更新情報
- 2024.06.27
- 応援事業者から最終報告が届きました。
- 2024.06.27
- 代表取締役 川村からのメッセージをご紹介。
- 2023.11.30
- 応援事業者から中間報告が届きました。
Power of Choice project とは
地域発の新事業・特産づくりの
新たなチャレンジが進行中!
ふるさとチョイスを利用する寄付者の皆さんの想いを「力」に変えて、地域の生産者・事業者を応援する仕組み。それが「Power of Choice project」です。
2回目となる2023年度のプロジェクトでは、「地域の価値創出・課題解決につながる新規特産品/サービス開発」をテーマに、チャレンジの“種”を育てようと頑張る事業者を公募。全国から18件の応募があり、3事業者が応援事業者として採択されました。
さらに、当プロジェクトに共感いただきエントリー(賛同)された寄付者の方は45,806人に上ります。
応援事業者のチャレンジの内容は、このページで発信していきます。ぜひ一緒に、その“種”が育っていく様子を応援していきましょう!
- ※生産者・事業者のチャレンジへの応援金はふるさとチョイスの収益から支払われます。エントリー(賛同)された寄付者の皆さんの金銭的負担はありません。
- 応援金総額
- :9,500,000円
- 応援者数
- :45,806人
- ※地域事業者から趣旨に沿うすばらしい事業提案をいただいたため、ふるさとチョイスを運営するトラストバンクより応援金を追加で拠出させていただきました。
応援の仕組み
Power of Choice projectでは、寄付者の皆さんから「エントリー(賛同)」を募り、寄せられたエントリー数に応じて、ふるさとチョイスの売上の一部を応援金として新事業・特産づくりに取り組む生産者・事業者へ届けます。支援対象となる事業者は全国から公募し、外部有識者を交えた選考により採択されます。
- ※1:ふるさとチョイスから応援先の生産者・事業者への応援金総額上限は1,200万円
- ※2:Power of Choice project 2022(第1弾)を通じて生まれた地域の特産品 / サービスを、抽選にて100名へお届け
生産者・事業者のチャレンジ
ー 最終報告 ー
応援を受けた3事業者の
成果をレポート!
Power of Choice project 2023の応援事業者が採択されてから、約1年が経過しました。地域の価値創出と課題解決を目指し、3事業者それぞれが試行錯誤を繰り返しながら様々なチャレンジを行っています。
今回は、新たな特産品やサービス開発にチャレンジした事業者の取り組みの成果を最終報告としてご紹介いたします。
01
未利用魚に新たな価値を見出し、産地の魅力を伝えるSDGsな缶詰づくり
株式会社シーライフ(島根県 浜田市)
未利用魚の新たなる旅路。缶詰で繋ぐ、日本の食文化!
02
森林資源を活用し、「薪」を切り口に持続可能な地域活性化を推進
株式会社TreeLumber(山梨県 丹波山村)
薪で灯す森林の未来。関東一小さな村の大きな挑戦!
03
多様な日本酒文化を次世代に継承し、新ジャンルの和酒を開発
ナオライ株式会社(広島県 安芸高田市)
新しい和酒“浄酎”で、地域ならではのイノベーションを!
01
未利用魚の新たなる旅路。缶詰で繋ぐ、日本の食文化!
株式会社シーライフ(島根県 浜田市)
この1年は食の専門家や研究機関、漁業関係者へのヒアリングを積極的に行いながら、様々な味つけの試作開発を行ってまいりました。
全国的な水揚げ量の減少により当初想定していた漁港での未利用魚の調達が難航しましたが、養魚場の未利用魚やこれまで製造工程で使用していなかった食材に着目したことで、新たなOEM製造や商品開発に繋げることができました。
今回、寄付者の皆さまには、弊社が年間2万枚製造するイカの一夜干しの工程で出たイカの耳を活用した新たなアヒージョの缶詰をお届けいたします。
パスタやサラダなどの料理はもちろん、コリコリっとした食感は酒の肴にもピッタリ。老若男女、多くの方に喜んでいただける自信作です。
我々が目指すのは、未利用魚を「安くて美味しいもの」から更に「新しい発見をプラスしてくれるもの」に変えていくこと。
今後も、穫れる魚貝に制限されない自由な発想で商品開発を行い、皆さまに新しい価値を届けていきたいと思います。
まだ世に出ていないアヒージョの缶詰、ぜひお一つイカがでしょうか。
海と山に囲まれた島根県で、のどぐろを中心とした缶詰・干物などの水産加工品の企画開発を行っています。天然の良港でとれる新鮮な水産物には、産地で働く人々の熱い想いが詰まっており、私たちはその想いを世界中の食卓に届けていきたいと考えています。製造業だけにとどまらず、卸し、小売り、そして常に新しい市場を俯瞰できる水産加工業のパイオニアとして、これからもお客様に喜んで いただける“美味”を追求し続けていきます。
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02
薪で灯す森林の未来。関東一小さな村の大きな挑戦!
