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増え続ける海岸プラごみを回収・燃料資源として有効利用|漁場の環境を守るために

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 1,226,000

61.3%

目標金額:2,000,000

達成率
61.3%
支援人数
50
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2023年4月3日~2023年7月1日(90日間)

佐賀県NPO支援×NPO法人浜-街交流ネット唐津

プロジェクトオーナー

近年、海域におけるペットボトル、洗剤容器、ビニール袋等の「海洋プラスチックごみ」が大きな環境問題となっています。特に九州で韓国や中国由来の海洋プラごみが多いと報告されています。 

佐賀県玄界灘沿岸域及び海岸では、県民や漁業者により、夏場を中心とした清掃活動の日に海岸や海洋のゴミ回収作業を行っていますが、これらの作業では回収が難しい海岸にまだ多くの海洋プラゴミが集積しており、その回収が必要となっています。

私たちは、これらの問題を解決するために、企業などからの協賛金を基に漁業者とボランティアの方々による海岸集積プラごみ回収を行っていおり、同時に回収した海洋プラごみは、建築資材等としての有効利用を図るためサーマルリサイクルを行ってきました。
2023年度以降は、その回収規模を拡大するとともに毎年継続して実施し、海洋生態系や漁場環境への影響を少しでも減らしたいと考えています。 

また、2023年度からは、回収したプラごみを処理場において固形燃料(RPF:Refuse derived paper and plastics densified Fuel )として処理し、企業の発電施設等で活用していきます!

増加傾向にある海岸プラごみの回収と燃料資源として有効利用

海洋生態系・漁場環境保全とCO2削減

近年、世界的にペットボトル、洗剤容器、ビニール袋等の「海洋プラスチックごみ」が大きな環境問題となっています。
特に九州北部では、近年、海外由来と考えられる海洋プラごみが増加傾向にあり、環境省による全国の海岸におけるペットボトルに限った海洋プラごみ調査でも、特に九州で韓国や中国由来の海洋プラごみが多いと報告されています。 

海岸に集積した海洋プラスチックゴミは、大雨後には再び海へ流れ出て漁業にも影響を与え、さらに波により砕けてマイクロプラスチックになり、海洋生態系や漁場環境にも影響を与えることが考えられます。
プラスチックは分解しにくく、数百年から千年規模で自然界に残り続けるといわれており、2050年には魚よりプラスチックごみの量が多くなることが予測されており、大阪G20サミットでは、「海洋プラスチックの追加的な汚染を2050年までにゼロとする」宣言が行われました。

また、2022年に開催された地球環境行動会議において、削減へ向けた協議が行われはじめたところです。
佐賀県玄界灘に面した海岸では、ボランティアや漁業者により、夏場を中心に海岸のゴミ回収作業が行われています、これらの作業では回収が難しい海岸にまだ多くの海洋プラゴミが集積しており、その回収が必要となっています。
私たちは、これらの問題を解決するために、これまで企業などからの協賛金を基に漁業者とボランティアの方々による海岸集積プラごみ回収を行っており、同時に回収した海洋プラごみは、建築資材等としての有効利用を図るためサーマルリサイクルを行ってきました。
2023年度以降は、その回収規模を拡大するとともに毎年継続して実施し、海洋生態系や漁場環境への影響を少しでも減らしたいと考えています。

なお、2023年度からは、回収したプラごみを処理場において固形燃料(RPF:Refuse Paper and Plastic Fuel)化し、企業の発電施設等で石炭に変わる燃料として活用することで、CO2削減にも寄与したいと考えています。

海洋プラごみ回収とサーマルリサイクルによる有効活用

今回の取り組みでは、2023年夏季を中心に漁業者やボランティアにより海岸に集積した海洋プラごみの回収を行います。
また、回収した海洋プラごみは、これまで建築資材等にリサイクル処理を行っていましたが、今回からは固形燃料(RPF:Refuse Paper and Plastic Fuel)として処理し、工場等の発電施設等で燃料として使用します。

「RPF」は、石炭等の代替燃料として開発された固形燃料で、石炭と同等の熱量を維持しながら、CO2の排出量は2/3、価格も割安、さらにほぼ燃焼しきってしまうなど燃料としてすぐれた特性があり、近年は製紙会社やセメント会社等のボイラー用燃料として需要が増加しています。
CO2排出で問題となっている石炭燃料を「RPF」に置きかえることで、地球環境保全に効果をもたらします。

寄付金の使い道

1)目標金額 200万円
2)寄附金の使い道
 ・海岸プラごみ回収 950,000円
   必要資材(150,000円)
   船舶・車両借上料(90,000円)
   傷害保険(30,000円)
   回収作業協力金30名(150,000円)
   処理場までの運搬費(70,000円)
   RPF製造処理費(100,000円)
   事務費(360,000円)
 ・返礼品代金と送料 750,000円
 ・県手数料 300,000円
・目標金額に達しなかった場合は、規模を縮小して実施します。
・目標金額以上の寄付が集まった場合は、規模を拡大して実施します。

