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地域に根ざしたものづくりマイスターを目指して!福井県立福井東特別支援学校の挑戦

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 1,579,000

157.9%

目標金額:1,000,000

達成率
157.9%
支援人数
12
終了まで
受付終了

福井県(ふくいけん)

寄付募集期間:2022年6月10日~2022年9月8日(90日間)

福井県

プロジェクトオーナー

福井県立福井東特別支援学校は、病弱・肢体不自由の児童生徒を対象とした学校です。共生社会の構築をめざした取り組みとして、学校・地域との交流を重視しています。
 
その一環として、地域資源を活用した人・物・事とのコラボレーションの中で、各学部が特色ある活動にチャレンジしています。中でも、高等部では、農業・木工・クラフトといった様々な活動を通して、外部専門家を招聘し本物の製品づくりに日々取り組んでいます。
 
今回は、そのために必要な「人」(外部専門家講師)、「物」(本物の道具や素材)」、「事」(地域交流の店舗や展示会)とのつながりを通して、地域に根ざしたものづくりマイスターを目指すための授業作りに役立てたいと考えています。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

社会自立に向けて自信を付けさせたい!

「つながり」を意識した授業作りへ

本校の病弱・肢体不自由部高等部の生徒は、身体や心の病気を有する子どもたちが在籍し、幼い頃からの自然体験や社会経験の少ないお子さんも多くいます。そのため本や写真、動画でしか見たことがなく、本物を知らない生徒や、他の生徒たちとの関係に悩み、なかなか学校になじめず、集団で活動することが苦手だという思いをもっている生徒もいます。

私たち教職員はそのような生徒たちが、本校を卒業して社会へ出て行くときに、よりよく社会とつながり、社会に生き生きと参加していくことを目標に日々の授業作りに取り組み、実践を行っています。

本校の教育目標の一つに「地域社会とのつながりを大切にし、他者と協調する力を育む」という目標がありますが、特に次の3つの「つながり」を意識した授業作りや実践のために今回のプロジェクトを活用したいと考えておりますので、どうかご協力をお願いします。

1.学校の教師だけではなく、本物のものづくりを職業としている専門家の技術や仕事に対する思いに触れられる「人」とのつながり。

2.本物のものづくりに必要な道具や素材に触れられる「物」とのつながり。

3.自分たちで作り出した製品や作品を販売会や作品展などを通して、身近な人や地域の人たちに知ってもらい、喜んでもらうことで自信がもてるような機会をもつ「事」とのつながり。

本物のものづくりを体験できる授業を充実させる

4つの班別作業でものづくり体験を!

福井県立福井東特別支援学校の病弱・肢体不自由部高等部では、作業種目そのものを生徒自身で選択し、主体的に取り組める作業的な学習の時間を2時間続きで週3日、計6時間設定しています。

自分で将来の進路先を見据えて、興味関心のある作業種目を選択することで、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しをもって主体的に粘り強く取り組んでいます。

作業班は、「農業」「木工」「クラフト」「軽作業」の4つの作業内容を設定しており、今年度は28名の生徒がそれぞれの班で、ものづくりに取り組んでいます。

学校の中だけではできない体験を!

ものづくりを通した人とのつながりから学べること

学校の教師だけではなく、専門家の人から教わることで、より専門的な知識をえることができ、積極的に学ぼうとする姿が見られるようになりました。

また、特に、自己肯定感低い本校の生徒たちにとって、自分たちで作り出した製品や作品を販売会や作品展などを通して、第三者に喜んでもらったり、褒められたりすることで満足感や自信を得ることができ、次の新しい制作意欲をかき立てられ、主体的に取り組める活動につながっています。

製品として販売するためには、一般の人たちがどういった製品を購入したいと思っているのか、価格はどれくらいが適当なのか、市場調査をしたり、時にはイメージ通りの製品ができずに失敗したりすることもあります。そのように、ものづくりの過程で仲間と話しあったり、試行錯誤を繰り返したりすることが、生徒たちにとっての対話的で深い学びにもつながっています。

寄附金の使い道

いただいた寄付金は以下の事業に活用させていただきます。

【内訳】
・農業や木工、その他ものづくりをお仕事としている外部の専門家を招聘するための費用(講師謝礼・講師旅費)
・ものづくりの授業に必要な道具や材料の購入費用(農機具、木工電動工具、手織り編み機などの道具や木材や和紙などの材料)
・作り上げた製品や作品を通して地域交流を行うための店舗や展示会場を確保するための費用(店舗看板やチラシ用紙印刷、移動販売用台車やレンタルスペース借用費等)

※目標金額に満たなかった場合、または目標金額以上の寄附をいただいた場合でも、上記の事業のために活用させていただきます。

年間を通して実施します

講習会や展示販売会も随時開催!

