群馬県中之条町
温泉満喫 四万温泉ほか町内各所で利用可能な中之条町ふるさと寄附感謝券
10,000円
在庫: あり
群馬県中之条町では、ご寄付いただいた方へ感謝券をお送りしています。
この感謝券は中之条町にある旅館やホテル、中之条町内での買い物や飲食、さらには町内の施設利用やアウトドア体験などにも使うことができます。ぜひ中之条町を満喫してください。
おでかけ体験型メディア「SPOT」の人気ライターが、他の観光メディアでは紹介しきれない、地域の魅力を深堀して紹介します。
はじめまして、群馬県でライターをしております市根井(いちねい)と申します。
突然ですが、みなさんは中之条町をご存知でしょうか。中之条町は、群馬県の北西部、新潟・長野県境に隣接した吾妻郡にあります。隣県・近県、また足を運んだことのある方はご存知かもしれませんが、都会でもない一地域って、何かきっかけがないと知らないままで終わってしまいますよね。群馬県民の私でも、中之条町は「四万温泉(しまおんせん)の町」という印象しかないのです。
中之条町はこちら
そこで群馬県民として、観光スポットのライターとして「もっと中之条を知ってほしい(私が知りたい)」「全国に中之条町を広めたい!」ということで、町役場の方に取材のお願いをしたところ、なんと町長さんとお話できることになってしまいました。
【目次】
というわけで、町役場前に到着。
緊張と寒さで震えが止まりません。しかし、こんな機会めったにないので超うれしい。
町役場に入り、部屋に通されると、中之条町のイメージキャラクター「なかのん」が出迎えてくれました。かわいいですね。この髪型(?)は何をモチーフにしているのでしょうか。
…ガチャッ
なかのんと戯れていると、町長さんがご登場されました!
伊能町長:
はじめまして。町長の、伊能正夫(いよくまさお)です。
市根井:
「いよく」町長。珍しい名字ですね、初めて伺うお名前です。
伊能町長:
よく言われます。そうおっしゃるあなたも珍しいですね。
市根井:
よく言われます(笑)。今回は、非常にレアな組み合わせとなりましたね。
市根井:
中之条町のことを詳しく聞きたいと思い、下調べをしたところ、ふるさと納税のお礼の品が実にユニークだと知りました。中之条町がふるさと納税に取り組み始めたのは、いつ頃でしょうか?
伊能町長:
平成25年です。「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの代表取締役である須永さんが見えて、前町長が参加を決めました。全国的には早い方だと思います。
中之条町を知ってもらい、町としての取り組みを認知いただけるようにトラストバンクさんにはずっとフォローいただいてます。おかげさまで、大勢の寄付者さまに今もご支援をいただいていて。寄付者さまにもトラストバンクさんにも、中之条町を盛り上げていただいていますね。本当にありがたいです。
そう、先程おっしゃっていたユニークなお礼の品とは、あれですね。でもその前に、寄付者の皆さまに好評いただいている「ふるさと寄付感謝券」を紹介させてください。
市根井:
中之条町のさまざまな施設やお店で使える、ふるさと寄付感謝券ですね。
町内の旅館や飲食店で利用できる「ふるさと寄付感謝券」
伊能町長:
はい。中之条町に来ないと、使うことができない券です(笑)。中之条町に足を運んでいただき、楽しんでもらって、しかも町が潤う。とても良い循環が生まれています。
市根井:
なるほど!具体的には、どのようなところで使えるんですか。
伊能町長:
飲食店やショップ、アクティビティ施設、ガソリンスタンドなど、中之条町内ならどのエリアでも使えます。約7割は宿泊施設で利用されています。
市根井:
中之条町の旅館は、しっとり落ち着いた佇まいと美しい景色、たっぷりの天然温泉など、どこも素晴らしいイメージがあります。四万温泉の「積善館」に宿泊したことがありますが、ゆったりと長期滞在できる「湯治スタイル」でした。
伊能町長:
最近は、運動・休養・栄養の3本軸を掲げた「プチ湯治」スタイルが人気なんですよ。運動は四万温泉に浸かってのウォーキングツアーやアクティビティ、休養は旅館でのんびり宿泊、そして栄養の部分を社員食堂で有名なタニタさまに委託するなど、新たな試みに取り組んでいます。
市根井:
タニタさんが考案した料理を味わえる楽しみもあるんですね。ただ泊まるだけではなく「健康」というテーマでトータルサポートしてくれる温泉旅行なんて魅力的です。参加してみたい!