海洋プラごみ回収による佐賀が誇る美しい海を守る意識の高まり

現在、国内ではプラスチックゴミ削減が進んでいますが、まだプラスチックに代わる素材開発が進展中のなかで、まずはプラごみの回収と処理・リサイクルを行うことが重要です。
私たちは、この問題を広く消費者に理解していただくために、「唐津の海洋プラごみ問題を考える写真展」を開催し、子どもたちから大人まで幅広い世代の方々にご来場いただきました。
海岸に集積した海洋プラごみの実態とそれらが海洋生態系や海洋環境、漁業に及ぼしている影響を理解してもらうことで、プラごみの削減につながればと考えています。

今回の取り組みで、特に、佐賀県玄界灘沿岸は、白砂青松の美しい砂浜と虹の松原など、海を舞台とした数々の景勝に恵まれ、海洋公園や日本初の海中公園として指定されており、これらの自然景観を守る意識のにつながればと考えます。

関係者からのメッセージ

海洋生態系への影響を懸念

乙姫丸(坂本春也)

私は、佐賀県玄海沿岸域で漁業を営んでいますが、近年、海岸に集まる海洋プラごみが増えているように思えます。
これらは、海洋生態系にとって脅威となっています。
海は多くの生物を育むとともに、漁業生産の場でもあり定期的な回収が必要となっています。
今回の取り組みで海洋環境保全に努めるとともに、少しでもCO2削減に貢献したいと考えています。

乙姫丸(坂本春也)

海岸のプラごみは時化の後に再び海へ流れ定置網に入ることも

ひびき水産(増本茂宣)

私は、長年にわたり唐津市で定置網漁業を営んでいますが、大雨後は海岸に集積したプラごみが定置網に入り、その回収と処分に困っています。
プラごみは自然界では分解されませんので、海洋生物や生態系への影響を心配しています。
今回の取り組みで海洋保全に努めるとともに、少しでもCO2削減に貢献したいと考えています。

ひびき水産(増本茂宣)

唐津の宝である海を守りたい

鎮西町国民宿舎 波戸岬 青木マネージャー

唐津は海の幸山の幸に恵まれるとともに、風光明媚な場所で、多くの観光客の方々に訪問いただいています。
今回の取り組は、海岸の美化、海洋環境の保全とともに、固形燃料化によりCO2の排出削減による温暖化への影響の軽減を目的とされており、私たちも応援しています。

鎮西町国民宿舎 波戸岬 青木マネージャー

海岸プラごみ回収と固形燃料化で海と大気の保全

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波行典

現在、世界中で海洋プラごみが大きな問題となっています。国内でも各地の海岸にたくさんの海洋プラごみが集積し、各地で回収活動が行われていますが、そのプラごみのほとんどが焼却処分されています。
今回の取り組みでは、漁業者やボランティアによる海洋プラゴミの回収による海洋生態系や漁場環境保全を図るとともに、これらのプラごみをCO2排出が少ない固形燃料(RPF)化して、化石燃料に代わる新たな燃料資源としても活用し、CO2削減に寄与したいと考えています。ご支援宜しくお願い申し上げます。

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波行典

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  • 2024年03月22日 16:38

    第11回 増え続ける海岸プラごみを回収・燃料資源として有効利用|漁場の環境を守るために 寄付募集期間:2023年4月3日~2023年7月1日(90日間)

    ふるさと納税による寄附で、夏季に海洋生態系や漁場環境に影響を及ぼしている海洋プラごみの回収を実施しました。
    回収した海洋プラごみ約1トンはすべて産業廃棄物処理場でRPF(固形燃料)としてリサイクル活用し、製紙工場などのボイラー施設等で石炭に代わる燃料として使用されました。
    なお、石炭燃料1トンをRPF固形燃料1トンに変更したことで約2トンのCO2削減にもつながりました。ありがとうございました。

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  • 2023年12月21日 13:16

    ご支援いただき、ありがとうございました。

    暖かいメッセージと共にご支援いただき、ありがとうございました。
    多くの方からご支援いただけたこと、大変嬉しく思っております。
    いただいた寄付金は、2024年の事業に活用させていただきます。
    ぜひ引き続き見守っていただけますと幸いです。

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佐賀県NPO支援

私たちが活動する佐賀県玄海地区(唐津市、伊万里市、玄海町)は、好漁場でもある玄界灘に面しており古くから漁業が盛んな地域です。
玄海国定公園にも指定され、多くの松原や自然景勝地に恵まれ、また朝鮮半島 などとの交流に関係する文化史跡も多く残っています。