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幻の「こんぴら歌舞伎」を「弘前ねぷた」で再現・復活!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 605,000

5%

目標金額:12,000,000

達成率
5%
支援人数
31
終了まで
受付終了

香川県琴平町(かがわけん ことひらちょう)

寄付募集期間:2021年4月1日~2021年5月29日(59日間)

香川県琴平町

プロジェクトオーナー

香川県琴平町は、現存する日本最古の芝居小屋である「旧金毘羅大芝居(金丸座)」を有し、毎年春に町主催で歌舞伎公演を行っています。しかしながら、新型コロナウイルス感染症等の影響により、令和2年・3年と2年連続「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の開催ができませんでした。
 
そこで、今回、皆様から頂いた寄附金を活用し、中止となった第36回公演の演目を題材として新たに描き下ろし、高さ約8メートルの「弘前ねぷた」を完成させます。そして、琴平町内を練り歩き、幻の「こんぴら歌舞伎」を「弘前ねぷた」で復活・再現します!

門前町の歴史と伝統を守り、本町を盛り上げていくため、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を楽しみにしていたファンの皆様のために、なんとしても「四国金毘羅ねぷた祭り」を開催し、成功させたいと思っております。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

幻の公演を復活させたい!

四国こんぴら歌舞伎大芝居

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の公演が行われる「旧金毘羅大芝居」は、現存する日本最古の芝居小屋です。江戸時代は全国各地から金毘羅参りの参詣人が訪れたことから、天保6年(1835年)に常設の芝居小屋が建設されました。
 
「金丸座」の愛称で親しまれたこの芝居小屋は、昭和45年に江戸末期の劇場建築を考える上で重要な建物建築物として評価され、「旧金毘羅大芝居」として国の重要文化財に指定されました。
 
金丸座での歌舞伎公演は昭和60年から毎年行われ、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」として全国から熱い注目を浴び、四国に春を告げる風物詩となっています。

旧金毘羅大芝居(金丸座)

公演の様子

金丸座での公演は、江戸時代そのままの芝居小屋のため、電気も機械も使わずに上演し、場面転換時に使う廻り舞台・セリ・スッポンはすべて人力により操作しています。

照明は自然光のみで3段階になっている明かり窓の開閉によって行われています。

お客様の席への案内・プログラムの販売・掃除などを担当してくれるのが「お茶子さん」です。1日20名から30名のボランティアの女性がかすりの着物姿で参加してくれています。

「お茶子さん」の参加も全国的になり、県外から泊りがけで参加してくれている方もいらっしゃいます。地元のみならず、全国からのボランティアの人達で“まちづくり”の輪が広がっています。

例年は見られない「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を楽しんでもらいたい!

四国金毘羅ねぷた祭り

昨年、新型コロナウイルス感染症の影響により、昭和60年(1985年)から絶え間なく続いてきた「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の開催を中止するという苦渋の決断をしました。

今年予定していた公演も、金丸座の耐震補強工事に伴い、開催を断念することになりました。2年連続開催されないことで、こんぴら歌舞伎を愛する全国の方々や町民の方々から、悲しみの声があがっています。

そこで、本町の歴史と伝統を守り、地域を元気づけるため、「四国金毘羅ねぷた祭り」を開催することにしました!

歌舞伎とコラボレーションしたねぷたと練り歩く!

国の重要無形民俗文化財でもある「弘前ねぷたまつり」は、歌舞伎の演目が題材となることもあります。今回、歌舞伎との親和性が高いことに注目し、歌舞伎とコラボレーションした「弘前ねぷた」と日本の音風景100選にも選ばれた本場弘前市の笛・太鼓のお囃子(はやし)とともに琴平町内を練り歩きます。

「四国金毘羅ねぷた祭り」では、前方に「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の演目の一つである「義賢最期(よしかたさいご)」、後方に金丸座を新たに描き下ろした高さ約8メートルの大型の扇ねぷたが登場します。

また、地元高校生たちと「墨田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」を題材とした高さ約4メートルの組ねぷた(人形型のねぷた)も制作し、運行します。

左:墨田川続俤  右:義賢最期

「第36回四国こんぴら歌舞伎大芝居」第一部公演の演目「墨田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」・「双面水照月(ふたおもてみずにてるつき)」を題材とした組ねぷたと第二部公演の演目「義賢最期(よしかたさいご)」を題材とした扇ねぷたを運行し、やむなく中止となった、幻の「第36回四国こんぴら歌舞伎大芝居」を「四国金毘羅ねぷた祭り」で復活・再現します。


「四国金毘羅ねぷた祭り」で運行する「弘前ねぷた」を2日間展示し、2日目の夜に運行を予定しています。

地域とのコラボレーション

地元高校生と組ねぷた

今回新たに幻の「第36回四国こんぴら歌舞伎大芝居」の演目の一つである「墨田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」を題材とした組ねぷたを地元琴平高校の生徒と町職員有志が協同で制作し、運行します。