ちなみに、ふるさと寄付感謝券を使うと以下のような宿に泊まることができます。
四万温泉で一番歴史のあるお宿で、本館は群馬県の指定重要文化財でもあります。
スタジオジブリのアニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台とも噂されている場所です。
中之条駅から車で20分、木材を主体とした暖かさのある佇まいと、小川や滝等が望めるお宿は、まさに秘湯。近くには自然以外何もないロケーションで「何もない贅沢」を楽しみたい方におすすめです。
源泉掛け流しの天然温泉と、朝夕豪華なバイキングが魅力のお宿です。
こちらの大きなお宿は、温泉めぐりを楽しみたい方や、家族での旅行にいかがでしょうか。
少しリッチに大人の休日を過ごすならこちらのつるやさん。客室露天風呂つきのお部屋もあります。広々としたお部屋や貸切風呂を楽しむことができます。
※ふるさと寄付感謝券で泊まれる名宿をほかにも知りたい方は、こちらをご覧ください!
群馬県中之条町
10,000円
在庫: あり
群馬県中之条町では、ご寄付いただいた方へ感謝券をお送りしています。
この感謝券は中之条町にある旅館やホテル、中之条町内での買い物や飲食、さらには町内の施設利用やアウトドア体験などにも使うことができます。ぜひ中之条町を満喫してください。
市根井:
中之条町のお礼の品の感謝券を持参して、たくさんの方々がお見えになると思います。そこで、中之条町おすすめのスポットをご紹介いただけないでしょうか。
伊能町長:
まずは「芳ヶ平(よしがだいら)湿原」ですね。六合(くに)という地域にあります。草津白根山の影響を受けてできた湿地群で、2015年5月にラムサール条約に登録されました。
※ラムサール条約…正式題名は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。つまり、水鳥などの貴重な動物が生息しやすい地域が登録されることになります。
市根井:
うわっ、絶景ですね!日本じゃないみたい。23年間も群馬県に住んでいたのに、全く知りませんでした。
伊能町長:
その下流にある「チャツボミゴケ公園」にも立ち寄ってほしいですね。こちらは2017年2月に国の天然記念物に指定されました。
市根井:
これ、コケなんですか⁉
伊能町長:
約1万8千もあるコケ類の中で最も酸性に強く、むしろ過酷な環境でのみ育つ特殊なコケなんです。さらにチャツボミゴケは水中の鉄分を吸着する性質があるため、このコケから鉄を採取できるんですよ。第二次世界大戦中は鉄を集めるのが大変で、六合は鉱山として注目されたんです。
伊能町長:
そしてこれが、当時鉄を運んでいた「太子駅(おおしえき)」です。
市根井:
太子と書いて「おおし」。この後ろの建造物は何でしょうか?駅舎ではないようですね。
伊能町長:
これはホッパーと呼ばれる鉄の貯蔵庫です。もう取り壊されてしまいましたが。
伊能町長:
実は一番電車が出る頃に終戦を迎えたのです。結局、採取された鉄を戦争に使うことはありませんでした。その代わりに、戦後の復興で大いに役立ったそうです。
市根井:
チャツボミゴケ公園は美しいだけでなく、そんなストーリーがあるんですね。
伊能町長:
はい。そして、この太子駅は復元工事を終えて2018年4月より一般公開されていますので、ぜひ見学にいらしてください。
市根井:
四万温泉周辺も外せないですよね。以前、取材で「奥四万湖」を訪ねたのですが、コバルトブルーの水の色は忘れらません。記憶に残る美しさでした。空が反射した色ではなく、温泉成分の影響だと聞きました。
伊能町長:
甌穴(おうけつ)をご存知ですか?四万川に架かる秋鹿橋から下流130mほどの間にある、大きな川底の窪みなんですよ。全部で8つあります。
四万温泉の入り口にある「四万の甌穴(おうけつ)」は、水流で出来たポットホール群です
市根井:
川底の窪みが観光名所なんですか?
伊能町長:
初めは小さな石が窪みにはまったのがきっかけなのですが、流れの力で窪みの中の石がぐるぐる回転をして、川底に穴を開けたものです。小さなもので直径20cmで深さ40cmほど、大きなものになると直径3mほどで深さは1.5mにもなります。何万年もの月日がかかった自然の芸術です。今から約40年前の1971年に県指定の天然記念物になりました。
市根井:
奥四万湖のコバルトブルーの流れの中に、自然がつくるユニークな造形は一見の価値ありですよね。これからの季節、ぜひ間近で見てみたいな。
伊能町長:
そういえば、中之条町には温泉が九つもあるんですが、ご存知ですか?
