんなの活躍の場が広がるように取り組んでまいります。

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La Dolce SPARA(ラ ドルチェ スパラ) 馬渕 智子

初めてこのお話を聞いた時に、障がい者の方々の自立支援を通して、 地元の美味しい食材を多くの方に伝える事も出来る素晴らしい事業だと思いました。
今回、本事業でのジェラートのフレーバー監修として関わらせて頂くこととなり、規格外や余剰農産物を積極的に使用することでフードロス削減にも繋げられたらと考えております。
この事業が成功し、障がい者もそうでない方も地域のみんなが笑顔になるよう協力していきます。

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事業応援サポーター 高井厚典

地域には一定数、必ず障がい者の方がいらっしゃいます。その障がい者の方たちの事をどれだけ私たちは知っているでしょうか?実際には彼等の活動や支援を目にする機会が少なく、彼等のことが地域にあまり知られていない現状があります。
そんな現状を改善したい想いから、NPO法人やくわりに協力するため、本事業に一人のサポーターとしてと取り組んでいます。

この事業を通して障がい者自身が地域の生産者(農家)、販売者と連携し、自然と触れ合う機会を創出することで、彼等の活動を地域の皆様に理解していただくことや本事業の活動をSNS等で広く周知することで、地域共生に繋げてきます。
また、活動を通して彼ら自身の就労意欲向上や自立支援も果たせるのではないかと考えています。

少しでも多くの障がい者が地域に取り残されない環境を作ることを目指して活動していきますので、応援よろしくお願い申し上げます。

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事業に賛同いただいた農家・事業者からのメッセージ

いちご農家 秋田さん

出荷規格に合わないということで捨てられてしまうイチゴが実は大量に出ています。どれも普通に食べられるものですが、市場には出回らないんです。一生懸命育てた作物を捨てなければいけない農家の気持ちを考えてくれた、NPO法人やくわりのみなさんには感謝しかありません。
フードロスの削減、それを使った新しい袋井市の特産品開発に携われることをうれしく思います。

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柑橘・キウイ農家 清水さん

袋井の新たな特産品の素材として私たちにお声掛けいただいたことに感謝しています。
今回のプロジェクトの主旨を伺い、夫婦で協力できることをしていこう!とお返事させていただきました。
地域の一員として共生社会の実現と地域貢献ができることをうれしく思います。

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株式会社メロー静岡 寺田社長

私たちも長年、障がいを持つみなさんへメロンを送る事業を行ってきました。
袋井市の特産品であるクラウンメロンを使った新たな取組は、共生社会の実現と特産品開発の両輪を担える事業だと思います。
誰もが喜んで食べられるものが出来るように私たちも協力をしていきます。プロジェクトの成功を祈っています。

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事業スケジュール

2023年4月~7月 使用食材の厳選・農家との連携
2023年7月上旬  ジェラート製造機器の購入
2023年7月中旬  ジェラートの試作開始
2023年7月下旬  SNSを活用したPR開始
2023年8月中旬  制作したジェラート販売開始 
2023年10月下旬  実績報告
2023年10月以降  制作したジェラートを「ふるさと納税返礼品」として登録(予定) 

寄付金の使い道

皆様からいただいた寄附金は、ジェラート製造機械(約600万円)の購入費に使用させていただきます。

【目標金額に達しなかった場合】
自己資金(借入金)にて、ジェラート製造機械を購入し、事業を進めます。

※目標額や予定している必要額を超えてご寄付をいただいた場合は、市の関連する事業にご活用させていただきます。

進捗状況の報告

試食会の実施

ジェラートの製造にあたり、活用する食材を実際に試食しながら厳選しています。

<ジェラートの種類(予定)>

・いちごジェラート
・柑橘系ジェラート
・クラウンメロンジェラート
・トマトジェラート

※現在、試作段階であり内容が変更になる場合もございます。

試食会の様子

ジェラート用食材の下処理作業

いちご農家さんから仕入れた いちごの下処理の様子

いちご農家さんから仕入れた いちごの下処理を行っています。
フルーツによって収穫時期が違うため、レギュラーメニューにするために下処理や保管が必要です。
土壌栽培した風味豊かなイチゴを瞬間冷凍して、美味しいジェラートに生まれ変わらせたいです。
作業棟内全体にいちごの香りが充満していて、幸せな気分で作業をしています。