組ねぷたは、立体になっているため、制作には正面からだけではなく、多方面からのバランスを意識して作ることが大切になります。

地元高校生がつくる組ねぷたと青森県弘前市からやってくる扇ねぷたのコラボレーションで琴平町を盛り上げます。

地元中学生と金魚ねぷた

「弘前ねぷたまつり」に欠くことができないものに「金魚ねぷた」があります。

「金魚ねぷた」は組ねぷたの原型であると言われ、昔から「幸福をもたらす金魚」として庶民に喜ばれてきた「津軽錦」と呼ばれる金魚をかたどったものです。「津軽錦」は、まん丸な体型で体長の3倍になるほどの尾ビレがありますが、背ビレはありません。

今回、地元琴平中学校の生徒たちが「金魚ねぷた」を作成し、町一丸となって「四国金毘羅ねぷた祭り」を盛り上げます。プレ期間として、JR琴平駅、琴電琴平駅、新町商店街の町内各所を「のぼり」とともに「金魚ねぷた」で飾ります。

写真提供:河北新報社

地元小学生とねぷたペーパークラフト

町内3小学校の子どもたちが1,000個の「ねぷたペーパークラフト」を作製します。

作製した「ねぷたペーパークラフト」を町内商店街や各事業所に飾り、「四国金毘羅ねぷた祭り」をさらに盛り上げます。

寄附者の皆様へ

琴平町長 片岡 英樹

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新型コロナウイルス感染症の影響により、琴平町の基幹産業である観光業はもちろんのこと、入湯税の大幅な減収等により町においても財政的に厳しい状況に立たされています。

しかし、泣き言ばかり言ってはいられません。わが琴平町の大切な歴史や伝統をどうしても守りたい、35回続いてきたこんぴら歌舞伎の灯を絶やしてはならない、そのような強い思いで企画したのが「四国金毘羅ねぷた祭り」です。

琴平町民を元気づけるため、歴史と伝統の保存、観光業界を盛り上げるため、皆様のご寄附により「四国金毘羅ねぷた祭り」を実現させていきたいと思っております。

どうか、あたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

弘前ねぷたまつりとの連携

国の重要無形民俗文化財にも指定され、青森県津軽地方の夏を彩る「弘前ねぷたまつり」は、毎年8月1日~7日に開催され、三国志や水滸伝などの武者絵等を題材とした大小約80台の勇壮華麗なねぷたが、城下町弘前市を練り歩く夏まつりです。 

笛・太鼓のお囃子(はやし)につれて「ヤーヤド、ヤーヤド」の掛声とともに、気勢をあげて大勢が山車を引きます。弘前ねぷたの山車は大型の燈籠(とうろう)で、扇ねぷたを主として、人形型の組ねぷたも見られます。

左:扇ねぷた   右:組ねぷた

「弘前ねぷたまつり」の始まりは、昔、農民が夏の忙しい時期に襲ってくる眠気を追い払うため、睡魔を船や燈籠(とうろう)などにのせ、川に流した「ねむり流し」という行事から発展し、祭りになったとされています。
 
確実な記録は享保7年(1722年)陸奥国弘前藩五代藩主津軽信寿のねぷた見物が最古であり、令和4年(2022年)には300年の節目を迎えます。大小数十のねぷたの中には古風をよく残したものも多く、青森ねぶたと並んで貴重な民俗行事のひとつです。

「ねぷた」の呼称ですが、青森ではねぶた、弘前ではねぷたと言われます。いずれにしても訛りの違いで、藩政時代から明治時代の記録にも「子(ね)ムタ」「子(ね)プタ」「ねぷた」「祢(ね)ふた」と様々に呼称されています。

寄附金の使い道

皆様からいただいた寄附金は、四国金毘羅ねぷた祭りのために大切に活用させていただきます。

【寄付金の使い道】
四国金毘羅ねぷた祭り開催にかかる費用

※目標金額に達しなかった場合でも、本事業のために活用させていただきます。
※目標金額以上の寄附をいただいた場合、本事業及び次回以降の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の開催のために活用させていただきます。
※寄附金額は1万円以上から受付いたします。

※ご寄附いただきました皆様に、お礼状をお送りいたします。

現在進捗情報はありません。

香川県琴平町

琴平町は、香川県の中央部からやや西よりに位置し、「讃岐のこんぴらさん」で有名な金刀比羅宮の門前町として栄えてきた歴史と文化の町です。面積約8㎢、人口約8,000人と小さい町ながら、県内はもとより四国を代表する観光地として国内外より年間250万人を超える多くの観光客を集めています。
 
町内では、四季を通して様々な神事やイベントが開催されており、重要文化財で日本最古の芝居小屋である「旧金毘羅大芝居(金丸座)」で毎年行う「四国こんぴら歌舞大芝居公演」は、四国路の春の風物詩として定着し、毎年多くの方にお越しいただいています。