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海底に眠る歴史!元寇のタイムカプセル引き揚げプロジェクト ~過去を現代に!そして未来へ残せ!~

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 11,423,000

114.2%

目標金額:10,000,000

達成率
114.2%
支援人数
228
終了まで
受付終了

長崎県松浦市(ながさきけん まつうらし)

寄付募集期間:2020年11月20日~2021年2月17日(90日間)

タグ:

長崎県松浦市

プロジェクトオーナー

昭和55年度から始まった水中考古学の学術調査では、床浪(とこなみ)港や神崎(こうざき)港周辺において鎌倉時代の陶磁器などが出土したことで、鷹島は「元寇の島」として注目を集めることになり、今年で調査開始から40年を迎えました。

元寇のタイムカプセル引き揚げプロジェクトとして、「木製いかり」を引き揚げます。思い出を箱に詰め、数年、数十年後に掘り起こし、当時を振り返るタイムカプセル。今回、元寇の証を740年の時を経て、私たちが掘り起こします。
鷹島海底遺跡は、国内で継続的な調査が行われている唯一の水中遺跡で、国内外から大きく注目されています。この引き揚げプロジェクトにより、「木製いかり」の引き揚げが成功した場合、第二弾で「元寇船」の引き揚げへと結びつけることができます。
ぜひ皆さんのご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

この絵知ってますよね!?

▲九州大学附属図書館所蔵【蒙古襲来絵詞】

歴史の教科書の1ページにあるこの絵をご存じでしょうか?
懐かしいと思われる方やなんとなくわかるという方、昨日習ったという方、さまざまな方がいることと思います。
この絵は、鎌倉時代に起きた元寇:げんこう(蒙古襲来:もうこしゅうらい)のワンシーンで、みなさんが一度は習ったことがある実際に起きた歴史的な出来事です。
松浦市鷹島町は、この元寇の舞台となった場所です。

元寇について

弘安の役(1281年)で、約14万人の元軍が約4千4百隻の軍船に乗って日本に襲来しました。元軍は鷹島沖で停泊中、暴風雨に遭遇し、その多くが沈没したとされています。この暴風雨が『神風』と言われているものです。


沈没した元軍の船は鷹島沖の海底に今もなお眠っており、沖合では、昭和55年から調査が続けられています。これまでで引き揚げられた遺物は4千点以上にのぼり、平成24年3月に海底遺跡としては日本で初めて国史跡『鷹島神崎遺跡』として、指定されました。
(右絵:九州大学付属図書館所蔵【蒙古襲来絵詞】)

写真
▲鷹島沖に浮かぶ元寇船(CG)

引き揚げプロジェクトについて

松浦市の鷹島は豊かな海に囲まれ「とらふぐ」や「本まぐろ(クロマグロ)」の養殖業や沿岸漁業が盛んな町です。
そんな鷹島は、古くから「元寇の島」として、言い伝えられてきました。鷹島の南岸の「鷹島海底遺跡」は約740年前に起こった元寇(蒙古襲来)に関わる戦場跡で、昔から地元漁師によって壺類や刀剣などが引き揚げられていました。

写真

今回のプロジェクトのタイムカプセルの中身は、元寇船の一部となる「椗(いかり)」です。
水深20mの海底にあるいかりは、フナクイムシ(船喰虫)からの食害を避けるため、銅の網をかぶせて保全しています。そのままにしておくと劣化が進んでしまいます。

写真

現在、元寇船は2隻(鷹島1号沈没船・鷹島2号沈没船)見つかっています。
今回引き揚げを計画している「木製いかり」と同じく、海底で保全を行っており、地元漁業者の協力のもと、定期的にモニタリングを行っています。(画像の船は推定で復元された元寇船です。)

実際に海底にある元寇船の木製いかりです。これを引き揚げます!写真でみると岩かなと思うようなものなんですが、これ『木製』のいかりなんです!

いかりの引き揚げは、埋め戻し土を泥土移送装置(水中ドレッジ)により掘り下げて、いかりの木材部分や石材(碇石:いかりいし)部分の引き揚げを行います。
近くには、漁場もあることから、汚濁防止膜(シルトフェンス)を用い、漁場に最大限配慮することとしています。

これを引き揚げるということの大変さ! それでも引き揚げることによって生まれる歴史的な価値がある!