クラウンメロンの下処理の様子

 メロー静岡さんから、「種取り用の良いメロンが入った」と情報をもらい、
クラウンメロンを仕入れてきました。「初夏に採れるクラウンメロンは味が良い」とのことで、
やくわり自慢の加工棟にて、下処理し、風味が落ちないように冷凍保存しました。
 室内はメロンの甘ーい香りが充満しており、ジェラート製造が楽しみです。   

記者会見実施 6月1日(木)

地元農家である清水園さんの農園で、記者会見を実施し、
実施者であるNPO法人やくわりや、地元農家から、本プロジェクトの説明や
想いの発表を行いました。

<NPO法人やくわり 管理者 小久江より>
「この地域は美味しい作物を作っている農家さんが多く何かコラボレーションできないかと考えました。地元の農家さんとつながりを持ち、
お互いの強みを活かして助け合うことができれば意義のある農福連携になるのではないかと思います。」
 また、「積極的に規格外や余剰生産物を活用することで、フードロスの削減にも貢献できれば、やくわりも農家さんも助かると思います。」
そして、「ジェラートに関わる仕事は、収穫?販売まで幅が広く、利用者さんの特性に合った仕事に出会える可能性を感じています。」

<清水園 清水さん>
「40年以上みかんを栽培してきたけど、年齢的に大変になってきたので若い人たちの力を借りたい。
自分たちが育てたみかんを使い切ってロスが少なくなるのはありがたい。」と話されていました。
ジェラート作りを通して地元の方々と共にプロジェクトに取り組むことで、地域の活性化にもつながるのではないかと思っています。

記者会見後は、NPO法人のやくわりの利用者が、清水園の清水さんに教えてもらいながら、
みかんの摘果作業を行いました。

清水園の清水さんが、やくわりの利用者に農作業を教える様子

本プロジェクトのお礼の品について

本事業に賛同いただいた、袋井市の農家や事業者の自慢の逸品をお礼の品としてお送りいたします。

  • 2023年08月08日 17:00

    ジェラートの試食会の開催について 

     この度は本プロジェクトにて、
    皆さまよりたくさんのご支援や応援のお言葉を頂き誠にありがとうございました。
    改めてご支援いただきました皆様に感謝申し上げます。
    おかげさまで、ジェラート製造機械の購入し、製造段階に入ることができました。
     地元農家さんから提供していただいた農産物を元に美味しいジェラートの試作品ができましたので、
    お世話になった方々への感謝の気持ちを込めて、当施設にてジェラートの試食を開催しました。
     当日は、20名以上の方にご来所いただき、試食とアンケートにご協力いただきました。
    「印象に残ったジェラート」や「今後食べてみたいジェラート」など、
    さまざまなご意見をいただきましたので、今後のジェラート作りに活かしていきたいと考えております。

    <試食会ジェラートの種類>
    イチゴ、クラウンメロン、抹茶、トマト、サツマイモ、クリームチーズレモンなど
     

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  • 2023年07月12日 10:54

    寄付していただいた皆様へのお礼

     この度は皆様よりたくさんのご支援や応援のお言葉を頂き誠にありがとうございました。改めてご支援いただきました皆さま一人一人に感謝申し上げます。
    今後の予定としましたは、皆様からご支援いただいたご寄附を元にジェラート製造機械を購入し、8月から本格的にジェラート製造を行っていく予定です。
    そして、本プロジェクトを通じて利用者さんが農家の方と連携し、農作物の収穫作業、ジェラート製造など、就労の活動の場の拡大に結び付けていきたいと考えております。
    プロジェクトの経過は本ページに加え、ブログやインスタグラム等のSNSで報告していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

    NPO法人やくわり 管理者 小久江洋典

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  • 2023年06月16日 13:30

    ジェラートのラインナップ・カップデザイン決めが大詰めに

    ジェラートのラインナップ・カップデザイン決めの会議を重ねています。
    ジェラートの種類決めが大詰めを迎えており、
    試食会で好評だったイチゴや黄金柑、トマト(塩味)を柱に決めました。
    スタート時のラインナップは、イチゴ、抹茶、トマト、柑橘系、クラウンメロン、さつま芋の6種類に縛られました。
    また、季節毎に採れる旬のフルーツをジェラートにして随時ラインナップを変えていく予定です。
    地元産の果実・野菜を使用して地域とのつながりや活性化のコンセプトを大切にしていきます。

