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【第2弾】小説「坊っちゃん」の舞台 道後温泉本館を未来に遺したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 5,515,000

20.4%

目標金額:27,000,000

達成率
20.4%
支援人数
104
終了まで
受付終了

愛媛県松山市(えひめけん まつやまし)

寄付募集期間:2018年6月1日~2018年7月31日(61日間)

愛媛県松山市

プロジェクトオーナー

「目標金額2,700万円」を上限額として募集しており、お預かりした寄附金は全額、道後温泉本館保存修理工事に充てられます。第2回目の募集期間は2018年6月1日から平成30年7月31日までの2か月間で、今年度は残り2回の募集を予定しています。

道後温泉本館は、平成6年に公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されてから今なお現役で営業し、年間80万人を超える入浴客を誇る松山市最大の観光資源です。
 
一方で、建築から124年の歳月が経ち老朽化している施設の修理や、近い将来予想されている南海トラフ地震への備えが必要となっています。

多くの文人墨客も愛した道後温泉本館を、今の姿のままこれからまた100年、200年と遺していきたい。そんな思いから道後温泉本館保存修理工事のために、クラウドファンディングに挑戦します。

道後温泉本館を
100年、200年先も未来に遺したい!

歴史と文化が息づく場所

道後温泉は3000年の歴史を誇り、飛鳥時代には聖徳太子が来浴した記録も残る日本最古の温泉といわれています。

明治時代には夏目漱石や正岡子規など、多くの文人墨客が足しげく通い、特に夏目漱石は自身が松山に英語教師として赴任した思い出を物語にした小説「坊っちゃん」の中で「おれはここへ来てから、毎日住田の温泉へ行く事にきめている。ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ。」と表現しています。

この小説の中には、

「乗り込んでみるとマッチ箱のような汽車だ。」
「ところが行くときは必ず西洋手拭の大きな奴をぶら下げて行く。この手拭が湯に染まった上へ、赤い縞が流れ出したのでちょっと見ると紅色に見える。」
「その上に女が天目へ茶を載せて出す。」
「大きな札へ黒々と湯の中で泳ぐべからずとかいて貼りつけてある。」

など、今も松山・道後温泉に残る風景が多く描かれています。

小説「坊っちゃん」が発表されたのは明治39年。100年以上の時を経た今でも、マッチ箱のような「坊っちゃん列車」に揺られて道後の地に降り立てば、「赤手ぬぐい」に「坊っちゃん泳ぐべからず」の貼り札、「天目へ茶を載せて出す」湯上りのおもてなしなど、坊っちゃんの世界にいざなわれます。

夏目漱石が、そして坊っちゃんが愛した道後温泉本館を、今の姿でこれから先も遺していきたい。そんな思いから道後温泉本館保存修理工事を行います。

 

 

松山市の宝、道後温泉本館を未来へ

観光資源でありながら、今も変わらず地域に愛され続ける姿

毎朝6時に太鼓の音が道後温泉本館の開館を告げ、多くの人々が列を作って入館します。

この太鼓は”刻太鼓(ときだいこ)”といい、朝6時(6回)・昼12時(12回)・夕方6時(6回)の1日3度打ち鳴らされ、明治時代から続く刻太鼓の音は「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。明治から続く伝統を今も受け継ぎながら毎日元気に営業しています。
 
道後温泉本館は年間80万人以上の入浴客数を誇る松山市最大の観光資源ですが、入浴される方は県外からの観光客ばかりではありません。長年にわたり毎日のように入浴してくださる地元の方々も多くいらっしゃいます。

松山市民の憩いの場であり地域に根付いた道後温泉本館、つまりは松山市民の宝である道後温泉本館を未来に遺していきたいのです。

■本館保存修理工事の開始時期について

2019年1月15日より開始する予定です

道後温泉本館の営業について、2018年度の年末年始のお休みと成人の日など、多くのお客さまにご利用いただきたく、2019年1月14日(月曜日)まで通常通り営業します。2019年1月15日(火曜日)からは休憩室がある2階以上は休館し、1階神の湯で営業しながら工事に着手します。

ただし、お客さまを万全の態勢で受け入れるため、時期は未定ですが1月15日以降で3日間の休館を予定しています。詳しくは、松山市HPや道後温泉公式サイトでお知らせします。

 

 

道後温泉繁栄の立役者 伊佐庭如矢町長

道後温泉本館 複雑な建物の歴史

道後湯之町初代町長の伊佐庭如矢が、100年後の道後の繁栄を見据え「どうせやるなら、100年先にも他所が真似できないものを作ってこそ、そのことがものを言う。」との思いで、幾多の苦難を乗り越え、道後温泉本館は明治27年に改築されました。

その後、明治32年の又新殿の建築、大正13年の養生湯の改築、昭和10年の改造等を経て今日の姿になりました。大屋根の中央にギヤマンを使用した塔屋「振鷺閣(しんろかく)」を載せ、その上には道後温泉ゆかりの白鷺が据えられた壮麗な三層楼の建物となっています。

国の重要文化財にして現役の公衆浴場

この道後温泉本館保存修理工事は、これまでにない重要文化財の修理工事に挑戦するものです。

その理由として以下の理由が挙げられます。

1.公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定された建物で、浴場を営業しながらの保存修理工事は全国で初めての試み