株式会社TreeLumber(山梨県 丹波山村)
関東で一番小さな村である丹波山村。
人口約500人のこの村で、3年前からふるさと納税を通じて薪の提供を開始しました。
コロナ渦におけるキャンプやアウトドアのニーズと共に薪の需要も高まり、毎回完売する人気の返礼品となりました。
需要が高まる一方で、薪の注文は電話やFaxなどのアナログ注文が主流であり、誰でも簡単に注文できるプラットホームの構築が課題でした。
丹波山村のような条件不利地域でも、薪であれば生産・加工・流通を一貫して行うことができると考え、先ず流通拠点を整備し、生産量および販売量を増やしていきました。
さらには、誰でも簡単に購入可能なオンラインショップを開設し、薪の選定や購入手続きを簡易化することで、受注の自動化を実現しました。
生産量の拡大は雇用にも良い影響が出ており、昨年から今年にかけて新たに2名が丹波山村に移住されました。また、林野庁に弊社の森林経営計画を認定いただき、森林の保全と効率的な利用の推進に向けて邁進していく所存です。
今後は、広報活動を一層強化し我々の取組みを多くの方に知っていただきながら、地域と連携しながら丹波山村のPR活動を進めていきたいと思います。ぜひ、我々の薪をお手に取っていただき、森林の未来を一緒に考えていきましょう。
山梨県北都留郡丹波山村の林業を支える新たな企業として「Tree(樹木)からLumber(木材)まで」をコンセプトに、伐採から加工まで一貫した森林資源の活用・販売を行っています。製品製造・販売、木質バイオマス利用推進をはじめ、森林整備・管理、公園・庭園メンテナンス、林業および林政に関するコンサルティングなど多岐に渡る事業を展開。地域の資源である森林を活用した地域振興を図り、雇用の創出、移住者の増加に繋げ、地域社会と共に成長する持続可能な未来を築いていきます。
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03
新しい和酒“浄酎”で、地域ならではのイノベーションを!
ナオライ株式会社(広島県 安芸高田市)
この40年で、日本の酒蔵は約4分の1にまで減少しました。
我々が目指すのは、浄酎という全く新しい和酒の開発を通じて、多様で豊かな日本酒文化を次世代に引き継いでいくことです。
この目標に向けて、この1年は日本全国を飛び回りながらイベントやサミットに登壇し、15以上の試飲・販売会を通じて浄酎の認知拡大を図ってまいりました。
メディアからの取材依頼も増え、少しずつお声掛けいただく機会が増えたことは大変喜ばしく思っております。
現在取り組んでいる安芸高田市の特産品を活用した新たな浄酎の開発は、試作を繰り返しながら商品化に向けた最終フェーズに入っている状況です。夏頃にはお礼の品として皆さまにご提供できるようスタッフ一同鋭意開発中でございます。
今回ご提供する返礼品は、共にこの商品を開発する向原酒造で三年間熟成させた大変特別な浄酎になります。安芸高田市唯一の酒蔵である向原酒造様で、有機米で仕込んだ浄酎を三年間神石高原の浄溜所の国産ミズナラ樽で熟成させた一作になります。
今後も浄酎の魅力を広めながら、将来はこの浄酎のビジネスモデルを他地域に展開し、日本酒市場を更に盛り上げていきたいと考えております。
三年熟成の特別な浄酎をお手にとっていただき、素晴らしい日本酒文化を皆さんと一緒に創っていければ幸いです。
ナオライ株式会社は、2015年に離島・三角島で誕生し、一本のスパークリングレモン酒「MIKADO LEMON」を発案したことから始まり、2020年に日本酒を低温で蒸留するお酒浄酎をリリースしました。酒蔵の歴史と伝統を大切にしながら、多様な日本酒文化を次世代に継承することに全力を尽くしています。人の営みが自然や動植物や微生物と調和する世界と、素材・製法・味わい全てにこだわり抜いた心身共に健康になるお酒を造りを目指しています。
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審査委員
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審査委員長 川村 憲一 株式会社トラストバンク 代表取締役
ふるさとチョイスでは、地域の事業者の皆さまのチャレンジが持続可能な地域の実現につながると考え、本プロジェクトを推進しています。このたび、全国から地域の未来への熱い想いをお聞きして、地域への可能性を感じるとともに、採択された事業には大変期待しています。私たちも熱い想いを持った事業者の皆さまに寄り添い、地域の可能性を共創します。
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審査委員 藤沢 烈 氏 一般社団法人RCF 代表理事
全国の個人が応援し、その寄付を通じて民間企業が地域と社会のための事業を進める。行政だけでなく、民が民により支え合う社会をつくる。皆様の支えによって、そんな社会を創り出せています。選定された事業者の真摯な取組みに、ぜひご期待ください。
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審査委員 藻谷 浩介 氏 株式会社日本総合研究所 主席研究員
今年も思わず応援したくなるようなプロジェクトが大集合で、その中からごく限られた数を選ぶのはとても大変でした。寄付してくださった皆さんの思いが最大限生きるように、議論に議論を重ねました。選ばれた方々には、僅かな差で選ばれなかった皆さんの分まで頑張っていただきたいですし、選ばれなかった皆さんも、さらに上を目指して、どうかチャレンジを続けてください。