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【伝統工芸を未来へつなぐ】佐賀の伝統工芸事業者を支援する伴走型助成プロジェクト!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 1,254,000

62.7%

目標金額:2,000,000

達成率
62.7%
支援人数
36
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2022年12月16日~2023年3月31日(106日間)

佐賀県NPO支援×佐賀未来創造基金×ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

幕末・維新のころに日本の産業革新をリードした佐賀県には、有田焼・伊万里焼・唐津焼だけではなく、たくさんの魅力的な伝統工芸が受け継がれています。
今回の助成プロジェクトは佐賀県と市民立のコミュニティ財団である「佐賀未来創造基金」と、これまで7年に渡って佐賀の伝統工芸を支援してきた「認定NPOピースウィンズ・ジャパン」がタッグを組んで実施する佐賀の伝統工芸事業者を対象とした伴走型のプロジェクトです。
お礼の品はもちろん全て佐賀の伝統工芸品です。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

厳しい時代だからこそ、行政では手の届かないきめ細かな支援が必要

事業者ニーズに寄り添う、伴走型の助成プロジェクト

ピースウィンズ・ジャパンが実施する伝統工芸事業者に対する助成プロジェクトは2020年にスタートしました。
行政が行う補助金や助成金の支給とは異なり、柔軟に事業者ニーズに応えることのできる取り組みです。

この助成プロジェクトの特徴は以下3つです。

①事業継続、事業発展のための助成金
→事業者の創意工夫による事業継続、事業発展を支援します

②費用負担を必須としない
 →事業経費に対する助成金の割合の上限を設定していないため、
  事業者の費用負担が軽くなります

③視察訪問伴走支援
 →専門家も同行した視察を行い、取り組み内容の確認や事業者へアドバイスを行うなど
  継続的に事業者を支えます

助成の対象となった事業者からは、「販路拡大につながった」「今まで行政の助成では対応していなかった窯の修復ができた」など、助成プロジェクトを高く評価する声をいただいています。
伝統工芸事業者は、コロナ禍による売上低迷に加え、ロシアのウクライナ侵攻による原材料費の高騰という状況に直面しています。しかし、そんな苦しい状況でも希望を持ち、前を向いてチャレンジに取り組む事業者がいます。

2023年も、佐賀を代表するコミュニティ財団「佐賀未来創造基金」と共に助成プロジェクトに取り組み、これまで以上に伝統工芸事業者の挑戦を後押ししたいと考えています。

2022年度助成事業の対象となった伝統工芸事業者の取り組み

様々な分野で助成金が活用されています

3年目の今年は、7事業者に合計350万円の助成金を支給しました。
各事業者の取組概要とコメントを紹介します。

◆文山製陶(中島眞由美さん)/有田焼/新商品開発

>>お礼の品は画像をクリック<<
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土の成形から上絵付けまでのすべての工程を自社製造できる強みを活かし、家庭・業務用の食器や骨壺等、幅広い商品を製造しています。
助成では、製品の表面に凹凸をつけて絵柄を施す、得意の一珍(いっちん)技法の商品をさらに開発し、中国での市場規模拡大につなげていきます。

◆名尾手すき和紙(谷口祐次郎さん)/名尾手漉和紙/簾桁(すげた)製作

>>お礼の品は画像をクリック<<
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最近、壁紙の需要が伸びていますが、これまで既存の道具で製作していたため、消耗が激しく積極的な企画提案もできませんでした。専用の道具をこの助成で新調することができ、新しい手すき壁紙の製作や販路拡大につながり、可能性を広げることができました。
※簾桁は紙漉き道具です。

◆康雲窯(山口康雄さん)/武雄焼/灯油窯の設置導入

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助成金は、灯油窯の購入に活用します。コロナ下の様々な制限により、当窯も影響を受けました。しかし、厳しい状況が今後の窯の在り方を考える良い機会になったと思っています。
体の負担が少なく、薪窯より少量の薪で焼成できる灯油窯で、新しい商品づくりに挑戦します。