寄附金の使い道について

いただいた寄附金につきましては、木製いかりを引き揚げる費用や、周辺海域の環境保全、引き揚げ後の保存処理などの費用に使用いたします。

◆引き揚げにかかる費用としては、作業に従事していただくダイバーの確保や引き揚げの記録作業
◆海域の環境保全にかかる資材の購入
◆保存処理にかかる費用としては、引き揚げた「いかり」の強化処理

あなたもタイムカプセルを開く、その瞬間に立ち合いませんか!?

この「木製いかり」の引き揚げを来年の令和3年秋以降を予定しております。そこで、『木製いかり引き揚げ船上見学ツアー』実施します。このプロジェクトにご協力いただき、見学ツアーに応募いただいた方の中から抽選で40名様をご案内いたします。(ただし、見学費用(6,000円:予定)や現地までの交通費等は自己負担となります。)
「木製いかり」の引き上げを船の上で、ガイドの解説を聞きながらの見学となります。
ご寄附をいただいた後、応募券を送付いたしますので、タイムカプセルを開く瞬間に立ち会いたい方はぜひご応募下さい!!
当日、ご参加された方には、このプロジェクト限定の立ち合い証明書を発行いたします。

歴史の宝を未来に残す証人になりませんか!?

ご寄附いただいた皆様は、「タイムカプセル引き揚げプロジェクト」の会員(ご協力者)として、メンバーズカードを発行いたします。今回の木製いかりの引き揚げ後の保存処理の進捗状況を定期便として皆様にお届けいたします。また、鷹島町の松浦市立埋蔵文化財センターの入館料を5年間無料とさせていただき、実際に保存処理の状況を見学ください。

歴史が眠る海は自然豊かなところです!

松浦市の鷹島町について、ご紹介いたします。

鷹島町は、九州北西部に位置し、2006年1月1日、松浦市・北松浦郡福島町と合併(新設合併)し、新たに松浦市となった町です。
漁業が盛んで、養殖や沿岸漁業に力を入れています。特に、本まぐろの養殖やとらふぐの養殖で有名です。本まぐろ養殖の生産量は、長崎県1位となっており、湾内の潮通しがまぐろが育つのに適した環境となっています。アジやサバなどの餌が豊富で、冬場の海水温が低いため、身が引き締まり、脂の乗りが絶妙なんです。また、とらふぐ養殖は、鷹島の「阿翁(あおう)」が本拠地の「新松浦漁業協同組合」に所属する複数の漁師たちによって、日本一の生産量を誇っています。 そもそも”鷹島”といえば長崎・九州の漁師たちが認める漁場。”鷹ふく”(鷹島のとらふぐ)は別格と言われていたほどです。「透き通った身の歯ごたえと上品な甘さなど、天然物に負けない味わい」と、全国的に高い評価を得ています。

豊かな自然と、その自然が作り出す自慢の逸品を有している場所が松浦市の鷹島町です。

最後に

このプロジェクトを通じて、歴史の新たなピースづくりにたずさわってみませんか?

この「木製いかり」が、歴史的な遺物であることは、言うまでもありません。今回、引き揚げられる木製いかりが教育的・学術的な資料であることはもちろん松浦市の新たな宝となります。
松浦市を応援してくださる方、ぜひご一読いただき、ご共感いただければと思っております。

  • 2021年02月19日 18:00

    ご支援ありがとうございました!!