・外部専門家講師を招いた講習会(年間1~2回程度)
・作業道具や素材の購入(随時)
・各作業班での展示販売会(年1回程度)
・各作業班合同による展示販売会(年1回程度)

寄附者のみなさまへ

教職員の思い

「社会に開かれた教育課程」を目指して

写真

社会とのつながりの中で学ぶことで、子供たちは、自分の力で人生や社会をよりよくできるという実感をもつことができます。

このことは、変化の激しい社会において、子供たちが困難を乗り越え、未来に向けて進む希望や力になります。そのため、これからの学校には、社会と連携・協働した教育活動を充実させることがますます求められます。

そのための第1歩として、ものづくりを通した、地域の方々とのつながりからはじめたいと思っています。

授業に参加している生徒の声

失敗や苦労もあったけど充実感や達成感を得られました

写真

〇農業班の生徒より
「愛情そそいで育てた野菜たちを購入してくださって、とてもうれしかったです」
「夏は暑くて大変だったけど、いろいろな野菜を収穫して楽しかったです」
「2年生になってもおいしい野菜を作りたいです」

〇木工班の生徒より
「木の面をなめらかに削ることが難しく、失敗したことも何回かあったけど、完成した製品が売れてとてもうれしかったです」
「つぎは、新しい作品(違う形の椅子)づくりに挑戦したいです」

  • 2023年04月18日 20:09

    今年度の活動報告について

    「地域に根ざしたものづくりマイスターを目指して!福井東特別支援学校の挑戦」を応援していただきました皆様、この度は、貴重な御寄付をいただき、誠にありがとうございました。
    皆様からいただいた貴重な志は、今後継続して、本物に触れられる物づくりのための授業作りに役立てていきたいと考えております。まずは、今年度取り組んだ活用内容について、御報告いたします。
    **********

    ●ものづくりをお仕事としている外部の専門家をお呼びして、技術指導講習会を開催しました!

    畑作業班で農閑期に行っているプリザーブドフラワー作りの技術講習会を12月と3月の2回開催しました。講師として鯖江市にあるフラワーリバティ所属の日本フラワーデザイナー協会講師でもある上木美枝さんをお招きして、基本的な技術を教えていただきながら制作しました。生徒自身で選んだお花や素材を活かしつつ、専門家ならではのちょっとしたポイントやアドバイスを受けながら、素敵な作品を制作することができました。

    また、2月には、越前和紙を使った紙袋制作のワークショップを開催しました。講師として越前市にある山伝製紙株式会社の山口真史さんと山口奈々さんが来校され、前半は越前和紙についてのお話しと企業での取り組みについて、後半は山伝製紙さんで取り組んだ損紙を使ってのエコバッグ作りのワークショップが開かれました。伝統だけでなく、社会貢献、SDGsの取り組みについての作り手側からの考えも聞くことができ、生徒たちは目を輝かせて話を聞いていました。

    本校では、作業学習の中で新聞紙やコピー用紙の包装紙を使った紙箱作りや野菜を入れる袋作り、和紙を使ったご祝儀袋作りにも取り組んでいます。リサイクルではなく、アップサイクル(創造的再利用)の視点から見ても山伝製紙さんの取り組みと何か通じるものを感じることができました。

    授業の様子は、地元福井新聞にも取り上げられ、本校のプロジェクトについても紹介されました。

    **********

    ●ものづくりの授業に必要な道具や材料を購入させていただきました。

    いただいた寄付金で、木工作業で使用する充電式ランダムオービットサンダや、電動のこぎり替刃など、また、クラフト作業で使用するUVレジン用LEDライト、手織機など、その他、ものづくりの授業に必要な道具や技術講習会で使用する消耗品等を数多く購入しました。新たな道具により、今までできなかったものづくりに本格的に取り組めるようになりました。

    **********

    ●自分たちで作り上げた製品や作品を、保護者や地域の皆さまに向けて各作業班合同による展示販売会を開催しました。

    技術指導講習会で学んだ技術や、新しく購入した道具等を活用して制作した製品や作品を、保護者や地域の皆さまにも知っていただき、購入してもらう機会として、今年度初めて、各作業班合同による展示販売会を、3月6日に、本校エントランスホールにて開催しました。生徒たちで考えたその名は「福い~ストア 東わくわくマーケット」と題して、各作業班で協力して、いただいた寄付金で新しく立派な看板を作らせていただきました。保護者や地域の皆さまには、たくさん来場していただき、みなさんに喜んでいただきました。

    <「福い~ストア 東わくわくマーケット」 展示販売会に参加した生徒の感想>
    「これまで時間をかけて作ってきた製品を多くの方に買っていただけたことが素直に嬉しかったです。予想を遙かに超える量が売れて正直驚きました。自分達が作ったものが、買ってくださった方の元で役に立つといいなと思います。丁寧に仕上げたかいがありました。卒業する前にこのようなイベントに参加できて本当に良かったです。またひとつ思い出が増えました。」
    「初めてみんなと販売会ができて、お客様にもたくさん来て頂けて、お客様の笑顔も見れてとても嬉しかったです。ぜひまたやらせて頂きたいです。」

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福井県

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 障がいの有無に関わらずに、一人ひとりが好きなこと、得意なことで社会に繋がり、自立へと向かっていける『教育』を受けることが出来ますように!

    2022年9月7日 21:13

  • 共生社会の幸福度No.1県に誇りを持っています!

    2022年9月7日 1:57

  • 北陸新幹線の開通による本県の経済進展を祈念します。

    2022年8月31日 9:20

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