熊本地震から5年みなさまへの、ありがとう。

熊本地震から5年みなさまへの、ありがとう。

熊本各地に甚大な被害をもたらした

熊本地震から5年。震災発生後、

ふるさとチョイス「災害支援」サイトで立ち上がった

熊本地震プロジェクトを通じ、約19億円の寄付が

皆さまから熊本の被災者の方々へ届けられました。

また災害発生直後、被災した自治体に代わり、

他の自治体が寄付を一時的に受付ける「代理寄付」という

仕組みがこの熊本地震で誕生しています。

熊本から、寄付者の皆さまへ、

そして代理寄付を行ってくれた自治体の方へ

「ありがとう」をお届けします。

熊本県熊本市 全国からの応援が、
今なお続く修復作業の励みに
熊本城

熊本のシンボルとして県内外から親しまれている熊本城も、震災によって甚大な被害を受けました。石垣は大きく崩れ落ち、重要文化財建造物の大部分が被災。熊本の多くの人々が、心にぽっかりと穴が空いたような喪失感を感じていたのではないかと思います。膨大な費用と時間を費やす修復作業に不安を覚える日もありましたが、全国の皆さんからの寄付や応援メッセージに何度も背中を押していただきました。その度に、熊本復興のシンボルとして熊本城を復活させたいという強い想いを抱いて活動を行ってきました。完全復活まではまだまだ時間がかかるものの、ここまで修復することができました。皆さま本当にありがとうございました!

熊本市からのありがとう

熊本県南阿蘇村 震災で崩落した橋が、
5年の時を経て開通
阿蘇大橋

南阿蘇村と熊本市をつなぐ橋として、観光客だけでなく地元住民にとっても重要な交通インフラであった阿蘇大橋。震災直後「地震で橋が落ちた」と聞いても、とても信じられず、翌朝の報道で崩落した橋と現地の映像を見て大きな衝撃を受けたことを思い出します。震災後、新阿蘇大橋の建設工事が始まり、徐々につながっていく橋を見て、私たち南阿蘇の住民は復興の兆しを感じながら開通の日を待ちわびてきました。あれから5年、とうとう新阿蘇大橋が開通しました。全国の皆さまからのあたたかい応援・支援の絆を感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!再び春が訪れた南阿蘇にぜひ一度お越しください。

南阿蘇村からのありがとう

熊本県西原村 宅地が復旧し、
住宅再建にむけた準備が一歩前進
住宅地

西原村では震度7を観測しました。住宅は村全体の約56%の1,377棟が全半壊し、宅地や農地、道路や水道施設などのライフラインを含め甚大な被害を受けました。あれから5年、村の集落再生事業による宅地がようやく完成しました。そして、応急仮設住宅での生活を余儀なくされている方々に住宅の再建をしていただける準備が整ってきています。これまで全国の皆さまからあたたかいご支援を賜り、心より感謝しております。今後とも「復興。西原村」を応援していただけますよう、よろしくお願いいたします。

西原村からのありがとう

熊本県益城町 2020年、町民が
安全に利用できる施設に
益城町総合体育館

熊本地震で避難者最大約1,350人が身を寄せた益城町総合体育館も大きな被害を受けました。より安全な構造を取り入れて建て替え工事を行い、2020年7月にリニューアルオープンすることができました。バスケットゴールやトレーニングルームなどの設備も導入。運動公園内には熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎さんの人気作品『ONE PIECE』に登場するサンジの像も設置。町民が楽しく安全に利用できる施設へと新しく生まれ変わりました。これもひとえに皆さまのご支援のおかげです。ありがとうございました。阿蘇くまもと空港から車で10分とアクセスも良好ですので、熊本へ遊びに来たときには、ぜひお立ち寄りください!

益城町からのありがとう

熊本県嘉島町 以前のように町民が
安心して集える施設に
嘉島町公民館

嘉島町では公民館の分館が大きな被害を受けました。屋根は大きく剥がれ落ち、室内の天井も落下の危険があり、利用出来なくなりました。その後、約1年の歳月を経て無事に大規模修繕を終え、現在では以前と同様に地域の方の集会や、講座、学習教室など、各種事業に利用できるようになり町民に喜ばれています。ご支援いただきました皆さま、本当にありがとうございました。町のさらなる発展を目指し、前進して参りますので応援よろしくお願いいたします!

