【福島キヤノン特集】リモートワークの方に朗報！福島市のふるさと納税に「インクカートリッジ」をお選びいただけるようになりました！

キヤノンインクカートリッジ主力生産地の福島市

年賀状印刷などで家にプリンターをお持ちの方も多いと思いますが、今年はコロナでリモートワークやリモート学習をする方が増え、自宅で書類を印刷する機会が増えました。それにともない家庭用インクジェットプリンターやそのサプライ製品の需要が増えています。福島市では今回、「福島キヤノン」のご協力で、「インクジェットプリンター」と「インクカートリッジ」、あわせて9製品がふるさと納税の返礼品に加わることになりました。

市内にある福島キヤノンは、キヤノンブランドのインクジェットプリンターで使われるインクカートリッジの主力工場です。つまり世界の隅々で売られているキヤノン製インクカートリッジの多くは「メイド・イン・福島市」だというから驚きです。いったいどんな環境で作られているのでしょうか。

設立当初は一眼レフフィルムカメラ「AE-1」を製造

福島キヤノンは市の中心部から車で20分ほど、佐倉地区の工業団地にあるひときわ大きな建物です

今回私たちを案内していただいたのは、同社総務課の皆さん。

福島キヤノンの設立は約50年前の1969年、キヤノンのカメラ生産が拡大していく中で設立されました。その後、1976年に発売され爆発的な人気を博した一眼レフカメラ「AE-1」等を製造するカメラのメイン工場だったとのことで、ショールームには当時製造していたフィルムカメラがずらりと展示されています。

その後、カメラの生産は他拠点に移り、インクジェットプリンター本体の生産工場となり、現在はインクカートリッジの生産を主とするキヤノングループの主力工場となっています。今年に入ってからはリモートワークによる世界的な需要増に対し、フル稼働で対応しているとのこと。

このような世界に誇る福島市の名産品を作られている福島キヤノンに対し、ふるさと納税返礼品への参加を呼び掛けたところ、今回、快くご協力いただけることとなりました。それは「自分たちの仕事そのもの、自分たちが作っている製品自体が、ふるさと納税の返礼品という形で地域の役に立てることができ、また地元の返礼品として取り上げていただけることは、物作りをする自分たちにとっても大変喜ばしいことであるという2重のメリットがある」と思ったからだそうです。

目の前に吾妻山、敷地内に果物畑！ 福島の魅力を味わえる工場

会社内をご案内していただきました。まずお連れいただいたのは社員食堂。1800人の食事を賄う食堂は国際会議ができるのではと思うほどの広さで、一面ガラス窓の開放的なつくり。そこから吾妻山を中心にパノラマのように広がる福島の山々が一望できるのです。

「この工場内には桃と梨とりんごの木が植えてあります。梨はもう終わってしまったのですが、今はちょうどりんごが食べ頃ですよ」

果物栽培？それはぜひ拝見させてください、とお連れいただいたのは工場の一角。そこには確かに桃、梨、りんごの木が植えられていました。りんごはたわわに実をつけています。

これは、社内で福島の旬の果物を楽しもうという取り組みで、地元の農家さんの協力を得てかなり前から栽培が行われているのだそうです。

「桃、梨、りんごすべてできる農家さんはなかなかいらっしゃらないのですが、何とか見つけて管理をお願いし、本格的に行っています」とのこと。収穫した果物は、食堂で社員の皆さんにふるまわれるのだそうです。

大規模工場というと無機質なイメージを持つ方も多いと思いますが、福島キヤノンは吾妻山や果物が楽しめる、福島らしくあたたかな職場でした。

帰り際、赤く色づいた貴重な「キヤノン製ふじりんご」をお土産にいただきましたが、甘さと酸味のバランスがよく、とても美味しかったです！

福島キヤノンの皆様、ご協力本当にありがとうございました。