◆鍋島虎仙窯(川副隆彦さん)/伊万里焼/窯の補修

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助成では、これまで使用できなかった大型窯の修復を行いました。
生産性があがり、これまで課題としていた在庫切れの問題解決にも繋げることができました。
また、OEMの受注にも成功し、新たな事業展開を考えています。

◆副島硝子工業(副島太郎さん)/肥前びーどろ/光彩ガラスのさらなる改良・改善

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今回の助成で途切れていた切子製作を再開できました。
現在、薩摩切子や江戸切子が脚光を浴び、販売を伸ばしています。弊社でも新しく切子の機械を購入し、名称を「肥前切子」として新たな商品開発に挑みます。
最初はアクセサリー等から始めたいと考えています。

◆閑古錐窯(山本英樹さん)/武雄焼/電気窯の補修と棚板のクリーニング

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助成では、電気炉の補修と棚板類の補充ができました。
商品の質を高めるとともに、商品の幅を広げることができるようになり、新規顧客獲得と新たなニーズにも応えていける環境が整いました。
アフターコロナでは、観光の目玉でもある日本の食文化の一助になるような器づくりに精進します。

◆廣田昇治さん/生地製造/薪窯の修復と焼成

有田町でろくろ生地の製造をしています。これからは、土や釉薬の素材からこだわって自分の商品もつくりたいと思っています。
家には長く使っていない薪窯があるので、今年は修理して焼成したいと思い応募しました。
どんな焼き物が出来上がるのか楽しみです。

寄付金の使い道

本GCFプロジェクトでは「4団体×50万円=200万円」の助成金の原資を募りたいと考えています。

目標金額が未達成だった場合は自己資金で助成事業に取り組みます。

目標金額以上の寄付が集まった場合は、さらに多くの事業者を助成対象とすることができます。

寄り添い、引き出し、サポートする新たな支援のカタチ

本当の支援は「お金を渡して終わり」では成り立たない

私たちが取り組む助成プロジェクトはただ単に「お金を配る」支援ではありません。
来年度も下記のステップでプロジェクトを進め事業者の創意工夫を引き出していく予定です。

ステップ1 助成対象事業者の募集(3月)
「公益財団法人佐賀未来創造基金」と共同で事業者募集に取り組みます。ピースウィンズ、佐賀未来創造基金それぞれが持つネットワークを活用し、今年度よりも幅広い事業者に募集案内を行います。

ステップ2 専門家による審査(4月予定)
学識経験者、経済団体関係者、メディア関係者に依頼し、事業者から送られてきた応募書類の審査を行います。必要性・有効性・実現可能性など幅広い視点で助成対象となる事業者を選定します。

ステップ3 伴走支援(5月~12月)
定期的に現地視察を行い、事業者の取り組み状況を確認します。視察には専門家も同行し、事業者へのアドバイスも行います。また、社会情勢の変化等により取り組み内容の修正が必要な場合は、聞き取りを行い適切な助言を行います。

ステップ4 事業完了報告(1月)
助成対象事業者から事業完了報告の提出を受けます。支援期間中にどのような取り組みを行い、何に助成金を使い、どんな成果を得たのかを取りまとめます。

ステップ5 活動内容のとりまとめと情報発信(2月~3月)
事業完了報告の内容や視察時に撮影した写真などを活用し、事業者の取り組み内容を発信します。情報発信を通じて事業者の取り組みを知ってもらうことでさらに支援の輪を広げていきます。

助成プロジェクトの重要性

~佐賀の未来、伝統工芸の未来のために~共同主催者・審査委員のコメント

共同主催者
佐賀未来創造基金代表理事 山田健一郎さん

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2021年よりピースウィンズとの共同事業として、基金を創設して現場ニーズに沿った効果的な助成事業を行っています。また、資金的な支援のみでなく、今年度も採択された7団体の皆さまへの伴奏支援や現場視察などもさせていただいております。
本事業は行政だけでは手の届かない細やかで実践的な支援を専門家の方々とともに実施することで、佐賀の「宝」を守り、育てそして次世代の「未来」につなげていくための大切な事業です。
皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