嘉島町からのありがとう

寄付者の方々にも見てほしい 代理寄付してくれた
自治体へのありがとう

被災した地域以外の自治体が寄付を募る助け合いの仕組み「代理寄付」

「代理寄付」とは、被災していない自治体が、被災自治体に代わり寄付を受け付けるふるさとチョイス独自の仕組みです。災害支援への寄付は、災害発生直後に集まる傾向がある一方で、被災自治体は住民の安否確認など優先すべき業務があり、直後に寄付を募ることが大変なのが実状です。そこで、熊本地震発生時に生まれたのが「代理寄付」でした。茨城県境町の橋本正裕町長から「熊本のために何かできることはないか」とふるさとチョイスに相談をいただき、被災した熊本に代わって茨城県境町が代理で寄付を受け付けることになりました。 その行動を伝え聞いた多くの自治体も賛同し、40以上の自治体がこの仕組みを通じて熊本に代わり寄付を募りました。「何かできることはないか」寄付者同様、全国の自治体も同じ想いを抱き、その想いが形になって伝播し、支援の輪が広がりました。たくさんの人の想いを受け取った熊本の自治体職員さんから、「ありがとう」のメッセージをお届けいたします。

  • お陰様で阿蘇に活気が戻ってきました

    熊本県阿蘇市 
    自治体職員 
    友田 建樹さん

    災害対応で混乱する中、代理寄付をしてくださった自治体の皆さまには大変お世話になりました。おかげさまで道路も復旧し、観光地「阿蘇」へのアクセスも良くなりました!日々活気を取り戻していく中で感謝しかありません。本当にありがとうございました。

  • 応援メッセージも
    励みになりました

    熊本県八代市 
    自治体職員の皆さん

    地震発生直後から迅速に代理寄付の対応をしていただいたおかげで、その後の事務負担の軽減に繋がりました。代理寄付を受けてくださった自治体職員の方々から送っていただいた、方眼紙いっぱいの応援メッセージも励みになりました。本当にありがとうございました。

まだまだ続く
復興の日々

66.7%

文化施設等の
復旧率
(熊本県熊本市)

53.7%

避難路沿の道建築物
耐震性強化進捗率
(熊本県大津町)

皆さまからの寄付や全国から届いた支援のおかげで、今熊本は一歩ずつ前に進んでいます。しかし、グラフの復旧率や耐震強度工事の進捗率からもわかるように、多くの文化遺産や建造物が以前のような形を取り戻すのにまだまだ時間を必要としており、復興への活動は今後も続いていきます。熊本城に至っては、完全な修復作業が完了するまで、なんとあと17年もの年月がかかると言われています。

様々な
ふるさと納税で
継続支援を

  • お礼の品で支援

    ふるさとチョイス

  • 災害支援として直接支援

    ふるさとチョイス 災害支援

  • 使い道から支援

    ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング®

まだまだ長い年月を要する熊本の復興。そんな熊本を継続的に支援できる様々な方法がふるさとチョイスにはあります。 被災自治体のお礼の品を選んで生産者や事業者、自治体を支援するふるさとチョイス、被災自治体の災害プロジェクトに直接寄付できる災害支援、被災自治体が立てた「具体的な使い道プロジェクト」へ寄付できるガバメントクラウドファンディング®(GCF®)。 寄付者の皆さまそれぞれに合った方法で、被災者の皆さまに寄り添い、熊本の復興を見守っていただけると幸いです。

使い道から支援

ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング®

ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)とは、ふるさとチョイスがふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングです。自治体が抱える問題を解決するため、ふるさと納税の寄付金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄付を募る仕組みです。現在は熊本地震関連のプロジェクトはありませんが、プロジェクトが立ち上がった際には、GCF®︎サイト内や、LINE・twitterなどのSNSでもお知らせいたします。

GCFサイトはこちらから

最後に

あの日からもう5年、まだ5年。 一人一人が感じる時の流れや、感情は様々だと思います。
しかしあの日、全国各地で多くの人々が同じ気持ちを抱いていたのではないでしょうか。
「困っている人の力になりたい」「熊本を明るくしたい」
一人一人の想いやエールが集結し、総額19億という寄付が熊本に届けられました。また、様々な自治体が熊本に代わって寄付を受ける代理寄付という仕組みもこの震災から生まれています。全国の寄付者の皆さま、熊本に代理寄付を申し出てくださった自治体の皆さま、本当にありがとうございました。熊本が元の元気な姿を取り戻すまで、まだまだ復興活動は続きますが、引き続きご支援をいただき、熊本の復興を見守っていただけると幸いです。