市根井:
九つもですか。恥ずかしながら、四万温泉しか存じませんでした。
伊能町長:
四万温泉、大塚温泉、沢渡(さわたり)温泉、たんげ温泉、尻焼(しりやき)温泉、花敷(はなしき)温泉、赤岩温泉、応徳(おうどく)温泉、京塚温泉の9つです。中之条町は温泉が多いんですよ。ちなみにイメージキャラクターの「なかのん」は、温泉の岩風呂をイメージして考案されたのです。
市根井:
冒頭の謎が解けたー!「なかのん」の髪型(?)は岩風呂の形だったんですね。
伊能町長:
さらに申し上げると、そのうち五つの温泉(尻焼・花敷・赤岩・応徳・京塚)は六合にあるんですよ。
市根井:
六合って地域そのものが温泉郷みたい。ぜひ町長のおすすめ温泉を教えてください。四万温泉は有名なので、別の温泉を選んでもらえるとうれしいです。
伊能町長:
個人的には尻焼温泉ですかね。川が、そのまま温泉になっています。
市根井:
川がそのまま温泉に?どういうことでしょうか?
市根井:
えっ、これ普通の川じゃないですか。どこに温泉があるんですか?
伊能町長:
長笹沢川(ながささざわがわ)の川中から、温泉が自噴しているんですよ。痔を治すために川底に腰を降ろして尻を温めた人がいたころから、「尻を焼く」が転じて尻焼温泉と名付けられたそうです。
これは尻焼温泉に行ったときに撮影したもの。川の中に手を入れると温かい
市根井:
なるほど、そうなんですね。
伊能町長:
更衣室がない上に一般道路から丸見えですし、混浴ですから最初は勇気がいるかもしれません(笑)。豪快な天然温泉の露天風呂ですよ。もう一つ、沢渡温泉もおすすめしたいです。成分の濃い草津温泉の後に、湯の柔らかい沢渡温泉に浸かると良いといわれることから、「草津の仕上げ湯」なんて呼ばれていますね。
沢渡温泉共同浴場。約55℃の源泉から引き湯をした源泉かけ流しの天然温泉は、肌あたりの良い熱湯でした
伊能町長:
中之条町は景勝地や温泉だけでなく、文化が豊かな町でもあるんですよ。
市根井:
文化といえば、町全体がアートに包まれる「中之条ビエンナーレ」が有名ですよね。中之条町さまざまな場所でアートの展示、演劇、身体表現などのパフォーマンス、ワークショップなどが催されていて、どこへ行っても楽しかったです。2015年開催のときに初めて見に来ましたが、規模も大きくて感動しました。
伊能町長:
それはうれしいですね。「中之条ビエンナーレ」は一カ月ほどの芸術祭ですが、それをきっかけに国内外からアーティストが集まります。町としてもさまざまなアーティストの方々と交流できますし、中之条町が芸術の町とイメージされることはすごくうれしいことです。アーティストが中之条町の人々との交流の中からこの町を気に入り、活動基盤として移住する方々が多く、町としても喜んでいるんです。
市根井:
おお、移住まで!中之条町って、アート制作にも向いているんですね。
伊参スタジオ公園。映画関係の資料が展示されています
伊能町長:
もう一つ、文化という点で伊参(いさま)での「伊参スタジオ映画祭」を紹介させていただきます。開催地は、「眠る男(群馬県人口200万人記念映画)」の撮影拠点だった旧町立第四中学校です。1996年の「月とキャベツ」も中之条町がロケ地なんですよ。
市根井:
中之条町は、廃校をうまく再利用していますよね。町役場に向かうときに見えた博物館も、もともと学校だったと聞いています。
伊能町長:
歴史と民俗の博物館「ミュゼ」のことですね。元は吾妻第三小学校でした。現在は県指定の重要文化財となり、町の民俗歴史資料館として使われています。
群馬県中之条町
10,000円
在庫: あり
群馬県中之条町では、ご寄付いただいた方へ感謝券をお送りしています。
この感謝券は中之条町にある旅館やホテル、中之条町内での買い物や飲食、さらには町内の施設利用やアウトドア体験などにも使うことができます。ぜひ中之条町を満喫してください。
伊能町長:
そうだ、ユニークなお礼の品でしたよね。中之条町では感謝券のほかに「一日町長就任プラン」を用意しているんですよ。
市根井:
えっ、ちょ、町長就任プラン⁉
ふるさと納税をしたら、町長になれるんですか?