審査委員
佐賀県産業労働部流通・貿易課地場産業担当係長 杉田真樹さん

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コロナ禍や原材料高騰の影響を受け、伝統産業では事業継続にこれまでにない危機感を抱かれておられる事業者が多いと思います。
こうした中で、ピースウィンズの助成事業は、採択先の現地視察で触れた事業者の喜ぶ姿や声から、佐賀県の伝統工芸を未来につなぐために必要とされていると感じました。
今後とも官民一体となって様々な取り組みが行われ、この佐賀の宝である素晴らしい地域資源が、ますます世界を魅了していくことに期待します。

審査員
佐賀商工会議所企業支援部支援・サービス企画課課長 坂井俊彦さん

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佐賀には焼き物をはじめ、様々な地元に根差した過去からの技術を活かした工芸品がありますが、時代の流れとともに置き忘れられているものが多くあります。
当然地元の私でさえ「えっ、こんなものがあるの」と発見ばかりです。
「不易流行」という言葉がありますが、このクラウドファンディングを通じて流行に応じた商品開発とともに販路開拓につなげ、伝統工芸等を未来永劫残せるようになればと考えています。

ピースウィンズ・ジャパン佐賀事務所の取り組み

つくり手とつかい手をつなぐ

全国的に市場の衰退が続く伝統工芸産業。
佐賀においても売上減少や後継者不足などの問題が発生、さらにコロナ禍により問題は深刻化しています。
ピースクラフツSAGAは、ピースウィンズの国内事業の一つとして、伝統工芸が抱える課題解決のために6年前にスタートしたプロジェクトです。

【主な活動内容】
・ふるさと納税返礼品は佐賀の伝統工芸品のみ
→事業者の方々の売上増への貢献、認知度の拡大に繋がります。

・国内外のデザイナーとの商品開発
→開発した商品はふるさと納税にも掲載。伝統とモダンデザインとが融合した商品は各事業者のロングセラー商品になっています。職人さんの創作意欲にも火をつけています。

・伝統工芸事業者への助成
→独自の助成制度を開始。ショールームや窯の修復など自治体等の助成では行き届かない細やかなサポートを行っています。

・オンラインショップ
→税込み2万円以下の上質な佐賀の伝統工芸品を販売しています。売り上げは伝統工芸事業者の収益になるだけでなく、伝統工芸支援活動にも活用される社会貢献のショップです。

他にも国内外展示会・見本市への出展、つかい手のニーズ調査、新規販路開拓等を実施。

私たちはこれからも佐賀の伝統工芸のつくり手とつかい手をつなぐため、伝統工芸の未来のために全力で支援活動に取り組んでいきます。
ご支援をよろしくお願いいたします。

お礼の品を選び、伝統工芸事業者を支援する!

このガバメントクラウドファンディングでご寄付いただいた方には、佐賀の伝統工芸品をお礼の品としてお届けします。

お皿やマグカップなどの日用食器をはじめ、選りすぐりの素晴らしい工芸品を取りそろえました。実際に手元に置いて、品質の素晴らしさ、デザインの美しさを感じていただければ幸いです。

みなさまのご支援が佐賀の伝統工芸事業者をさらに後押しします。

【注意事項】

佐賀県内の寄付者のみなさまへ

※平成31年4月1日付けで総務省から、ふるさと納税にかかる返礼品等について、「当該地方団体の区域に住所を有する者に対して返礼品等を提供しないこと」との通知がありました。(平成31年総務省告示大179号第2条1号二)

この通知を受け、佐賀県民の皆様からのふるさと納税(NPO等の支援)によるご寄付につきましては、送付ができなくなりましたので、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

※使途や受領後の対応など、寄付金の取り扱いに関しては、ホームページ上の「寄付金等取扱規定」でご覧いただけます。

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。
お礼の品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。