被災直後の災害支援は「代理寄付」を選んでください(1)

株式会社トラストバンク 創業者 須永 珠代

皆さん、自治体が行う「代理寄付」をご存知でしょうか?

被災地の事務負担軽減や、迅速な対応を目的に、被災自治体に代わって寄付を受付けてくれるのが「代理寄付」です。被災地は被災直後は特に寄付金を受付けている時間がないため、忙しい被災自治体に代わり寄付金受領書などの発送や受付事務などを担っていただく自治体のことをさします。

ふるさとチョイスではそのような自治体を「代理自治体」と呼んでいます。代理寄付は被災地が落ち着いたころ、寄付金が代理自治体から被災自治体に確実に届く大変ありがたい仕組みです。

代理寄付の仕組みは熊本地震の時にできた仕組みで、茨城県境町の橋本町長が発案し、はじまったものです。

熊本地震の時に生まれた「代理寄付」がはじまるまでのストーリー

代理自治体は寄付金受領書の発行にかかる事務費用、それを印刷し郵送する費用、さらにクレジット手数料などが代理自治体の負担になります。ただし、自治体間の取り決めにより異なる場合もあります。

そのような負担を承知で「代理寄付」に申し出ていただいた自治体の皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございます。

平成30年7月豪雨「代理寄付」自治体一覧はこちら

ふるさと納税を通じてできたこうした自治体同士の助け合いは生まれました。
ふるさと納税は自治体間の競争と報道されることが多いですが、良い意味での競争意識と仲間意識が生まれているのは事実です。

ふるさとチョイスでは自治体の職員や首長のみなさんが交流する場の提供を大切に考え多くのリアルイベントを開催しています。

それがこうした取り組みに多くの自治体のみなさんが参画してくれるつながりの場となっていることはうれしく思います。

ぜひ支援したい自治体の代理寄付の自治体をみつけたら、そこからの寄付をよろしくお願いいたします。