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100年先の日本の縫製業界を守る、UTOと岩手県北上市ふるさと納税の試み

2011年の開設以来、地元の20代、30代の職人を雇用してきたUTO 岩手工場では、カシミヤの編立てから製品仕上げまで一貫生産を行える、100年後の日本の縫製産業を支える人材の育成を続けています。

UTO岩手工場の職人たち

01.一人前のニット職人になるまでには?

遠藤政治(えんどう・まさじ)/工場長 1943年生まれ 2011年10月1日入社 北上市出身

プログラミング、編立て、リンキング、仕上げと、全行程を一通りひとりでこなせるようには、少なくとも10年はかかるでしょうね。私はニット職人歴50年なのですが、特に一目一目を丁寧に縫い合わせていくリンキングは長年の経験と感覚が必要な難しい工程です。UTOの工場を始めてから改めてそう感じました。
セミオーダーのカシミヤ製品を展開するUTOではニット製造の全工程を自社内で行なっているから、それぞれが全行程をこなすことができる、日本には数少なくなった真のニット職人になれる可能性があります。
一緒に働く孫のような若い世代に、これまで培ってきた技術を継承していくことが、私の役目だと思っています。

02.毎日、どんな業務を行なっていますか?

舘下愛美(たてした・ひでみ)/製造主任 1986年生まれ 2011年10月1日入社 北上市出身

毎朝8時30分からのミーティングで各工程の昨日の状況からの引き継ぎ、本社からの依頼書の内容確認、当日の各スタッフの作業内容の指示出しをした後、製造スケジュールの作成・管理、必要であれば各工程のヘルプ、製品チェックなどをしています。
私は岩手工場の立ち上げからいるので、各工程を把握できるようになりました。6~7年ずっとそんな業務をしていますが、「飽きたな」と感じたことは一度もないです。2014年に始めたふるさと納税のおかげで売上が安定して、同世代の仲間が随分と増えました。これからは、他のメンバーの育成や業務相談、自分がいなくても現場が回る体制づくりをしていきたいと思っています。
いつかはデザイナーとして自分でデザインしたものを作りたいですね。

03.いちばんやりがいのある作業は?

髙橋 純(たかはし・じゅん)/編立担当 1988年生まれ 2016年3月1日入社 奥州市出身

僕は主に編立て、検品、風合いを出す縮絨などを担当しているのですが、虫食いで出来た穴やひっかけ穴をお直しをしたり、着古し感が出てきたカシミヤを新品のように再生させるリフレッシュ作業が、UTOの製品を愛用して頂いている「相手」との繋がりを感じられるので、特に好きな作業です。
まだまだ修行中の身なので、秋から冬にかけての繁忙期だけでなく、一年を通じてもっともっと仕事が欲しいですね。そのために、アフターケア含め、春や夏にも需要のあるような商品やサービスを、製造現場の目線で本社に提案できるように勉強していきたいと思っています。
そのためにも、これからはもっと積極的に本社と情報を共有し、ただ言われたものを作るだけでなく、考えながら作業をしていきたいです。

04.どんな仲間たちと働いているのですか?

八重樫美奈子(やえがし・みなこ)/ミシン担当 1975年生まれ 2017年6月16日入社 花巻市出身

40代でみんなよりは年上ですが、2017年6月に入社したので、ここではいちばんの新人社員です。服飾の学校に行きずっとモノづくりを仕事にしたいと思っていたので、自分の住む街にUTOという会社があることを知って、42歳の時に思い切って転職しました。技術の習得など学びの連続の日々ですが、モノを作る作業に集中して向き合い、夢中になれる環境を求めていたので、勇気のいる転職でしたが、本当によかったと思っています。
職場の仲間たちは、みんなモノづくりに対して真剣で、楽しみながらも間違いを指摘し合えるような環境があります。お客さまの好みやサイズにあったカシミヤという、長く大切に着続けることができるモノをそんな仲間と丁寧に作り上げる、その一員になっていることがとても嬉しいですね。

05.将来、どんな工場になって欲しいですか?

畠山千晴(はたけやま・ちはる)/リンキング、仕上げ担当 1987年生まれ 2015年12月1日入社 北上市出身

地元北上の出身で、東京で洋服や靴下の販売をしていました。そのうちに、「どうやって製品ができあがるのか?」「どんなところで作られているのか?」と色々と気になり、興味を持つようになりました。そんな時、久しぶりに中・高の先輩である舘下さんに会う機会があり、とてもイキイキと働いている彼女の話を聞いて、この工場で働くことにしたんです。
未経験から始めたこの仕事ですが、自分が担当する工程を覚え各作業のメンバーと連携しながら製品を作っているうちに、とても達成感を感じ、どんどんこの仕事が好きになっていきました。近い将来、妊娠・出産をして母親になっても、ずっとこの仕事を続けていきたいと思っています。もし、新しい工場ができるなら、保育所も作って欲しいですね(笑)!

日本の職人を育成するUTOの活動

日本におけるアパレル産業は、近年安価な海外に製造工程が大量流出し、国内生産比率は2015年時点でわずか3%、繊維製造事業者も1991年以降4分の1に縮小しています。従業者の高齢化も進み、モノづくりとしてのスキルも蓄積と継承が難しい現状があります。
そんな中、UTOはカシミヤ100%ニットの企画・製造・販売という、日本の技を活かす高付加価値製品でグローバルブランドによる低価格大量生産品vs.高級欧州ブランドの二極化が進む市場に挑んでいます。
従来の分業制とは一線を画した体制を確立し、岩手県北上市の若手職人を雇用し、国内では途絶えつつあるニット製造の技術を若者世代に継承しながら、将来のニット産業にコミットする若者の育成に努めています。

2005年 山梨工場開設
2011年2月 山梨工場閉鎖
2011年9月 岩手工場開設(職人3名)
2013年 現在の岩手工場移転(職人5名)
2014年 ふるさと納税返礼品事業開始(職人6名)
2018年現在 岩手工場職人11名雇用

UTOカシミヤ製品 岩手県北上市のふるさと納税返礼品

●毎日身に着けていたくなるストール・マフラー

●カーディガンやニットを大切なあの人へのちょっと贅沢なプレゼントに

●極上のカシミヤを小物使いでおしゃれに

●オーダーメイドであなただけのカシミヤを

●4月~9月にお届け

株式会社ユーティオー
本社 東京都港区南青山5-4-35たつむら青山607
UTO岩手工場 岩手県北上市江釣子12地割り164番3
*工場見学のお問い合わせは詳細は弊社HPをご覧ください。
HP:uto-knit.com

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