    この度は、当プロジェクトに多くの皆様からご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。
    2020年11月20日から開始した当プロジェクトは、目標額を達成することができました。

    当プロジェクトにご賛同いただきました多くの方からご寄附や応援メッセージを頂戴いたしました。私たちが40年間つないできた鷹島海底遺跡の調査が、多くの皆様に支えられていることを改めて感じ、感謝の気持ちでいっぱいでございます。本当にありがとうございました。

    皆様からいただいた寄附金は、木製いかりを引き揚げる費用や、周辺海域の環境保全、引き揚げ後の保存処理等の費用に充てさせていただきます。これから木製いかりの引き揚げに向け、準備を進めてまいりますので、楽しみにお待ちください。

    鷹島沖には、多くの『元寇』のタイムカプセルが残っております。引き続き応援をよろしくお願いいたします。

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長崎県松浦市

長崎県松浦市(まつうらし)は、歴史と浪漫溢れる、海と山に囲まれた自然豊かなまちです。

中世には海の民の集団「松浦党」が登場し、源平合戦や蒙古襲来において活躍しました。蒙古襲来の歴史を語る水中文化遺産「鷹島神崎遺跡」は、海底遺跡としては、国内初となる国史跡に指定されています。

海を囲んで3つのまちから成る松浦市は、日本有数の漁獲量を誇るアジ・サバのほかにマグロやトラフグ、車エビなどの養殖業も盛んです。山あいではその斜面の日あたりを利用して野菜、果物、お茶、お米といった農産物も豊富です。

また、養鶏、養豚、養卵、和牛の繁殖、酪農も行われているので小さなまちで、海の幸、山の幸が何でもそろうまさに「食のコンパクトシティ」です。
歴史と食だけではなく、スポーツでは、松浦市がなぎなた競技人口が多いこと、大きな大会の開催地として活躍したことなどから、「なぎなたのまち」としても事業に取組んでいます。

潮がすうっと満ちていくようにこころとからだが満たされる あたたかな出会いがあるまち。
青のまち・松浦市へ、ぜひ一度遊びにいらしてください。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 元寇の引き上げプロジェクト、素晴らしい企画だと思います。
    あの教科書に載っていた元寇の錨とはロマン満載ですね。
    東京に住んでいますが、ぜひ引き揚げの瞬間に立ち会いたいです。
    家族全員で応援してます!

    2020年12月31日 4:01

  • 桑原水菜先生の小説「遺跡発掘師は笑わない」を読んで鷹島海底遺跡に興味を持ちました。元寇船引き揚げプロジェクト、応援しております!

    2020年12月14日 0:20

  • 長崎出身です。遠くからいつも田舎のことを気にかけています。歴史的瞬間の一員に参加したいと思い申し込みました。

    2020年12月13日 11:51

  • 微力ながら応援しています。がんばってください。

    2021年2月17日 23:58

  • 応援しています!

    2021年2月17日 23:42

  • 松浦市の美味しい食べ物、温かい人々、自然や海が大好きです!ずっと応援しています!アジフライ楽しみにしています!

    2021年2月17日 22:36

  • 貴重な歴史遺産が早く引き揚げられますように

    2021年2月17日 22:35

  • 志佐から鷹島まで車で往復していたことを思いだします。山あり谷あり海あり橋あり。

    2021年2月17日 22:26

  • ぎりぎりの応援で失礼します。
    プロジェクトの成功を願っております!

    2021年2月17日 19:54

  • 歴史的に意義のあることだと思うので微力ですが応援させて頂きます

    2021年2月17日 18:43

  • コロナが収束したら旅行に行きます。頑張って!

    2021年2月17日 12:48

  • 皆で歴史探訪をしましょう!

    2021年2月16日 22:18

  • 微力ながら応援!

    2021年2月16日 20:46

  • 応援してます!
    元寇の碇が見てみたいです。

    2021年2月16日 20:18

  • うまくいくことを祈っています。引き揚げや保存処理、展示の際は見に行きたいと思います。昨年3月に帰省ついでに埋蔵文化財センターを見に行きました。

    2021年2月16日 18:26

  • 海中考古学が振興発展する話題作りとなります様に

    2021年2月16日 9:13

  • 歴史的遺物の保存は重要です。それが元寇の物だなんて、素晴らしいです!

    2021年2月15日 21:57

  • 私は菊池一族の末裔です。海底に眠る歴史を皆で蘇らせましょう!

    2021年2月15日 19:32

  • プロジェクトのご成功をお祈りいたします。

    2021年2月15日 13:22

  • これからもますます松浦パワー全開で、長崎を、九州を、日本を盛り上げていってください!
    期待しております!

    2021年2月9日 21:38

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