生産量日本一のさわやかな香り~生姜特集~
実は生姜の生産量日本一を誇る高知県の中で、 最も多いのが四万十町。 その四万十町で生姜の有機栽培と その生姜を使った加工品を作る 生産者さんにお話を伺いました。
四万十町の香り高い生姜

米どころの四万十町では稲刈りが
終わるころ生姜の収穫が始まり、
辺りには生姜の爽やかな香りが漂います。
実は生姜の生産量日本一を誇る高知県の中で、
最も多いのが四万十町なのです。
今回、お話を伺ったのは生姜の栽培と、
その生姜を使った加工品の販売を行う
「(株)ゆうきのもり」の大森行彦さんです。
有機栽培の先駆者

10年以上メーカーの営業として
ヨーロッパ各国を渡り歩いていましたが、
30年前に全くの畑違いである農業を始めます。
「自らの手で自分が食べるものを作りたかった」
と、大森さんが選んだのは安心して食べられる有機野菜。
当時は有機栽培が一般的ではなく、
風当たりも強かったそうで、
周りからは
「作るがは難しいで」
と言われたそうですが、
これから多くの人に必要とされると確信し、
始めたそうです。

11年前には有機JAS認証を取得して、
今では2ha以上の農地で生姜を中心に、
様々な有機野菜を作っています。
黄金に輝く生姜

大森さんが育てる生姜は
「黄金虚空蔵Ⅱ(おうごんこくぞうつー)※」
という品種が中心です。
一般的な生姜より
・辛味
・香り
がとても強く、黄金を思わせるきれいな黄色の皮が特徴です。
有機栽培により最大限に引き出されたその味は、
・都内の大手スーパー
・有機野菜に特化した販売店
・飲食店
などから引く手あまたの大人気です。
「栽培より営業が得意だけどね」
と照れながら語る大森さんですが、
長年の経験で育てる確かな品質でお客様の期待を裏切りません。
※品種番号13644号
ゆうきのもりのこれから

これからの目標を伺うと
「畑も広げたいけど、加工品にも力を入れたいね。
ずっとアイディアを温めていた炭酸飲料を1年以内に作る!」
と意気込んでいました。
ゆうきのもりの加工品は添加物を使用せずに仕上げており、
有機栽培の生姜の力強さをそのまま味わえることが特徴です。
近い将来、世に出てくる新商品も
きっと私たちを楽しませてくれることでしょう。
これからの寒い季節に体をポカポカに暖めてくれる
四万十町の生姜はいかがでしょうか?