    ジェラートカップのデザインも完成度が上がってきました。当施設の利用者さんが制作した貼り絵を、
    上蓋のデザインに取り入れています。カップのシール貼りも利用者さんが参加する予定で、
    それぞれの特性にあった作業を行ってもらい全員参加でこのプロジェクトを進めていきたいと考えています。

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  • 2023年06月12日 12:00

    記者会見の実施 

     地元農家である清水園さんの農園で、記者会見を実施し、
    実施者であるNPO法人やくわりや、地元農家から、本プロジェクトの説明や
    想いの発表を行いました。
     記者会見後は、NPO法人のやくわりの利用者が、清水園の清水さんに教えてもらいながら、
    みかんの摘果作業を行いました。

    <NPO法人やくわり 管理者 小久江より>
    「この地域は美味しい作物を作っている農家さんが多く何かコラボレーションできないかと考えました。地元の農家さんとつながりを持ち、
    お互いの強みを活かして助け合うことができれば意義のある農福連携になるのではないかと思います。」
     また、「積極的に規格外や余剰生産物を活用することで、フードロスの削減にも貢献できれば、やくわりも農家さんも助かると思います。」
    そして、「ジェラートに関わる仕事は、収穫?販売まで幅が広く、利用者さんの特性に合った仕事に出会える可能性を感じています。」

    <清水園 清水さん>
    「40年以上みかんを栽培してきたけど、年齢的に大変になってきたので若い人たちの力を借りたい。
    自分たちが育てたみかんを使い切ってロスが少なくなるのはありがたい。」と話されていました。
    ジェラート作りを通して地元の方々と共にプロジェクトに取り組むことで、地域の活性化にもつながるのではないかと思っています。

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  • 2023年06月12日 11:30

    ジェラート用食材の下処理作業を実施しました

    <いちご>
     いちご農家さんから仕入れた いちごの下処理を行っています。
    フルーツによって収穫時期が違うため、レギュラーメニューにするために下処理や保管が必要です。
    土壌栽培した風味豊かなイチゴを瞬間冷凍して、美味しいジェラートに生まれ変わらせたいです。
    作業棟内全体にいちごの香りが充満していて、幸せな気分で作業をしています。

    <クラウンメロン>
     メロー静岡さんから、「種取り用の良いメロンが入った」と情報をもらい、
    クラウンメロンを仕入れてきました。「初夏に採れるクラウンメロンは味が良い」とのことで、
    やくわり自慢の加工棟にて、下処理し、風味が落ちないように冷凍保存しました。
    室内はメロンの甘ーい香りが充満しており、ジェラート製造が楽しみです。   

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静岡県袋井市

袋井市(ふくろいし)は、静岡県西部の温暖な地域のまちです。東海道五十三次のどまん中「袋井宿」を中心に、古くから交通の便が良いまちとして栄えてきました。
本市は豊かに広がる田園地帯と美しい茶畑に彩られた素晴らしい自然環境のまちでもあります。温暖な気候や全国トップクラスの日照時間を生かし、最高級マスクメロンのブランド「クラウンメロン」や風味豊かな緑茶の産地としても有名です。
2019年には袋井市内に所在するエコパスタジアム(小笠山総合運動公園)でラグビーワールドカップ2019TMの4試合が行われ、特に日本対アイルランド戦では日本が劇的な勝利を収め、袋井市を中心に日本中が歓喜に包まれました。
袋井市では、開催に向け、スタジアムのあるまちとしての機運醸成や国内外からの観戦客のおもてなしの準備はもちろんのこと、今大会のみならず、未来につながる人づくり、まちづくりを意識し、市民の英語力向上や多文化理解・交流などまちの国際化にも取り組みました。このほかにも人もまちもすべてが健康な「日本一健康文化都市」を目指しさまざまな取組を進めていますので、袋井市へのご声援をよろしくお願いします。