2.周囲を道路で囲まれた狭い土地での作業となり、高度な施工技術が必要となる

3.明治27年の神の湯本館改築以来、明治~昭和にかけて増改築を繰り返した複雑な建物の修理である

4.国の重要文化財であるため、調査と並行して工事を進めなければならず、非常に長い工事期間を要する

先人の築いた宝である道後温泉本館をこの先も100年、200年と遺していきたい。その思いを胸に、工事に取り組んでまいります。

 

 

道後温泉保存修理にかける思い

松山市 道後温泉事務所長 重谷 治

写真

昨年度実施しました道後温泉本館保存修理工事プロジェクトに心温まるご寄付・応援メッセージをいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで288件10,932,622円のご寄付をいただきました。

今後、我々は全国初となる重要文化財の公衆浴場を営業しながらの保存修理工事に挑みますが、当プロジェクトも工事期間である2024年(本館神の湯棟が満130歳を迎える年です。)3月末までを予定しています。

皆さまからの熱い思いを胸に、職員一丸となってプロジェクトに取り組んで参ります。

今年度は年3回の募集期間を設け実施する予定ですので、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

今後は、工事期間中しか体験できない演出やアート事業を展開していく予定です。また、昨年末に道後温泉別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)もグランドオープンし、より一層にぎわいをみせています。ぜひこの機会に松山におこしください。

 

 

※法人様からも寄附を受け付けております

【企業・団体限定】オフィシャルサポーター特典

企業・団体様からの寄附も受け付けております。
オフィシャルサポーターへのご参加、お待ちしております!

 

 

第1回プロジェクトでいただいた応援メッセージ

~皆さまからのお声をご紹介します~

道後温泉本館、一番お気に入りの温泉です。末永く道後温泉本館で入浴できるよう、少しですがお役にたてれば幸いです。

(東京都)

多くの偉人が愛した道後温泉を、未来に是非残していただきたいと願っています。直接応援できるクラウドファンディングに大変感謝しています。

(東京都)

大好きな温泉です。思い出が一杯詰まっています。

(岐阜県)

ふるさとの松山市に少しでも貢献したい!

(宮城県)

私は愛媛県がとっても好きです。退職記念で、家族と共に訪れた松山道後の町が第三の故郷になりました!道後温泉の応援隊になれること光栄の至りです✴
どうぞ(^-^)_旦~よろしくお願いします

(東京都)

温泉むすめというコンテンツがきっかけで道後温泉を知り、温泉に入りに行きました。とても良い温泉地でしたので、また行きたいと思っています。道後温泉本館を未来に遺せるよう、頑張ってください。

(神奈川県)

松山へ訪れた際には必ず訪れています。落ち着いた趣のある温泉、「本館」をいつまでも遺してください!

(神奈川県)

大好きな温泉で何度も行っています。いつも施設はキレイでいいお湯で大好きです。微々たるものですが協力させていただきます!

(東京都)

この他にも、全国各地のたくさんの方から温かいお言葉をいただきました。

皆さまの熱い思いを胸に、これからも道後温泉本館保存修理工事に取り組んでまいりますので、ご支援よろしくお願いいたします!!

 

 

寄附者の皆さまへ

道後温泉事務所 職員一同より

松山市の宝である道後温泉本館は国の重要文化財でありながら、今も現役の公衆浴場です。

そして、松山市の宝を後世に残していくためには、今、保存修理工事が必要不可欠となっており、浴場を営業しながらの文化財の保存修理工事は全国でも初の試みです。

そのため、日々緊張感を持って工事計画に取り組んでいます。

そこで、この一大プロジェクトを私たち行政だけで行うのではなく、多くの方に興味を持っていただき、身近に感じてもらいながら共に取り組んでいきたい。

そのために、プロジェクトメンバーの方には工事の進捗状況やディープな道後情報を随時、発信していく予定です。

ぜひ、私達と一緒に道後温泉本館を未来に遺していきましょう。

 

 

松山市内の方への特典はこちら!

■ HP記名(希望者のみ)
■ プロジェクトメンバー名刺贈呈
■ 刻太鼓を叩くことができる権利(抽選100名)

【注意事項】

この寄附はふるさと納税の制度を利用していますので、松山市内在住の方はお礼の品を選択していただくことができません。

※松山市内在住の方は、下の「寄附で応援する」ボタンからお入りください
※松山市内・市外どちらの方も、寄附金税額控除の対象になります

【注意事項】

 

松山市外の方は下の「お礼の品一覧」から!

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

愛媛県松山市

松山市は瀬戸内海に面し、愛媛県のほぼ中央に位置する県庁所在地です。人口約52万人と県内人口の4割近くが集中し、四国でも最大の人口を有する中核市です。気候は温暖少雨の瀬戸内海式気候で、災害も少なく穏やかな気候です。

活気とにぎわいに満ちた都市からほんの少し足をのばせば、美しい山並みがあり島々が浮かぶ瀬戸内海が待っています。松山は、すべてにバランスのとれたまちです。

「いい、加減」だから日本で一番幸せを実感できるまち、それが松山市です。