伊能町長:
一日だけの町長です。ふふふ。
市根井:
テレビで芸能人が警察の一日署長を務めるのを見たことがありますが、やっぱり町民の前であいさつをしたり、たすきを掛けてパレードをしたりするんですか?
伊能町長:
パレードはしませんが、町長として職員の前でのスピーチや訓示をします。これが好評で。一日町長から、自身の経験に基づいた、とても為になる話をいただいたこともあるのです。和やかな雰囲気の中にも、凛とした瞬間があります。一時的にでも、人口1万7千人の中之条町を預かるわけですからね。
市根井:
スケールが大きいですよね、このお礼の品は。一日だけとはいえ町長になれるなんて、かなり特殊な体験ですよ。
伊能町長:
職員の前でのスピーチと議会の協議会に出席してのあいさつが、特に貴重な経験になるかもしれませんね。時期によって町イベントに町長として参加してもらいますが、町長として町民と触れ合う機会も特別な時間かもしれません。
市根井:
芸能人の一日署長よりも、絶対に内容が濃いと思います、絶対。
伊能町長:
他にも中之条町が整備を進めている道の駅や花の駅、メガソーラーなどの町営施設、国県指定の文化財や天然記念物を視察していただいてます。町長として中之条町を理解してもらって、町を好きになってほしいですからね。寄付金額の3割相当分のふるさと寄付感謝券も付いているんですよ。
市根井:
中之条町を知るためにもすごく良い機会になりそうですね。聞けば聞くほど「一日町長就任プラン」の魅力を理解してきました。ちなみにどのくらいの時間、一日町長になっていられるのでしょうか。
伊能町長:
体験するメニューによりますので、時間は人によって異なります。先ほど話した職員の前でのスピーチ、議会でのあいさつ、施設の見学などはキャンセルもできます。全てのメニューを受け取られた方は10人。「意見交換会への参加だけ」という方を含めれば、もっとたくさんいらっしゃいます。
市根井:
せいぜい1人か2人と想像していましたが、そんなにいらっしゃったとは、驚きです。
100万円以上を寄付すると「中之条町一日町長」に就任できます。
1)職員全員に訓示
2)議会全員協議会であいさつ
3)イベント参加
4)道の駅、メガソーラーなどの町主要施設、文化財や天然記念物などの町内視察
5)町内温泉地宿泊(意見交換会)
6)ふるさと寄付感謝券
伊能町長がおっしゃられたように、寄付者の希望に沿って上記メニューは変更可能です。一部だけを受け取ることもできます。
また、特別企画として「芳ヶ平湿原を歩くプラン」や「中之条ビエンナーレのディレクターと巡る中之条町」など、さまざまな方法で町に関わることができるのも魅力です。
フルメニューを受け取ると中之条町役場にお写真が飾られますよ!
群馬県中之条町
1,000,000円
在庫: あり
◎一日町長のメニューは、寄付者のご希望に沿ったものになりますが、一例は次の通りです。
1)職員全員に訓示
2)議員研修会であいさつ
3)イベント参加
4)町内視察(道の駅、中之条ガーデンズ、メガソーラー等の町主要施設、国県指定の文化財や天然記念物など)
5)町内温泉地宿泊(意見交換会)
市根井:
ところで、ふるさと納税は「お礼の品がすごいぞ!」とよくいわれます。使い道を選んで寄付できるのもふるさと納税の魅力ですが、中之条町はどんな施策に使っているのですか?
伊能町長:
中之条町では、ふるさと納税の寄付を「一般予算」として利用させていただいています。例えば、子育て支援、教育関係、交流人口増加のための観光資源開発などです。健康増進や、福祉の充実にも当てています。もし「こんなことに使ってほしい」という希望がありましたら、申し込み時に伝えてもらっています。
市根井:
特定の分野だけではなく、町の予算にまんべんなく振り分けられるということなんですね。しかも、ふるさと納税の寄付者の声も聞いてくれる。すごくうれしいです。今日は色々と教えてくださり、ありがとうございました!お話を伺って、かなり中之条町に詳しくなれた気がします。
伊能町長:
こちらこそ、ありがとうございました。まだまだお伝えできていない魅力もたくさんありますので、ぜひ中之条町を楽しんでいってください。
「中之条=四万温泉」と思っていましたが、芳ヶ平湿原やチャツボミゴケ公園、尻焼温泉や沢渡温泉といったその他のエリアや、町全体のストーリーを知ることで、想像以上に魅力的な町であることが分かりました。
中之条町は「ふるさと納税」をすることで、旅館などで使える感謝券を受け取ることができます。ぜひ、この魅力溢れる町に遊びにきてみてください!
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