和を楽しむ

京屋染物店は岩手県南の城下町「一関(いちのせき)」で100年続く染物屋です。世界遺産平泉の浄土思想や伝統芸能、数多くの伝統工芸品が生まれたこの地で、お客様だけのオーダー品を想いやこだわりに寄り添い、心を込めて大切に作り上げております。 古き良きモノを守るだけではなく、新しい事へのチャレンジを続ける老舗染物店の返礼品をご紹介致します。

「自社一貫生産」にこだわる

私たち京屋のスタッフたちは、部署や年齢の隔たりなく、創意工夫を凝らし「感動できるものづくり」に取り組んでいます。
お客様の想いを形にする仕事だからこそ、各部署のスペシャリストが膝を突き合わせてものづくりに取り組める「自社一貫生産」にこだわり、お客様の「細やかなご要望、想い」というバトンを、お客様担当者、デザイナー、染職人、縫製職人、仕上げ梱包担当者へと大切に繋いでいきます。

染色へのこだわり

京屋染物店の染色方法は、本染め・手捺染(てなっせん)・引き染め・藍染めなど、非常に多彩で全国でも珍しいほどです。
それは、お客様の用途や目的、求める色合い、好みのデザイン、ご希望商品の扱い方などをお伺いした上で、最適な染色技法をご提案差し上げるため。
お客様一人ひとりの用途と好みに合わせた最適な染色方法で、熟練の職人が一つ一つ丁寧に染め上げます。

いまなお手染めにこだわる理由

なぜ非効率な手染めにこだわるのか?
それは、手染めだからこそ出せる絶妙な力加減で、生地繊維の奥まで染め、色の深みと奥行きを出すことができるからです。
深く染まった色は、長くご使用する過程でより「良い味」を出し、より一層深味のある表情へと変わっていきます。

あくなき色へのこだわり

染色の過程には染料で染めた生地を蒸気で蒸らす「蒸し」という作業があります。
蒸しを行うことで、初めて色が生地に定着します。
弊社ではこの「蒸し」に徹底的にこだわるため、国内でも最大級の大きさの蒸し箱を特注で製作・使用し、発色が良く、色が生地にしっかり定着したムラの無い染め上がりを実現しています。

生地を磨く

「蒸し」の後には、「洗い」という生地についた余分な染料をゆっくりと落とす工程があります。
洗いが不十分だと、色流れや色移りの原因になるため、弊社では通常2~3工程のところ、10以上の工程を重ねて、余分な染料を丁寧に落としていきます。
この作業は、お客様にはあまり見えない工程ですが、見えない作業だからこそ手を抜かず、徹底して品質を高めています。

縫製へのこだわり

仕立て上がりの美しさは当たり前。
多彩なサイズや仕様にもお応えできる縫製力。

キャリア30年以上のベテランの縫製職人が、ミシン縫製から手縫い縫製まで幅広い仕立て方で対応します。
お仕立て直しのみのご注文も1着から承りますので、お気軽にご相談ください。
お客様の用途に合わせ、確かな技術で縫い上げます。

小さな所にこそ、大きなこだわりを込める。

縫製はパッと見はどれも同じに見えるかもしれませんが、その良し悪しは使うほどにハッキリしてきます。
京屋染物店の半纏は、使い込んだ先にも変わらぬ着やすさと仕立ての美しさが出るよう、見えない細部にも徹底的にこだわり製作しています。
例えば、縫い目を見せない美しさ。強度と美しさを考えた縫い目の間隔。半纏を着込んだ先の生地の伸縮を考えた絶妙な緩みを入れた仕立てなど、小さな沢山のこだわりは、使うほどに品質の違いが明らかになります。

体型に合わせた本物のオーダーメイドを

自分に合ったサイズの半纏・浴衣を確実にお選び頂くために、無料サイズサンプル半纏を貸し出し、お客様がご着用の上、サイズをご決定頂いております。
また弊社の規定サイズにお気に入りのサイズがない場合はご要望に合わせてお客様の体に合わせたお仕立ても承っております。
体の大きさや体型は人それぞれ。あなただけのぴったりサイズをお仕立ていたします。

背縫いで『お客様の御多幸』を願う

背縫いには『背から魔が入らないように』という古くから日本に伝わる願いが込められています。
半纏のお仕立ての場合、その想いにならい、お客様が祭り場や仕事場で「災難に見舞われることなく、幸せが降り注ぎますように」という願いを込めて、必ず「背縫い」を入れさせていただきます。

現在進行形で新しい挑戦をしております

LOCAL WEAR IWATE(*Snow Peak×京屋染物店)

株式会社スノーピークが展開しているアパレルライン「LOCAL WEAR by Snow Peak」の第二弾として開始。
「LOCAL WEAR by Snow Peak」とは、「その土地を着る」をコンセプトに、日本各地のその土地ならではの風土や技法に特化したものづくりを活かしたアパレルライン。近年の各地方産業での後継者不足に問題意識を向け、その地域に根付いたものづくりや文化を継承すべく、一般消費者へ向けて、その地域での働き方を体験できる職業体験ツアーや生産工場への工場見学ツアーなども開催し、産地に根付いた生活様式や文化を本質的に伝えています。

京屋染物店がオリジナルの衣類を提案する新しいプロジェクト

<en・nichi>の道具たちは、郷土芸能が日本一のこる岩手県・一関市で100年続く染物屋としてお祭りの衣装を手掛けてきた京屋染物店の職人たちが、ていねいに、ひとつひとつ手づくりしています。
国内外問わず、和とクリエイティブの融合が織りなす魅力を提案していきます。

京屋のふるさと納税

手拭いは、『拭く』『包む』『縛る』など、その汎用性の高さから日本人の日常の道具として昔から愛されてきました。
手拭いは通称『御手福来』とも呼ばれ、相手のご多幸を願い挨拶回りなどの贈答用としても広く愛用されてきました。
京屋染物店の手拭いは、最高級生地の『特岡』を手染めにて一枚一枚職人が丁寧に染色いたします。本染めだからこそ、使い込むほどに柔らかく肌に馴染む風合いへと表情を変えていきます。
企業ノベルティ用や個人の記念品としてご活用いただけると嬉しいです。

お祭りで着るイメージがある「半纏」ですが、実は江戸時代では庶民の間で着用されるようになった防寒着のことでした。
形は羽織に近く、袷(あわせ、表地と裏地の二重)があるのが特徴です。
よく知られる綿入れ半纏は、袷の間に綿を入れたものになります。
「半纏」の名前は、袖の丈が半分程しかないことから「半丁(はんてん)」と名づけらたことに由来します。この「半」に「纏う(まとう)」の字を足して、「半纏」と書かれるようになったようです。
京屋の半纏は、祭や神輿という日本の素晴らしい文化とともに、未来に残すためにつくり続けます。

末永くお召しいただく大切なものだからこそ、生地・デザイン・染色方法・仕立てを多様にご用意して、こだわりの1着を手にしていただきたいと思ってます。

お客様の「つくりたい」という想いをカタチにするためにお知らせ頂いた一つ一つの言葉から、染めを通して、お客様のこだわりの一着をお仕立てします。生地は、「防縮天竺」を使用しまして、ご希望の一色にて染め上げるオーダー浴衣です。
ちょっとしたお出かけに浴衣を着用されることで、いつもの日常と異なる時間をお過ごし頂けます。